3/11:詰まない穴熊
◆横浜・東京:くもり時々あめ
ニッポン放送の新株予約権の発行差し止めが決まる。今回の戦いが、最終的に、どうなるかはともかくとして、この新株予約権だけは、絶対におかしいと思っていたので、まずは喜ばしい。当初、過去に例がないので、「法律の専門家でも意見は二分されている」などと報道されていたが、おそらく、法律家は、みな差し止めが認められるべきだし、そうなるだろうと思っていたのではないか?ライブドアの味方というレッテルを貼られたくないから、中立を装っていたのであろう。いくらなんでも、これが認められたらおしまいである。
問題はこれからであるが、今となって思うのは、
「詰んでるのに穴熊やっても仕方ないでしょ?」
というホリエモンのたとえの妙である。
将棋用語としては、実は、これはおかしい。穴熊というのは、他の囲いと決定的に違うところがひとつあって、王手がかからないようになっている。王手がかからないということは、詰みもないということで、かなり追い詰められても、粘るだけなら、かなりの間持ちこたえることができるのが、穴熊の特徴であり、秒読みに追われて相手側が、ひとつ間違えれば、逆転する可能性がある。そういう意味で、フジ&ニッポン放送側を穴熊にたとえたのは、うまい。惜しむらくは、ホリエモンの言うように、詰んでいるということはなくて、「穴熊は詰みそうで、なかなか詰まない」ということである。今回の決定で、穴熊の金の一枚くらいは、はがしたかもしれないが、まだすぐに王手がかからない。もたもたしているうちに、攻め一辺倒で、自陣の王様が裸になっているホリエモンが詰まされなければよいのだが・・・
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