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2006/05/26

5/26:フサイチジャンクと格差社会

◆横浜・東京:はれのちくもり

 今週末は、競馬の祭典、日本ダービー。同世代サラブレッドの頂点を決める一戦である。今日の段階で、一番人気になったのは、フサイチジャンク。ジャンクSPORTSでおなじみなので、ご存知の方も多いだろう。同世代8000頭の中から番組がデビュー前に1頭の馬に注目して、その馬が順調に育ち、デビューし、勝ち進み、皐月賞からダービーへと駒を進めるということもすごいことではあるが、もうひとつ、この馬は、同世代8000頭の中で、もっとも値段が高い。もちろんそれだけ血統もよく仔馬のときから馬体も評価されていたわけであるが、一番高い馬が頂点にたつというのもそんなに簡単なことではない。
 このところ、格差の拡大が話題になっている日本社会。全体のレベルが上がっていく中での、格差の拡大はある程度仕方のない面もあり、全員が軽自動車に乗っているよりは、外車には乗れなくても自分もマークⅡに乗っている社会の方がよいとは思うけれど、格差の固定というのは、社会の活力という意味では問題がある。格差が一番わかりやすい形で出るスポーツや芸術の世界では、二世がどんどん増えている。これが、才能の遺伝なのか、あるいは、教育環境やかけられるお金によるものなのか。もちろん両方なのだろうけど、後者は議論されることはあっても、前者はあまり議論されない。まぁ、それを言ってはおしまいということになるからだろうけど。
 一昔前、高馬、良血馬は、走らないと言われていた。もちろん平均すれば、走っているのだけれど、安い馬でも走る馬はいくらでもいた。しかし、日本競馬のレベルが世界水準に追いつくとともに、格差も大きくなり、高い馬、良血馬が成功する確率もどんどん高くなってきた。サンデーサイレンスの登場により、それは決定的となり、同世代8000頭といっても、200頭のサンデーサイレンス産駒だけの戦いといっても過言ではない状況である。そして、育成・調教技術の進歩とともに育成技術の差も大きくなってきて、サンデーサイレンス産駒の中でも、GIを勝つのは、特定の厩舎、育成場ばかり。良家に生まれ、受験塾に入り、一流大学を出なければ、成功しないというのが今の日本の競馬である。古くはハイセイコー、それから、オグリキャップ。ブームを巻き起こしたスーパーホースは地方競馬の出身。いわば、豊臣秀吉とか田中角栄のようなものであるが、こういうスターホースはいよいよ少なくなってきている。
 もっとも、サンデーサイレンス産駒は、今年が最後の世代。この後、サンデーサイレンスの孫の時代が来るのか、また新しい波が来るのかはわからないし、北海道競馬のコスモバルクがシンガポールGI優勝という明るい話題もある。そんな視点で見る今年のダービー。昨年とちがって、混戦でどこからでも狙える。あと2日ゆっくり考えてみたいと思う。

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