12/8:信頼感の源泉
◆横浜・東京:くもりときどきあめ
日経1面は、「全日空国内の全13ホテル売却~航空事業に集中~」。さらに9面は、「西武、12施設を売却」。六本木の全日空ホテルも、ニセコ東山プリンスホテルも売却されるとは、小生の世代からすると、まったくもって寂しい限りである。
短期的に見れば、経営資源の集中、財務体質の改善ということで正しいのかもしれないが、長い目で見たときに本当にプラスになるのだろうか?公益性のある大企業だから、多少苦しくても社会貢献をしろという意味ではなく、純粋に経営だけを考えてもそれでよいのだろうか?と思ってしまう。
たとえば、渋谷文化圏で育った小生にとっては、東横線に乗る機会はそんなになかったけれど、東急文化会館があり、東急百貨店があり、東急バスがあり、東急コーチなんていうのもあった。となると、大人になってからも、東急ホテルとか東急インには、一目置くようになるし、伊豆急といわれても、東急の系列と分かれば安心感がある。地方に言っても、東急のお古の電車やバスが走っているし、サロマ湖東急リゾートと言われれば、なんとなく安心感があるが、サロマ湖鶴雅リゾートを言われては、ピンとくるものがない。
西武鉄道に乗ることは、MISATOのときくらいしかないが、城南地区に住んでいても、結局は、スキーもスケートもボーリングもゴルフもテニスもみんなプリンスホテルのお世話になるし、だからこそ、中華は、やっぱり「獅子」、カレーは「シェール」ということになってくる。アークヒルズのANAホテルでシャンパンを飲みながら、田原総一朗が登場すれば、これもまたうれしい。
こういう付加価値というか魅力をすべて取り払ってしまえば、東急や西武はただの鉄道会社だし、ANAとスカイマークの違いだって、いずれはわからなくなってくるに違いない。
そして、同じ今日、「ソフトバンクがばんえい支援」という大ニュースが飛び込んできた。まだよくわからないところもあるが、とにかく一度廃止してしまえばもうおしまいだから、存続の可能性が出てきたことは、全面的に歓迎であるし、さすがは、孫さんということになる。
小生の世代からみれば、孫さんや三木谷氏はまだまだうさんくさいと思ってしまうし、ホリエモンにいたっては、なおさらであろうが、現実にパ・リーグを救ったのは、ホリエモンであり、三木谷氏であり、ばんえいを救ったのは、孫さんで、TCKを支えているのは、フサイチ。五島慶太や堤康次郎だって、強盗慶太に、ピストル康次郎と言われ、うさんくさい人物の典型だったのであるから、世の中どうなるかわからない。小生だって、ヤフーや旅の窓口のない生活はすでに考えにくくなっている。イーグルスを応援する子どもだち、0円携帯を使う高校生が大人になったとき、日本で信頼できるブランドといえば、楽天でありソフトバンクとなっている可能性は否定できないし、旅なれた人は、スカイマークで飛ぶのが当たり前になっているかもしれないのだ。
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