◆横浜・東京:はれ
選挙の翌日は、いつも休暇にしていたのだが、今回は、そうもいかず、また、深夜まで見届ける必要もなく大勢が決してしまったので、ゆかりタン問題、自民党の比例候補者不足問題を気にしつつ、昨晩は0時前に就寝。
夕方、ぐんぐんさんから、選挙回顧オフの打診があるが、あいにく、会議の後、お客様と一献のためNG。帰り際、お客様は、
「しまった、今日は9時に帰ってテレビタックルを見るんだった!」
と痛恨の表情で千鳥足で帰られた。まったくもっておっしゃるとおりである。
与党327議席。憲法改正発議以外は、ほぼ何でもできる。この際、小泉さんにぜひやっていただきたいことが2つ。ひとつは、妥協を重ねてきた郵政民営化法案を元の竹中&小泉原案に戻してしまうこと。亀井氏、綿貫氏、野田氏、小林興起がいないのだから問題はないはず。参議院議員のメンツをつぶして否決させて、衆議院に戻して2/3で可決して、鴻池氏、中曽根弘文氏らを除名してしまう。
もうひとつは、定数是正。1票の格差最大2倍もともかく、全般的に都市部に少なく、地方に多く配分されていることが問題である。これまで、与党が都市部に弱かったので、メスが入れづらかったが、今の自民党ならできる。何しろ東京&神奈川で41勝2敗である。民主党だって反対はしないだろうから、ほぼ全会一致である。ぜひともやっていただきたいと思う。
自民党東京ブロック比例代表名簿の候補者不足。衝撃的であるが、この際、指摘しておきたいことがある。「落としたい人が落とせない」という理由で、重複立候補に反対するがけっこういるが、比例単独候補で、政治家にふさわしい人をたくさん並べるというのは容易なことではない。タレントや大学教授を目玉にかついでも、あとは、党職員とかが数合わせにならぶだけである。26位の愛知和男氏も衝撃的であるが、27位の党職員は、武部氏の同窓で、「憲法や外交はわからないが、商店街や街づくりには詳しい」とのことである。区議でもやっていた方がよいのではないか?初めは賛成していたのに、3位のチームが5割を切るという事態になってから、急にパ・リーグのプレーオフを批判する人と同じで、もっとルールの本質をよく理解してから発言してもらいたい。まぁ、それができない国民から、小泉マジックに300議席を与えてしまうのだろうけど。
民主党の代表選びが難航しそうである。小沢一郎君が固辞するのであろう。しかし、最低でも選挙だけはやってもらいたい。今考えると、自民党のどん底期は、小渕氏死去後、森、亀井、青木、野中、村上というメムバーで密室協議をしていた頃である。ひとりは引退に追い込まれ、ひとりは逮捕され、ひとりは党を追われた。もうひとりも力を失いつつある。元気なのは、チーズを食べている人だけである。自民党がよくなるわけである。ここで小沢氏が影でコソコソやるようでは、民主党が自民党と完全に入れ替わる気がする。ちなみに、だからといって、野田氏あたりでは話にならない。政策のことは知らないが、あの風貌と顔では、国民的人気の出るとはとても思えない。まぁ、川端幹事長で選挙に臨むような感覚では、どうにもならないということであろう。
<注目選挙区回顧>
(「宮」は、政治広報センター・宮川隆義氏の予想(9/1号) 「ゲ」は、週刊現代の予想 「し」は、小生の予想)(○:当選確実 △:有力 ▼:苦戦 …:論外)
宮ゲし
東京 12区 ▼※▼ 太田 昭宏 公前
東京 10区 ▼△△ 小池百合子 自前
岐阜 1区 △△○ 野田 聖子 無前
大阪 10区 ▼▼… 松浪 健太 自元
東京 3区 ▼▼▼ 石原 宏高 自新
広島 6区 △△△ 亀井 静香 国前
熊本 3区 ▼△△ 松岡 利勝 自前
神奈川11区 ○○○ 小泉純一郎 自前
埼玉 15区 …△▼ 田中 良生 自新
東京 1区 ▼※△ 与謝野 馨 自前
宮川氏3勝7敗。小生6勝4敗。ゲンダイ6勝4敗。(ゲンダイは、東京1区、東京12区について横一線で判定できずとしたので、ハズレでカウント)無印の松浪健太氏が当選してしまったのはいただけない。ちなみに叔父のチョンマゲ氏も比例で復活した。投票率が上がっても公明党が健闘したというのも意外で、郵政民営化賛成で学会と無関係な人が躊躇なく公明党に投票したということなのであろう。ちなみに岐阜市は、投票率が異常に高かったようである。いかんせんゆかりタンと聖子ちゃんであるから、うらやましい限りである。いずれにしても、政治広報センターの時代は完全に終わったということのようである。
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