2012/11/7:大臣は代えられるけど役人は代えられないのだから
◆横浜・東京:はれ:12851歩
たまには時事ネタ。田中真紀子文相の大学認可問題。たしかにめちゃくちゃだとは思う。めちゃくちゃな人だと分かっていて任命した首相の責任も重い。しかし、大臣が変わる以上、こういうことは起きて不思議はないのであって、「大臣が変わったからといって、今まで積み上げてきた事務手続きがパーになるのはおかしい。」という意見には賛成できない。そういうことを言ってると、ますます役人の権限を強めてしまう。そもそも、大臣が形式的にハンコ押す前提で、すべてが進んできているこれまでがおかしいのだ。局長だろうが次官だろうが、最後に全部ひっくり返す権限は大臣に持っていてもらわないと困る。
国民主権であって、役人主権ではない。めちゃくちゃな大臣は選挙で落とせばいいけれど、めちゃくちゃな役人をやめさせることはできない。(最高裁判事をやめさせることはできる)。民主党政権になって、めちゃくちゃな政治家が今まで以上にあまりにも目立つから、役人に任せた方がいいのでは?と思ってしまうのだろうけど、薬害エイズまで極端な例ではなくても、薬の通販を妨げるのも、飛行機の携帯電話利用を過剰に規制するのもみんな勝手に役人が決めてきたことだ。
会社であれば、株主が代わり、社長が代われば、現場の部や課であたためてきたプロジェクトが一夜で中止になるのも当たり前。大臣が代わったら、今までのルールが突然無効になっても当然で、それが個々人の常識や価値観に合うかどうかは二の次だ。
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