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2008/09/01

9/1:~スターアライアンス無料航空券で行くスイス列車の旅~(3)氷河急行

◆サンモリッツ→ブリーク→シュピーツ→インターラーケン→グリンデルワルト

 6時過ぎまで熟睡。2度寝して7時起床。朝食会場には、日本人の姿もめだつ。ハムとチーズとパンとコーヒー。おなじみのメニューであるが、フルーツもあった。氷河急行での今日のお昼は、どうなるかわからないのでたくさん食べておく。
 なんと外は雨。地球の歩き方によれば年間晴天日320日とのことなので、あまりにもあんまりかと思うが、山岳地帯特有の朝晩のおしめりだったようで、チェックアウトする頃には、あがってくれた。

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 いよいよ今日は、氷河急行の旅。残念ながら全線ではないが、ブリークまで6時間あまりののんびりした汽車旅。ハイキングで疲れた足を癒すにもちょうどよい。世界的に有名な列車ではあるが、特に日本人に人気のルートでもあり、サンモリッツ駅には、日本人団体多数。
 旅慣れた人の中には、海外で日本人といっしょになるのを妙に嫌う人がいるが、小生はそうでもない。魅力的な観光地は、ひとりでも多くの人に訪れて欲しいと思うし、何かトラブルになったときも安心といえば安心である。日本人観光客が増えれば、現地での利便性がますのもたしかで、サンモリッツの駅には、「線路を横切らないでください」との注意書きも、独仏伊英日5ヶ国語で表記されている。
 12両編成の1/4くらいが日本人という感じで氷河急行はサンモリッツを出発。氷河急行といっても、肝心のローヌ氷河沿いは、新しいトンネルが開通してしまったため、沿線からは、ほとんど氷河は見えない。観光列車としての長年の実績が今でも人気を集めるゆえんであるが、車両は日本でいうところのスーパービュー踊り子のような眺めのよいパノラマカーで、サービスもゆきとどいている。さっそくランチの注文をとりにくる。日本で予約していなかったのでどうなるかと思っていたが、まったく問題なし。
 昨日も通ったクールまでの山下りが前半のハイライト。ループ橋でぐんぐん下る。ローマの水道橋のようなランドヴァッサー橋が絵葉書やポスターでも有名なようだが、一瞬なので撮影が難しい。

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 しばらくすると、おみやげのワゴンを押したおじさんが登場。いきなり、
「シラカバァ、アオゾーラ、ミーナーミーカーゼー♪」
 と歌いだして衝撃を受ける。ここまでくると、さすがにあまり応援できない気もするが、音程がはずれていないのだから大したものだ。
 氷河急行は、グッズも充実していて、斜めに傾いたワイングラスが有名。かん姉妹とYo君にでも購入しようかと準備していたのだが、なんと売り切れ。車内のあちこちで落胆の声があがる。仕方がないので氷河カラーのマフラーを購入。4400円也。 11時半のクールでほぼ満席になり、スイッチバックで向きが変わり、ここからは、進行方向前向き。ランチタイムとなり、雄大な景色を眺めながら、ゆっくりいただく。赤ワイン、サラダ、仔牛の煮込み、パン、ケーキ、コーヒー。5340円。景色を眺めながら
のランチだからこれはまぁ仕方がない。

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 ディセンティスで機関車交換。ここからは、ラックレール(滑らないように歯車のようになっているレール)を使い再びぐんぐん登る。氷河急行最高地点、標高2033mのオーバーアルプパスヘを越えてアンデルマットに到着。ここからが、新線区間で長いトンネルのため景色は見えない。旧線をなつかしむ声が出て、ボランティアによって1日1往復一部区間のみ運転が再開されているという。日本でいえば、横川と軽井沢の間に山岳鉄道を走らせるようなイメージだ。こちらは、氷河が間近で見えるはずで、次回、ぜひ乗ってみたい。

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 ランチも終わって、車内の団体客もだいぶ静かにはなってきたけれど、5時間経過して退屈かというとそういうわけでもない。車内は快適だし、のんびりした汽車旅はよいものである。日本にもこうした乗ることを楽しむリゾート列車もだいぶ増えてきたけれど、世界中から観光客を集めるような名列車を育てて欲しいものである。北の大地なら狩勝峠、九州なら阿蘇周辺とか車窓の景色を楽しむ路線は、いろいろ考えられるけれど、東海道線の東京-神戸間なんていうのも実はおもしろいと思う。早川付近の車窓は一級品だし、富士山も見える。昔の富士のような展望車を連結して、東京を朝出て、夕方関西に着く。京都を訪れる外国人にも新幹線とこの列車を両方使ってもらえるのではないか。
 そんなことを考えているうちに谷を下って、交通の要衝ブリーク到着。氷河急行の終点ツェルマットまではまだあと2時間だが、小生は、ここで乗り換え。
 トンネルで山を越えてシュピーツでさらに乗り換え。トゥーン湖に沿ったルートは、明後日また通るゴールデンパスと呼ばれる景勝路線。そして、インターラーケンから登山鉄道でグリンデルワルトへ。スイスの鉄道は、いずれもよく整備されているが、登山鉄道もピカピカの新型車両。氷河急行の赤も映えていたが、こちらの紺に黄色のラインもしゃれたデザインだ。乗り継ぎもよく、18時には、本日のお宿であるところのベルベデーレさんに到着。

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 グリンデルワルトは、今回の行程で唯一の連泊になるので、奮発して☆4つ。最上階のバルコニー付のお部屋はバス付で快適。アルプスの山々をバックに駅へ入ってくる登山電車が眺められる絶好のロケーション。無線LANもあっさりOK。水着を持ってこなかったので利用できないけれど、露天ジャグジーなどもあるようだ。
 日本時間で火曜日の午前1時。さっそくネットに接続すると、福田氏終了という衝撃的なニュースが飛び込んできた。衝撃的ではあるが、まったくもってすばらしい。手元不如意なので、スーパーマーケットでビアとパスタとサンドイッチを購入して祝杯。それにしても、世界中のほとんどの国民は、国外滞在中に元首が突然辞任したら、多かれ少なかれ不安になると思うのだが、ハイネケンで乾杯となるところがわが国の特殊なところである。
 政権交代実現のためには、このまま福田氏で大敗してくれた方がよかったともいえるが、とにかく見ているだけで不愉快なので退陣は大歓迎。鈴木氏、海部氏、宇野氏、宮沢氏、羽田氏、村山氏など見苦しい首相はいろいろいたけれど、とにかく福田氏は、最低中の最低だと思っていたので、やれやれだ。選挙のためには何でもする自民党だけにすんなり麻生氏になるかどうかはわからないし、小沢スキャンダルなどを徹底的に探すのだろうが、2人続けてあまりに無責任な辞め方とあっては、さすがにもう誰がやっても自民党の大敗はまぬがれないだろう。公明党はいつでも逃げ出す準備はできていると思うので、焦点は、民主党が単独過半数をとれるかどうか、しかし、単独過半数をとっても、参議院では、どこかと連立しなくてはならない。できれば公明党の連立は避けたいところだが、だからといって亀井静香氏と連立して郵政民営化停止とかやるようではおしまいである。
 本日は、4つ☆ということで、日本語チャンネルが映るのだが、フジの夕方のニュースなどをやっていて、福田首相が防災訓練で大阪知事に向かって「そちらはいかがですか?」などとまぬけなことをやっていたかと思えば、朝の連続テレビドラマの再放送が始まってしまう。仕方がないので、CNNに切り替えるが、こちらもハリケーンのニュースばかりで日本の政局など関心がないようだ。さしあたって、小生にとっても、明日のユングフラウヨッホが晴れるかどうかの方が重要である。天気予報をチェックし、佳境にさしかかっている「容疑者Xの献身」を読みながら早々に就寝。

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