« 2013/3/19:パ・リーグ2013展望 | トップページ | 2013/3/23:時速320キロのちぐったり帯広 »

2013/03/20

2013/3/20:下柳引退

◆横浜・東京:くもり時々はれ:横浜の最高気温=21.4度

 春分の日。神宮へ行く元気はないので、散髪、お墓参り、かなり久しぶりにスポーツクラブに参戦して700m。54.4kg。
 週刊ベースボールのシーズン展望号を購入したので、昨日に続き、今日はセ・リーグを展望しようかと思っていたが、下柳引退という遺憾なニュースが飛び込んできた。まぁ、事実上引退していたとはいえ、BCリーグあたりで楽しくやってくれていれば、応援する楽しみもあっただけに残念である。
 そもそも90年代、一応ファイターズに関心はあったとはいえ、小生の週末というのは、府中、中山を主戦場としていたわけで、たまたま97年のある日、府中の帰りにうしという方に誘われて、東京ドームへ参戦してから、今のようなやきう中心の生活に変わっていった。97年当時のファイターズというのは、田中幸、金子、片岡、落合(!)、ブルックス、ウィルソン、上田、田口、井出みたいな感じで、打線はなかなか楽しかったのだけれど、投手陣はボロボロで、7点とっても8点とられるような状況の中、毎日のようにロングリリーフしていたのが我らが下柳であった。だいたい、7時半くらい、先発が終了して、5回くらいで2点リードされている感じで、不気味なテーマ曲(AQUA「Roses are Red」)とともに彼はやってくる。
 当時の上田監督は、右・左にこだわって、細かくピッチャーをつないでいたけど、下柳は別格で、平気で7、8回まで投げる。当時のエッセイを抜粋してみよう。

-----------------------------------------------------------------

「下柳の魅力について」

 なぜ下柳を応援するのか?これはそれほど難しい質問ではない。一度でいいからドームに足を運んでもらえばわかることだ。試合が佳境にさしかかる頃、独特の不気味なBGMをバックに彼が登場するに違いない。そして、その容貌にまず度肝を抜かれることになるかもしれない。
 しかし、下柳の魅力は実はその容貌にあるのではない。ダイエー時代から、「アイアンホーク」の異名をとったというそのタフさにあるのだ。今季も折り返し前の現在ですでに30試合以上に登板、それもロングリリーフだから恐れ入る。救援投手で規定投球回をクリアするという異常事態が続いているのである。6月の西武戦では先発もこなし、次の3連戦では、何食わぬ顔でベンチ入りである。
 そして、今シーズンは、一躍下柳の名前が全国に知れ渡ることになった。あのイチローの連続無三振記録をストップさせたのである。(詳しくは、観戦記を参照)すでに中継ぎで7勝をあげており、仰木監督の粋なはからいで、オールスター戦への出場も有力となった。まだ知らない方も、鉄腕下柳を知るいい機会である。そして、ぜひドームにも足を運んでもらいたい。

-----------------------------------------------------------------

 そう、この年、中継ぎで65試合くらいに投げて規定投球回に達して9勝くらいあげて、オールスターにも出場したのだけれど、なんといっても痛快だったのは、イチローの連続無三振記録をストップさせたシーン。当日のイチローは、6月くらいには、3割9分くらい打っていることが多くて、特に東京ドームのファイターズ戦では徹底的に打ち込んでいた。そして、連続200打席くらいの無三振記録が話題になっていた当時の日記がこれ。

-----------------------------------------------------------------

★観戦日記(1997/6/25・日本ハム6-4オリックス)

 イチローファンの美女(?)二人を同伴しての観戦。わずか15分遅れての到着だが、すでに2点を失っている。しかし1安打しか打たれていない。事態がよくわからないまま、今井は降板。代わった長冨も2回には降板し、結局下柳の登場。こんなことなら先発させておけばよかったのだ。攻撃面では、散々塁をにぎわしながら、効率の悪い攻めでストレスのたまるお決まりの展開。
 しかし敗色濃厚となってきた4回表、あの男がやってくれた!場内注目の中、イチローから三振をとったのは我らが鉄人下柳!!おもわず歓声を上げる小生に、女性陣の冷たい視線が向けられる。
 その後試合は淡々と進み、下柳の無駄使いかと思わせた7回、めずらしく上田監督が早めに勝負に出た。代打広瀬がヘッドスライディングの内野安打、そして何を思ったか田中のところで、星野から渡辺に交代。ちょっと理解に苦しむ。前半からファウルなどで粘っていたので、かなりの球数を投げさせていたのがよかったのかもしれない。これはもらったと思う。満塁となって、金子が、同点タイムリー。片岡のところでは左腕でも野村でなく清原。ずいぶんなめられたものだが、見事に逆転タイムリー。快勝である。下柳はハーラートップの7勝目。最高である。今シーズンのベストゲームである。ちなみに同伴のもりちゃん&なみのちゃんは、今季オリックス戦を3試合観戦してすべてハムが勝っているという。勝利の女神は思わぬところにいたようだ。
 
-----------------------------------------------------------------

 今井とか長富とかなつかしいけれど、まったくもってすばらしい試合だった。この翌年の98年には、ビッグバン打線で優勝目前まで行ったけれど終了。その後は低迷が続き、東京ドームの楽しみといえば、小笠原のフルスイングと片岡の四球、たまにある幸雄さんのホームランとエンドウさんのかけ声、そして、なんといっても下柳であった。
 トレードで阪神に行ってしまったけれど、ファイターズ当時とはまったく逆の芸風で、技巧派になって週1回の先発でけっこう活躍して優勝にも貢献。そして、昨年、被災地支援がてら佑ちゃんを見にいった南三陸の試合で、なんとイーグルスの先発が下柳。これが生でみた最後の勇姿になったけれど、全然ダメな佑ちゃんに比べてけっこうがむばって試合を作っていた。
 投げる姿はもう見られないし、解説とかコーチっていうイメージもないけれど、とにかく小生にとっては、野球観戦の魅力を教えてくれた功労者のひとり。お疲れさまでした。

D20130320a

20130320b

|

« 2013/3/19:パ・リーグ2013展望 | トップページ | 2013/3/23:時速320キロのちぐったり帯広 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2013/3/19:パ・リーグ2013展望 | トップページ | 2013/3/23:時速320キロのちぐったり帯広 »