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【復刻版】天皇賞観戦記(東京:1996/10/27)

◆10月26日(土)
 休日出勤などするハメになってしまい、月曜の段階から狙っていた今週の特注馬シグナスヒーローはPATで購入することになった。先月のユニコーンS以来の勝負馬券、週刊誌の段階よりずいぶん人気になってしまったが、迷わず単複1万円ずつ。この馬の一口オーナーであるところの母親もめずらしく厚めに購入、騒ぎを聞きつけた妹まで、1000円乗ってきた。
 テレビもラジオも聞けず、仕事を続けるが、どうも落ち着かずニフティにアクセスすると何と13着!またしてもスローの内で包まれる最悪の展開にはまったようで、差は1秒しかない。前2走とも不利があり、だからこそ今回が狙いだったのだが、2度あることは3度あるのか。すっかりやる気をなくし、早々に帰宅。

◆10月27日(日)
 朝7:45にO氏をゲット。8:15には着いてしまい、することがないので、府中の街へ繰り出す。
 まず、ロイヤルホストで腹ごしらえ。指定席を確保し、一息着いている人が多く満席。少し待ってからオムレツをいただく。
 まだまだ先は長いので、新装なった府中駅ビルの伊勢丹の食料品売場をひやかす。ほとんど「DAISUKI」のノリである。お惣菜コーナーを散々ひやかし、お昼のお弁当を各々購入。私はカルビ弁当+キノコおこわ、O氏は、どれでも100gあたり360円という中華バイキング。
 デザートも購入し、万全の体勢で再度競馬場入りしたのは、なんと11時。ショップをひやかし、PATで京都に出走したユーフォリアの馬券を買うと、もう昼食の時間である。
 午後から特別が始まるが、例によって馬券は買わない。楽しみな「いちょうS」も今年はかなり低調なメムバー、メジロライアン産駒のメジロドーベルが3勝目。クラシック云々まではどうかと思うが、ライアン産駒は全体に好調で何よりである。
 次のお楽しみは、ブリーダーズC中継。結果を知らない状態で場内中継を迎えられたので、ドキドキしたが、タイキブリザードは終始後方のまま。またしてもフジヤマケンザンの偉大さが浮き彫りになる結果になってしまった。
 さて、天皇賞パドック。マーベラスサンデーが断然よく見える。サクラローレルは少し寂しい気もするが、いつもこんなものかもしれない。馬券は予定通り、カネツクロスとジェニュインからの総流しと単複、あとマーベラスから何点か追加し、37点買い。
 発走前のドキドキを久々に味わう。やはり秋の天皇賞は別格のようだ。今回はメムバーも揃ったし、場内の盛り上がりもなかなかのもの。サクラローレル勝負+ダイタクサージャン流しのO氏もかなり緊張している。
 レースは、スローの2番手にカネツクロスがつけ、しめたと思ったが、下がる一方。ジェニュインは見せ場もなく、大敗。ローレルは乗り違いともいえるし、外枠が不利だったもいえるが、上位4頭の実力はハイレベルでかなり拮抗しているということだろう。できればそのままジャパンCで再戦してもらいたい。ただし、毎日王冠3着のバブルガムが勝ったこと、今日もスローの前残りの流れだったことを考えるとトーヨーリファールがいれば・・・と悔しい。
 余韻にひたるまもなく、グリーンチャンネルに移動するが、ユーフォリアのアンドロメダSがすでに終了していた。今年からGI当日のメインはGI前にすべて終了するように変わったのを忘れていた。12着惨敗。いよいよ引退か。
 見事にオケラになり、オペラシティ地下の「さぼてん」で不味いトンカツを食べ、解散となった。

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