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【復刻版】のぞみ号で行くGW・ファイターズinグリーンスタジアム神戸(2000/5/3-4)

◆5月3日(祝)

 大型連休もいよいよ本番。府中&後楽園のダブルヘッダー敢行からわずか4日。我々は、突然西へ向かうことになった。にぎわう朝の東京駅、うし様の携帯は通じない。これだから、ドコモは困るのだが、どうにか定番の待ち合わせ場所であるところの、「昔、銀の鈴のあった場所」で合流し、うし様が、奇跡的にゲットした300系のぞみ号指定席に落ち着く。
 連休の東海道新幹線といえば、知り合いに会うこともめずらしくないのだが、案の定、うし様の中学の同級生が乗り合わせた。久々の再会にゆっくり語り合いどうな様子だったが、Jダイナーのお弁当優先のうし様に冷たくされて、気の毒だった。その後も、のぞみ号は、快走するが、3人がけで、いっしょに乗り合わせた隣人が、我々の会話の盛り上がりに、露骨に不愉快そうに寝入ってしまい、水をさされた。なお、前の席には、ベイスターズ1998チャンピオンシップの帽子をかぶったおばさんがいた。
 ひかり号に乗り継ぎ、新神戸、地下鉄で、グリーンスタジアムへ。ちょうど3年ぶりだが、天然芝になり、ますますすばらしくなった。惜しむらくは、大混雑に慣れず、入場券売り場が混乱していたことと、指定席は、ファンクラブ割引がないことであるが、「それはひどい」といいかけたところ、窓口のおばさんに、
「あんたの帽子(ファイティーキャップ)かわいい。」
 と関西弁で表情ひとつ変えずに、機先を制され、負けになった。やはり、神戸といえども、西は手強すぎる。
 ビジターは久しぶりなので、練習をゆっくり見る。例によってバッティング練習の順番が気になる。オバンドー→片岡→小笠原と進み、次は誰か?と思うと、野口が番手を主張し、金子が続く。田口や小牧は、最後の方に交代で何球か打てるだけだ。格を知る格好の材料だが、よく考えてみると、スタメン優先で、あとは年の順ということなのかもしれぬ。
 初夏の陽気さわやかなグリーンスタジアム。実にいい。ビールのサイズが2種類(500と350)あるのがまたいい。後者は400円。小生にはうってつけだ。
 15時プレイボールに試合は、ファイターズ楽勝ムードが一転、6回以降、繰り出す中継ぎ投手がすべて打ち込まれ、それでも6回、8回は奇跡的に抑えたのが、トロイ・ニールの同点弾、最後は田口に打たれ、終了した。ファイターズの問題点よりも、今年のオリックスの強さを感じさせた試合だった。新谷には気の毒だったが、仕方がないというところだ。

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 意気消沈して、退場しようとすると、いきなり、われもわれもという感じで、入場してくる面々に、押しもどされそうになった。いったい何事か?おそるべしサーパス神戸vs阪神の試合が控えていたのだ。ファイターズ戦が3時間50分近くになったため、すでにずいぶん待たされていたようで、トラキチが殺到してくる。おそらく、昼間は甲子園で、小宮山にやられているのだろうから、気も荒い。恐ろしいので、早々に退場する。後日、ファイターズ公式ホームページで、T橋上も、待ちきれずに、Fsロッカールームに侵入していたことを知る。衝撃的である。
 三宮の夕食については、書くに値しないので、話は、「マジィ・イン・江坂」に飛ぶ。繁忙期の関西の宿というと、なぜか江坂になることが多い。ビジネスホテルの街である。東京でいうと、どのへんになるのか?ちょっとイメージがわかないが、まして、「マジィイン」と言われてもよくわからない。魔神みたいなものかと思ったが、そんな甘い宿ではなかった。
 シングルに入場すると、なんとベッドがない。正直呆然とした。ベッドは、上にあった。昇降式で、下に降りてくる。583系寝台車みたいなものか。度肝を抜かれた。それでも、お目当ての展望大浴場は、新御堂筋を一望できて気持ちいい。バスなしシングルで大浴場付というのは、小生の理想とするスタイルである。こうしている間にも、世の中は大変なことになっているようで、湯上がりには、今朝、小谷SAを通ってきたという白髪の広島紳士としばし語り合った。遺憾なことに、VAIOのバテリーを忘れてきたため、早々に就寝。


◆5月4日(祝)

 マジィ・インの朝食ヴァイキングは最低である。まぁやむを得ない。気を取り直して、早めに球場入りすれば、ネッピー&リプシーが迎えてくれる。ファンクラブ特製ユニホームシャツ&ファイティーキャップといういでたちは、かなりのインパクトを与えているようだが、リプシーもファイティーのことは気に入ってくれたようだ。横では、バルボンさんの野球教室が行われている。なかなかいい感じだ。こうしてみると、東京ドームの野球観戦というのは、ずいぶん陰気な感じがする。

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 お弁当売り切れは誤算だったが、ウィルソン7号をつまみにビールを飲む気分は、悪くない。しかし、再三の好機に、片岡選手カイチョウの打球は、あと一歩スタンドに届かないセンターフライ。もう一息なのかもしれないが、そろそろ何とかしてもらわないとまずい。オバンドーがいきなり引っ込んでしまったのも気になる。今日もはっきりした敗因はなかった。オリックスの強さをまたしても見せつけられた感じだ。今年のオリックスはかなり手強いようだ。また、小生の予想以上に、神戸市民には愛されているようで、アウェーを実感させられてしまった。東京ドームでは、こうはいかない。誠に遺憾だ。エンドウさんや、医者のヤジのいっそうの奮起を望むしかないのだろうか。
 まさかの連敗となれば、早々に帰るのみ。田口来店でにぎわう三宮駅前のブルーウェーブショップ前から、伊丹空港行きバスに乗り、新幹線より安いJAS208便特割で帰京。月が変わり、坂田信弘のゴルフ進化論のヴィデオが新しい第4章になっていたのだが、偶数便では見られなかったのは、誠に残念だった。早急に、JASで出かける必要があるようだ。それにしても、遠征しての連敗はこたえる。しかし、ファイターズも連休もまだまだこれからである。明日は、高崎競馬へ参戦する。

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