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1/11:勉強不足

◆広島→東京→横浜:はれ

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 プロ野球選手には、FA権取得をのぞけば、原則として移籍の自由はない。したがって、「やめてやる!」と言ってやめることはできても、「やめてから、どっか好きなところへ移籍する」ということはできない。

 任意引退:球団が保有権を持ったままやめる→双方が合意しての名誉ある引退か、トレード拒否などダダをこねて、やめてしまうのどちらか。(後者の例は、定岡など。)

 自由契約:球団からクビにする。したがって、選手は、拾ってくれるところがあれば、移籍できる。

 そして、年俸の減額制限というのがあって、1億円以上の場合は、双方の合意がなければ、40%以上下げてはいけないことになっている。
 では、合意しないで、球団がそれ以上のダウンを押しつけるとどうなるかというと、選手は、見返りに自由契約を獲得できる。(この最後の規程は、石井浩郎以降できたらしい。それまでは、この規程がなかったので、拒否しても任意引退に追い込まれるため、野球を続けたければ同意せざるをえず、事実上、減額制限の意味がなかった)

 したがって、オリ中村問題は、

 オリックスが1億2000万以上払う気がなく、中村が1億2000万を要求している以上、自由契約にするしかなく、中村は、拾ってくれるところがあれば自分で探す権利は発生する。それだけのことである。

 Fs坪井問題は、

 ファイターズは、6750万(9000万の坪井の場合、減額制限は25%なので)以上払う気がないから、他球団に拾われるのを覚悟で自由契約にしたが、誰も拾わなかった。じゃあ、安い値段でもう1回契約しよう。それだけのことである。

 野球界のルールはそれなりにややこしい。小生の説明もあるいは間違いがあるかもしれない。しかし、マスコミ、特にスポーツメディアがオリ中村問題を論じるのであれば、任意引退と自由契約の違い、年俸の減額制限の詳細な規程を説明しなければ、議論にならないはずである。

 そもそも、スポーツ紙記者や、野球評論家で、勝利投手の決め方、セーブのつく場面、ホールドのつく場面、現行のドラフト制度詳細などを、正確に理解している人は、ほとんどいないのではなかろうか?複雑すぎるルールにも問題はあるけれど、勉強不足と言わざるを得ない。インターネットの普及で調べることは簡単になっている。野球界同様、マスコミ(主に新聞、テレビ)もある意味、閉鎖的な社会である。お互いの競争がなく安住していると、護送船団のまま沈没していくことになる。

 なんか堅い話が続いて疲れた。ジブリオフに備えて、トトロを見てから就寝。

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コメント

勉強不足でよくわからないのですが、こういう画像を掲載するのは著作権とかに触れないのでしょうか?

 勉強不足といえば、この前工藤投手がFAか毒ら投手の人的補償でYB入りした経緯。
 今回、YBとファイターズがGのプロテクト枠外選手から一人づつ選択できたのですが、選択がかち合った場合、同一リーグの球団に優先権があること。
 そんなの今回はじめて知りました。
PS;違うリーグ同士、同じリーグ同士の球団だった場合には、ウェーバー順なのですかね?

いかんせん勉強不足ですが、著作権法は、「親告罪」なので、被害を受けた人が訴えない限りは罪にはならないようです。DVDを買って、そのバッケージを自分でデジカメで撮って、ブログへアップするだけで、訴えられることはないと思われます。

そうなんです。選択がかちあったときの順番は小生も知りませんでした。というか、契約した順番でいいような気がしますけどね。

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