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2009/07/09

7/9:無理筋

◆横浜・東京:くもり:8579歩

 昨日、福知山線の事故で、当時の鉄道本部長だったJR西日本の山崎現社長が業務上過失致死で起訴。まぁ、いろいろ意見のあるところだからやめておこうかと思ったけれど、やっぱりこれは無理筋ではないかと思わざるをえない。
 JR西日本は、本州3社の中でも財務基盤は弱いし、私鉄との競争も激しい。民営化後、私鉄との並行路線を中心に、スピード優先のダイヤを組んでいて、現場に負担がかかっていたのは間違いない。しかし、そのことと、運転手が制限速度を大幅に超過してカーブに突っ込んで事故を起こしたことの因果関係は直接的には立証できないはずだ。急カーブに付け替えてから事故が起きるまでには8年。ダイヤは遅れ気味だったけれど、何万本という列車は制限速度を守って普通に走行していた。
 ATSはあるに越したことはない。しかし、日本中のすべての路線に設置するには多額な費用がかかる。高速道路の割引に税金を投入するくらいなら大都市圏の通勤路線には国がお金を出せばいい。一民間企業では限界がある。
 危険の放置というなら、世の中危険だらけだ。小生が毎日利用している横浜駅10番線は、横須賀線に成田エクスプレス、湘南新宿ラインと発着本数が増えて、朝のラッシュ時はかなり危険。「よく死人がでないよね」といつも話しているけれど、ようやくJR東日本が拡幅工事を始めたようだ。ホームに柵があるに越したことはない。しかし、日本中のすべての路線に設置するには多額な費用がかかる。
 先日の富良野の帰りなどもそうだけれど、全国の国道には、危険なカーブはたくさんある。制限速度は抑えているだろうが、自家用車やトラックだけでなく、路線バスだって、あたりまえのように制限速度を超過して走っている。事故が起きたら、バス会社だけでなく、国道を管理している国土交通省の役人も責任をとるのだろうか?
 飛行機なんていうのは、過失がなくても、統計的にある程度の事故は避けられない。落ちたら誠意をもって補償交渉にのぞむのが経営者の務めであるはずだ。
 アメリカでは、航空・鉄道事故では、個人を訴追すると、真相を隠蔽する恐れがあるため、経営者の個人責任は問わないのが原則だという。
 鉄道会社には、一般の会社よりも高度な公共性があるのは間違いない。しかし、それは、補償について民事で問うべきであり、刑事責任は別である。
 医療事故などもそうだけれど、個人の責任を問うのは、悪質な隠蔽などがあった場合に限るべきではないか。JR西日本の遺族への対応がどの程度だったかはわからない。しかし、刑事責任を問えば、裁判では当然争うだろう。そして、おそらく無罪になるのではないか。
 事故の予見というなら、薬害エイズの安倍被告の方がはるかにタチが悪い。あれこそ、確実に予見できたはずだ。しかし、彼ですら一審で無罪になっている。
 事故が起きるたびに人災にして一件落着というのはマスコミだけで十分だ。検察までがポピュリズムに乗っかってしまうのはいかがなものか。

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