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10/12:末期症状3

◆横浜・東京:はれ

 久々に爽やかな秋晴れ。天高く馬肥ゆる秋である。これから11月いっぱいくらいが、小生のもっとも好きな季節である。遠征計画をじっくりたてたいところであるが、今週は、馬も人も能力試験を控えている。しかし、参考書を開くはずが、いつのまにか、「日経おとなのOFF」を開いてしまい、「いい旅夢気分スペシャル」を見てしまう。
 そんなわけで、日記はお休みの予定であったが、「プロ野球は公共財」などというとんでもない発言があり、エドモン・ダンテスさんとともに公共財にうるさい小生としては、見逃せないところである。インチキ野郎は、村上氏ではなくて、ナベツネであり、こんなボケ老人の相手をしても仕方がないのであるが、それにしてもめちゃくちゃだ。
 うしという方のために解説すると、公共財の代表は、国防、警察などである。非競合性(ひとりが利用しても他の人が利用するのに影響がない)、非排除性(お金を払わない人など、特定の人の利用を排除できない)という2つの性質を持つ。野球チームは、ナベツネや三木谷氏は持てても、ホリエモンは簡単に排除される。NHKなんていうのは、やや公共財に近く、だから受信料を払わないでみんな見てしまうのだが、実はスクランブル放送にすれば、排除できるのだから、本当の意味での公共財ではない。
 ナベツネは論外としても、今回の議論でなっとくいかないのは、「上場するとチームが誰に所有されるかわからなくなる」という部分。上場した方が所有者は、よっぽどはっきりする。上場して51%持ってればよいだけの話だ。特にファンから見れば、自分たちで株を持った方がよっぽど安全で、阪神電鉄なんていうのは、関西の私鉄のなかでも本業の競争力は決して高くない。阪急や南海の例をみるまでもなく、いざとなれば、いつチームを売るかわかったものではないし、そのときにどこに売られてもファンは口出しできない。しかし、ファンひとりひとりがタイガースの株主になり、合計で一定割合を持てば、議決権を行使することができる。横浜フリューゲルスのサポーターは、結局、ただのサポーターが無力なことを知った。そして、今、横浜FCでは、上場はしていないが、サポーター向けに株式の一定割合を持つ権利を認めている。かけすてのファンクラブにお金を出すなら、株を持てる方が、ファンもお金を出すかいがある。なぜ上場がファンのためにならないのか、まったく理解できない。マスコミもプロ野球構造改革のためにも、もう少し上場歓迎の論陣を張るべきと思うが、ホリエモンvsフジのときに、テレビ朝日社長は、民放各局相互の持ち合いを主張したようなありさまで、話にならない。
 まぁ、とにかく根来氏がやっている限り、すべてが話にならない。有識者会議とかで、前岐阜県知事の梶原氏が、「現在の責任体制の欠陥を露呈した」と暗に根来氏を批判しているようだ。まったくもっておっしゃるとおりだ。梶原氏も上場には消極的なようだが、せめて氏のようなリーダーシップのある方にコミッショナーをやっていただきたいものである。
 そんなことだから、セ・リーグは、今だに消化試合をやっているし、パ・リーグのプレーオフも相手にされず全国中継もない。せめてもの救いは、ひそかに下柳の最多勝が確定して、ひそかに初芝が代打で死球を選んだということくらいだ。

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