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2007/07/30

7/30:戦いすんで

◆横浜→広島:くもり時々はれ一時あめ

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 昨晩は、美里祭り終了後、豪雨の中を20時半に帰宅。したがって、20時になる瞬間に、出口調査にもとづく各党の議席予測がドン!と表示される瞬間の緊張感を味わうことはできなかったけれど、予想以上の自民党大敗で深夜まで開票速報を堪能。ちなみに小生は、基本的に開票速報はNHKオンリーである。当確の速さと正確さ。そして、何より、開票というドラマには、ヘンな演出は不要で、数字がすべてを物語ってくれるからである。古館なんか出てこられてもうるさいだけだ。わずかに、党首や幹事長のインタビュータイムのときだけ、ちょっと他局にもチャンネルを変えてみることがある。

■姫の虎退治と民放の当確の意味

 さて、小生の最大の注目区だった岡山。NHKでは予想以上に早く、姫の当確が出た。うれしい誤算である。政治家としての能力は、これからのお手並み拝見ということになるが、姫にしても、首都圏で当選した民主党の女性陣にしても、当選直後の表情というのは、やはりなかなか魅力的である。まぁ、89年に山が動いたときのマドンナ候補にもそれは言えたわけで、伊東秀子さんとかベレー帽の長谷百合子さんなんかも当時は格好よかった。今回の女性議員たちには、支持者の期待を裏切らないよう活躍していただきたいものだ。
 ところで、たまたまテレビ朝日にチャンネルを変えたときには、この岡山選挙区の激戦をとりあげていて、まだ接戦と報じていた。それはまだよいのだけれど、その直後に、「片山事務所の様子を中継します」といって、カメラを切り替えたところ、いきなり片山氏の敗者の弁が始まってしまった。小生は、NHKで姫当確が出たことを知っていたからよいけれど、テレビ朝日だけ見ていた人には訳がわからない。あわてて、古館が、「他の局では、姫井さんに当確を打ちました」とフォローしていたけれど、なんともしまらない。
 すべての局が出口調査を実施して、独自に当確を出しているけれど、結局、候補者は、NHKの当確しか信用していない。一時期、多かった誤報が減った分、民放はNHKよりだいぶ遅くなってしまった。基本的には、統計手法とサンプルの数の問題ではあるけれど、どうせ誰も相手にしないのだから、無理して各局で独自に当確を打つ必要はないのではないかと思う。
 それにしても、青木氏のおひざ元の島根でも亀井氏の長女が当選して、片山氏が落選。小泉さんが、自民党をぶっ壊したなかで、唯一壊しきれなかった、参議院自民党もこれで完全に崩壊である。

■丸川氏の70万票

 小生の周囲でも、丸川氏だけは落としたい!という人は多かった。今まで投票にも行ってないのに、立候補しようという発想がすごいが、正直、まぁ大差で落選だろうと思っていた。しかるに、保坂氏との身内の戦いを制して当選。まったくもって理解に苦しむ。
 無党派が圧倒的に多い神奈川や埼玉に比べると、東京23区は、下町の自営業者などを中心に、熱烈な自民党支持者もまだまだ少なくないし、高齢世代でも、やっぱり自民党にしか任せられないという層が一定数いるのはわかる。しかし、そういう人は、だいたい保坂氏に入れそうなものである。丸川氏に70万票も集まったというのは、まったく予想外であった。ウッチーとかアヤパンとかならともかく、元々それほど人気のあった人でもないだろうし、若くて美人だからというだけでこれだけ集まるとも思えない。母子家庭云々でお涙頂戴なども、今どき東京で受けるとも思えない。唯一考えられるとすれば、選対本部長の平沢勝栄先生が、保坂氏の組織票を強奪したのだろうか?いずれにしても今回の最大の謎である。そして、定数5でこのレベルの戦いになれば、本当は、共産党が最後の1議席に滑り込まなくてはいけなかった。上田耕一郎先生らが、50年守ってきた議席を失う。これはこれで寂しい気がする。

■民主党の見事な配分とはじきだされる公明党

 公明党は、負け戦はしない。創価学会票を中心に票がほぼ読めるので、勝てるところにだけ候補をたてるので、ここ数回の選挙では、全勝である。これはこれで、外部から見ると不気味なのであるが、今回はなんと、埼玉、神奈川、愛知と3つも取りこぼした。意外である。これらは、いずれも3人区で、民主党が2人たてて勝負をかけて、見事に2人当選。残る1議席と自民党と公明党が争って、自民党が勝ったという構図である。ひとつは、民主党が、見事に票を半分ずつに分けたこと。先週書いたように、3人区での勝敗は、多くの支持を集めるかではなくて、票をいかにきれいに半分ずつに割るかという戦術で決まる。世論調査の結果を見て、女性新人に票が集まりすぎるとみて、後半は、男性候補の応援に力を入れた民主党の作戦がうまくはまった。一方、与党陣営は、票を分け合おうにも、自民党支持者は、やはり抵抗があって、すんなりとは公明党候補には投票しない。多くの1人区で、自民党候補に協力している公明党からみれば、納得いかない結果と思われる。自公協力の限界を露呈した形である。

■比例区いろいろ

 非拘束名簿式の比例区では、党の議席予測も最後の方は計算が難しいうえに、誰が当選するかの予測となるとさらに難解で未明まで結論が出ない。公明党や共産党は、組織票をある程度割り振っているので、名簿順位と同じような形で、議席数さえ決まれば、当選する順番はだいたい決まっているが、他の党は、限られた議席数の中で、身内同士の戦いである。国民新党の1議席は、驚くほどのことではないが、この1議席を誰が獲得するか。フサイチとかフジモリにもチャンスはあったわけだが、自見庄三郎先生に落ち着いた。小林興起、伊東秀子、さらには、かつては、自民党総裁選出馬をめざしていた熊代昭彦など役者は揃っていたが、支持は広がらなかったようである。
 あまり話題になっていないけれど、衝撃的だったのは、武見敬三氏の落選。医師会の候補は、従来なら、名簿1位か2位くらいになっていて余裕だったのだけれど、今回は、20万票もとれずに次点で終了。もはや、それほどの集票力はないということが証明されてしまった。ヒゲの隊長が健闘した一方で、橋本聖子さんもけっこう苦戦していたようだ。
 民主党では、がん告白の山本氏は、ギリギリ滑り込み。同性愛者の尾辻候補は、大差で終了。新党日本のヤッシーが170万票はさすが。神戸空港問題以外では、共感できる部分も多いのだけれど、いかんせんひとりでやっていても仕方ないと思う。民主党副代表くらいになってくれないものか。
 維新政党・新風は、17万票。若尾文子さんに勝っただけでも大健闘か。

 それにしても、これだけ大敗して総裁がやめないというのは衝撃的である。あまりにも見苦しいけれど、辞めないのは安倍氏の自由。しかし、辞めさせようという人が自民党内に出てこないのが理解できない。一方、小沢一郎くんがお隠れになってしまったのも、らしいといえばらしいけれど、いかがなものか。
 ここ20年、有権者は、参議院選挙のときは、安心して自民党にお灸をすえるというのが定着しつつあるけれど、一度お灸をすえると、6年は続く可能性が高いので、どんどんねじれていくので、二院制のあり方も問われてくることになる。二院制を残すなら、衆議院は完全小選挙区で、参議院は、完全比例代表にするのもひとつの考え方ではないかと思う。参議院廃止もひとつの考え方ではあるが、その場合は、少なくとも与党の総裁が交代したら、衆議院解散を義務づけるようにして欲しいと思う。

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