1999/5/9:○横浜FC 4-0 横河電機(保土ヶ谷)
サッカーを観戦するのは、いつ以来だろう。ミーハーな小生は、サッカーなど、それまでまったく興味がなかったにもかかわらず、Jリーグ初年度から、入手困難なチケットをダンナにいただいては、ヴェルディ戦を観戦、相手チームを応援し続けていたものだった。
やがて、数あるチームの中から、フリューゲルスをひいきにするようになった理由は、自分でもよくわからないが、勤務先に近いこともあって、三ッ沢には、何度か足を運んだものである。前園はもちろんだが、髪の長いGK森、頭のうすいFW前田、日本代表でも活躍した山口など、個性的な選手が多く、楽しかったが、何よりも魅力だったのは、エドゥーのフリーキック。これだけでも、十分に見る価値のあるものだった。
それから、月日は、流れ、小生の足は、東京ドームのファイターズ戦にばかり向かうようになった昨年、突然のチーム消滅。そして、最後の天皇杯での優勝から、地元市民の募金による奇跡的な新チームの誕生である。
ペプシを飲み、かつては、JAS、今ではエアドゥを応援する小生としては、これは、応援しない訳には、いかない。ちょうど小生も、三ッ沢の近くに引越して、横浜市民となったことでもあり、スタジアムに足を運びたいと思っていただ、開幕3戦目にして、ようやく実現することとなった。
今回は、三ッ沢よりもさらに拙宅に近い、保土ヶ谷公園での横河電機戦。歩いても行かれるくらいのところだ。市民公園のグランドで、大きくはないが、3000人を越えるサポーターで、ほぼ埋め尽くされたのは、実に心強い限り。試合前には、選手自ら、グッズの販売を行っている。これでは、フラッグやTシャツのひとつも買わないわけには、いかない。奥寺GM、リトバルスキー監督の姿も間近にみえる。やはり、サポーターに近いチームという感じは伝わってくる。
JFL(J2のもうひとつ下にあたる)の中では、上位と思われる横河電機だが、試合開始から、横浜FCが圧倒的にボールをキープ。前半3分で、早くも1点をあげると、終始攻勢で、4-0の圧勝。オフサイドで無効になったのが2回もあるので、都合6回ゴールネットを揺らしており、パベルを中心に見応えのある試合をやってくれた。ヴェルディを辞めて、実家に帰っていたという、GK大石も、積極果敢なプレーで、見事に完封。J1への道となると、まだまだ長く険しいけれど、市民、サポーターと一体となったこのチームに、夢をかけるのも悪くない、そんなことを感じさせてくれた1日だった。
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