12/27:すしポリスの復活と1600万円のパスポート
◆横浜・東京:はれ
未明に雷を伴った大雨が降り、バクダン低気圧が去って、一転して南風でバカみたいに暖かくなった。もっとも、このパターンは、次に冬型になって寒くなるので、油断できない。北の大地は大雪にご注意。
少し前の話になってしまうけれど、日経のコラムでも叩かれていた「すしポリス」が、いったんは財務省の査定で却下されながら、復活折衝で復活してしまったという。「海外日本食レストラン認証事業」とかで、正しい日本食レストランを認定するという阿呆極まりない事業なのだが、「海外日本食優良店調査・支援事業」に名前をかえて復活してしまった。国費2億7600万円。さすがは、松岡利勝であるが、彼を農林水産大臣に指名する安倍くんが悪い。
外国の日本食店がそれなりにストレンジなのは、当たり前であり、そういう妙な形で地元に受け入れられていくなら、それはそれでうれしいことである。何の目的があって、農林水産省が海外のレストランを認定する必要があるのか?インドからカレーポリスがやってきたら、COCO壱番屋だって×だろうし、中国からラーメンポリスがやってきたら、日本中のラーメン屋は終了かもしれない。葬式は仏教、結婚式は教会、クリスマスと正月をそれぞれエンジョイしている国の考えることとは思えない。NPOとかで自主的にやるのは一向にかまわないけど、国のお金で役人がやることではないだろう。
結局、役人が余っていてヒマだからこういうことを考えてしまうのである。とにかく国家公務員を削減するしかないが、うっかりすると、気象庁の測候所とか、国立病院とか、警察官が削減されてしまったりする。そうではなくて、霞ヶ関のキャリアの数を減らさないと意味がない。半分にしたら、必要な仕事だけに専念できるだろうか?それでもまだまだ多いかもしれない。
もうひとつ、パスポートの電子申請システムというのが20億円かけて、130件のパスポートしか申請されず、あまりにも無駄ということで、廃止になることが決まった。どういうしくみだか知らないが、1件のパスポートに1600万円かかっている計算である。まぁ、廃止が決まっただけマシだけれど、何でも電子化すればいいというものではない。10年に一度くらい役所に行ったってかまわない。むしろ、土曜とか時間外に営業してもらえば済むことである。選挙の電子投票も、セキュリティだなんだと気になるなら、お金をかけるのではなくて、やめた方がよいと思う。
誠に遺憾ながら、これらは、氷山の一角で同じようなことはいくらでもありそう。税金の無駄遣いというと、ハコモノばかりやり玉にあがるけれど、ハコモノは、維持管理費で赤字さえ垂れ流さなければ、資産として残る。しかし、すしポリスの2.76億は、ただただドブに捨てるだけである。いや、海外のメディアからバッシングさえされている。本当に救いようがない。
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「すしポリス」とは阿呆極まりない事業ですね。お恥ずかしいことに、知りませんでした。
ポリスといえば、思い浮かんだのがミニスカポリス。こちらも阿呆ですが、まだしも経済効果が期待できると思いますです。
北の大地は大雪にご注意ですか。ありがとうございます。今日は誠に危ない道でした。ジャブジャブのツルツル。明日は、ジャブジャブがツルツルになってその上から雪が降りしきるということですよね。
なんちゃって雪道(一見雪道だけれども、すぐ下の荘は氷でツルツル)は、デンジャラス。
気をつけます。
投稿: かん | 2006/12/27 22:07
すしポリス、話になりませぬ。いっそのこと、安倍首相がすしポリスのぬいぐるみにでも化けて、アメリカ訪問するとか、ギャグにでもするしかないです。北の大地は、明日の午後くらいから冬型が強まって、北風と雪が続くようです。ご注意くださいませ。
投稿: しんちゃん | 2006/12/27 23:38