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4/13:道州制について

◆横浜・東京:くもり

 沖縄の普天間基地の移設問題で、政府(額賀防衛庁長官)と名護市長がようやく合意したと思ったら、沖縄県知事が反対を表明したという。このニュースにちょっと違和感を覚えた。
 ここで沖縄の基地問題について論じようというのではなくて、地方自治の話。名護市がOKなのに、沖縄県は、どういう立場で反対を表明しているのか?都道府県って必要なのだろうか?ということ。
 東京23区という特殊な制度の地域に住んでいるとわかりにくいのだけれど、それ以外の地域では、生活に関わりあるのは、都道府県より市町村の方で、市役所に行くことはあっても、県庁に行くことってほとんどない。(パスポートくらい?)横浜は政令指定都市だから市の権限も大きいので特にその傾向が強いが、特例市なども増えているし、平成の大合併で市町村の規模を大きくするのも一定の権限を与えていくためである。
 そうなると、都道府県の役割がなくなってくるので、これも全国10くらいの大きな受け皿(道州)にして、その分国の権限を降ろそうという道州制が最近人気である。小生、経済に興味がない経済学部生だったため、地域経済とか、地方自治とか、政治学や社会学に近いところでお茶を濁していたので、当時は、細川モリヒロ君を応援していたし、道州制導入論者であったが、最近、考えが変わってきた。
 究極的には、外交と国防以外のほとんどの機能を道州に移すことも可能である。北海道や九州が独立に近い形になるのはイメージしやすい。しかし、今の日本は、地域による文化の違いも薄まり、どこへ行っても見るテレビ番組も同じ、話題も同じ。宗教的な対立もない。無理に分ける必要があるのだろうかという気がする。国>道州>市町村の3層構造すら不要で、国>市町村の2層で十分ではないか。もちろんそのためには、市町村の合併がさらに進む必要があるが、人口30万くらいの市町村連合が300くらいあれば、それなりの受け皿になると思う。ちょうど、江戸時代の藩と同じことになる。地方分権=道州制でなくてもよいと思う。なんか、その昔、小沢一郎君あたりが言っていたような気もする。
 それにしても、これだけ合併が進むと、地名に詳しい小生でも、さすがに覚えきれない。大崎市っていうと、感覚的には、鹿児島あたりを思い浮かべる(大崎町がある)けれど、どこかと思えば、宮城県の旧古川市だという。駅名の方はまだ変わっていないようだけれど。静内町は、新ひだか町だという。ちょっとあんまりである。

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