9/24:死闘!北の大地!無念のドロー
◆札幌→横浜:はれ
昨日は、早々に爆睡してしまったので、6時10分に目が覚めてしまう。昨日の日記を書いてから、朝風呂、朝食ヴァイキング。アートホテルズは、少し変わったおかずが揃っているので、エビフライなどいただき、最後は、納豆ご飯。道スポを読みながら、オレンジジュースは3杯。ヒルマン監督だけでなく高田GMも契約満了で辞任ということであまりにもあんまり。Gのようにお金を使えないなかで、稲葉、岡島を獲得し、ドラフトで若手を発掘して育てた手腕、そして、ヒルマンを支えるコーチ陣をそろえた手腕が多いに評価していたので、来季が大変心配である。
しかしながら、まずは、今日の決戦が大事。うっちーさんは、横浜へ、イッキマンさんは東京ドームへ。そして、buschanさんも北の大地へ参戦してきた。小生もぐったり気味ではあるが、10時半すぎにはチェックアウトして札幌ドームへ。もちろん今日も4万を超える大観衆である。
◇2007/9/24:△F4-4H(札幌)
ファイターズ先発は、武田勝。先発投手陣崩壊の中、ここで落とすわけにはいかないのだが、ホークス新垣も初回から6球続けて150キロを連発。気合十分で三振の山。
ホークス戦はけっこう久しぶりのような気がするのだが、終了していたはずのアダムが復活している。4月の東京ドームでは、いかにも打てなさそうでバカにしていたらまさかの一発をくらったのだが、どうも以前に比べると打ちそうな雰囲気がある。それでも、2ストライクとあっさり追い込んでいたのだが、一球はずしたはずの高めの球をあっさいレフトへ持っていかれて先制点。痛い。
4回に、稲葉、セギ、高橋信二の連打で同点。なおノーアウト2,3塁が2アウトになって、これをのがすようならやばいと思ったが、稲田がしぶとく勝ち越し打。稲田も昨年は、あまり打てそうな感じがしなかったが、最近はそれなりに期待できそうな雰囲気にはなってきた。
得意の勝ちパターンに持ち込めそうな感じが出てきた6回表、先頭の本多と多村にボテボテの内野安打が出て、嫌な感じのピンチ。以前の小久保ならこういうときは、確実にガツンとやられている。しかし、今の小久保ならひょっとしたら?と期待したのだが、そんなに甘いことはなくてやっぱりガツンとやられてしまった。武田勝、それほど打たれた感じもないが、ここで交代。金森も打たれて、2-4。
ちょっと厳しい雰囲気になってきたが、7回裏に、ダブルスチールでチャンスを広げて、稲葉の内野ゴロで1点差。足を使ってファイターズらしさが出てきて、少しムードがよくなってきた。そして、8回には、工藤内野安打のあと、小谷野の当たりが1塁線にポトリとおちて、一気に生還。同点!ホークスからみれば、実に悔しい点のとられ方だと思うが、まぁ、これがファイターズの強さといえば強さなのであろう。試合内容は異なるとはいえ、ホークスにとっては、負ければ1年が終わるに等しく、1年分の戦いがこの1戦で決着するという意味では、昨年のプレーオフ第2戦にも似た緊張感が漂ってくる。
負けている場面から投げていた武田久を9回も引っ張ったが、アップアップ。途中からマイケル投入。負けられないホークスも9回は馬原。リーグを代表する両クローザーの登場で、試合は締まるが、両チームとももう後には引けない。11回まで両投手が続投。
そして、問題の12回。マイケルはここまでで2回1/3。ファイターズとしては、引き分けで十分だから、ここまで来たらマイケル続投と思ったのだが、交代。最後にオッシーにすべてを託すことだけは避けたいとないるさんとも連絡をとっていたのだが、オッシーどころから、なんと萩原である。クレイジーである。勝ち泥棒江尻がいないとはいえ、よりによって、2番川崎からの上位打線で萩原では話にならない。あまりにも弱気な投球でランナーをためる。愚痴ばかりなので、隣のかんちゃんからは、
「もっとポジティブに応援しようよ」
と言われるが、打つべき手を打ってくれないと、応援にも力が入らない。
それでも、小久保を三振にとって、2死2塁で的場。打率は.118。もう捕手がいないので、代打が出せない。さすがの萩原でも的場なら抑えられると思ったら、なんとここで四球である。ちょっと考えられない。これでは、ホークスに勝ってくれといわんばかりである。次の辻なら代打が出せるわけで、とっておきの柴原が残っていた。あまりにもあんまり。もはやこれまでである。しかし、奇跡的に抑える。。。
引き分けでは辛いホークスにとって、12回裏の存在自体がなんとも気の毒だが、それを4イニング目の馬原に投げさせるのもさらに気の毒である。マイケル続投とは意味がちがう。これは、なんとかなるのではないかという気がしてくる。裏は、守りのことを考えずに代打も出せる。まずは、坪井登場で場内大歓声。そして、見事にヒット。好調工藤終了も、飯山のところで、幸雄さんの登場である。再び場内大歓声。疲れのみえている今日の馬原のストレートならば、幸雄さんでも打てそうな予感がする。
そして、奇跡は起きた。いかにも幸雄さんらしいライナーの打球は、あわやホームランという勢いでレフトフェンスを直撃。サヨナラ勝ちである。死闘5時間あまり、最高の幕切れである。感極まって、立ち上がって、万歳。けいこさんも号泣しているのではないだろうか。すばらしいのひとことである。
ところで、ふとグランドに目を戻すと、意外にも早くボールが戻ってきてなんと楽々アウト。。。終了である。あまりにもあんまりである。そのまま座り込んでしまう。
幸雄さんのひょっとしたら最後かもしれない札幌ドームでのヒット、そして、おそらく確実に最後であっただろうサヨナラヒットが幻になるとは野球の神様もあまりにもあんまりである。まぁ、ホークスも2日間、ベストを尽くしてすばらしい試合をしたので、終了を宣告するのは気の毒と野球の神様も判断したのだろうけれど、どうせ引き分けもほとんど終了なのだから。。。そしてここは北の大地である。本拠地最後の週末のゲーム、4万大観衆の中で幸雄さんのサヨナラヒットを見たかった。ただただ無念。
外は真っ暗。ほとんど途中で帰る人もいなかったので、福住までの道は大渋滞。かなり余裕をみていたはずの20時35分のJ社便も危なくなってきた。19時に福住発。大通でかん姉妹の盛大な見送りを受け、余韻にひたるまもなく、札駅では地下街を走って、19時25分発の快速エアポートになんとか間に合った。味の時計台をいただく時間もなくそのまま出発。中途半端な幕切れで、なんとも消化不良の感が否めないけれど、3日間、天気にも恵まれたし、最終日のみ観戦でなんとか引き分けたのだから、貧乏神としては、善戦した方かもしれない。味の時計台さんは、クライマックスシリーズと日本シリーズでまた来ればよい。そのためにも、残り7試合、優勝めざしてとにかくがむばってもらいたいものである。
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あまりに空しい引き分け
今年を象徴する10日間
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最後に残された手は、絶対的存在のマーに4イニング目となる12回裏、全てを託して引き分けに持ち込むしかなかった。
球威は落ちてきていても、その精神力に託すしかなかった。
その結果の精一杯の引き分けです。
[画像]
[画像]
[画像] 8回の満塁無得点、その裏に追い付かれて、結局5時間ゲームヒヤヒヤものの引き分けです。
この一年を象徴する素晴らしい、面白い試合でしたが、代償はあまりに大... [続きを読む]
お疲れ様でした。
実は、私はホークスの勝ちがなくなった時点で札幌ドームを後にしたので、幸雄さんの幻のタイムリーはさっきプロ野球ニュースで初めて確認しました。
早めに帰って正解で、CTS19:30発便のクラスJキャンセル待ちで帰ってこれました。
8回の同点のシーン、伏線には8回2アウトながら満塁から無得点だったのが効いたように思います。
まさに「チャンスを逃すと、ピンチがやってくる」でした。
それにしても、あのときのアダモちゃんの緩慢なプレー、あれで試合が決まってしまったように思います。
先制打、ヒットもありましたが、帳消しです。
いずれにせよ、ホークスにとっては勝てた試合を追いつかれて負けに等しい引き分けです。
試合そのものは、この死闘の一年を象徴するかのようなベストゲームでしたが、痛すぎます。
投稿: buschan | 2007/09/25 00:24
おつかれさまでした。そうですね、今日の場合、ホークスファンは、12回裏を見ても仕方ないですものね・・・退場に時間がかかって、20時35分のJ社がギリギリでした。4イニング目の馬原はちょっとかわいそうでしたが、アダムの緩慢な守備に比べて、柴原-川崎の中継は見事でした。しかし、アダムには、代走とか守備固めをだす機会がいくらでもあったので、そこはちょっと疑問でしたです。12回表、的場に四球を与えたときは、万事休すと思いましたですが、奇跡的に押さえましたです。
投稿: しんちゃん | 2007/09/25 00:38
お疲れ様でした。いま画像の編集が終わりました。
Sリッチといい、ブキャといい、アダモちゃんといい、なんか今年のホークスは「ツキ」とか「運」とかに頼ることが多かったようです。
今日もアダモちゃんの先制弾がなかったら6回逆転してすぐに変えたでしょうが、なんとなく最後になんかをやってくれるんじゃないかと変な期待をしていたように思います。
正太郎に替えて「大きな声で」辻を出した時点で、本来はアダモちゃんのかわりだったでしょう。
ベンチの采配も含めて、いろんな意味で今年のホークスを象徴する試合でした。
投稿: buschan | 2007/09/25 01:16