« 8/20:2つのアメリカ戦とボルト世界新~北京五輪第13日~ | トップページ | 8/22:奇跡の4*100mリレー~北京五輪第15日~ »

2008/08/21

8/21:順位決定のためのさまざまなシステムについての考察。そして、神様、仏様、上野様の金メダル☆~北京五輪第14日~

◆横浜・東京:はれ時々くもり

 五輪も終盤になると、勝ち残っている団体競技くらいしか日本選手の活躍は期待できなくなってくる。幸い、野球、ソフトボールだけでなくなでしこジャパンも3位決定戦まで勝ち進んできた。今日は、ソフトボールの決勝となでしこジャパンの3位決定戦。2日3連投上野を見るのは忍びないのでなでしこジャパンを観戦。
 ソフトボールのページシステムについて、昨日ふれたけれど、五輪を見ていると、順位決定のルールは、競技によってずいぶん違うことがわかる。陸上や競泳のように何人かが同時に競えるものはまだよいけれど、1対1で戦うもので多数の中から順位を決めるのはなかなか大変で、それぞれ工夫がこらされている。
 わかりやすいのは、総当りのリーグ戦と勝ち抜き戦。プロ野球のペナントレースと高校野球が代表的。もちろん前者の方が納得いく順位が決まるが、参加者が多く短期間で勝者を決める場合は、なかなか難しい。勝ち抜き戦なら参加者-1の試合数で決着がつけられる。
 勝ち抜き戦の難点は、組み合わせによる有利不利で、優勝者に1回戦で負けてしまえば、本当は2番目に強いのにあんまりなことになる。10位でも20位でもあまり関係はないが、五輪では、メダルの価値が大きいため、2位と3位になるべく納得のいくふさわしい人を選ぶことが考慮される。よく使われるのは、サッカーW杯でおなじみの方式。複数のブロックに分けてリーグ戦を行い、上位2チームをたすぎかけして決勝トーナメントを行う方式。予選の組み分けで多少シードも考慮しておけば、強豪国が早々につぶしあいという事態も避けられるし、各チームが2,3試合は参加できること、後半はトーナメントにすることで消化試合がなく盛り上がるなどの利点がある。バレーボールも同じ。やきうも同じといえば同じだが、参加が8チームしかなく総当りをできるなら、決勝トーナメントはいらないともいえる。やきうは、予選で苦労して1位になっても、それほどメリットがないので、その点では、ソフトボールのページシステムが優れている。予選で2位以内に入れば3位以内が確定。ただし、予選の1位と2位には差はない。
 その他では、柔道は、決勝進出の2者に負けた人にのみ敗者復活~3位決定戦参加のチャンスが与えられる。これも組み合わせの不利を考慮してのもの。3位が2人で3位決定戦をやらないのは連戦続きでかわいそうだからか?
 卓球もおもしろい。各組1位は、金メダルへ最短距離を進め、3位以内のチャンスも大きいが、各組2位は、3位のみ厳しい条件でわずかなチャンスが与えられる。連戦可能な卓球だからやりやすい方式ではあるが、なかなか合理性はある。
 最後に陸上と競泳の予選。決勝は8人しか参加できず、参加者が多いので、ある程度予選からしぼっていくのは仕方がないが、3着+タイム上位などの条件で周りを見ながら順位を確認して流せる陸上とちがって、競泳の場合は、タイム上位で決勝進出が決まるため、北島クラスの選手でないと予選だから準決勝だからといってそれほど流せるものでもない。スターの泳ぎを何度も見せたいというのはあるのかもしれないが、正直、準決勝の存在意義はあまり感じられない。予選一発タイム上位8人決勝でよさそうだ。
 さて、ここまで書いたところでなでしこジャパン終了。まぁこんなものだろう。そしてソフトボールはやはり上野3連投。日本先制するも雨で中断。上野の驚異的ながむばりには頭が下がるけれど、昨日の日本の作戦は今でも間違っていると思う。今や高校野球でもあんなことはしない。第2次世界大戦レベルの作戦ではないのか?勝てばすべてうやむやになってしまうのだろうし、もちろん勝って欲しいとは思うけれど・・・
 
 で、サッカーも負けて結局、気になるのでソフトボールにチャンネルを切り替える。雨も上がって試合は中盤。上野はさすがにスピードは出ていないようだが、コーナーをていねいについている。キャッチャーのリードも冴えている感じ。しかし、2-1のままではいかにも怖い。6回の裏、1死2塁でホームランを打たれている4番のおデブさんのところは、逆転のランナーになるのでおおいに迷うところだが、敬遠。上野に3連投させる斉藤監督だがここは冷静な判断か。しかし、その後に四球は計算外。神国日本ももはやこれまでかと思ったが、奇跡的に抑える。
 7回表に貴重な追加点。ここまでくれば、追い込まれていたのは常勝アメリカの方だったか。裏には広瀬のファインプレー。神風も味方したようだ。日露戦争の勝利後、第2次世界大戦では、神風を信じて玉砕していったけれど、ソフトボールは今回が最後、今日だけ神風が吹けばもうそれでいいということなのだろう。神様、仏様、上野様。お見事。3連投斉藤監督が正しかったと認めざるを得ない。金メダルおめでとう。

D080821a

|

« 8/20:2つのアメリカ戦とボルト世界新~北京五輪第13日~ | トップページ | 8/22:奇跡の4*100mリレー~北京五輪第15日~ »

コメント

柔道は準決勝進出の4人に負けた選手は敗者復活の権利があるのでは?

準々決勝から準決勝まで時間が空くのは、その間に敗者復活戦をやるからだと思ってましたが...。

投稿: イッキマン | 2008/08/21 22:10

そうでした。柔道は4強に敗れた人が敗者復活でしたね。16人が参加したとすると4強以外にも8人が敗者復活戦に参加できる計算になります。

投稿: しんちゃん | 2008/08/23 23:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 8/20:2つのアメリカ戦とボルト世界新~北京五輪第13日~ | トップページ | 8/22:奇跡の4*100mリレー~北京五輪第15日~ »