中部国際空港「セントレア」から飛ぶ道後温泉と松山記念競輪の旅
◆松山→横浜:はれ
オールドイングランド道後山の手ホテルのベッドは、実によく眠れる。20時就寝、22時消灯、5時起床、2度寝、7時起床、入浴。11時間眠れば、このところの疲れもすっかりとれる。ここの朝食は、ヴァイキングではないが、和定食に、サラダとフルーツとコーヒーがつくという理想的なものである。ひとつ残らずすべてぺろりといただいて、再び入浴。ここの大浴場は、エレベーターを降りて、すぐなので、部屋からのアクセスが実によい。ちょっとしたことだが、何度も何度も入浴したくなる。
チェックアウトが12時なので、ゆっくりとくつろぐことができる。久々にサンデープロジェクトを見る。田原総一朗が、堤氏擁護の論陣を張っている。気持ちはわかる。今回の件で、これまでのすべてを否定するような報道には、小生も違和感を覚える。しかし、針木氏もそうだが、これまで、堤氏を持ち上げてきた人々に問題があったことも事実で、所詮、彼は2代目で、消極的な経営をしながら、アイスホッケーやスキーなど好きなことにお金を使ってきただけである。ダイエーの中内氏あたりと比較することには、意味がない。堤氏を持ち上げすぎてきた彼らの姿勢も問われる。
うし様は、雪で競輪中止などと、訳の分からないことを言っていたが、気象予報士に向かって、大きなお世話である。穏やかに晴れて気持ちがよい。秋山好古の墓というのが、近くにあるらしいので、行ってみる。たしかに墓地があるが、よくわからないので断念して、大街道へ出て、秋山兄弟生誕の地へ行ってみる。生家は、最近復元されたばかりのようで、兄弟の銅像も再建されているが、好古の銅像が、第二次大戦の際に、金属供出のため提供されていたとは、衝撃的である。日露戦争の功労者の銅像を供出するのだから、勝てるわけがない。好古の娘や、真之の息子が存命中というのも驚く。日露戦争も、まだそれほど遠くない時代ということを感じさせる。
松山は、道後温泉、坊ちゃん、正岡子規、坂の上の雲と観光資源が意外と豊かなようである。坂の上の雲記念館も、近々完成するようで、楽しみだ。あと必要なものは、やはり、野球チームということになろうか。それにしても、るいさんとうし様は、いつになったら坂の上の雲を読み終わるのだろうか?大変心配である。
セントレアと道後温泉を十分堪能してくつろいだが、松山競輪に参戦する。ここへきて、競輪をとりあげた理由は、ひとつは、地方競馬があまりにもつまらなくなってしまったこともあるが、もうひとつは、武田豊樹である。日本のお家芸、スピードスケート男子500mで、あの清水に次ぐ存在であったあの武田である。昨年デビューして、あっという間にS級に特進している。
事前の調査が不足していたのだが、うしという方の報告により、松山競輪場が、繁華街の中心、丸の内から、坊ちゃんスタジアムでおなじみの郊外へ移転したことはわかっていたので、送迎バスにて参戦する。公営ギャンブルは、やはり、立地条件が大事なので、心配であったが、新装間もない新競輪場は、記念競輪初日の日曜日ということで、大混雑で、指定席は、とっくに売り切れである。予想外ではあるけれど、これだけ活気があるというのは、うれしいことである。
松山記念、初心者の小生でもわかるような豪華なメムバーが揃った。8Rは、旧競輪場の最終戦を勝利で飾った地元の梶応快勝も、相手を間違える。送迎バスの車内で酷評されていた加藤を軽視してしまった。
9R、小生はよく知らない選手だが、加藤慎平が乗れているようだ。車単で頭から流して、一応的中するが、あまり儲けにはならず。
10R、吉岡登場。このところ、調子を上げてきているようだが、どうも信用できないので、1枠の市田から買うも5着。吉岡ペースだったが、2番の新藤に差される。ちょっとふがいない。
最終11R。武田-小橋のラインが断然人気。いかんせん武田は人気になりすぎてしまう。挽回しなくてはいけないので、5番の富永からめちゃくちゃに買ってみるが、残り1周半で先行した武田が快勝、2着も小橋。しかし、意外にもオッズは、3.9倍まで上がっていた。
回収率35%で退場。しかし、穏やかな天気で、場内にも活気があり、なかなか気持ちがよかった。松山空港ラウンジにて、遠征記を書き上げて、3週続いた遠征も一段落。来週は、いよいよぐんぐん杯だ。
ここまで書き上げたところで、搭乗時刻となり、何ごともなく、羽田空港第2ターミナルへ戻ってくると、
「Welcome to Tokyo Japan ようこそ東京へ 熱烈歓迎」
という衝撃的な看板が目に飛び込んできた。予感がなかったわけではないが、やはり驚く。まぁ、ヒマをもてあましていたに違いないとはいえ、やはりうれしいものである。すでに、松山空港内、全日空ホテル直営レストランにて、焼肉定食をいただいてしまっているが、空港内の寿司屋におつきあいする。なんだかんだ一人前食べてしまう。食欲があるということは、まだ遠征中ということなのであろう。やはり、遠征記は、帰宅するまでアップしてはいけないようである。
しかしながら、もーさんオフについて検討の後、当然のように、スカイライン号の待つP1へ向かうつもりでいると、いきなり解散が宣言されてしまった。あまりにもあんまりである。
坂の上の雲〈1〉
松山競輪
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