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【復刻版】エンプレス杯観戦記(川崎:1996/7/15)

 関東以西の梅雨明けが発表され、蒸し暑い月曜日。会社を抜ける頃には、雲行きが怪しくなり、風雲急を告げる。エンプレス杯でも波乱が待ち受けているのか?
 川崎駅から競馬場への交通は最悪の環境。タクシーは乗車拒否、専用の相乗りタクシーは大行列。結局、早足で20分ほど歩いて汗だくになってしまう。例によって「佐々木の予想」で無事合流したO氏もこないバスを待ってひどいめに遭ったとのことで、年に2回の交流レースの時くらいはなんとかしてほしいものだ。
 まずは、焼きそばで腹ごしらえ。例によって盛りが多く、美味しいが、残してしまった。場内は大混雑で、ジュースを買うのも難儀する状況。

 それでもパドックでは、前列に陣取ることができたが、「報道」の腕章をつけた人が前にいるなあ、と思えば、ユニオンの職員さんで、カメラ持参で熱心にユーフォリアを撮影していた。
 その愛馬ユーフォリアは、プラス3キロで、一息入ったにしては、まずまずの状態にみえる。もっともナイターはみんなよく見えてしまう感は否めないが。ホクトベガは可もなく不可もない。大幅な馬体減がなかったので、この瞬間勝利は決まったようなものか。アイオーユーは発汗が目立ち、実力的には評価していないスピードアイリスだが、馬体の充実は目を引き、昨秋ユーフォリアにちぎられた時とは、馬が違うようだ。

 単勝と、初参戦になる枠番連単を表裏総流しして観戦。例によって締め切りは延び気味である。
 1枠スタートのユーフォリアが先頭に立つが、ホクトベガも持ったまま2番手につけ、1周目の4コーナーでは、かわされてしまう。2周目の3コーナーまではかわいがってもらいたかったが、これは厳しい展開。スタンド前では、JRA4頭が競り合い、大きく離れて地方2頭となり、場内がどよめく。
 ユーフォリアはじりじりと後退、スピードアイリスが早めに押し上げるが、ホクトベガの独走が始まってしまう。興味は2着争いに移り、石崎マキバサイレントが追い込むも、福永スピードアイリスよく粘って2着。ユーフォリアは格下のマキバスコールだけきっちり負かして予想通りの5着に終わり、重賞掲示板という最低の目標だけは果たした格好。

 状態が少しはよくなっているように見えたのだが、まあ、実力的にもこんなものかもしれない。願わくば、うまく番組を選んで、あと600万あまりとせまった獲得賞金1億円をめざしてほしい。もっとも、ホクトベガは今日の4000万にくわえ、1億円ボーナスも確定してしまったわけである。

 帰りは、O氏の希望で、堀ノ内の歓楽街を抜けて、駅まで歩き、あまりの暑さにぐったりしたため、馬券を的中させた氏にかき氷をごちそうになってお開きとなる。

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