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11/30:セーフモード

◆横浜・東京:くもり一時あめ

 風邪気味のところにイベントや宴会が続いていたので、いよいよ喉が痛くなってきた。お腹の調子も今いちだし、気分的にもイベントが終わり一段落、ぼーっとしていて調子が出ない。ウインドウズでいえば、セーフモードで起動したような状態。こういうときは、うっかりすると弟子にあたってしまう恐れがあるので、要注意であるが、むしろF嬢も風邪と二日酔いで機嫌が悪そう。うっかり突っ込んだりすると、逆切れされそうである。幸い、月末なので、あまり頭を使わなくてよい事務処理作業がたまっていたので、縮退運転のまま、ひとりで淡々と消化する。
 そんな状態で、ぼんやりしていると、誠に遺憾ながら、自分へのご褒美の前に、やっておかなくてはいけないことを突然思い出してしまった。急遽イッキマンさんを呼び出し、ジジババへ参戦。
 横浜に道場あり、八重洲にジジババありと思っているのだが、部内のメムバーには受け入れられないので、久々の参戦。返す返すも遺憾であるが、イッキマンさんにハムバーグランチをご馳走する。縮退運転のままあまりテンションが上がらず申し訳なかったが、イッキマン夫人が弟子に仕事を押しつけて帰ってしまった問題、しかし、勝手に沖縄に行ってキャムプを見るのはいかがなものか問題、ぐんぐんさん不在中に新メムバーを加えてニセぐんぐん杯を開催する必要があるのではないか問題などを検討。結論としては、来年は、ベイスターズ・仁志を応援すべきという点でめずらしく意見の一致をみた。
 ファイターズドラフト1位、宮本の背番号が17に決定。トーマスが終了してしまった。あれほど酷評していたのに、いざ退場してしまうと、妙に寂しい。なんだかんだいっても優勝メムバーの一員ではあったということなのだろう。特に、同じオーストラリアのマイケルが寂しくなってしまうのではないかと心配である。
 契約更改の方は、W武田、賢介など、大活躍した選手は、さすがに順調にUPしているようで一安心であるが、プチ活躍の選手には、あいかわらずけっこう渋い。橋本、オッシーの微増、立石の20%減、コーチ兼任でも微増のさとぼうなど、ちょっとあんまりだ。その点、建山は、ちゃっかり6000万を維持している。オープンカーにも乗ったし、美味しいところをしっかりおさえているようだ。

 ここまで書いたところで、何か他にもやっておかなくてはいけないことがありそうだと思ったら、明日の昼の沖縄便の超割を3ケ月前に購入していたことを思い出した。自分へのご褒美にはうってつけであるが、諸般の事情によりキャンセル。危うく忘れるところだった。それにしても、最近、超割を早々に購入して結局キャンセルというケースが増えてきた。安物買いの銭失いの典型である。

11/29:タウンミーティング

◆横浜・東京:はれときどきくもり

 温泉出張の多い小生だが、本日は、全国のお客様に東京へ集まっていただいて研修会。北は岩手から、南は、鹿児島までのお客様を前に、講師みたいなことをするのだが、毎年同じではおもしろくないので、今年は、小生が司会進行で、机を四角に並べて、みなさんとディスカッションする形式にしてみた。しかし、よく考えてみると、おとなしい方が多いし、そんなに盛大に議論が沸騰するものかと、数日前からけっこう不安になってきた。タウンミーティングで事務局がやらせをやりたくなる心境がちょびっとだけ理解できたが、それではおもしろくないのでぶっつけ本番でのぞみ、まぁまぁどうにか終了。やれやれであるが、得意分野のちょっとした座談会でも勉強不足を感じる場面があり、なんだかんだいっても、田原総一朗氏などは大したものであると実感する。
 ということで、イッキマン夫人あたりには怒られそうだが、自分へのご褒美を検討したいところである。北斗星で行く北の大地なども候補にあがるが、なかなか難しいようなので、とりあえず今週末の三ツ沢のチケットを購入して23時半帰宅。すぽるとで、KONISHIKI、曙、武蔵丸が集合。しかし、いかんせん平井アナの司会では、あまり話がかみあわない感もある。
 紅白出場歌手発表。昨年も、ユーミンと美里以外の初出場組はまったくわからなかったが、今年も、徳永英明と今井美樹くらいしかわからない。アンジェラ・アキさんは、夏の新港埠頭ライブのゲストで見たことはあるが、いかんせん曲がわからない。ついでにいうと、小生、大沢たかおと広瀬香美さんが結婚していたとは知らなかった。ひと昔前は、毎年、今頃の時期になると、広瀬香美さんの曲がCMで徹底的に流れていたものだが、それももう古きよき時代になってしまった。

11/28:ばんえい競馬を救え!

◆横浜・東京:たぶんくもりときどきあめ

 ばんえい競馬の廃止がいよいよ決まりそうである。こんなに早く終了するとは思ってもいなかった。皮肉にも、小生が全国の競馬場をすべて踏破した頃から各地で地方競馬の廃止が進んできたが、三条や足利や益田が廃止になるのは、まぁ仕方がない。東京や大井でも一応同じ競馬は行われている。しかし、ばんえいは、別物である。1トンの馬が1トンのソリを引いて、坂を登って下るという世界でも例をみない奇怪な競馬は、日本独自の馬文化である。なんとしても、存続させたい。
 正直、ここ数年、場内は閑散としていて、入場者が500人とか、1日の馬券の売り上げは、800万とかそんな状況で、とても成り立たない状況になっていたのはたしかである。おそらく馬主と調教師と生産者がすべて同じ人で行われているような状態であったと思われる。帯広市とか岩見沢市が主催できないのもやむを得ない。
 あとは、もう文化と割り切って維持するしかないのだが、今の農林省やJRAに期待するのはとても無理である。横浜Fは、市民が立ち上がり、奥寺氏が名乗り出た。夕張の映画祭も、NPOが立ち上がり、吉永小百合さんあたりも名乗り出てきたようである。ばんえいも誰かが立ち上がるしかない。矢野アナあたりに期待したいところだが、さすがにひとりでは無理だろうと思うので、フサイチでも、ホリエモンでも、三木谷氏でも、村上ファンドでも、誰かなんとかしてくれないものだろうか?中期的な展望をたててくれれば、小生もお布施として5万円くらいは、出資の用意がある。
 ばんえいは、直線が200mあればできる。夏の夜のお台場とかならけっこう盛り上がるのではないか?NPOに馬券を売らせてもらえるのか?という問題があるが、もし儲けが出たらすべて自治体に収めるとかなんとかできないものであろうか?あるいは、モハメド殿下あたりになんとかしてもらうしかないのであろうか?

JALスーパーシートで行く「ばんえい記念」

11/27:シャンパン・バーで乾杯!

◆横浜・東京:くもりときどきあめ

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 ひょっとしたらと期待してニッカンを購入すると、一面は、「カズ40歳の帰還」。すばらしい。さっそく保存版用と2紙購入。あとはスポニチさんがカズで、他は、ディープインパクト一面のようであった。
 夕方から外出して、打ち合わせを終えると、いつもは、同行者とお茶して解散するのだが、本日は、全日空ホテルのシャンパン・バーへ参戦。以前から気になっていたのだが、さすがに雰囲気がある。17時からは、ハッピー・タイムということで、グラスシャンパン910円をいただきながらくつろいでいると、隣の席に、田原総一朗氏を発見。何やら取材を受けているようだったが、いったん終了して解散した後、ひとりでまた戻ってきた。テレビ朝日が移転したあとも、このあたりを本拠地にしているようである。
 2杯飲んだだけで酔っ払ってしまい、20時すぎに帰宅するともうぐったり。S嬢のスコアも確認したことだし、旅チャンネルをBGMに、早々に就寝することにする。

11/26:キング・カズ、J1へ!

◆横浜:くもり

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 鳥栖参戦も考えたのだけれど、今日のJ1昇格決定は自力では決められないので断念。5時半に目が覚めたけど、さすがに2度寝して、7時45分起床。日経とニッカンと野菜生活とさけ茶漬け。昨日とちがって、どんより曇って冷たいけれど、喝を見てから、電動アシスト付自転車でそごうへ。
 まず、メガネを購入。視力は変わっていないけれど、だいぶガタがきているので、リニューアル。赤っぽいフレームに。冬のお得意さまご招待会ということで、20%OFF。このくらいの金額の2割は大きい。なんか得した気分になってしまい、ハッシュパピーの靴とコートとクリスマスの飾りなどいろいろと散財してしまう。資生堂パーラーにて、ビーフカレーをいただいて帰宅。
 ボーナスも出ないうちに盛大にお買い上げしてしまったので、少しでも取り返すべくジャパンCの検討。外国馬2頭は寂しいが、ディープvsハーツvsデットーリvs3歳馬vsシンガポール国際C勝ち馬ということで、なかなかおもしろいレースになった。3強にそれぞれ不安があるので、岩田君のドリームパスポートから勝負。フジキセキ産駒に東京2400はどうかとも思うが、母の父トニービンということで、なんとかならないだろうか?

 ディープインパクト完勝。馬体も寂しい感じがあったが、ベストの東京2400なら、力が違うということだろう。ドリームパスポート、岩田もほぼ完璧に乗って2着。しかし、1万円が8880円になってしまった。当たり損。馬券の買い方が下手としかいいようがない。

 さて、ここで、恐る恐るヤフー速報をチェックすると、横浜FC、強敵の鳥栖を相手に1-0で勝利。こうなると、今日ののJ1昇格が現実味を帯びてきて、がぜん落ち着かなくなってくる。なぜか神戸と柏の試合は、2時間遅れの16時キックオフ。どちらかでも引き分け以下ならJ1昇格である。神戸では、湘南ベルマーレが先制。柏では、柏が先制。
 落ち着かないので、いったんベッドに入り、文藝春秋を読み、ハーフタイム。状況は変わらず。入浴。神戸が同点に追いつくが、なんとコンサドーレ札幌が3点とって柏を逆転。いよいよカウントダウン。そして、17時50分頃、神戸の引き分けと柏の敗戦が決定し、この瞬間、横浜FCのJ2優勝&J1昇格が決定した。

 横浜フリューゲルスの消滅から8年、設立時には寄付もして、JFL時代から応援したきただけに感無量である。J2昇格後は、下位に低迷、サポーターの分裂、リティの帰国など暗い話題が多かったが、すべては、キング・カズの参戦とともに変わったようである。実は、今日も決めたのは、後半、カズの代わりに入ったアレモンの決勝ゴールで、これが最近の定番スタイルであるが、まぁ、それはそれ、これはこれである。やはりキヨ選手あたりとは格が違うのであろう。そして、開幕戦終了後に、突然就任したアジアの大砲・高木監督も見事というほかないし、なんだかんだいって城もえらかった。

 それにしても、ファイターズ日本一、横浜FCJ2優勝というのは、どちらもシーズン前には、まったく考えられない大穴である。できすぎで怖いくらいであるが、まぁ、今日くらいは、メガネと靴とコートを買って散財してもバチが当たることはなさそうだ。乾杯!

1999/5/9:○横浜FC 4-0 横河電機(保土ヶ谷)

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11/25:カーリング・パシフィック選手権観戦記

◆横浜・西東京:はれ

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 空気は冷たいけれど、気持ちよく晴れた土曜日。紅葉もそろそろ見ごろで、みなとみらい近辺をお散歩するのも一興であるが、湘南新宿ラインにて上京。ダイドードリンコアイスアリーナに参戦する。ネーミングライツも、日産スタジアム、味の素スタジアム、CCレモンホールと来て、とうとうダイドードリンコアイスアリーナにまで行き着いたわけであるが、要するに、東伏見アイスアリーナである。カーリング・パシフィック選手権に参戦。
 五輪で盛り上がったので、急遽開催地を東京に変更したというこの大会だが、あれから9ヶ月がたち、さすがに期待ほどのお客さんは集まっていないようである。ロッピーで購入したSS席は、後ろにテレビカメラが並ぶくらいで、とても見やすい。
 奥の深いカーリングでは、解説が不可欠。生で見るだけでは、かえってわからないのでは?と心配していたのだが、場内FMで、五輪でおなじみの小林さんの開設が聞けるのはうれしい。
 本日は、男女の準決勝。2戦先勝の3番勝負だが、すでに男女ともに午前中の試合で負けている。14:30開始の第2試合は、負けられない戦い。
 注目の女子は、もちろんチーム青森。林、小野寺の2人が抜け、マリリンこと本橋麻里選手に期待がかかるところだが、マリリンはサードで、スキップは目黒選手。五輪当時から、技術的には、若干の?マークがついていたが、カーリング界のアイドルとして、彼女にかかる期待は大きい。
 しかしながら、前半から、あきらかに中国ペース。運というよりは、実力に明らかに差があるようだ。ガードに置くはずが通りすぎてしまったり、カムアラウンドで回り込むはずが、ガードに当ててしまったりと、ミスがめだつ。前半を1-4で折り返すと、第6エンドには、後攻にもかかわらず3点を献上して、1-7。あまりにもあんまり。チームも声が出てないようで、元気がない。
 このあたりから、おとなしく見ていた場内のファンも声援を送るようになり、第7エンド、3点を返して、4-7。続く、第8エンドも、あわや2点ゲットという状況を作りかけたが、スキップの目黒選手の最後のショットが決まらず終了。最後は、ギブアップ。
 4連覇していたパシフィック選手権で決勝に進めないとはあんまりである。やはり、林、小野寺の抜けた穴は大きい。考えてみれば、五輪のときも、目黒、本橋のミスを、林、小野寺の奇跡的なショットで取り返していたことが多かった。今のままでは、チーム長野との日本代表争いも厳しいものになるかもしれない。
 しかしながら、生カーリング観戦は、予想以上に楽しめて、時間もあっという間にすぎた。女子は、幸い、世界選手権の出場権は得ている。3月の青森でのリベンジを期待したい。

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11/24:緑の校庭

◆横浜・東京:はれときどきくもり

 1週間くらい前に書こうと思って忘れていたニュース。

「東京都は来年度から10年かけて、都内に約2000校ある公立小中学校のすべてで校庭を芝生にする。」

 まったくもってすばらしい。こういうことを思い切って決められるのは、なんだかんだいっても、やはり石原知事しかしいないであろう。10年間で570億円ということだが、地下鉄を2,3キロ作るだけでそれくらいのお金はかかるはずで、そのお金で、皇居の2倍の緑が生まれ、温暖化が抑制され、子どもたちが外で遊びやすくなるのだから、言うことなしである。
 何よりも10年で一気に全校というのがいい。東京の景観が一気に変わりそうで、実に楽しみだ。読売が報道していただけで、まだ東京都のホームページに正式に掲載されていないのだが気になるが、ぜひとも実現させてもらいたい。

 一方、京都では、市内全域で屋上広告物と点滅照明を禁止する規制案が発表された。

「屋上と点滅照明の既存広告物については、許可の継続を1度(3年間)だけ認め、その後は撤去を求める。広告物の大きさや色彩についても条例を改正し厳格化する。」
「高さ規制については、現行の最高45メートルを31メートルまで引き下げ、市街化区域の3割強で規制を強化。世界遺産周辺や祇園といった指定地区では「屋根は瓦ぶき」など和風のデザインを義務化する。」

 こちらも全面的に賛成である。まったくもってすばらしい。あちこちで知事の汚職がめだち、進みかけた地方分権が逆戻りしそうな昨今であるが、東と西の都では、思い切ったアイデアが打ち出された。この国も捨てたものではないとちょっとうれしくなる連休の谷間の1日。

 クマキチさんからいただいたファイターズの優勝パレードの録画DVDを見ているうちに、眠くなってきたので、早々に就寝。

11/23:キング・ジョー・ショージ!アレ!アレ!

◆横浜:くもり

 小笠原終了の翌朝、今度は、城引退のニュースが飛び込んできた。キング・カズではなくて、キング・ジョーが先に引退することになるとは思わなかったが、とにかく残り3試合。横浜FCをJ1に上げて、キング・カズを再びJ1の舞台に送り出すべくがむばってもらうしかない。
 うすら寒い天気だが、三ツ沢へ。「青で蹴りをつける」とのことで、青を着て来いとのことなので、予備役入りしていた青いポロのセーターと紺のジャムパーで参戦すると、何のことはない、青のビニールを配っていて、みんなでそれをかぶればよいようだ。J1昇格争いも大詰めということで、さすがにソコソコ入っているが、むしろ報道陣の多さがめだつ。

 試合は、前半から、パスがつながらず、むしろ押され気味。それでもしばらくすれば、流れは変わるのではと安心していたが、いつまでたっても改善されずにとうとうハーフタイム。本日は、中田市長が参戦。
「(マリノス、ベイスターズも含め)3チームを応援しなくてはいけない立場だが、もっとも小さく報道される横浜FCの成績を一番気にしている。」
 というのは、おそらく本心であろう。最後に、
「城!たのむぞ!」
 としめくくった。
 
 後半はさすがに押し気味で、コーナーキックから何度もチャンスがあるが、得点できず。キング・カズに変わってアレモンを投入し、待望の先制点と思えばオフサイド。ペナルティ・エリア内で2度倒されるもPKにならず。「キング・ジョー・ショージ、キング・ジョー・ショージ、アレアレ!アレアレ!」の声援も空しく、時間だけがどんどんすぎていく。気温もますます下がって寒い。
 結局0-0。で終了。最下位徳島にホームで引き分けとは、あまりにもあんまり。早々に退場。
 ところが、小生の退場直後、場内では、キング・ジョーの引退会見が始まってしまった。ちょっともあんまり。

 J1では、るいさんの川崎Fが終了してしまったが、J2の昇格争いは、なんと、神戸が草津に引き分けて、柏は山形に負け。どのチームもプレッシャーがかかっているのであろう。これはラッキー。首位を守って、次は、アウェーで4位の鳥栖戦。ここで引き分け以上ならかなり希望が見えてくる。残り2試合、城にすべてを託すしかない。

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11/22:銀座で同窓会

◆横浜・東京:はれときどきくもり

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 先輩のMさんが結婚することになり、お祝いの会が銀座で開催される。少し早めに出て、ぶらぶら。銀座を歩くのなんてずいぶん久しぶりである。
 入社当時に同じ部だったメムバーが久しぶりに集まるので、Mさんの奥様には申し訳ないのだけれど、昔話で盛り上がる。年齢は、35歳から40歳くらいの11名。Mさん曰く、
「お互い変わっていない。この世代がこれだけ集まって、中年太りがひとりもいないのは大したものだ。」
 とのこと。まぁ、外から見れば、おじさんの集まりなのだろうけど、10年くらいタイムスリップしているにで、気持ちは若返っていておおいに盛り上がる。
 小生が言うのもなんであるが、Mさんは、独身貴族であり、結婚しなそうな人であり、いわゆる「最後の大物」というタイプである。これで11名全員が結婚したことになるが、その合計は13回であり、独身は小生のみ。子どもの数は6で、出生率は、0.55。ただし、近いうちに0.73まで上昇するようなので、最近の会合の中では、健闘している方だろう。
 おおいにエンジョイして、22時半すぎに解散すると、奥様を除けば本日の紅一点のHミキ嬢がやってきて、
「イッキマンさんに負けたらしいですね。」
「・・・」
 誠に遺憾である。10年に一度くらいの特別なできごとであることを強調して解散。

 小笠原終了。さようなら。チームが弱いときでも球場に足を運びたいと思わせてくれた、あの豪快なバッティングにもう声援を送ることができないのは寂しい限り。

11/21:心は来シーズンへ

◆横浜・東京:はれ

 本日は、大学・社会人ドラフト。高校生との分離といい、希望枠の問題といい、ルールが複雑すぎるし、基本的には、完全ウェーバーを支持しているけれど、それはそれとして、来シーズンの即戦力獲得は重要である。ファイターズは、ウェーバー順位最下位なので、希望枠からはずれた有力選手の指名は難しいわけだが、4巡目は、逆巡になるので、3巡目、4巡目と2人続けて指名できる。
 亜大・糸数は問題ないとして、もうひとりは、読売が予定していた日大の長野を強行指名。個人的には、同じ強行指名なら、ソフトバンク予定の、シダックス・森福を指名して、武田勝とのコンビを期待していたのだが。その他、希望枠の宮本と同じ早稲田の山本も強行指名のようで、今後の展開が気になるところ。まぁ、よほどのことがない限り、最後は入団するような気はするが。ファイターズが最多の7人を指名。坪井や横山や吉崎に引導を渡しても、若い選手を育てる方がよいということなのであろう。鎌ヶ谷での育成に自信もあるのだろうが、設備はすばらしいとはいえ、鎌ヶ谷と北の大地は、あまりにも離れているので、今後、どう位置づけていくのかは、課題になりそうな気がする。
 昨日、来シーズンの日程も発表された。札幌ドーム58試合、東京ドーム8試合は、ほぼ今年なみで、来シーズン、増える分の試合が、道内各地にふりわけられたのは、評価したい。地方ゲームは土日になるし、東京ドームでも週末開催があるので、札幌ドームの週末の試合が少なすぎるような気はするが、今年は、北の大地への参戦は多かったが、札幌に集中した感があるので、来シーズンは、函館はもちろん、旭川や道東もエンジョイしたいものである。その他、アウェーながら、長野、松山などの週末開催も楽しみである。
 めずらしく24時頃帰宅。ちょうどすぽるとが始まる。平井アナ支持とはいえ、実際は、平日なかなかこの時間まで起きていられない。久しぶりに拝見して就寝。

11/20:雑談

◆横浜・東京:あめのちくもり

 ファンフェスティバルも終わり、ファイターズとともに駆け抜けた1年があっという間にすぎた。気がつくともう年末が近い。少しは働く必要がでてきたようだ。6時起床、7時30分出社で、午前中はお仕事に専念。
 雨もあがり、Yぞう、O君、S君らとランチ。このメムバー、Yぞうは同期、O君は28歳くらい、S君にいたっては、25歳くらいと若い。お昼は、仕事の話はしないので、スポーツの話題や芸能ネタになることが多いわけだが、なかなかかみあわないのが常である。
 本日は、矢田亜希子の熱烈なファンであったところのYぞうをひやかしながら、長澤まさみ問題、資生堂の椿のCMでは誰がよいか問題、田中麗奈のまゆげがサリーちゃんのお父さんみたいなのはいかがなものか問題、元ファイターズの城石とテレビ東京大橋アナの結婚問題などについて検討された。小生でもどうにか対応できる範囲内である。その後、Yぞうが、フジテレビの中野アナと高島アナを支持するので、小生は、平井アナを支持したのだが、残念ながらあまり賛同は得られなかった。
 かつて、Yぞうは、モー娘の名前をすべて覚えていて、小生、ほとんど知らなくて、ずいぶん馬鹿にされたものであるが、今では、彼もほとんど誰もわからないと言う。なんだかんだいっても齢は隠せないものである。しかし、この話をF嬢にしたところ、
「2年前のモー娘を知らないのと、今のモー娘を知らないとでは、レベルが違う」
 と一蹴された。まぁ、それは、そうだろうけど。
 とまぁ、こんなくだらない話をして、午後は仕事に戻る。基本的に会社では、掲示板を見ないのだけれど、S嬢のスコアが気になるので、夕方チェック。おおいに安心して、再び仕事に戻り、20時すぎに帰宅。
 こんな1日なので、日記はお休みのつもりでいると、「ぐびぐびっ!イッキマン・ブログ」が更新されていて、最後に、『すぽると!』の土・日の歯科医、じゃなくて司会のお姉さんはかわいいですね。とある。ようやくイッキマンさんと分かり合えたようなので、うれしくなって、ここまで書いたのだが、念のため調べてみると、土日の担当は、本田アナで、平井アナではないようである。誠に遺憾。

11/19:ファンフェスティバル2006

◆札幌→横浜:はれ

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 7時20分に目覚ましをかけておいて、いったん起きたのだけれど、二度寝してしまう。ふと気づくと8時。こういうのはめずらしい。危ないところであった。急いで朝風呂へ行ってから、朝食ヴァイキング。道スポと北海道新聞。オレンジジュース3杯。
 なんとか8時40分までに部屋に戻って、喝!を見ながら荷造り。張さんのSHINJOへの喝もさすがに今日が最後だろうかと思うとちょっと寂しい。
 東豊線は、普段の試合開始前より混雑している。福住のバスターミナルのコインロッカーに荷物を預けて、TANAKA6に着替えてドームへ。通いなれた福住からドームへの道、今年、こういう状況で歩いたときは、いつもよい天気で、ほとんどが勝利で帰った印象がある。今日も日本一のシーズンをしめくくるにふさわしいよいお天気。入場すると、HTBのonちゃんがお出迎えとはうれしい。かん姉妹と合流して、バックネット裏に陣取る。熱の下がったかん嬢だが、今日は、朝からお腹が終了とのことで、元気がない。
 ファン感謝デーは、以前、東京ドームで1回だけ行ったような記憶があるけれど、先日もバレンタインが酷評していたように、まぁ、そんなにおもしろいものではない。しかし、とりあえず、グラウンドへ降りられるのはうれしい。人工芝も外野フェンスもいろいろ言われるけど、予想よりは、やわらかかった。
 なんと今日の入場者は、3万8000人。ということで、選手とのふれあいイベントには、限度があり抽選。それでも、4回にわけて抽選するなど、趣向はこらしてある。しかし、サイン会や撮影会はよいけど、あっちむいてホイとはちょっとあんまりである。選手入場では、小笠原よりも稲葉のときの方が声援が大きかったような気がした。あいさつでは、あいかわらず金子会長のトークが冴える。東京ドーム時代の金子からは、考えられない。
 盛り上がったのは、キックベース。初回、判定に抗議した小笠原に、なんと主審のBBが退場を宣告。しかし、この時期、ガッツに退場とは、ちょっとブラックすぎてシャレにならない。双方、気づいたのか、あわてて抱擁して、退場は、なかったことになったが、その後も、豪快なホームランを打った後に、ガンちゃんが、
「小笠原選手のホームラン、あと何本見られるでしょうか?」
 とこれもちょっとブラックである。
 2回には、金村がメッタ打ちにされると、たまらず、白井コーチがマウンドへ。場内、微妙な空気に包まれる。
「お前の試合だ」
 と言ったかどうか知らないが、続投、しかし、その後も徹底的に打ち込まれ、武田久にマウンドを譲った。なんとも不吉である。
 それにしても、こういうときは、何といっても岩本の存在が大きい。球団専属でもなんでもないわけだが、今日のどの選手よりも、徹底的にこの場を盛り上げたいという気持ちが伝わってくる。もちろん、解説者として仕事をしていくにあたって、彼としてもメリットはあるのだろうけど、球団としては、感謝してもしきれないところである。現役のエース時代は、今の金村以上に酷評してきた小生だが、親分の後継者は、彼だと認めざるをえない。
 それなりに盛り上がって、15時すぎに終了。最後のヤングマンでは、背番号62番の選手が徹底的にやってくれた。大変すばらしかったが、来年は、名前を覚えられるようにがむばってもらいたいものである。
 楽しかった2006年のシーズンもこれでフィナーレ。あとは、空港でビアを飲みながら、味の時計台さんをいただけばパーフェクトな幕切れだったのだが、15時44分発の空港バスは、36号線の大渋滞で一歩も進まない。味の時計台さんどころか、乗れるかどうか微妙な状況。小生よりも早い飛行機の方もいるようで、車内は、にわかに緊迫してきたが、どうにか17時5分に空港に到着。ギリギリ間にあった。アップグレード券があまっているので、ANAスーパーシートで帰京。かに寿司をいただき、ワインを飲みながら、日記を書きあげる。5分後から揺れが予想されているらしいので、このあたりで切り上げて、就寝。

11/18:優勝パレード

◆横浜→札幌:くもりときどきはれ

 5時起床。YCAT発5時49分のバスで出発。ラウンジでりんごジュースとまい泉をいただきながらニッカン。6時55分発のJAL1003便。クラスJで前が通路の窓側というすばらしい席でモーツァルトを聞きながら熟睡。日本一を決めて以来の北の大地へ帰ってきた。ホカロンを購入して、チョコラBBを飲んで、快速エアポートへ。
 恵庭付近で小雪が舞ったものの、市内は、まずまず穏やかなパレード日和。いったいどんなことになるかと思い、まずは駅前広場へ。すでにごったがえしていて、進退窮まる。ところが、人ごみに流されながら、南へ向かって歩き出すと、案外そうでもない。グランドホテル付近まで来ると、前から2列目をゲット。かん姉妹のご好意により、暖かいお席も用意されていたのだが、移動が大変だし、外の方が臨場感がありそうなので、このままここで1時間ほど待機することにする。

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 11時すぎ、いよいよパレードがやってくる。ヒルマン&金子が先頭。続いては、金村と幸雄さん。金村は、盛大に手をふっているが、幸雄さんは、ユニフォームの上にジャムパーを着て、照れくさそうである。
 時速2,3キロといっても、案外すぐに通過してしまうもの。本来ならしっかり目に焼きつけなくてはいけないのだけれど、ブロガーの宿命として、どうしても撮影に追われてしまう。ふと気づくと、ダルや八木の姿を見ていなかったことに気づく。それでも、建山、稲葉、W武田、鶴岡、そして最後の新庄&ひちょりももちろん見られた。残念ながら、本来、2番目くらいにいるはずの小笠原が、その他大勢としてバスに乗っているのを見ると、残留の可能性はもうゼロということのようである。

(パレードのきれいな写真はこちら)

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 それにしても、シーズン中の札幌ドームもそうだが、今日のパレードを見ても、ファイターズファンには、おばさんがとても多いことにあらためて気づく。おそらくナゴヤドーム、ドラゴンズの優勝パレードとはだいぶ雰囲気が違うのではないだろうか。もちろんSHINJO効果なのだろうけど、これをきっかけに来年も再来年も球場へ足を運んでくれるおばさんもけっこういそうな勢いがある。野球熱の高い街はあちこちあるだろうけど、女性の野球ファンの多さでは、北の大地は、トップクラスのように思う。
 TDLのパレードに比べると、あっという間に終了。大通りまで南下して地下へ降りる。交通規制で進退極まるが、なんとか無事にかん姉妹と合流して、パークホテルにてランチオフ。海老焼きそばをいただきながら、昼間からビアをいただき、みんなでガッツのイルカを豊平川に流そう問題、マシーアスも実は役にやっていたのではないか問題、ベスト電器問題、掃除機をかける場所がないのはいかがなものか問題などについて検討して解散。
 久々にアートホテルズへ。インターネットの調子が悪いので、修復を依頼してから、maruiさんへ出て、日本一記念グッズを購入。
「いっぱいお買い上げですね。」
「東京から来たので。」
「遠いから地方の方は大変ですね。。。」
「え、えぇ。。。まぁ。。。」(地方とは・・・)
「来年も優勝するといいですね。」
「昔から応援してたので、今年優勝したことも信じられないですけどね。」
「シンジラレナイですか。ははは。」

 今ひとつかみ合わなかったが、よい気分で散歩がてら歩いてホテルへ戻るが、部屋からのインターネットの速度は、なんと0.02Mbpsである。あまりにもあんまりであるが、おめでたい日であるので、許すことにして、入浴。横浜FCもアウェーの大一番で神戸に勝利で首位浮上。J1昇格にまた一歩近づいた。
 
 北の大地に来ると、お腹が空くのも早いので、だるま支店さんにて、ジンギスカンをいただいてから、ポールタウンを北上して大通公園へ。ちょうどよいことに、ホワイトイルミネーションが始まっている。ライラックとすずらんなど、おなじみの出し物ばかりで、毎年、少しは新しいのを加えた方がよいのではないかと思うのだが、今年は、テレビ塔という大物が加わったのがうれしい。いつ見てもきれいだし、ひんやりした空気の中で見るのがまたよい。いっそのこと優勝パレードも夜にして、大通公園をテレビ塔から11丁目までの折り返しにしたら、とても美しいパレードになったように思う。次のパレードが何年後かわからないが、ぜひ検討していただきたいものである。
 北の大地に来ると、お腹が空くのも早いので、今日3度目のポールタウンを南下して、ロビンソン地下でたい焼きを頬張って、ホテルへ。もちろん、この後は、入浴とかき氷とマッサージ。そして購入したばかりのオフィシャルグラフィックスを眺めながら眠りにつく予定。完璧である。

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11/17:ニ世議員の価値

◆京都→大阪→横浜:はれときどきくもり

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 タウンミーティングのやらせというのは、あまりにもひどい話で、もっと糾弾されるべきだと思うのだけれど、特に残念だったのは、塩崎官房長官が、
「議論の口火を切ってもらう方への謝礼金だ。(質問内容まで依頼する)いわゆるやらせ質問に謝礼を払ったという話ではまったくない。まったく問題視していない」
 と話したという記事。やらせだろうが、口火を切るだけだろうが、内輪の会議ならともかく、政府のタウンミーティングで謝礼を払っていること自体十分問題である。しかし、これが、森喜朗君とか、野中広務だったらわかる。彼らは、まぁそういう価値観の人である。しかし、塩崎氏は、そういう人ではなかったと思うのだが。。。
 二世議員があまりにも多いことも大きな問題であるが、二世議員に唯一よい点があるとしたら、親父の見苦しい点をみて育っているため、また、初代に比べて恵まれた環境で育っているために、教養が邪魔して親父ほど図々しくなれなれないところである。しかし、いつのまにか、こんなことを平気で言う人になっていたとは驚いた。理解に苦しむ。
 
 三井ガーデンホテル四条の朝風呂は気持ちがよい。風呂上りについつい朝食ヴァイキングを食べ過ぎてしまい、仕事の前にお腹が終了しそうになるが、なんとか持ちこたえる。ついでに、阪和線の支線の鳳-東羽衣間にも乗車して、久々に乗りつぶしがほんのわずかながら進んだ。
 関西空港から帰った方が近いのだが、諸般の事情によりのぞみ号自由席で帰宅。金曜日の上りの新幹線は、だいたい1時間後まで指定がとれないが、始発の新大阪で自由席には座れてしまう。ラッキーではあるけれど、やはり、全席指定が公平で望ましいと思う。

 ○新たに乗りつくした路線:阪和線(鳳-東羽衣)
 ○新たに乗りつくした距離:1.7キロ。
 ○今までに乗りつくした距離:16622.7キロ。
 ○まだ乗りつくしていない距離:3213.2キロ。
 ○乗りつくした路線の割合:83.80%(△0.01)
 ○会社別:JR西日本 72.3%(△0.0)

11/16:どこへ行く日本競馬

◆横浜→東京→大津→京都:はれときどきくもり

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 凱旋門賞、ディープインパクトは、結局失格。まぁ、1着失格でなくて本当によかった。ディック・フランシスの小説のような世界なのか、単に暴れて飛び散っただけなのか、よくわからないが、JRAの高橋理事長が評判を下げたのだけは間違いない。身内をかばうことをせずに、「凱旋門賞に汚点を残した」とまで言い切るのだったら、自分が引責辞任すべきではないかと思う。
 来年度の番組が発表されたが、大きな変化はなし。1回中山を7日開催にして、4回東京を9日開催にするという姑息な手法を使っているが、こんなことで、売り上げが0.1%くらい増えたとしても、長い目でみたら何も起きない。国際パート1昇格のための、重賞レースの外国馬開放もあまりにも遅い。どうせ、たまにしか来ないのだから、さっさと全部開放して、パート1に昇格して日本馬の価値を高めた方がはるかに効果がある。
 そして、もっとも見苦しいのが、デルタブルースに対する嫌がらせである。有馬記念に出るのなら競馬場での検疫を認めるが、香港に行くなら競馬場を貸さないというのは、最低だ。ルールといっても、JRAの内規なんだからどうにでもできるはずである。こんな嫌がらせをしておいて、JRAのホームページには、トップで「メルボルンカップ日本馬ワンツー!」と誇らしげに写真が掲載されているのである。
「理事長になると馬券が買えなくなるのが残念」と言っていた渡辺理事長は、地方競馬からのJRAGI参戦の道を開くなど、交流拡大に努めて、魅力的な番組を作ったが、その後の理事長は、全員ダメ。これだけダメなトップが続けば、売り上げが下がるのも当たり前だが、今の理事長は特にひどい。根来コミッショナーレベルである。こういう人が何年もやっているのだから、本当にどうしようもない。
 まだまだ書きたいことはあるのだが、社台のページをチェックすると、川崎の愛馬ボーンセレブリティ号が、エビで突然の引退。さらに、コリンズグラス号は、栗東の藤原英厩舎を追い出されて、美浦の菊川厩舎へ転厩、さらに、HBUのホームページをチェックすると、スプートニク号、障害試験不合格とのニュースが飛び込んできた。あまりにもあんまりである。JRAの心配をする前に、自分の馬の心配をした方がよさそうである。

 のぞみ号で西下。11月の京都、宿がなかなかとれなかったが、かろうじて今日になって、四条の三井ガーデンがとれた。深夜まで大津で一献してから京都へ。

11/15:法の下の不平等

◆横浜・東京:くもりときどきはれ一時雨

 守れないルールを作って、見せしめのようにときどき適用するのは不公平だということを、毎回主張してきたけれども、とうとうこんなことまで。。。

・ゴルフ賭博でNEC社員ら61人を書類送検

 NEC(東京都港区)文教ソリューション事業部内のゴルフコンペで現金を賭けていたとされる問題で、警視庁保安課は7日、賭博容疑で同事業部の部長(54)ら社員43人と関連会社数社の社員18人の計61人を書類送検した。
 ゴルフコンペは部内の親睦(しんぼく)を深めるレクリエーションとして数年前から、「事業部長杯」などの冠を付けて年数回、開催。プレーヤーを数組に分け、優勝、準優勝の組を予想する「馬券」を1口200円で売り、賭けゴルフを行っていた。(Sankei Webより転載 http://www.sankei.co.jp/news/061107/sha014.htm

 こんなの日本中で、毎日何百件も行われているでしょう?小生だって、やったことないか?と聞かれれば沈黙するしかない。ちなみに、予想紙作るのはけっこう得意ですよ。過去の成績並べて、本誌予想とコメントつけて。。。
 見せしめで書類送検されたNEC社員は、あまりにも気の毒というしかない。内部告発で、悪事が表面化するのはけっこうだけれど、巨悪を暴くことに専念してもらいたい。そもそも賭博のどこが悪いのかまったく理解できない。まぁ、百歩譲って考えれば、暴力団などの資金源になるからで、だから公営ギャンブルだけ認められているのだろうけど、身内でやっているんだったら、何の問題もないでしょう。しかも、売り上げから、誰もテラ銭もとらずに、再分配しているのだから。。。賭博で第3者が儲けるのがいけないなら、保険会社なんか認めないで、全部保険は国営にしてもらいたい。保険は、ギャンブル以外の何ものでもないはずだから。しかも、不払いが日常茶飯事なわけで、ある意味、ノミ屋なんかより始末が悪いかもしれない。
 以前、後藤田氏が法相のときに、野党の議員が、「賭け麻雀は、いくらまでなら許されるのか?」と質問して、笑って答えられなかったという話を聞いたことがあるが、ランダムに取り締まられてはかなわないから、守れるような許容範囲をはっきり決めてもらいたいものだ。たとえば、
・1回の売上総額20万円以内
・1回の参加者50人以内
・売り上げは、原則すべてを参加者で再分配する。ただし、参加者全員の合意がある場合は、この限りではない
 こんなルールを作ってくれれば、世の中のたいていの賭けゴルフと馬券はセーフであろうし、それで何か国民に害が及ぶとはまったく思われない。

 ちなみに、刑法185条では、「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」とかかれており、イッキマンとのゴルフでジジババのランチ1回というのは、 「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるとき」と思われるのでかろうじてセーフのようだ。

11/14:杜の都へ

◆横浜→東京→仙台→横浜:はれときどきくもり

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 午後から仙台で打ち合わせということで、午前中に移動して、ゆっくり牛タンでもと思っていたのだが、午前中は社内で会議になってしまい、10時56分のはやて号車内にてお昼はお弁当。東京駅のお弁当はあんまりなものが多いのだが、幸い、米沢から米沢牛何とか弁当が期間限定で配達されてきていた。お肉もさることながら、東北や上越のお弁当は、やっぱりお米が美味しいような気がする。
 杜の都仙台も好天。駅前のペデストリアンデッキを歩くと、すぐそばにあったビル群がなくなっていて驚く。大きな空き地になっている。その他にも、曲がり角の目印だったコンビニがなくなっていたりして、そんなに久しぶりじゃないのに油断できない。駅周辺は、ここへきて再開発が活発になってきたようだ。
 16時半に業務終了。同行者と駅構内のおなじみの店で軽くビアでもと思うと、こちらも閉店していて、明後日リニューアルオープンだという。油断できない。仕方がないので、別の店で一献してから現地解散して、楽天グッズショップへ。駅構内にグッズショップの支店があるというのは、遠征組にも便利だし、よいことだと思うのだが、店内は閑散としている。さっそくクラッチのぬいぐるみを購入。さらに、北の大地の隠れファンのために、岩隈グッズと鉄平グッズを購入して、帰宅の途へ。
 上りのホームへ上がると、いきなり逆方向からつばさ号が入線してきて驚く。山形新幹線のダイヤが乱れて、つばさ号が仙台行きとなり、仙山線へ振り替えとのこと。お客さんはぐったりしているが、臨機応変によくダイヤを組みかえられたものである。
 幸い、上りのこまち号は順調。1時間40分で東京へ。会社に戻らずに、そのまま帰宅。たいして働いてないけど、日帰りはやはり疲れる。腰も痛いので、入浴して、さて、アーバンでもと思って、ふと気づくと、イーグルスグッズが見当たらない。どうやら横須賀線の網棚に置いてきたようである。まぁ、パソコンや書類の入った出張鞄の方を忘れずに持ってきて、グッズの袋だけ忘れたというのは、不幸中の幸いではあるけれど、あまりにもあんまりである。やはり、他球団のマスコットなど購入するからであろうか?被害総額1900円也。(写真は、購入直後に撮影したもの・・・)

11/13:子どもを守るのは誰?

◆横浜・東京・三鷹:はれ

 6時5分起床。新聞休刊日。リーグ優勝、日本シリーズ優勝の翌日の新聞は、保存版にしたのだけれど、今日は、まぁさすがに一面はハムじゃないだろう、まぁ、中嶋かカワカミプリンセスだろうと思ってニッカンを購入すると、なんと「旭鷲電撃引退」。理解に苦しむ。電撃も何も、朝青龍ならともかく、旭鷲山の引退が気になるのは、サイスさんともがちゅーさんくらいのものであろう。(他の5紙は、3紙が中嶋、2紙がカワカミプリンセス)
 三鷹へ。ジブリ美術館に行くわけではなくて、横河村のきれいなグランドの方向へ。昨日とはうってかわってポカポカ陽気。
 帰社するものの、早起きがどんどん進む代わりに、ますます残業がしんどくなってきた。19時すぎに退社。日記はお休みにして、早々に就寝と思い、普段は見ない9時のNHKニュースを見る。

 ニュース10は、けっこう好きだったのだけれど、9時からの今の番組になってからは、いつも不愉快になるので、見ないようにしていた。今日も、冒頭から、強い違和感を感じたので、ここから10行くらいいろいろ書いたのだけれど、ちょっとひっかかるものがあるので、削除。内容は、まぁ、表題のようなことです。かといって、古館も見たくないし、筑紫さんももう齢だし、ニュースすらほとんど見なくなってしまった。

 週末のファイターズファン感謝デー。ボビーも指摘していたように、なんかつまらない企画ばかりだなと思っていたら、「厳正なる抽選の結果、ご当選とはなりませんでした。」とのこと。入場券になるはずの返信用ハガキは、来年の当日券500円割引券になって戻ってきた。セギも来ないし、マイケルは帰っちゃったし、まぁいいか。。。

11/12:総決算!

◆横浜・東京:はれ

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 念のため、8時に目覚ましをかけておいたけど、7時半起床。掲示板にて、るいさんの無事を確認して一安心。おにぎりとヨーグルトと野菜生活とスターバックスのコーヒーをいただいて、日経とニッカンを読んで、「喝!」に備える。C黒田にあっぱれが連発、さらに大沢親分の始球式に、張さんが、あっぱれ。その他、今日は、なかなかみどころが多かった。
 スカイビルへ。ようやくおでんくんのジャックから解放されたようである。開店前から床屋に並ぶ。新聞か何かもってくればよかったのだが、忘れてしまい手持ち無沙汰。こういうときは、ブログをチェックするのがよい時間つぶしになるのだが、いかんせん、最近、各氏の更新頻度がにぶっている。幸い、yayoiさんの新作が長編だったので、じっくり読んでいるうちに開店。4人いる店員さんのうち、唯一「いつもといっしょ」で通じる人に当たったのでゆっくりできた。
 東京は、木枯らし1号。実際、この秋、初めて、「寒い」と感じる気候。親分の話では、昨日中止になった横浜スタジアムのマスターズリーグが、本日に順延ということなので、参戦を検討していたのだが、北風が冷たいので、部屋にひきこもる。こういう天気のときは、房総半島まではっきり見えて、部屋にいる限りは、快適である。羽田へ到着する飛行機が同時に3機。先頭がつばさ橋をすぎる頃に、次がベイブリッジ、そしてその次も本牧方向に見えているのだから、いかに間隔が詰まっているかがよくわかる。北風の中、プレーする選手たちには申し訳ないが、海を見ながら、おでんとビールで昼食をすませ、ひと休みして夕方に備える。エ女王杯、スィープトウショウ頭で購入したので、カワカミプリンセス失格でも大敗。みなとみらい線特急~目黒線急行乗り継ぎで南北線へ直通。後楽園駅から東京ドームへ。

◆2006/11/12:○F1-0B(ラ・ニュー・ベアーズ)(東京)

 いよいよ今季最後のゲーム。木曜日の感じから、サムスンなら安心と思っていたが、ラ・ニューが出てきた。違ったチームを見られるのは楽しみだが、なかなか手ごわそうな感じがある。先発は、決勝まで温存したエース、ダルビッシュ。初回、なんと3者連続三振。その後もあれよあれよと三振の山。ノーヒットノーランでもやりかねない勢いだが、こういうときこそ先制点が欲しい。油断しているとホームラン一本で0-1とかで負けそうな雰囲気もある。
 3回、紺田がエラーで出塁。こういう展開になればこっちのもの!と思うが、なんと金子会長がバント失敗、強攻して併殺。その直後の4回には、ラニューに初ヒットが出て、1死1,2塁まで追い詰められるが、4番、5番を三振。4回までになんと9三振。
 息詰まる投手戦。5回、6回とファイターズがチャンスを逃すと、7回、ラニューの先頭打者がなんと振り逃げで出塁。嫌な雰囲気が漂う。続く4番打者は、たしかメジャーだか3Aだかにいた選手である。たしかに打ちそうな構えだが、今日は、タイミングがあっていない。見事にダブルプレーでピンチを脱出。
 そして7回裏、ピッチャーが代わった。一昨日の試合でも、投手交代が裏目に出ているが、今日も思いきって早目の継投のようだ。しかし、木元がエラーで出塁。今度こそものにしなくてはいけない。稲田送って、パスボールで3塁に進んで、鶴岡。坪井か小田がいれば・・・というところだが、鶴岡の当たりは、ライト前にポトリと落ちた。ついに1点をもぎとる。
 場内には、マリーンズのユニフォーム姿もけっこうめだつ。「HATSUSHIBA 6」とか、「WARREN 43」なんていうのもいて、いっしょにファイターズを応援してくれるのがうれしい。掲示板を見ると、イッキマンも鶴岡をたたえてくれていた。日本シリーズ、ゴルフと2週連続の対決を終えて、今日だけは、みんな心がひとつになる。
 8回、ダルビッシュが四球を出したところで、武田久。ヒット打たれるも併殺で切り抜け、ふと気づけば、小笠原の最後かもしれない打席がまわってくる。日本シリーズもそうだが、接戦の中、勝利が近づいてくると、別れの瞬間が近づいてくるのだからあまりにも切ない。森本がヒット。しかし、賢介がバントしては、敬遠されてしまう可能性がある。もちろんまだ勝利が決まっていないのだから、仕方ないのだけれど。。。
 今日初めての「オーイ!オガサワラ!」コールを受けて、最後の打席。一応勝負してくれたけれど、結局、四球。稲葉終了で得点もできず。無念。気を取り直して9回。
 日本シリーズ以降のマイケルはまったく打たれそうな気配がない。今日も三振2つ、最後のバッターは、かろうじて当ててセカンドフライで終了。見事にアジアチャンピオン!勝ってうれしいというより、負けなくてよかったという感は否めないけれど、これで、気持ちよくすっきりとシーズンを終えられる。3回の胴上げを全部見られたのだから、幸せ者である。
 表彰式、根来コミッショナーが出てきて、小生がひそかにブーイングすると、次の読売の役員のときには、「HATSUSHIBA 6」をはじめとして、場内大ブーイング。一方で、ラ・ニュー・ベアーズには、大きな拍手が送られた。正直、ここまで手ごわいとは思わなかった。
 しばし余韻にひたってから、ドームの外へ出ると、なぜかボビーTシャツが1000円で叩き売りされていた。明日は、わが身とならないよう引き締めなくてはいけないが、今日のところは、祝杯!

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11/11:スポーツの秋

◆横浜:あめ

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 7時半に目が覚めるが、2度寝して、8時半起床。スポーツの秋。東京ドームでは、アジアシリーズ、横浜スタジアムでは、マスターズリーグが開催されるが、本日は、やはり三ツ沢に参戦しないわけにはいけない。しかしながら、お腹が終了気味だし、冷たい雨模様で、なかなか踏ん切りがつかず、ダラダラと「囲碁・将棋ジャーナル」を見ているうちに、13時をすぎてしまう。
 意を決して、暖かい服装に着替え、以前、るいさんにもらったカッパをもって、家を出るが、急に雨脚が強まり、断念して帰宅。アジアシリーズのテレビ観戦に切り替え。アナウンサーが、当たり前のことや、くだらないことばかり言うので、東尾と小宮山は、ばかばかしくなって、あまり相手にせず、栗山と大塚だけが、アナウンサーに迎合していて、見苦しかった。紺田が誰かが打席のときに、
アナ「こういうチャンスをもらったときに、結果を残せるかどうかが大事ですね」
大塚「僕も、東尾監督にチャンスをずいぶんもらいましたが、結果が残せず、レギュラーになれませんでした」
 などとやっているのだから、ばかばかしい。東尾もやってられないだろうし、せっかく小宮山を呼ぶなら、アナウンサーももう少し頭の切れる人にやってもらいたいものだ。
 だらだらと夕方になり、ヤフー速報をチェックすると、いったん同点に追いついた横浜FCが、1-2で負け。よりによって東京ヴェルディ1969にやられるとは、あんまりである。しかも、こちらも同点だったはずの、神戸-柏戦は、すさまじい点の取り合いになり、4-3で柏の逆転勝ち。あまりにもあんまり。これで、残り4試合で、首位・神戸、2位・横浜FC、3位柏が勝ち点2差以内になってしまった。2位までは、自動昇格だが、3位は、入れ替え戦。来週、アウェー神戸戦が残っているだけに、一転して、厳しい状況になってきた。もっとも、味の素スタジアムでは、もっと悲惨なことが起きていたようである。るいさんが心配である。
 サッカーの結果をニッカンのサイトでチェックしているうちに、バレーボールも第1,2セット失うとの情報が入ってきてしまった。延長の問題があるのはわかるが、これだけの視聴率をとるのだから、絶対に生中継にしてもらいたいものである。仕方がないので、「ニッポン終了」の予定稿を書いてから、万葉倶楽部へ。入浴してビアをいただいていると、意外にも第3セットをとって、第4セットもリードしている。急遽湯上りラウンジのソファにて観戦。第5セットも、全員バレーで大逆転勝利!すばらしい。湯上りラウンジでも、「よし!」という声があちこちから聞こえた。
 初戦の台湾戦敗戦が痛く、しかも明日は、苦手のイタリア戦であり、依然として状況は厳しいが、ヨーロッパ勢の強さがめだつなか、メダルの望みを2次リーグ最終日までつないだのは立派。明日は、ドーム参戦でテレビ観戦できないけど、がむばってもらいたい。
 てもみ庵にて腰を中心にほぐして、明日に備えて就寝。

11/10:広島へ

◆横浜→広島→横浜:はれ

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 5時25分起床。YCAT6時18分発のバスで第2ターミナル。まい泉6ケ入りを購入して、ANAスーパーシートで出発。何やら遠征気分が盛り上がりそうであるが、実は日帰り出張。スーパーシートは、アップグレード券の期限切れが迫っているので使ってしまう。しかし、コックピットの機器不調とかで、30分近く遅れる。遅れもともかく、理由が理由だけにちょっと怖い。
 広島空港へ着くと、何トカ外科学会開催とかで、混みあっている。前夜入りしている同行者が、ホテルがとれないと嘆いていたが、やっと理由がわかった。以前、鹿児島では、「歓迎、自治労大会」とかいうのに出くわして、市内のホテルや飲食店がジャックされて、ちょっとタチが悪かったが、お医者さんの団体というのもちょっと手に負えなそうだ。もっとも、政治家や学校の先生でも同じことか。修学旅行が一番マシかもしれない。
 所用を済ませて、お昼をどうしようかと思うと、紙屋町の交差点、市内のど真ん中に「翁」を発見する。蕎麦好きの世界では、伝説になっている高橋邦弘氏のあの「翁」の系列店のようである。
「店主通院のため、当面の間、4時までの営業になります。」
 などという高飛車な看板も、いかにも期待を抱かせる。さっそく入場。気難しそうなおやじが蕎麦をゆでている。せいろをいただくと期待通りの味。コシがあって、喉越しもよい。久々に美味しい蕎麦をいただいた幸せを感じる。出張の間のお昼におもわぬ拾い物である。午後にも打ち合わせがあるので、おなか終了が怖いのだが、がまんできずに、おかわりしてしまう。以前、サイスさんと行った小淵沢近くの長坂の「翁」は、やや期待はずれだったが、こちらはすばらしい。カープ戦参戦の際におすすめである。ちなみに、伝説の高橋邦弘氏は、広島県の山奥深く、山県郡北広島町って、小生でもよくわからないところにこもってしまい、土日のみの不定期営業、必ず電話でお問い合わせくださいという。あまりにもやっかいだが、一度行ってみないわけにはいかない。
 市民球場や広島城を散策する時間もなく、バスセンターから空港へ。高速を飛ばしてたっぷり55分かかるから、いつものもことながら本当に遠い。バスのダイヤも明らかに制限速度オーバーが前提になっているように思う。19時45分のANAで帰宅。着陸しても、なぜか葉加瀬太郎さんの曲が流れず、さらには、ロビーまでは、バスでのご案内。ちょっとあんまりだが、バス車内で、ファイターズ逆転のニュースが飛び込んできたので、まぁよしとして、「恋するハニカミ」をみて就寝。

翁 達磨

ひろしま 翁

11/9:オーイ!小笠原!

◆横浜・東京:はれときどきくもり

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 日本シリーズがボーナスゲームなら、アジアシリーズなんていうのは、グリコのおまけみたいなもので、昼間、玉丁さんで、固い味噌煮込みうどんをゆっくりいただいていたときには、参戦するつもりはなかったのだけれど、18時に会議が終わってみると、2週間前に感動を与えてくれた選手たちに、東京ドームでまた会えると思うだけでいてもたってもいられなくなり、慌しく明日の出張の準備をして、18時30分退社。けっこう久しぶりの東京ドームは、クリスマス用のライトアップ。こんな時期にファイターズ戦を見られる幸せも、次はいつになるかわからない。

◆2006/11/9:○F7-1L(サムソンライオンズ)(東京)

 2200円のB指定席を購入して、入場、300番台の席が2200円なら悪くはない。1-0のリードに一安心していると、いきなり金子会長がエラー。3塁に進んで外野フライで同点にされる。ここまで八木はノーヒットなのに。シーズン後半は、こういうミスからの失点はほとんどなかっただけに不安。4回裏終了後に、ヤングマンが始まってしまうのも謎。
 5番サード木元、6番DH稲田、8番レフト紺田。来シーズンに大きな不安を感じさせる布陣である。真っ黒になった木元だが、あいかわらず、記録はヒットだが見苦しいプレーがあった。見ていられない。
 八木突然の降板で、久々のオッシー。スピードが140キロくらいしか出ない。ダルの153キロといい、札幌ドームのスピードガンは、東京ドームよりインフレ気味なのか?それとも、たんに試合勘がにぶっているだけなのか?
 6回表。小笠原の打席で、ファンファーレの代わりに、外野スタンドが何か叫んでいる。
「オーイ!オガサワラ!タノムカラ!ファイターズニ!ノコッテクレ!」
 というように聞こえた。その小笠原四球。4番稲葉。東京ドームのレフトスタンドの盛大な稲葉ジャンプに応えて、逆転タイムリー。北の国からが流れる中、木元がヒット。北の国からで木元を応援するのなんて、いつ以来かちょっと記憶にない。1死満塁。代打幸雄さん!北の国からを中断して、応援歌で幸雄さんジャンプ!楽しくなってきた。なんと押し出し。鶴岡タイムリー、紺田の併殺崩れで、打者一巡で4点。大勢は決した。
 勝利を確信して、ふと気づくと、小笠原の打席を見られるのもあとわずかかもしれないということに気づく。本格的に応援し始めた97年は代打の切り札。ビッグバン打線の98年以降は、いつもそこには、小笠原がいた。チームが低迷するときでも、小笠原のバッティングを見られるだけでも、ドームに足を運ぶ価値があると思ったものである。7回表。今日2本目の2ベース。
 9回表。ランナーが2人出れば、もう1回小笠原が見られる。そんな雰囲気がドームに充満して、金子会長が、執念の内野安打。そして、賢介が四球を選ぶ。
「オーイ!オガサワラ!・・・」
 叫び声も終わらないうちに、初球を今日3本目の2ベース。いかにも小笠原らしい当たりを見せてくれた。あとは、もう祈るしかない。
 9回裏マイケルが3三振を奪って快勝。ヒーローインタビューを聞いて、急いで帰宅すると、プロ野球ニュースは、お休み。ちょっと残念。

11/7:スポーツと思い入れについて

◆横浜・東京:はれ時々くもり

 本日の日記は、お休みのつもりだったが、帰りの車中で、週刊ベースボールの豊田氏のコラムを読んでいて、思うところがあったので、意見はうまくまとまらないかもしれないが、気になったことを書いてみることにした。
 豊田氏の辛口のコラムは、日経などでも読んでいて、以前から一目置いているし、日本で数少ない本当の野球評論家だと思っている。その氏の、ここ数回のコラムを読むと、その論調は、「もっと野球の本当の楽しみを知って欲しい」、「そのためには、鳴り物とかをやめて、真剣勝負をじっくり堪能すべきだ」、「そういうことをわからずに、球場に騒ぎに来ているファンが増えたのは残念だ」ということが訴えられている。
 こういう意見は、小生の周囲にもあって、本当に野球を愛しているといえばいえるのだけれど、ちょっと気になるのは、その背後には、野球に対する思い入れが強いあまり、他のスポーツよりは、野球の方が絶対におもしろいはずだという思いあがりがあるように思うこと。鳴り物もやめ、SHINJOのようなパフォーマンスも否定し、それを目当てに来る女性ファンも否定して、あるいは、地元だからというだけでとりあえず熱狂するファンも否定して、ただただプレーが続けられたとき、野球というスポーツは、それほどおもしろいものだろうか?そこには優劣は基本的にはないと思っている。ハンドボールやホッケーに比べて、なぜ日本で野球ファンが多く、プロとして成り立っているのかといえば、日本の野球には、歴史があり、過去にも現在にもいろいろな意味でのスターがいて、それをマスコミがおもしろおかしく取り上げるからこそ、多くのファンが楽しめているのではないかと思う。
 以前、「野球チームなんてどっか決めて応援すればどこを応援しても楽しさは同じ」ということを言ったことがあるけれど、早い話が、小生の場合、どっか小国に転勤か何かで、移住することになって、その国には、プロスポーツがカパティしかなかったら、それはそれで、ルールを覚え、ひいきのチームを作り、テレビ中継を見たりして、案外楽しめると思う。競馬がなくて、鳩レースしかなかったら、鳩の血統をじっくり研究することになる。宇宙人にさらわれた先に、何か奇怪なルールのスポーツがあって、宇宙人たちが夢中になっていれば、それはそれでよい。要は、ルールがあって、その上で、一定の規模のプレーヤーが真剣勝負をしていて、観戦が容易で、欲を言えば、身体能力だけでなく、かけひきのような要素があったり、様々な角度からの記録などがついてまわるものであればなおよい。だから、みんなでトラムプとかゲームをやるときでも、その瞬間だけは、真剣にやらないとおもしろくないと思っている。
 あんたの野球に対する思い入れはその程度か?と聞かれたら、まぁそうです、と答えるほかはない。自分がプレーをしていないからといえばそれはある。そこが、豊田氏との違いかもしれない。しかし、今の日本の野球ファンの大半は、中学以上で本格的に野球をやったことはないと思うから、潜在的には、いつ他のスポーツに夢中になってもおかしくないのだと思う。豊田氏の言うことを突き詰めていけば、1000人くらいのファンの前で、求道者のような選手たちだけが黙々とプレーをすることになる。年俸は、1/100くらいになるかもしれない。そのときに、「これが本当の野球だからいいのだ」と言い切れるのだろうか?なんだかんだいっても、まだまだメジャーだから言っていられるのであって、本格的に地盤沈下してしまったら、「あの頃はよかった」ということになるのではないか?

11/6:足どりも重く

◆横浜・東京:くもり時々はれ

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 3連休明けの月曜日の朝というのは、まぁ誰でもあまり元気の出ないところではあろうが、当方は、イッキマンにまさかの敗北を喫した翌朝である。足どりも重~く出社。しかも筋肉痛で体中が痛いし、6時半に家を出ているのに、グリーン車でも座れないし、ニッカンを開けば、小笠原FA確実の記事。あんまりである。それにしても、李承■(※■は火へんに華)に、6億5000万というのも理解に苦しむ。まぁ、ペタジーニに7億2000万出すよりはよさそうだけど。。。
 もがちゅーさんから、金曜日のアジアシリーズのチケットをいただくことになっていたのだが、3日ぶりに出社して、予定表を見ると、出張になっている。あんまり。会議続きで、ぐったりしたので、昨日、草薙球場で東西対抗を観戦してきたYa嬢をひやかす。優勝すると、秋も忙しいし、予想外の出費もかかるという点ではわかりあえたが、
「仁志がタダみたいにトレードでもらえるならファイターズも欲しかったよね。」
「いらないです。レギュラーの誰かが出られなくなっても困ります。」
「サードやってもらえば。稲田よりはいいって。」
「いりません。」
「・・・。でも、坪井は、あんまりだよね。」
「あんまり好きじゃないからいいです。」
「・・・」
 かみ合わないので、東京駅でふかひれ麺とビアをいただき、週刊将棋を購入して早々に帰宅。イッキマン家では、夫人も大喜びとのことであるが、小生は、帰宅しても、なぐさめてくれる人もいないので、早々に就寝。

11/5:遺憾!

◆横浜・千葉:はれ

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 5時5分起床。イッキマン号が6時に到着。アクアラインにて千葉へ。3連休最終日は、同期のメムバーでのゴルフコンペに参加。ぐんぐん杯以外の大会は基本的に辞退しているのだが、イッキマンともりちゃんがいれば、まぁ最悪でも下から3番目にはなれそうなので、今回、初参加にふみきる。
 3組に分かれての団体戦。1番ホールのティーショットは、フェアウェイど真ん中へ会心の当たり。過去のぐんぐん杯では、あまり見せたことのない当たりで、後ろの組にイッキマンにプレッシャーをかける。
 しかしながら、以後17ホールで、レディースドライヴァーから快音が聞かれることは1度もなく、例によって、6番アイアンや7番アイアンで100ヤードずつ前進する見苦しいプレーが続く。
 問題のイッキマンはというと、時折後ろをふりかえってみても、何やら後ろ姿に余裕が感じられる。おかしい。実際、3オン2パットのボギーとかでまとめている気配がある。あまりにもあんまりである。
 ハーフターンのときは、スコアを公開してはいけないというルール。一口グラスビールを飲みながら、探り合い。しかし、あいかわらず余裕の表情。おそらく50前後で回ってきたと思われる。しかし、50でまわったイッキマンの後半は、だいたい70と相場は決まっているので、あきらめてはいけない。
 後半もドライヴァーはチョロばかり。ドラコンやニアピンの団体戦もあるので、チームにまったく貢献できず心苦しいが、このあたりから、時おり後ろを振り返ると、イッキマンの動きが怪しくなってきた。ちょっとぐったりしている気配がある。ぐんぐん杯なら、このあたりから、ぐんぐんさんとともにプレッシャーをかけることができるのだが、いかんせん直接対決でないのが辛い。しかも、あとで聞いたところでは、このあたりで、こちらの組のスコアの会話が漏れて、いったん意気消沈していたイッキマンが、息を吹き返してしまったらしい。
 最終18番ホール。長いパットをねじこんで、ダブルボギーにしたものの、58、60の118。まぁ、小生としては、いつものスコアではあるが、問題は、イッキマンが後半どこまで崩れたかである。デニーズにて表彰式が行われ、ようやく、すべてが明らかになった。S嬢との約束でもあるので、スコアを公開。

 しん     966675784 58 6710667477 60 118
 イッキマン 947644655 50 64810896511 67 117

 誠に遺憾!!!最終ホールの11など、いつものイッキマンペースで一杯になっているのであるが、最大13打差から猛追するも、1打及ばず。あまりにもあんまりもここに極まる。これでは、イッキマン家にとって日本シリーズが第5戦で終了したのと同じくらいの屈辱を返されることになってしまった。しかも、そのイッキマン号の送迎をうけて帰宅というのがまた屈辱的である。
 ちなみにもりちゃんもなんと119ということで、危ういところであった。油断できない。もはや、大分へ乗り込んでS嬢と対決するくらいしか道は残されていないようである。出直しである。
 万葉倶楽部にて、入浴。祝杯のはずが、不味いビールになってしまった。ふて寝するしかないようである。てもみ庵さんにて体をほぐして早々に就寝する。遺憾!

11/4:美女と焼肉と挑戦状

◆横浜・東京:はれときどきくもり

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 昨日一日たっぷり休養して、本来なら5時半起床で、御殿場オフへ参戦する予定だったのだが、あまりにぐったりしているので断念。風邪なのか何だかよくわからないが、あまり経験したことのない疲れでだるい。朝から、ベッドの中でまるまったまま。午後から、東京ヤクルトスワローズvs六大学選抜の中継を見てみるが、解説の広岡達朗氏よりもさらに年が上のOBらしき人が続々と出てきて昔話ばかりするので、ついていけない。再びベッドの中へ。
 17時すぎに何とか起きだして、自由が丘へ。サイス夫人の友人であるところのS嬢が、大分からホーバークラフトに乗って上京していてオフが開催される。夜の部だけでも駈けつけないわけにはいかない。JRタワーのバァ以来の再会。ナゴヤドーム前矢田駅以来の再会のもがちゅー氏も登場。さっそくカープかつスティックタイプとマーブルチョコレートみちのくバージョンとハイチュウ九州限定バージョンをいただく。
 米沢牛の米沢屋さんへ参戦。入口を撮影してから入場すると、「店内外撮影禁止」と書かれている。分厚いランプ肉など、いかにもブログ向きなのであるが、店員に確認してもやはりNG。ちょっとあんまりであるが、たしかに美味しいかった。食欲旺盛な女性陣に対して、サイスさんは、野菜に専念している。
 ヤクルトファンであるところのS嬢は、いきなり、
「日本ハムの日本一は、もうこれで最後ですね。」
 と手厳しい。自身は、スワローズ全盛時代に、神宮だけでなく所沢まで参戦して、日本一を何度も経験しているという。くたばれ読売問題などについて検討できるのは、すばらしいのであるが、最近始めたゴルフで、ハーフ60台が出るようになったので、小生のスコアならすぐにでも追いつけると豪語するというのはいかがなものか?。たしかにドライヴァーの飛距離が150ヤードというのは、小生をオーヴァードライヴしかねないが、まだまだ負けるわけにはいかない。せめて、イッキマンを負かしてからにしてもらいたい。明日のスコアをブログで公開する約束をして解散。

11/3:文化の日

◆横浜・東京:はれ

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 7時30分起床。文化の日は、明治天皇の誕生日で、日本国憲法が公布された日でもある。関東地方では、晴れの特異日。今日もよく晴れて気持ちのよいお天気。
 本日は、休養日なので、特に文化的な話題は何もないと思っていたら、海の向こうから、ぐんぐんフォトアルバム開設のお知らせが届く。衝撃的である。しかし、今から雪が降っているようでは、大変である。来年、雪が解けた頃に参戦したいと思う。
 ぐったりしているので、休養に専念したいのだが、家の中が荒れている。2日遅れでカレンダーをめくり、1週間ぶりに植木に水をやり、掃除機をかけ、洗濯機を2回。縁起をかついでいたTANAKA6もようやくお洗濯。幸い大事にはいたらなかったが、代わりに買ったばかりのMISATOTシャツが終了。3000円もしたのに、安っぽかったようである。
 夕方から実家へ。前回行ったのは、松坂vs和己の投げあいの日だから、わずか1ヶ月足らずの間に、ずいぶんいろいろな事があったと実感する。しゃぶしゃぶを食べながら、「お兄のマイルで母娘で行く旭山動物園と札幌と釧路の旅」の打ち合わせ。旭山は、冬の営業が始まったが、ペンギンのお散歩は、雪が積もらないと始まらないようで、ちょっと残念。母と妹は、「旭山は広いから、1日で回りきれるか?」と心配しているが、小生の記憶では、そんなに広くなかったように思う。「上野なんかよりずっと小さい」と言ったが、本当はどうだったかな。
 バレーボールをTV観戦しながら、竹下がセッターをやっている限りジャパンには限界があるのではないか問題などについて検討して帰宅。

11/2:余韻

◆横浜・東京:はれ時々くもり

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 北の大地の胴上げから1週間。今週は、4日しかないけど、さすがにしんどかった。2枚買った往復ハガキのうちの1枚を、日曜日は今年も草薙球場へ行くというYa嬢に渡して、ファン感謝デーの申し込みに協力してもらい、19時すぎに退社しようとすると、Y氏が、
「これから、川崎ですか?」
 と聞く。そう言われてみれば、JBC開催中だが、さすがに元気がない。東京駅で、皮ぽん酢とビールをいただいて、「Number」を購入して帰宅。
 日本シリーズ前には、シーズン優勝で十分と思っていたのだけれど、勝って初めてわかったのは、日本シリーズの勝者だけが、勝ったままシーズンを終えるということの気持ちよさである。来年の開幕戦まで、ずうっと勝者でいられるというのは、やはり愉快。一昨日は、週刊ベースボール、昨日は、週刊ベースボールの増刊号とニッカンスポーツの特集号を購入したが、やはり、じっくり読むには、Numberが一番おもしろい。
 11月は、もっとも好きな季節。爽やかな好天に恵まれることも多く、10月の後半から12月上旬にかけては、例年、あちこちに遠征するのであるが、何しろ今年は、やきうがようやく終わったばかりで、今後の遠征計画が白紙に近い状況である。しかもまだアジアシリーズがあり、日本一のパレードがある。一方では、横浜FCのJ1昇格も現実味を帯びてきているし、マスターズリーグも横浜に来るようだし、カーリングも気になる。部屋の中も、相当ちらかっているし、洗濯物もたまっているが、早く態勢を立て直して、遠征計画を整理する必要がある。しかし、そうはいっても、まずは、日曜日に、イッキマンを返り討ちにしないことには、すべてが始まらない。

11/1:履修漏れ問題の本質

◆横浜・東京:はれ

 昨晩は、22時半に就寝して、熟睡。ニッカン一面は、「獅童結子離婚」。今ごろ気づいても遅いよ!って、まぁ、小生に言う資格はまったくないですけどね。
 
 今日もまだまだ眠いけれど、多少復活してきたので、履修漏れ問題について。小生、私立の内部進学なので、教育問題を論じるには、立場が偏っているのだけれど、結局、この問題は、日頃から指摘している、「守れないのが当たり前のルールを作って、黙認しておきながら、ある時、突然取り締まるのはおかしい」というところにも行き着く。
 フェアということを重視する小生だが、「他の学校の生徒は、その授業を受けていたのだから、補習を受けてもらわないと不公平」という議論には、全面的には賛成できない。その分、早く帰って予備校に行っていたわけではないし、そもそも生徒たちが、リスク覚悟でその学校を選んだのだから自己責任とは言い切れないだろう。
 当面の解決は、まぁこういうときは、役人では無理で、政治家の出番であり、補習を短縮して行うというのがまぁ落としどころになるのだろう。今回、わかったのは、伊吹文相というのが、全然ダメだということと、めずらしく森喜朗ががむばっていたということ。教育に一家言あるというだけのことはあるようだ。だてにラグビーばかりやっていたわけではないということなのだろう。(「一過言」と書いて、不安になって、ネットで検索したら、「一家言」で、しかも、「いっかげん」なんですね。。。)
 しかしながら、今回の議論をみていて、解せないのは、授業とか単位とかいうもののあり方についての突っ込んだ議論が全然されていないことである。名前だけ「日本史」とつけた授業を50時間やればいいのであれば、時間割に、「日本史」とつけておいて、自習の時間にしてしまえば、履修漏れも回避され、受験生にとっては、困らないことになる。実際、小生の高校なんて、巨人の話しかしない英語の先生、映画の話をふると止まらなくなる国語の先生、学校の歴史だけで1学期が終わる日本史の先生もいたし、中学も高校も歴史の授業というのは、時間切れで16世紀くらいで3学期が終わるのが毎年のことであった。
 指導要領は何のためか?一定の水準の知識の習得を求めているのであれば、科目の名前ではなくて、中身が問われるはずだが、全国すべての授業の中身なんか管理できるわけもない。テストをやる方がまだ現実的であるが、それならば、履修時間なんか意味はなくて、点がとれればよいことになる。それに高校は義務教育ではないのだし、もう制度そのものを根本的に見直さないとどうにもならないだろう。
 ついでに言えば、大学の方も、受験問題で、日本史とか世界史の細かいことなんか問わないで、「今回の履修漏れ問題について思うところを述べよ」と1問だけ出題すれば、それでだいたいすべてわかるはずである。
 バブル後の10年くらいで、日本人の価値観も変わってきて、少しずつ住みやすい国になりつつあると思うところもあるのだけれど、その過程では、耐震偽装問題、履修漏れ問題、少し違うが、ホリエモン問題にしても、奈良かどっかの職員の病欠問題にしても、戦後何十年か目をつむってきた問題の膿がまだまだこれから出てくるのだろう。

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