8/9:日本橋の空
◆横浜・東京:あめのちくもり
台風接近の中、7時50分出社。コーヒーを飲みながら、日経を読む。5面、「日本橋上空晴れぬ視界」。「日本橋川に空を取り戻す会」が、いよいよ来月、小泉首相に報告書をまとめるが、実現へのハードルは高いという。
この計画は、日本橋上空にかかる首都高速の竹橋-江戸橋間を地下に埋めてしまい、川沿いの高層ビルも低層化して、見晴らしのよい街並みに再開発するという雄大なもので、首都高速の移設だけで、4-5000億円、全体では、1兆円規模になる。何しろ首都高速の中でも、一番交通量の多そうな区間を今さら地下に埋めようというのだから、ちょっと気が遠くなる話であるし、街並みや景観に理解にある人と話しても、残念ながらあまり賛同が得られない。
小生、日本橋周辺に特別の愛着はないし、古きよき時代の眺めも知らないから、ここの景観を取り戻すことに個人的には、それほどの強い思いはないけれど、公共事業の大転換のきっかけとして、この計画には、おおいに期待し、かつ応援している。需給ギャップの調整のために一定の公共事業が今後も必要になるのであれば、安っぽく、かつ維持コストの高いハコモノを作るくらいなら、壊すことにお金を使っていくことが、少子高齢化時代のお金の使い方ではないかと思うし、最初の一歩を踏み出すには、日本橋という場所は象徴として、大きな意義がありそうだ。
一方で、大磯の吉田邸を迎賓館にする計画や、国立駅舎の保存の計画が難航している。正田邸はすでに壊されてしまった。邪魔なものは壊す一方で、価値のあるものは残していきたい。
みなとみらいには、電信柱も電線もない。実に気持ちがよい。その分、いくらか住民税が上乗せされてもかまわないくらいの価値があると思っているが、それでも、電線の地中化なども、数字で事業効果を測定すれば、どう考えてもマイナスになるのであろう。しかし、インフラ整備も一段落して、民でできる事業は、民に任せるという時代。官がやるのは、ちょっとぜいたくなお金の使い道。お金で買えない価値がある。買えるものは、マスターカードに任せておけばよいのではないか?小泉首相の最後の一仕事に期待している。
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