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12/31:ジルヴェスターコンサートで年越し2007~2008

◆横浜:はれ

 7時起床。今日は、洋食の朝食が食べたい気分なので、昨日に引き続き、馬車道のロイヤルホストさんへ参戦しようかと思うが、冬型が強まり寒い。オムレツとトーストくらいなら、敷地内のローソンで買ってきて、自分で作ってみるかと前向きになるが、よく考えたら、拙宅の設備では、パンを焼けない気がしてきた。仕方がないので、お正月にはまだ早いけれど、昨日、そごうで買ってきたお餅でも焼いてみようかと思うが、よく考えたら、拙宅の設備では、お餅も焼けない気がしてきた。魚を焼くロースターの説明書を読んでも、これは、やっぱり魚を焼く機械のようにしかみえない。めんどうくさくなってきたので、マックにてソーセージエッグマフィンセット。機械の故障でオレンジジュースが売り切れとはいかがなものかと思う。
 北の大地より、「ケーリンのお金でコブクロのCDを購入すべし」との指示。レコード大賞の翌日に購入というのは、ちょっとはずかしいところもあるのだけれど、仕方がないので、寒い中をもう一度街へ。北風は冷たいけれど、その分空気が澄んで見通しがよいので、ついでにランドマークタワーに昇ってみることにする。69F展望台。みなとみらいに住んでからは、初めてだ。富士山が見えないのがちょっと残念だったけれど、都心方向までよく見える。ラウンジで湘南ビールをいただくと眠くなってきたので、帰宅してお昼寝。

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 来年の遠征計画を検討して、夕食にいか飯をいただけば、あとは、ジルベスターコンサートを残すのみ。2006年が、あまりにもすばらしい年だったので、正直、今年はどうなることかと思われたが、ファイターズまさかのV2と幸雄さん2000本安打、星野ジャパン五輪切符獲得、ノルディック世界選手権銅メダル、そして他にも北の大地から沖縄までの数々の遠征、そして数々の美女オフをエンジョイすることができた。然別湖大浴場での転倒、ブリュッセルでのロストバッゲージ、ぐぅんぐぅん杯大敗、ハセシュンタロウ杯大敗、大分オフ不戦敗など残念なできごともあったが、まずはすばらしい1年といえそうだ。
 一方では、昨年に引き続いて、おぎさんとぐんぐんさんががむばっているのに、小生は、これでよいのか?という問題があるのだが、少なくとも、ピーマンの中が空洞でないということがわかっただけでも大きな一歩である。そうすぐに変われるものではないので、とりあえず、一歩一歩である。
 ということで、みなとみらいホールにて、おなじみのジルベスターコンサートで年越し。みなさまよいお年をお迎えください。

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 5年連続参戦のみなとみらいホールのジルヴェスターコンサート。今年ももちろん池辺晋一郎先生作曲のファンファーレで幕を開ける。指揮はもちろん飯森範親さんである。いつのまにか3回目の結婚をされているようでびっくりであるが、年越しには欠かせない存在である。そして、小生やイッキマンさんのような初心者には、朝岡アナの軽妙な司会も欠かせない。今日は、前半は、ちょっとマニアックな曲が多くて、難解だったが、最後のオペラがよかった。どちらかというとオペラは食わず嫌いだったのだけれど、聞いてみるものだ。それにしても、「セビリアの理髪師」の理髪師が、「フィガロの結婚」のフィガロだとは知らなかった。ピーマンの中以外にも、まだまだ知らないことがいっぱいあるのであって、だからこそ日々エンジョイできるともいえる。
 映画やコンサートは、基本的には、一人で楽しめるものだと思っているけれど、クラシックのコンサートの休憩中に、グラスを片手に談笑するというのは、ちょっといい感じである。というわけで、無事にイッキマン夫妻を発見して、白ワインをいただきながら、今日もお仕事だったという夫人に弟子の粗相をお詫びするが、立浪が1億円もらっているのはいかがなものかとの厳しいご指摘を受ける。
 リムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」のエンディングでカウントダウン。東京大賞典的中→KEIRINグランプリ的中と意外な展開で来たので、最後の最後にカウントダウン失敗というどんでん返しも心配されたが、見事なタイミングで無事に年越し。そして、ラデツキー行進曲でしめくくり。イッキマン夫人も満足していただけたであろう。
 ということで、あけましておめでとうございます。本年もよろぴくおねがいします。

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12/30:そろそろ今年も終わり2

◆横浜:はれ時々くもり

 7時起床。年賀状にコメントを書いてようやく完成。8時から掃除。総喝!を見てから朝食と思っていたのだけれど、いつまでたっても始まらないので、待ちきれずに出発。馬車道のロイヤルホストで朝食ご膳。ニッカンでKEIRINグランプリの検討をしながらゆっくりいただく。
 関内から京浜東北線で横浜駅へ移動。中央郵便局に年賀状を投函して、そごうにてお買い物タイム。来年のカレンダーがまだ決まっていなかったのだが、「北の大地へ」というきれいな写真のカレンダーがあったのでさっそく購入。小生にこれほどぴったりなタイトルもないであろう。お買い物券があったので、ハッシュパピーの靴も購入。朝、家を出たときは、穏やかだったのだが、急に北風が強くなってきて寒い。

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 ひと休みして、いよいよKEIRINグランプリ。実力的には山崎、心情的にはベテラン小嶋。両者の1-9折り返しは押さえたうえで、五輪好きの小生としては、アテネ五輪銀メダリストの伏見から買ってみる。山崎の番手だしチャンスは十分ありそうだ。総流しと山崎、小嶋への3-1、3-9からは、3連単も流す。結果は、山崎-伏見を小嶋が単独でまくったところを、伏見が差し返して見事にできあがり。3連単3-1-5は、375倍!100円だけとはいえ、大勝利である。東京大賞典に続いて、KEIRINグランプリも的中して、有馬記念の負けを全部取り返しておつりがくる。こんなことは、日記を始めて7年目で初めてと思われる。すばらしい年越しである。
 そごうで買ってきた高級アジを焼いて、コシヒカリと納豆とビールでいただき、夜は、万葉倶楽部へ。大福コースで1年の疲れを癒して就寝。いよいよ今年もあとわずか。

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12/29:そろそろ今年も終わり

◆横浜:はれ時々くもり

 めずらしく8時半くらいに起床。ひまっこなので、朝食後また眠ってしまい、ゴロゴロしているうちにお昼すぎ。
 SPAT4にてTCK・東京大賞典に参戦。どう考えてもヴァーミリアンの頭は動かせないので、フリオーソを対抗にして、馬単、3連単的中。年末の日記といえば、有馬記念大敗→東京大賞典大敗→KEIRINグランプリ大敗で、「このままでは年を越せないではないか?」というのが定番になっていたのだが、今年は少し流れを変えることができてよかった。もっとも有馬記念の負けの1/5くらいしか取り返していないし、その後の最終レースで吐き出してしまった。東京大賞典の売り上げは、地方競馬新記録の1レース25億円。TCKに関しては、長期低落に歯止めがかかったようで、大変心強いのであるが、有馬記念の1/20、KEIRINグランプリの1/3。12月29日の土曜日の夕方であれば、もっともっと売れる方法はあるはずで、さらにがむばってもらいたいものだ。
 終日ひきこもりで、ようやく年賀状に着手。かなり枚数は絞っているのだけれど、なんだかんだと時間がかかる。
 日頃、バラエティはほとんど見ないのだけれど、年末だし、メッキーだったかくまだったかに勧められたので、21時から、「人志松本のすべらない話」を見る。まぁ、おもしろかった。いかんせん知らない芸人が多いのだけれど、何人か顔を覚えたのは収穫である。
 「チーム・バチスタの栄光」を読了。日頃、ミステリー系はあまり読まない小生が購入したのは、年末だし、映画化予定で文庫の表紙が竹内結子だったからという不純な動機なのであるけれど、新しい作家に進出するときって、案外そんなものである。第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ということで、ちょっと強引な点もあるものの、ぐいぐいひきこまれて、一気に読了。竹内結子・阿部寛主演の映画も楽しみになってきた。
 しかし、原作には女性はほとんど出てこないはずで、主役級と思われる竹内結子の役柄が不明である。話を変えて、別のキャラでも用意したのかと映画のサイトを見たら、原作の主人公、田口公平が田口公子になっているとはびっくり。

12/28:御用納めのローレライ

◆横浜・東京:くもりのちあめ

 御用納め。今年のカレンダーだと、ほとんどの会社が今日になると思われる。イッキマンよりも30分も遅くまで働いて18時に業務終了。会議室にて納会。大ボスや、ボス、Yぞう、F嬢、Yo子さん、W嬢、エリカ嬢似?の派遣さんらと、ビールやらワインやら、台湾で小生が買ってきた紹興酒やらで乾杯。ドミノピザなどをつまんで21時すぎに帰宅。昨日のぼーねんかいの連絡がつかなかったT氏からさっそくTEL。やはり、ブログで告知するのがよいようだ。夫婦で沖縄滞在とはうらやましい。
 日頃、映画やDVDはほとんど見ないのだけれど、年末ということもあって、21時15分から、フジテレビで、「金曜プレステージ・年末映画スペシャル『ローレライ」』(劇場オリジナル版)」を見る。「亡国のイージス」は、劇場で見て、「川の深さ」は、本で読んだけれど、この話はまったく初めて。
 原作と違う点もけっこうあるようだし、アニメっぽい映像だったり、かなり怪しいところもあって、宇宙戦艦ヤマトを見ているようなところもあるのだけれど、役所広司を筆頭に役者さんがそれなりに揃っているのはよかった。で、紅一点のヒロインは、いったい誰なのだろうかと思って、調べてみると、香椎由宇さんとのこと。つまり、今朝のニッカンでオダギリジョーとかやらと結婚とのことで、盛大に一面を飾っていたのはこの人だったのね。にゃるほど。あと、妻夫木聡っていう人の顔も一応覚えたけど、またそのうち忘れるかも。
 SHINJO夫妻離婚は、まぁそれほど驚かないけれど、佐橋佳幸と松たか子ですか。佐橋クンといえば、美里のイメージなんですけどねぇ。
 というわけで、今年の業務も無事に終了。低迷するグターンズを尻目に、みなとみらいクイーンズは、79勝34敗のぶっちぎりで優勝してメジャー復帰。しかしながら、優勝を決めたあとの最終戦で、幸雄さんを4番ファーストで起用してみると、2エラーとはあんまり。

12/27:ぼーねんかい

◆横浜・東京:くもり時々はれ

 高校1年のクラスメートが集まって忘年会。サイスさん、るいさん、もーさん、yayoiさんがいっしょだった小学校のクラスは別格とすれば、その次に思い入れのあるクラスは高校1年のクラス。バブル紳士であるところのN氏とS氏、人格者であるところのギャウ氏、秀才であるところのタニさん、あいかわらずあやしい動きをするタッキーが新宿に集合。
 この齢になると、誰がどのクラスの時にいっしょだったのかだんだん怪しくなってくるのだけれど、出席番号1番はアベ君で、47番はワタナベ君だったのではないかという点で意見の一致をみる。
 先生が生徒といっしょに競馬の予想をしていたのは、今では、コンプライアンス上まずいのではないか問題、都議選で落選したH君のその後問題、表を歩けないと言われていたT君はどうしているのか問題、タニさんの妹とUという方はわかりあえるのか問題、先生のエンマ帖を砂場に埋めてしまったのはさすがにいかがなものか問題、トリさんの彼女のお弁当を食べてしまったのはまだよいとしても、それ以上はちょっと言えない問題、入学してすぐのゴールデンウイークにディズニーランドでナンパに失敗して、八丈島でさらに失敗するのはいかがなものか、新島に行くべきだったのではないか問題、その他、もろもろ懐かしい話題で盛大に盛り上がるのだけれど、湘南新宿ライン最終をきっちりゲットするあたりに齢を感じるところである。
 今回、常連のT氏に連絡がつかなかったとのこと。ブログで告知しておけばよかったのではないかという結論に達する。ということで、次回はぜひ。

12/25:ふぐオフ・幸雄さん・リニアエクスプレス

◆横浜・東京:くもり

 いよいよ最終週。年末の風物詩といえば、ぐんぐんさんとのふぐオフなのだけれど、あいにく氏は今年も帰国されないので、チームの忘年会としてふぐオフを開催。日頃、早々に帰社しているマネージャーのせめてもの罪滅ぼしである。5000円のふぐにしては、刺身も充実して、けっこう健闘したのだけれど、雑炊のだしがあまり味がしないあたりに限界があったようである。そして、本日は、永年、ファイターズを応援してくれたYa嬢の送別会も兼ねている。最近は、すっかり楽天に浮気しているようなので、楽天のマスコットを贈呈。
 ほろ酔いでなんだか寒気がしてきた。F嬢より、NORTHFACEさんの新作について、「何ですか、その中国のドラえもんみたいなのは?そんなもの着ているから寒くなるんですよ」との指摘。NORTHFACEさんは北の大地対応の暖かさなのに全然わかってくれないようだ。中国のドラえもんっていうのは、顔が細長いヘンテコリンなやつのことのようだけれど、ちょっと意味不明。
 23時に帰宅。夫人の反対を押しきって、ジョニー黒木をグターンズに押しつけて絶好調のみなとみらいクイーンズ、なんと20連勝を達成。サイスさんからいただいた幸雄さんを使いたいのだけれど、ファーストには、Dの若きホープ新井がどっかりと居座って3割4分。代打要員に使おうにも、ワトソンが4割で、出番がない。チームを勝たせながら、2000本を達成させたヒルマンの偉大さを再確認する。
 中央リニア新幹線、JR東海の自社着工が決定。開通は2025年とのこと。なんとか小生でも見届けられる範囲でありうれしい。中央環状線にメドがたった今、小生が見届けたいのは、北海道新幹線、東京発札幌行き特急オーロラ号(仮称)と、リニアエクスプレスである。大変待ち遠しい。

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12/24:アルテピアッツァのホワイトクリスマス

◆札幌→美唄→札幌→横浜:くもり時々雪

 7時起床。朝風呂。朝食ヴァイキング。サラダ、フルーツ、オムレツ、ベーコン、コーヒー、スポニチ。洋食ヴァイキングには、和食メニューがいっさいないのでご飯が食べられないのは残念だけど、まぁ仕方がない。カリカリベーコンはさすがに美味。クリスマスのオークラさんだが、アジアの団体さんの姿が多く、オムレツのカウンターでスクランブルエッグを作るように要求されてコックさんが困惑していた。
 本日は、クリスマスイブということで、サンタさんも忙しそうだし、小生は、ふらっと帯広ばんえいでも参戦しようかと思っていたが、夕方まではサンタさんもお仕事はないということなので、今月3回目となるトヨタレンタカー・ECOカーを確保して、雪のちらつく道央自動車道を東へ向かう。
 アルテピアッツァ美唄さんへ待望の初参戦。イタリアで活躍する彫刻家・安田侃氏の出身地である美唄。廃校になった小学校を活用して、屋内と屋外に氏の作品が展示されている。
 気温は0度前後。昨晩あたりかなり雪が積もったようで、屋外の作品は雪をかぶって埋もれてしまっているものも多い。元々小学校の体育館だった建物はかなり冷えこんでいて、他にお客さんもいなくて静まり返っている。
 体が冷えきってしまったので、最近作られたというカフェへ。こちらは暖炉もあって暖まる。クリスマスなのにあまりにもお客さんがいないので心配になってきたところで、地元の常連さんが2人カフェにやってくる。ひとりは先生と呼ばれているインテリ風のダンディ氏で、カフェのママさんにクリスマスケーキの差し入れなどしている。もうひとりは、地元の農家のオッチャンという感じ。およそ対照的な2人だが、カウンターでなぜか馬刺しの話題などで適当に盛り上がっている。
 富良野のように盛大に観光客がやってくるわけではないし、入場料も無料で、NPOのサポーターの会費のみで運営されている。長く続けていくには、地元のリピーターの支えも欠かせないだけにこういう常連さんがお昼にコーヒーを飲みにきたという感じでふらっとやってくるのは心強い。都市と地方の格差が本当の意味で縮まるには、日本各地にこういう地味ながら落ち着きのある施設や活動が少しずつ定着していくことが必要なのだろうと思う。
 美味しいコーヒーとりんごのケーキをいただきながら、雪景色の中に点在する作品も眺めつつ、暖炉のそばでぼんやりと、しかしぜいたくな時間をすごす。ダンディ氏が差し入れたクリスマスケーキのおすそわけもいただいてから、名残惜しみつつ退場。季節ごとにちがった魅力を見せてくれそうで、また再訪したいところである。
 おだやかなやさしい気分で美唄を後にするが、ここでドライバーが交代。一転して緊張感が高まってしまうが、なんとか美唄市内までたどりつく。
 この後は、遅いお昼に、江別市内で歴史的建造物のおしゃれなレストランで美味しいビーフシチューをいただくというなかなか素敵なプラン。ところが、なんと定休日。月曜定休とはいえ、クリスマスイブにお休みというのはいかがなものかと思う。それともつぶれてしまったのだろうか。仕方がないので、そのまま市内へ入り、南郷18丁目mのはなまるさんへ。これだけ札幌市内に参戦していても、どうもこのあたり、大谷地とか菊水だとか、南郷とかいうあたりは、土地勘がないし、中心部から近そうで遠いという印象がある。夜のお仕事に向かうサンタさんを送り届けて解散。
 クリスマス休暇最終日ということで、最終便の無料航空券の最後の1席をかろうじて確保していたのだが、ECOカーをそのまま千歳へ飛ばし、予定より2時間早い19時25分発の空席をゲット。21時には、羽田第2ターミナルへ到着。6時半に道央道を走っていて、9時に羽田というのは実に早い。しかも第2ターミナルでは、左右両方のゲートを使って降りることができた。第2ターミナルならではの新技術なのだが、通常は、ゲートが足りないのでまず実現しない。ちょっとしたことだが、すごく得した気分。
 YCATへのバスの右側座席からは、ライトアップしたみなとみらい。本日は全館点灯が美しい。まだ時間も早いので後で写真を撮りに行こうかと検討していたら、バスがベイブリッジにさしかかったところでいきなり消灯。21時30分終了とはあんまりであるが、まずは充実したクリスマス休暇。明石家サンタまで起きている元気もないので、YEBISUで乾杯して、千歳で購入した長万部かなやのかに寿司さんをいただき早めに就寝。メリークリスマス♪

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アルテピアッツァ美唄

12/23:美女とクリスマスパーティ@北の大地

◆横浜→札幌:はれ

 7時起床。いつもよりはだいぶゆっくりでYCAT発8時42分のバスで出発。2日連続で第2ターミナル内の千疋屋総本店さんで杏仁豆腐を購入して、ストロベリージュースをいただく。
 札幌行きのANA1401便は、なんとバスでのご案内だという。クリスマス休暇なので無料航空券がとれただけでラッキーなのだけれど、どうやら臨時便のようで、ゲートが確保できないようである。ジャムボのお客をバスで運ぶのは大変であり、あまりにもあんまりであるが、機内では、前の広いお席で、3人がけを独占ということで楽チン。まい泉をいただき、ひと眠りして無事に北の大地に到着。寒そうだけれど、よいお天気。
 快速エアポートで札駅入りして、大通のオークラさんへ初参戦。クリスマス連休の中日ということで、どのホテルもさすがにお値段は安くないので、どうせどこも高いならということでオークラさんへ。13時チェックインということで、味の時計台さんで時間調整をしてから参戦するも、お部屋の掃除ができていないとのことで待たされる。普通のホテルなら仕方ないけれど、オークラさんとしては、こういうのはやはり失態ではないかと思う。丁重なお詫びがあって、ラウンジでコーヒーが一杯サービスされたけれど、荷物も多いし、厚着もしているし、早く部屋でくつろぎたい。コンビニで買ってきたpinoも溶けてしまう。40分くらい待たされてスーペリアダブルだかに入場。たしかに広いけれど、インターネットはADSLモデムだし、ちょっと古い感じはする。まぁ、オークラファンには、それがまたよいのかもしれないけれど。
 有馬記念の検討。◎ロックドゥカンプ○ポップロック▲メイショウサムソン△ダイワスカーレット。平凡といえば平凡な予想である。ドリームパスポートは高田だし、インティライミもジャパンCの敗戦が不可解。あとは、ルメールのハイアーゲームを少々買ってみる。
 15時からケーキを食べたいというメッキーのお誘いをお断りして、テレビの前に陣取るが、誠に遺憾な結果。まぁ、毎年のことではあるけれど、大穴を買えば固く収まるし、固く買えば大荒れ。20年以上有馬記念に参戦しているけれど、ほとんど当たった記憶がない。あまりにもあんまりである。入浴して就寝。わざわざ北の大地まで来て、PATで馬券買って惨敗して、入浴して昼寝とは我ながら理解に苦しむけれど、やむを得ない。
 17時半に出発。大通公園のイルミネーションがすぐ。ルミナリエに1時間も並ぶより、ホワイトイルミネーションのすずらんやライラックを堪能する方がよいと思うのだけれど、あまり賛同は得られないようである。
 18時にかん姉妹宅に参戦。いきなりサンタが登場して驚く。衝撃的である。そして、トトロキャンドルに点火して、シャンパンを恐る恐る抜くとパーティー気分も盛り上がってくるというものである。クリスマスといえば、ケンタッキー。さらに、マンゴークリスマスケーキに杏仁豆腐。小島よしおは好きではないけれど不愉快でもない問題、ジャパンを応援しないのはすばらしい問題、イッキマン夫妻ジルベスター参戦でテリトリーを侵される問題、軌道修正勧誘問題、台湾のハローキティー偽物ではないか問題、もがちゅーさんが購入したユニは背番号が変わる問題などなど検討。プレゼント交換も盛大に。メッキーのTシャツは思い出がつまっているはずなのに、小生だけ思い出せずに窮地にたたされる場面があったものの、まずは楽しいクリスマスオフ。夜がお仕事のはずのサンタが途中で眠ってしまったので24時前にお開き。
 地下道を歩いて、ホテルの前に出たら、まだイルミネーションが点灯していたので、ラッキーと思ってカメラを構えたところで24時になって消灯。あまりにもあんまり。ホテルに戻って、日記を更新しようとして、デジカメをいじくっていたら全部画像が消えてしまって、あまりにもあんまり。でも、楽しい北の大地のクリスマスでありました。

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12/22:東京っ子の夢、中央環状新宿線奇跡の開通!

◆横浜・東京:くもりのち雨

 高度成長期を知らない小生にとって、子供の頃から、待ち望んでいた夢のプロジェクトといえば、東北新幹線(1982年)、青函トンネル(1988年)、瀬戸大橋(1988年)といったところが代表格である。これらは、誰もが知っている国家的プロジェクトであるけれど、東京に生まれ育った小生にとっては、同じくらい待ち望んでいた夢のプロジェクトがあった。
 子供の頃、夏休みや連休に父の運転で、家族で行楽地へ出かける。帰りは、お約束の大渋滞。そして、必ず聞かされたのが、東京には、環状道路が1本しかなく、東京を通過するトラックも都心環状線へ入ってくるから渋滞してしまうという説明。実際、環状線を中心とした放射線の渋滞は、「3号線は用賀まで全線、4号線は永福まで、5号線は、北池袋まで・・・」などという交通ニュースのフレーズとともに記憶に刻み込まれている。そして、解決のために計画されているのが、中央環状線であり外郭環状であるとのことだった。3号線の大橋付近で道路が2段になっているのは、将来の合流に備えているものだと聞いて、ずいぶん前から計画されているのだなぁと思った記憶もある。高松出口なんていうのができたときも、これが将来の中央環状線になると知って期待が高まったものだ。
 免許をとって運転するようになったのは、バブル期。東京一極集中はますます進み、渋滞はひどくなるばかり。中央環状線は、東側だけ開通した。葛飾ハープ橋なんていうおしゃれな橋もできて、東北、常磐道が湾岸とつながったのは、画期的ではあったけれど、肝心の東名~3号線、中央~4号線は、あいかわらずの都心環状線だのみ。西側の中央環状線の計画はどうなっているのかと調べてみれば、山手通りを2倍に拡幅して、その地下をトンネルで掘るのだという。道路拡張といえば、一軒ずつ立ち退いてもらう気の遠くなるプロジェクト。住宅が密集している山手通りの拡幅なんて永遠にできないだろうと思い、完全にあきらめていたものだ。子供の頃とちがって、大人になると自分の持ち時間も限られてくる。何十年も先のことを待ち望む気持ちにもなれない。
 それから15年。横浜へ引越し、クルマも手放した今になって、とうとう夢の実現する日がやってきた。中央環状新宿線山手トンネル。旧高松出口から山手通りの地下をぶちぬき、西新宿で一気に地上へ出て4号線につながるという。開通予定は今日の16時。ずっと工事していたのだから、奇跡の開通という表現は大げさかもしれないが、東京の西側に住んでいた人ならこの気持ちはわかっていただけると思う。トヨタレンタカーみなとみらい店でECOカーを借りて参戦だ。
 夜は、実家でクリスマスということで、あまり遅くなるわけにもいかないが、開通前に到着しても困るので、渋滞状況をみながら時間調整。羽田空港へ立ち寄り、千疋屋の杏仁豆腐を購入して、ストロベリージュースをいただき、トトロショップをひやかして、15時に出発。クリスマスの土曜日だが、ディズニーランド方面へ向かう湾岸線東行きは意外にも順調。大井PAで一休みしてさらに時間調整。この15年、箱崎の改良あたりから始まった首都高速の渋滞解消への努力は着々と成果をあげている。何かと叩かれる首都高速だけれど、ETCの距離別料金導入もまもなくだし、ずいぶんよくなったとほめてあげたい。
 葛西JCTで分岐して、中央環状線へせっかくだから起点からぐるりとまわってみようと思う。船堀橋、平井大橋、四つ木と通過して、堀切JCT。環状線といっても、首都高速の場合、X字型に放射線といったん合流してしまううえに、2車線+2車線が3車線になってしまう。結局ここで渋滞してしまうし、織り込み交通が発生するので、けっこう危険である。北の大地や沖縄ドライブばかりで首都高速を運転するのはけっこう久しぶりなので緊張する。
 小菅JCTで常磐道と分かれ、江北JCTで東北道と分かれる。ここから先を走るのは2回目くらい。そして、いよいよ5号線との合流。ここでいきなり1車線にしぼられてしまうので早くも渋滞。今日のところは見物客が多いということもあるが、2車線の環状線をいきなり1車線に絞ったら絶対に渋滞する。内回りの板橋、外回りの熊野町が新たな渋滞の名所になってしまいそうで心配である。
 まだ看板の架け替えも終わらない熊野町JCTで右へ分岐して、いよいよ新宿線。できたてのはずなのに道路が汚いと思ったら、ここまでは高松出口として使われていた部分だった。そして、いよいよ山手トンネルへ。開通から15分後の16時15分に進入。
 もぐってしまえば、なんということのないトンネルだけれど、昔のトンネルに比べるととても明るいので圧迫感がないのはよい。小生と同じように見物組が多いようで、地方ナンバーのクルマもめだつ。全長5キロのトンネルを数分で快走するが、ゴールの西新宿JCTで渋滞。ただでさえ交通量の多い2車線の4号新宿線へぶつけるのだから、まぁ当面は渋滞は避けられないだろう。しかし、あと2年で、さらに南へ伸びて、3号線に接続する。これでようやく東名から都心環状線を通らないルートが1本できあがることになる。そして、2013年頃に、湾岸線の大井JCTへつながる。ここまで完成すれば、東京の道路体系はがらっと変わることになりそうだ。
 中央環状線から都心方向へは入れないので、4号下り幡ヶ谷で降りて、中央環状線工事の続く山手通りを南下して、姪っ子のいる実家へ。シャンパンで乾杯して、北京ダックをいただき、ストロベリー杏仁豆腐で仕上げ。生後2週間になった姪っ子だが、全然大きくなっていない。それでも、もぞもぞと手を動かしている。妹曰く、おじちゃんとジャンケンだという。まぁ、しかし、ドラえもんみたいなものだから、グーしかできないだろうとたかをくくって、パーをだすといきなりチョキを出されて終了。まったくもって油断できない。

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12/21:美しいから未来に残したい~地球環境をめぐる議論とみなとみらいのクリスマス~

◆横浜・東京:はれ時々くもり

 クリスマス休暇前の金曜日ということで、みな早々に退社。出遅れた小生も19時半には退場。明日からでかけるので、今日のうちにみなとみらいのライトアップを見学しておくことにする。
 環境問題への意識が高まるのはけっこうなのだけれど、どうも議論が混乱している。以前にも書いたのだけれど、ライトアップまで悪者にされない状況になってきたので、もう一度問題提起をしておく。

○もう原始的な生活には戻れない

 ライトアップをやめろというなら、クルマもやめればよい。携帯電話もやめる。テレビもやめる。冷房もなし。夜はローソク。それを言い出したらキリがない。クルマは生きるために必要だから仕方ないけれど、ライトアップはなくても生きていけるのか?どちらが人生を豊かにするかはひとりひとりが判断すること。豊かになりすぎた反省があって、個人が自分が苦にならないところでちょっとだけエネルギーを節約して、自分で満足する。その積み重ねが地球に優しくなる。それがよいのであって、価値観をおしつけだしたらブッシュマンのような生活に戻っていくしかない。ECOがおしゃれになるまではよかったけれど、嫌煙権やメタボ対策のようにエスカレートしそうで怖い。

○エネルギー消費=温暖化ではない

 前にも書いたけれど、風車をまわしたエネルギーでクリスマスツリーを点灯したり、太陽光発電でクルマが走る分には、地球温暖化には無関係だ。温暖化が心配なら、チェックすべきは、CO2であり、化石燃料の消費を問題にすべきである。

○暑い地球と寒い地球

 日本のように四季がはっきりしているとわずかな温暖化でも敏感に感じることができる。たしかに、この数十年で平均気温は上昇し、南極の氷は溶け、ベネツィアは沈みかけているかもしれない。しかし、元々地球には、気候変動というものがあって、過去に何度も氷河期がきている。もし、別の理由で、地球が急に冷え始めたら、温暖化対策はどうなるのだろうか?氷がどんどん増えて逆に魚がとれなくなったりしたら、地球を暖めるために、CO2をどんどん燃やせばよいのだろうか?

○炭素税の実験

 数年前から議論されていた「炭素税」あるいは、「環境税」。ガソリンなどへの課税を強化すれば、エネルギー消費を抑制できるし、その財源を自然エネルギーの普及などへ使うこともできるというアイデア。ECOな人たちはけっこう賛成していたが、産業界、財界は反対していた。ほとんどすべての産業にとってコスト高となり、それは最終的には価格にはねかえることになる。それでも消費者は、賛成を貫くことができるか?
 ここ1,2年のガソリンの高騰は、ある意味、炭素税導入の実験効果がある。ガソリン代高騰で、ECOカーへの買い換えは進んだのか?交通量は減ったのか?物価はたしかに上がったが、環境のためには、みなそれくらいは我慢できるのか?しかし、現実には、灯油代の補助とか、高速道路値下げとか、ECOでないバラマキ対策が検討されている。1リットル160円でもやっていける自信があるなら、今後、原油が下がったときに、その分を増税してしまえばよいわけだ。ただ、その前に道路特定財源を環境対策に回す方が先ではないかとは思う。

○キーワードは持続可能

 結局、大切なことは、エネルギー消費を抑えることでもなく、地球を冷やすことでもなく、地球のすばらしいところを未来に受け継いでいくことではないかと思う。その未来に残したい美しいもののなかに、みなとみらいの夜景もぜひとも加えておきたいと思う。

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 プレミアム10 「加山雄三70歳の若大将」を見て就寝。

12/20:年末雑感

◆横浜・東京:はれ

 このところブログの更新が滞り気味。さすがの小生も、年末は忙しいのか?というと全然そんなことはなくて、連日18時退社。今週は、1年間以上かけて進めてきたプロジェクトのカットオーバーということで、あまり予定を入れないようにしていたのだが、拍子ぬけするくらい順調にスタートしたので、妙にひまになってしまった。昨日は、久しぶりに満天星さんに参戦して、2700円のビーフシチューランチ。食後は、これまた久しぶりに宮越屋珈琲にて1050円のマンデリンをいただく。政治がすっかりつまらなくなってしまった問題について検討するが、小沢一郎くんの側近が次々と離れていくなか、藤井裕久くんに期待するしかないのではないかという点では意見の一致を見る。
 本日は、そごうに参戦。北の大地参戦に備えて、NORTHFACEさんのジャムパーを購入。いかにも暖かそうで心強い。
 今週の話題をいくつか。次世代無線通信の2枠しかない免許のひとつがウィルコムに与えられることになった。ドコモやソフトバンクが相手で、正直、問題外なのかと思っていたが、国産技術のPHSを支援しようという考えがあったようで、うれしいことである。
 長崎新幹線着工。新幹線びいきの小生でも、これはいらないと思っている。福岡-長崎間では、新幹線の時間短縮効果もたかがしれているし、もっと在来線特急の輸送需要が大きい区間はいくらでもある。また、長崎県では、長崎市についで佐世保市のかなりの規模であり、現在でも、かもめとみどりが同じくらいの本数運転されている。現在の新幹線ルートでは、佐世保の人は、福岡へ出るのに乗り換えを強いられることになってしまう。どうせ作るなら、博多→唐津→伊万里→佐世保→ハウステンボス→長崎というルートで作るくらいの発想の転換が必要である。これなら、博多→長崎、博多→佐世保、長崎→佐世保という3つの流動をすべてカバーできる。佐賀市が切り捨てられる格好になるが、博多→佐賀は、在来線の快速でも運転しておけば十分であろう。
 UFO問題。給油問題や年金問題が佳境であり、景気も怪しくなっている昨今、なぜUFO問題なのか、まったくもって理解に苦しむが、妙に盛り上がっている。「ゴジラがやってきたら災害派遣だが、UFO襲来だとどうか」、「UFOは『外国』というカテゴリーに入らないので領空侵犯とするのは難しい。攻撃してくれば、防衛出動になるが、『仲良くしよう』と言ってきたら我が国への武力攻撃にならない」。石破氏やりたい放題である。まぁ、楽しいといえば楽しいけれど。
 来年春のJRグループダイヤ改正。目玉らしい目玉もないなか、銀河、あかつき、なはが廃止、日本海、北斗星も減便。あまりにもあんまりである。「需要がない」とのことであるが、世界でもトップクラスの流動を誇る東京-大阪間に夜行需要がないわけがない。現に夜行バスはグレードの高いものから格安タイプまで増便に次ぐ増便である。しかし、どんなにバスのシートをグレードアップしようとしても、リクライニングを完全にフラットにすることは現在の規制では許されないらしい。(実にくだらん)
 東京-大阪間を、個室で横になって移動したい需要は絶対にある。朝のラッシュに割り込めないなら品川始発でかまわない。以前も書いたけれど、JRがやりたくないなら、民間会社にスジを売ればよいのだ。豪華個室寝台を走らせれば間違いなく大盛況になる。ぜひとも誰か名乗りでて欲しいものだ。

12/16:ANA&ECOカーで行くよくばり旅行(2)~やるじゃんニッポン!~

◆松山→坂出→丸亀→鳴門→淡路→神戸→横浜:くもり時々はれ所により一時あめ

 せっかくのオールドイングランド山の手ホテルであるからゆっくりしたいところなのであるが、今日は昨日よりもさらに強行軍なので6時20分起床。入浴。朝食。ここの朝食はヴァイキングではないけれど、充実している。サラダ、ポタージュスープ、フルーツ、ヨーグルト、オムレツ、ベーコン、パン、コーヒー。
 喝!も見ないで8時45分チェックアウト。8時55分には、ECOカーで出発。ZARDのCDをかけながら、松山自動車道で昨日来た道を戻る。まずは、最初の目的地は、高松郊外の「がもううどん」さんである。村上春樹のさぬきうどん紀行で紹介された店の中で、比較的初心者向きで、場所も簡単に見つかりそうなところをして選んでみた。坂出ICで降りて国道11号で15分も行けば到着である。

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 が、しかし。な、なんと定休日である。あまりにもあんまり。たしかにるるぶにも日曜定休と書いてある。ただでさえ強行軍なのにいきなりつまづいてしまった。そういうことなら、村上春樹さんももっともディープと評価していた「なかむらうどん」に挑戦することにする。坂出ICを越えて国道11号をさらに逆方向に戻り、川沿いの道を南下すると案外かんたんにみつかった。すでにお昼近くになってしまい、かなりの行列だ。
 幸い、この頃はよく晴れて、日当たりもよいので、30分ほど待つのはそれほど苦にならなかった。入場すると、うどんの種類(冷たいのと熱いのとたまごをからめるかまたま)とサイズ(特大、大、小)を選ぶ。かまたまを選ぶと、生卵を渡され、先にといておいて、茹で上がったうどんをからめる。ネギなどの薬味は自分で適当に入れる。大根やしょうがは自分でおろす。天ぷらは100円でこれもセルフ。最後にだしをかけて、カウンターでお金を払って、あとはそのへんで食べる。かまたま大で400円。予想よりはやわらかめのうどんだったが、たまごとのからみがいい感じで、だしも美味しい。みんなが幸せそうにうどんを食べている光景というのもよいものだ。讃岐富士の麓、平和な日本の日曜のお昼ごはん。

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 ぼーっとしているだけでも気持ちよさそうなのだが、いかんせん小生は先を急がなくてはいけない。坂出ICから高速に戻り、高松をすぎてそのまま東へ。鳴門までは意外と近いのだが、お腹も満たされて、この区間はかなり眠くなった。ちょっとひやりとする場面もあったが、どうにか鳴門へ。淡路島が目の前だが、鳴門北ICで降りて、大塚国際美術館へ参戦する。
 いかんせん予備知識がほとんどないのであるが、ないるさんが3回来ても見きれないという規模である。そして、入場料が3150円である。衝撃的である。1時間くらいで退場するのはあまりにももったいない気がするが、とにかく入場。いきなり長いエスカレーターを上るとシスティーナ礼拝堂が登場して衝撃を受ける。世界中の名作を陶板にコピーした巨大な美術館のようだ。ニセモノといえばニセモノであるが、ここまで徹底的にやると立派な作品ということなのだろう。3階に上がるといきなりゲルニカ。地下1Fには、モネの睡蓮が屋外にオランジュリーと同じように360度に配置。やることが徹底している。とても見きれないので、適当にあわただしく駆け抜けてしまったけれど、大したものである。オリジナルがどこの美術館かがわかるようになっているので、修学旅行や社会科見学に向いているのではないか。近くの学校だったら、美術の授業なんか、ここでやった方がよっぽど役に立ちそうである。
 海側の出口からは、鳴門公園の展望台へ出かけられるようになっていて、再入場可能なのもありがたい。大鳴門橋を眺めてから、カフェでケーキセットでひと休みして、ショップをひやかす。作品のカレンダーとか絵葉書と並んで、松山容子のボンカレーとか、ポカリスウェットのストラップとか、オロナミンCのタオルとかが売っているのも笑える。そう、大塚国際美術館の大塚は、オロナミンCの大塚製薬であり、ボンカレーの大塚食品でもあるのである。

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 最低でも3時間くらいは滞在すべきだろうが、1時間半で退場。大鳴門橋を渡り、淡路島へ。時間はギリギリだが、天気もよくなってきたし、素通りするのがもったいないので、東浦ICで降りて、淡路夢舞台へ立ち寄る。こちらも安藤忠雄さんの作品である。ウェスティン淡路と公園が一体になっていてかなり広いし、目の前は海で気持ちよいのだけれど、時間が押してきたので30分で退場。花の季節にゆっくりするのがよさそうだ。

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 東浦ICから高速に戻って、いよいよ明石海峡大橋。いったん淡路SAに入場して、橋の全貌を眺める。どういうわけか、昨日の瀬戸大橋、今日の大鳴門橋、そして明石海峡大橋と橋の近くに来ると、雨がぱらついてくる。海岸の気候が不安定なのかもしれないが、晴れている方が写真はきれいなので、残念だと思っていたら、なんとここでは、明石海峡大橋に虹がかかっている。世界最大級の大きな橋に、大きな虹がさらにアーチをかける。実に美しい光景である。ハコもの公共事業というと批判が大きいけれど、パルテノン神殿だって、万里の長城だって、金閣寺だって元は公共事業である。高度成長の中で、山を削り、海を埋め立て、多くの自然や景観を破壊してきたかもしれないが、公共事業の中でも、橋というのは、けっこう文化的な価値もあるのではないかと思う。未来に残したい景観である。もう少し待っていればライトアップでさらに美しくなりそうだけれど、時間がないので先を急ぐ。

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 4キロちかい長さの橋を渡り本州へ復帰。この付近の有料道路の分岐は実に複雑だが、無事に阪神高速に入り、神戸市内へ。心配していた市内の渋滞もそれほどひどくなく、17時にはトヨタレンタカーさんへECOカーを返却。780キロを途中給油なしで快走して、最後に37.5リットルの給油で5325円。燃費は、21キロ弱。さすがはECOカー。ガソリン代の高騰も怖くない。サイス号あたりだったら軽く1万円を超えているところ思われる。
 クルマを返して、空港へ送ってもらえば、後は帰るだけと言いたいところであるが、旅はまだ終わらない。コインロッカーへ荷物を預けて、ポートライナーで三宮へ引き返す。大混雑の三宮駅を抜け、ステーキランドさんへ参戦する。神戸に来たらここへ行かずにはいられない。いつもは2600円くらいのコースなのだけれど、本日は、奮発して、神戸牛サーロイン200gをウェルダンでいただく。赤ワインにガーリックライス。このお値段で本格的な鉄板焼きが食べられて、カウンターなのでひとりでも入りやすい。実にありがたい。

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 さて、いよいよフィナーレ。ルミナリエさんに参戦である。明日が最終日ということもあって、想像を絶する混雑。何しろ週末は連日50万人近い人出だという。元町方向へ思いっきり迂回させられて列がスタート。びっくりしたのは、会場へ入るまで延々と歩行者の大行列が続くこと。丸の内のミレナリオでは、こんなことはなかった。何しろ、元町から三宮の間を1往復半くらい延々と迂回する。この間は、別にイルミネーションはなく、ただ歩くだけ。クルマは止めているのだけれど、もちろん普通に歩行者はいる。そこで、列に割り込めないように、大きな交差点では、いったん列を止めて、交差する歩行者を通すのだから大変な交通整理。お金がかかりすぎて、来年の開催が危ぶまれているというが、たしかに警備と交通整理だけでも大変だ。ハーバーランドとかポートアイランドで開催した方がだいぶラクになりそうである。
 帰りの飛行機は21時だから、20時すぎには三宮を出たいが、30分くらい並んで19時をすぎた時点で、「あと90分」の看板が出てきて衝撃を受ける。しかし、なんとかなりそな気がするので、そのまま前進。そしてもうひとつ心配なのが、おなか。ステーキにガーリックライス、そして寒空の下の行列ということで、おなか終了→列から離脱→復帰するも時間切れという最悪のシナリオが頭をよぎるが、なんとか持ちこたえられそうである。
 結局、トータルで1時間くらい並んでどうにか会場に到着。まぁミレナリオと似たようなものではあるけれど、1時間くらい並ぶ価値はある。来年も開催できるよう募金をはずんで、無事に20時すぎに貿易センターからポートライナーで空港へ。

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 21時発のANAは満席。少し揺れたもののほぼ定刻に羽田へ。これで今年のANA搭乗50回を達成して、充実の旅も大団円である。
 世界初のECOカー、アートな島と安藤忠雄さんの作品群、文豪の愛した温泉、日本を代表する作家の愛したうどん、世界最長の吊橋、神戸牛、震災からの復興を願う光の芸術etc、今回の旅のコンセプトをあとづけで考えると、”やるじゃんニッポン!”ということになりそうだ。まだまだこれから行ってみたいところはたくさんあるし、今回行ったところもゆっくり再訪したいし、北の大地や京セラにも行く必要がある。あと何十年生きられるかわからないが、遠征のネタに困ることだけはなさそうだ。

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12/15:ANA&ECOカーで行くよくばり旅行(1)

◆横浜→神戸→宇野→直島→宇野→松山:はれのちくもり

 1時40分就寝、4時40分起床。さすがにねみぃ。しかも、二日酔いというか、胃がもたれているというか。昨日の夕食がそのまま消化されていない感じでどよーんと重い。YCAT5時33分発のバスで羽田へ。今年49回目のANAにて神戸へ。
 トヨタレンタカーさんにてプリウス号で出発する。2代目ECOカーの運転は初めて。エンジン(というかシステムといったほうが正確か)のスタートのやりかたやギアチェンジが変わっているが、基本的な原理は同じで、パネル上に燃費や充電の状況などが表示されるのは同じ。なつかしい感覚がよみがえってくる。
 阪神高速から第ニ神明道路、山陽自動車道と進む。料金所が多いので、ETCが実にありがたい。直島へ行くのに、カーナヴィは、大鳴門橋経由を指示するのだけれど、明日と同じになってはつまらないので、岡山回りを選択。ところが、あまりきちんと調べていなかったのだが、山陽自動車道は、ずいぶん北側を走っているようで、かなりの遠回り。予定していた11時のフェリーが危ぶまれる。ECOカーで劇走していは、ECOにならないのだが、高速を飛ばす。初代に比べれば、だいぶ馬力もついてきたし、燃費も20キロ/L以上は、確実に出るようだ。

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 瀬戸中央自動車道・水島ICで降りて、宇野のフェリーターミナルへ。フェリーに乗るのは久しぶりで戸惑ったが、何とか11時のフェリーで直島へ渡ることができた。わずか22分の船旅。島は目の前だが、ここはもう香川県である。
 今回の旅は、なかなか確保できない道後温泉のオールドイングランド山の手ホテルを確保したのが10月で、その後、あまり検討していなかったのだが、直前になって、行きたいところがいろいろ出てきた。直島、さぬきうどん、鳴門、神戸など組み合わせるとなると、松山へ泊まるのはヘンなのだが、とにかく行きたいところを全部よくばってみた。そのためには、ECOカーがたよりである。

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 ベネッセの社長がアートの島として取り組んでいる直島。まずは、地中美術館へ。安藤忠雄さんの作品である。カメラ持ち越し禁止も残念だし、入場料は2000円。正直、お高くとまっている感は否めないのだが、それを差し引いてもなかなかよいところである。青森の現代美術館に行ったときに、せっかくのデザイン建築なのに、警備のカラーコーンや案内の手書きの看板が景観を台無しにしていると書いたが、ここはそういうこともない。(その代わり、初めての人は、駐車場がどこか、チケットはどこで買うのか、入口はどこかなど、実にわかりにくいとは思う。)
 建物は丘に埋め込まれてよく見えないが、海岸の傾斜を利用して、地下3階まである。モネとジェームス・タレル、ウォルター・デ・マリアの3つの作品だけだが、それぞれ趣向もちがっていておもしろい。タレルのオープン・フィールドは実に不思議な感覚になるのでおすすめ。そして、最後に地中カフェに到着すると、突然、目の前に海が広がってくるのもよい。写真で紹介できないのが残念。

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 さらに南下して、ベネッセハウスへ。こちらも安藤忠雄さんである。本来は、泊まってゆっくりするところなのだろうが、時間もないので、美術館だけ参戦。宿泊者以外は、遠くから歩かなくてはならず、風が冷たく寒い。こちらは、中は、普通の現代美術なので、小生にはご縁のないものが多く、早々に退場。ゲストハウスがあって、ビーチがあって、レストランもあって、暖かい季節にゆっくり泊まるのはよさそうだ。

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 島の中心部へ移動すると、今度は家プロジェクト。古い家を、建築家やアーティストがリフォームして、一般公開しているという。安藤忠雄の南寺、千住博の石橋、その他、碁会所、角屋などを散策。小さな島でずいぶんいろいろ取り組んでいるものだ。雰囲気のよさそうなカフェなどもある。ネコも多くていい感じである。

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 結論として、暖かい時期にゆっくりしたい島であるが、小生は先を急がなくてはいけない。14時20分のフェリーで高松へ渡る予定だったが、さすがに間にあわず、14時55分のフェリーで宇野へ戻り、瀬戸大橋で四国へ渡る。与島P.A.あたりは、夕陽が美しいはずなのだが、あいにく雲が多くなり、雨もぱらついてきた。再びECOカーにムチを入れて、高松道~松山道を劇走。最後は、松山市内の渋滞に巻き込まれてぐったりしたところで、ようやくオールドイングランド道後山の手ホテルに到着である。
 京セラとともに、年に1、2回は泊まりたいホテル。おしゃれな作りでありながら、温泉へのアプローチが楽なのもよい。さっそく入浴して400キロの運転の疲れをとりながら冷えた体を温めて、温泉街へ。歩いてすぐなのも便利だ。地ビール屋さんで、漱石とマドンナをグラスでいただき、温泉街を散策しながら、伊予柑シャーベットをいただいて宿に戻り、第2回入浴。あまりにも眠くなりブログの更新もできずに22時半就寝。

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12/14:美女と行く「平原綾香シンフォニックコンサート2007」

◆横浜・東京:くもり時々はれ

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 美女オフということで、朝から18時退社に備えて仕事を前倒しに片付けていくと17時にヒマになってしまった。トラブルなど起きるといけないので、早々に退社。日本橋から丸の内というのは、近いのだけれど、歩くには遠いし、電車に乗ってもあまり近づかない。三越前から銀座線に2駅乗って京橋で降りるが、ほとんど進んでいないともいえる。
 しかし、19時に東京国際フォーラムに行くのに、17時日本橋退社は、いくら何でも早すぎる。お腹が空いてきたので、ガード下でラーメンを食べる。昔ながらの中華そばでけっこう美味しかった。さらにビックカメラをひやかして、18時30分頃に東京国際フォーラムホールAに入場。ほろ酔いで聞くのも一興かと思い、会場内のカウンターで赤ワインをいただくが、ようやく開演という頃には、ぐったりしてきてしまった。朝から入れ込みすぎのようである。開演直前に無事にR嬢到着。1階前方中央というとてもよいお席である。
 本日は、平原綾香シンフォニックコンサート。東京ニューシティ管弦楽団とのコラボレーションである。デビューしてまだ4年の平原嬢にしては、ずいぶん観客の年齢層が高いような気がするが、小生も他人のことをいえる齢でもない。そもそも最近の歌手なのに、小生が対応できているということが、その証明かもしれない。同じ若手の歌手でも、例えば、木村カエラとかスキマスイッチとかレミオロメンとかだったら、まったく対応できなかったと思われる。
 オーケストラの演奏をバックに「Jupiter」で幕開け。「明日」、「To be free」、「今、風の中で」と予習しておいた曲が次々と演奏されるのもうれしい。
 クラシックのコンサートのように休憩をはさんで第2部は、少し趣向を変えて、カバー曲あり、サックスの演奏あり。最後は、トリノオリムピックでおなじみの「誓い」。やはりよい曲である。そして、アンコールでは、お父さんも登場。あっという間の2時間、なかなかすばらしかった。
 終了後、丸の内周辺でお食事。ちょっと手ごわそうなお店であるが、2人でワインのボトルを1本空けて、さらにグラスでおかわりというのは、小生としては、かなりがむばった方である。そんなわけで、何を話したか今ひとつ覚えていないのだけれど、ブログの執筆を強要するのはよくないがタヒチに行ったらやっぱり帰ってくるべきではないか問題などを検討したような気がする。というわけで、るいさん、ありがとうございました。(^.^)

12/11:ちょっとひと息

◆横浜・東京:くもり時々はれ

 海の向こうから、「自分は遊びに出かけておいて、戻ってきてから弟子に愚痴るとはいかがなものか?」とのメールが来て、まぁおっしゃるとおりなので、日曜日は久々に休日出勤してみるも、3時間半ほどで集中力が切れて、14時退社。東京駅八重洲地下街・玉丁本店にて味噌煮込みうどんをいただき、早々に退場。そごうにて、CDを買い込み、万葉倶楽部にて、マッサージ。台湾の疲れをようやく癒す。
 海の向こうから、「普通に深夜帰宅するようになりましたね。」との書き込みがあったが、実際、そういう状態になってみると、やはり、そういうときは、組織としてダメダメであることを実感できる。いくら残業してもダメなものはダメである。一刻も早く立て直さなくてはいけない。幸い、最悪の状態は脱出して、ひと息つけるので、帰れるときは、上司が率先して早く帰るべしということで、月曜日は19時退社。週末の遠征に備えてるるぶを購入してトヨタレンタカーを予約。21時からニュースウォッチ9を久しぶりに見るが、どうにも冴えない話題ばかり。
 22時からは、NHKスペシャル、「ワーキングプア」のアンコール。週の初めから、これは、重たい。もちろん、シナリオに沿って番組を作っている部分はあるのだろうから、すべてを真に受けることはないけれど、なかなか気軽にコメントしずらいものがある。美女オフの予習や、遠征の計画をたてているばかりでよいのかとちょっと反省して就寝する。
 そして、本日も、おだやかな1日。18時退社。週刊ベースボール「見たか!日本野球の底力」を読みながら横浜へ戻り、まん天餃子をいただき帰宅。美女オフの予習をして、遠征の計画をたてて、ぐーたんヌーボを見て就寝しようと思ったら、まだ火曜日。

12/8:おじちゃんね(*^_^*)

◆横浜・東京:はれ時々くもり

 台湾から帰国すると、トラブルが盛大に待ち受けている。まぁ、弟子に任せて遊びに行ってたのだから、すべて小生の責任ではあるのだけれど、これくらいは、弟子がなんとかしてくれると思っていたので、ちょっと愚痴っぽい怒り方をしてしまう。いかん、これでは、おじさんだよなぁと思うのだけれど、この日、妹が出産したので、本当におじさんになってしまったわけで、るいさんから表題のようなお祝いのメールをいただく。
 結局、金曜日までバタバタしてしまい、ようやく病院へ。予定日より早かったこともあって、まだまだちっちゃい。よその赤ん坊の写真とか見ても、今ひとつかわゆさがわからなかったのだけれど、やっぱり実物は違いますね。お肌はすべすべだし。
 まぁ、女の子なので、やきうに連れて行くわけにもいかず、おじちゃんの出番はあまりなさそう。そして、母方の祖母がまだ健在なので、おばあちゃんは、ひいおばあちゃんになって、女系4代揃い踏み。祖母の若い頃の写真と母の若い頃の写真と妹の若い頃の写真はよく似ている。(本人たちは、似ているのを認めながらもそれぞれ自分が一番美人だと思っている)そして3人とも手ごわい。今はキュートな赤ちゃんも20年くらいしたら、やっぱり手ごわくなるのだろうか?
 渋谷から病院へ、そして実家へ、というルートの途中には、生後数ヶ月住んだマンション、小学校3年まで住んだマンション、6年間通った小学校があって、なつかしいエリア。道路も拡張されて、蕎麦屋がパン屋になったり、洋品店がビルになっていたりする一方で、文房具店や布団屋はそのまま残っていた。バブルで土地の値段が10倍くらいになって、それから半分くらいになった地域だけれど、意外と変わっていないようでもありちょっとほっとする。なんだか考えることもやっぱりおじさん的か。
 NHKスペシャル 「監督星野仙一・知られざる戦略」を見て就寝。

12/4:再見台湾、凱旋帰国~アジア野球選手権観戦記(4)~

◆台北→成田→横浜:くもり時々はれ

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 早朝、けたたましく鳴る電話のベル。
「モーニングコールデス。」
「タノンデナイヨ。。。」
 2度寝して8時半に起床。
 連日強行軍だったが、今日は、夕方の飛行機で帰るだけ。関西組は、早朝出発で午前の飛行機ということで、大変そうだが、その分早く帰れるのでラクともいえる。午前中フリーなので、故宮博物館にでも参戦してから、かき氷で締めくくろうと思っていたのだが、どうにも疲れている。
 9時すぎに朝食をいただき、ホテルの隣の菩提心養生會舘さんに再び参戦。今日は足だけではなく、全身マッサージも30分。荒っぽい感じのマッサージで、首がボキボキ、バリバリと音をたてるのだけれど、たしかにラクになった気はする。
 12時にチェックアウトして、近所のスターバックスで1日遅れの日経を読みながらくつろぐ。スターバックスラテを注文したはずなのに、なぜか季節限定生姜入りラテを注文してしまったようで、ストレンジな味。香港でのジンジャー事件に続いてまた生姜にやられてしまった。
 12時55分にお迎えが来る。おじいさん日本びいきという王ピンさんにJAPANのユニフォームをプレゼントしようと思っていたのだけれど、今日のお迎えは手ごわいお姉さんだった。野球組はすでにわずか5人になってしまっていて、再び他のツアーと合流して免税店へ連れて行かれる。
 免税店でのお買い物といえば、2、3年に一度、ダンヒルの財布を自分用に購入することになっている。今の財布は、香港あたりで買ったような気がするが、ややくたびれてきたので、思いきって購入。さらにフェラガモのネクタイも。ネクタイは、横浜そごうで買うのとあまり値段の差がなさそうだし、ダンヒルの財布も軽井沢のアウトレットでもよさそうな気もするが、まぁこういうのも勢いである。2連勝しなかったからこうはいかない。さらに、パイナップルケーキなどのおみやげも。星野JAPANの経済効果5万円也。
 桃園国際機場へ。紹興酒やからすみも追加購入したので、荷物があまりにも重くなってしまった。正直、会社用のおみやげなどは、事前に手配できるおみやげ宅配便でもよいのだけれど、ついつい自分で持って帰ることにこだわってしまう。
 時間が余ったので、「哆啦A夢」第9集を購入。いわゆる「ドラえもん」第9巻である。340円だから日本より安いくらい。海賊版ではなく正規のもので、昨日の三越でも全46巻がそろっていた。CDショップでは、夏川りみさんのCDが流れているし、アウェーの棒球場でも、浜崎あゆみやSMAPの曲が流れていた。本屋では、日本のファッション雑誌がそのまま売られている。日本文化はかなり浸透しているようだ。
 台湾の歴史と政治について勉強不足なので、日本が植民地支配した過去があっても、、韓国や中国本土とちがって、なぜ親日的なのかも本当のところはよくわからないし、これだけ経済発展している民主的な地域が、政治的には、完全に孤立していて、それでも成り立っている現状も今ひとつ消化できないけれど、どうも中国本土は、あまり好きになれない小生としては、応援したくなるのもたしかである。
 かなり早いチェックインにもかかわらず、遺憾ながら、帰りは3人がけの真ん中。もっとも、追い風のうえに、時計を1時間進める。16時40分発のCI106便は、案外早く成田空港に到着。選手たちは、一足早い帰国だろうか。N’EXで横浜へ。強行軍の4日間だけれど、2連勝で貧乏神疑惑を払拭。負けられない戦いの緊張感と達成感でストレスを解消し、足裏マッサージで疲労もとれたのだから、台湾の人たちに負けないように少しは働こうと思う。

12/3:今晩全台一起為中華加油~超アウェーの中、星野JAPAN五輪切符獲得~アジア野球選手権観戦記(3)~

◆谷關→台中→台北:はれ時々くもり

 8時15分起床。せっかく1時間半もかけて山奥まで来たのだから、温泉に参戦しないわけにはいかない。言葉はよくわからないものの、受付でバスタオルをいただき、水着に着替えて参戦する。いわゆるクアハウス方式なのであるが、お湯というより水である。案内には、38~40度とあるが、どう考えても30度前後。山梨の下川温泉で38度くらいでゆっくり暖まるというのは経験があるが、そういうレベルではない。しかも、露天風呂は、掃除でお休みだという。誠に遺憾なので、早々に退場する。後で他の人に聞いたところでは、その後、温度は上がってきたが、今度は、露天が熱すぎて入れなかったという。よくわからない。朝食も若干ストレンジ。
 参加者の総意で今日はゆっくり出発。部屋のテレビをつけると、ちょうど稲葉のタイムリーのシーン。まったくもってすばらしい。11時チェックアウト。フロントの新聞によれば、「今2:0克日就入奥」とある。2-0までの勝利ならば、3つどもえの失点率で台湾が進出できるということのようだ。現地で生で観戦できる代償として、スポーツニュースやニッカンを見ることができないので、そのあたりの詳しいことがよくわからないし、韓国がメンバー交換の際に紳士協定を破っていたこともこのときは知らなかった。
 昨日の道を1時間半かけて台中へ戻る。あいかわらずの強行軍だが、救いは、バスが豪華なこと、1-2配置で、クッションも効いているので、1日乗っていてもあまり疲れを感じない。ただし、冷房の効きすぎには閉口。
 当初の予定では、お寺に行くことになっていたらしいのだが、誰も興味を示さず中止。中途半端に観光するくらいなら、デパートにでも行って自由行動にしてくれということで、三越で45分、スーパーマーケットで1時間と時間をつぶす。どうせなら、まとめて3時間くらい自由行動にしてもらえるとよいのだけど、まぁやむを得ない。夜のお弁当の受け取り時間を繰り上げてくれたようで、昨日よりも早めに16時半には台中州際棒球場に到着。地元台湾戦ということで、早くもお客さんが大勢詰めかけている。

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◆2007/12/3:○JAPAN 10-2 CHINESE TAIPEI(台中)

 今日も1塁側のベンチの上あたりのお席。昨日よりもさらに見やすくすばらしい席だ。星野監督やダルビッシュもすぐ目の前。稲葉のところへ陽くんが駆けよってきてあいさつをしている。微笑ましい光景である。
 しかしながら、今日はアウェー。月曜日ということで日本からの応援団も数が減ってしまったようである。ビジター席という考えがないのか、そもそも数が合わないのか、応援団の目の前の我らの一帯も地元ファンが交じってしまうため、試合開始前から一触即発の雰囲気。後ろの方では、日本応援団のおばさんが地元の兄ちゃんに嫌がらせをされて、早くも小競り合いが始まっている。甲子園もレッズ戦も知らない小生には、かなり衝撃的なアウェーである。日頃あまり声の出ない小生もこうなれば少しでも力になればと声を出さずにはいられない。稲葉やダルビッシュはともかく、シンノスケやサトザキにも日頃かけたことのない大声援を送る。
 1回表、西岡の強い当たりをショートがエラー(後に記録はヒットに訂正された)で出塁。青木の内野ゴロは、どうみても1塁セーフと思うのだが、アウト。さらに新井の明らかなデッドボールがファウルの判定。単に審判が未熟なだけなのかもしれないが、ますますアウェー感が強まる。しかし、こんなことでめげてはいられない。4番新井が怒りの先制タイムリー。よくやった。FA会見で泣くようでは、全日本の4番はつとまらないと酷評してしまったが、撤回させていただく。怪しい判定をものともせずにたたき出した1点は大きい。
 先発は、我らがダルビッシュ。昨日の川上や岩瀬と同じで、明らかなボールもあって、制球は今ひとつだが、力でなんとか抑えている。日本一強いドラゴンズを相手に好投するのだから、台湾ごときに負けるわけにはいかないではないか。
 なんとかなりそうな雰囲気になってきた6回。2死をとったところで、3番打者がヒット。そしてメジャー帰りの4番の陳金鋒にまさかの逆転2ラン。打線で怖いのはこの2人しかしないのだが、その2人にやられてしまった。逆転。呆然。しかし、まだ1-2。このスコアなら負けても五輪には行かれるし、あわてることはない。
 そして7回、先頭の村田がヒット。打者稲葉。セオリーはバントかもしれないが、当たりが出てきただけに稲葉に打たせたいと思ったら、星野監督も同じ思いになってくれて、強行。1、2塁間を破り、ノーアウト1、2塁。今度は、バントだ。しかし、ランナー村田の足が心配と思ったら、代走宮本。思いが監督に通じて心がひとつになれる。ここからは、マリーンズ3人に託す。心配なのは、里崎のバント。代打井端も考えられるが、阿部をDHで使っているので、3人目のキャッチャー矢野は最後まで温存したいのもわからなくはない。里ちゃんがまずまずのバントを決め、これを無理に3塁に投げてフィルダースチョイスとなった時点で、事実上、試合は決まったと思う。ここでついに投手交代。先発の陽建福は、なかなか手ごわかった。
 昨日も同点打のサブロー、なんと4球目に満塁でのスクイズ。見事に決めて同点!ここからは祭りである。青木の四球をはさんで怒涛の4連打。わっしょいわっしょい。さすがの地元ファンもこれで沈黙。帰り始める人も出て、応援団と小競り合いしていたはずの兄ちゃんも日本応援団と写真を取り合ったりお菓子を分け合ったりしている。日台友好何よりである。
 ダルビッシュ7回3安打2失点。よく投げた。そして、8回から藤川、9回には、新井のホームランで加点して、抑えは上原。見事に勝利!!!。五輪切符獲得。強烈なプレッシャーとアウェーの中でのすばらしい結果である。ダルや稲葉も活躍して、ファイターズファンとしてもうれしいし、日頃は敵として戦っているマリーンズの選手も声援に応えて大活躍。そして、普段は声援を送ることなど考えられない上原やシンノスケもすばらしかったし、もがちゅーさん&さいすさんの新井や、うっちーさんの藤川と矢野、イッキマンさんのアライバ&岩瀬&憲伸、S嬢の青木と宮本、buschanさんの川崎などみんなの活躍で勝ち取った勝利が実にうれしい。
 台北までは、バスでたっぷり2時間。声も枯れてさすがにみなぐったりだが、心地よい疲れでもある。興奮しているのかバスの中でなかなか眠れない。インペリアルホテルに戻ってアサヒスーパードライで祝杯をあげ2時すぎに就寝。

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12/2:日克韓流4::3險勝~4時間の死闘、韓国に勝利!~アジア野球選手権観戦記(2)~

◆台北→台中→日月潭→台中→谷關:はれ時々くもり

 決戦の朝。6時30分起床。朝食ヴァイキングは、サラダ、ベーコン、スクランブルエッグ、チャーハンにオレンジジュース3杯。8時10分にロビーに集合。昨日のメムバーから、野球に関係ない人たちが抜け、その分、午後の便で全国各地から来た人が加わって、総勢20名で出発。
 試合開始は18時なので、まだまだ時間がある。まずは、台北駅から高鐵こと台湾新幹線に乗る。700系をベースにしたという車両は、先頭車両こそカモノハシ型ではないが、車内も含めて雰囲気は日本の新幹線とまったくかわらない。東北新幹線のはやて号に乗っているような感覚。市内を抜けると、ぐんぐん加速して、電光板の速度表示も300キロを記録。揺れもなく快適で、台中までわずか49分で到着である。

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 ここから長いバスの旅が始まる。今日の宿は、台中からけっこう離れた山間部にある谷關温泉で、これも楽しみのひとつなのだが、あまりにも遠いので、試合前にチェックインはせずに、今日は1日でバスですごすという。早々にチェックインして温泉でくつろいでからユニフォームにでも着替えて戦闘モードと思っていたのだが、遺憾である。だったら、もう少し遅い新幹線にした方がよかったのではないかと思う。中途半端に1日時間をつぶさなくてはならず、まずは、日月潭観光ということになった。
 長いバスの旅、本日もガイドは王ピンさんである。あいかわらず日本語はたよりないのだが、今日は野球ということで気合が入っている。何でもラニューベアーズの2軍に1年間いたこともあって、徴兵を期に断念したという。王建民と同期で対戦したことがあって、学生時代は、そんなに大した選手ではなかったともいう。日本の野球事情にも実に詳しい。そんな王さんだが、野球を断念して兵役を終えたあとは日本に留学して、今の仕事について1年。将来は、貿易関係の会社を起こしたいという。夢もはっきり持っていて、そのために仕事にも勉強にも一生懸命にとりくんでいる。小生も少しは見習う必要がありそうだが、もう手遅れかもしれぬ。
 近くの郷土料理店で昼食。2テーブルに分かれていただく。ビールをいただいたこともあって、このあたりでようやく同行者との会話もはずんでくる。だいたい自然と自他共に認める団長のような人がでてくるもので、今回は、徳島出身で、最近定年退職したというの関西弁のおじさんが団長。もがちゅー氏に似た感じのお兄ちゃんが、団長補佐のようである。彼らを含めて、1名での参加者が5~6人くらいいて、ボストンに参戦した人などもいるようだ。いずれにしても、お互いにマニアックという点では意見の一致を見る。

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 時間が余るとのことで、近くの紹興酒工場などを見学させられるが、みんな早く野球場へ参戦したいので落ち着かない。無理して時間をつぶしたにしては、最後は渋滞でけっこう遅くなり、17時すぎにいよいよ決戦の地、台中州際棒球場に到着。
 早くも両チームの応援のボルテージが上がっているが、まずはグッズショップを探す。今回、直前になってNPBオンラインショップでJAPANのダルビッシュのユニフォームを購入したのだが、誠に遺憾ながら、出発までに届かなかった。YUKIO6というわけにもいかないので、WELOVEHOKKAIDOの青ユニと女子ソフトボールのJAPANのキャップを持参したのだが、どうにも中途半端である。幸いMIZUNOの出張店舗でJAPANの無地のユニフォームを販売している。”3800”とあるので、ずいぶん安いなと勘違いして購入。よく考えたら3800円ではなくて、3800台湾ドルだから1万5000円である。あまりにもあんまりだが、5万円分も両替した台湾ドルもどう考えても余りそうなのでまぁいい。勝ってくれれば安いものだ。

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◆2007/12/2:○JAPAN 4-3 KOREA(台中)

 JAPANの先発はなんと成瀬。誰もがダルビッシュだと思っていたのだが、何か異変があったのか?それとも陽動作戦だったのか?おそらく後者ではないかと思うのだけれど、こういうのは裏目に出ることが多いし、そうなれば後悔も大きい。予告先発しろとは言わないけれど、正々堂々とダルビッシュで横綱相撲で挑んで欲しかった。絶対に負けられない大一番でどちらが力を発揮できるかは、クライマックスシリーズ最終戦で証明済みである。
 1回裏、先頭打者を打ち取って一息ついたと思った成瀬がいきなりソロを打たれる。わずか1点とはいえ、絶対に負けられない一発勝負での先制点は重い。
 しかし、2回にサブローのタイムリーで同点。ここまで一言も会話していなかった隣のマリーンズユニの美女ともハイタッチ。前列の団長氏は、
「大村って誰だ?」
 と聞く。
「サブローですよ。」
「あぁ、サブローが大村か。」
 サブローの認知度は高いようである。そして、続く森野の痛烈な当たりをセカンドがエラーして勝ち越し点。エラーで点が入るようなら流れはこっちのものである。さらに3回にも1点を追加して2点のリード。日本応援は、NPB主催の提案コンペで認められたという阪神応援団のリードにより、富士山や幸せなら手を叩こうとか手のひらを太陽にといったおなじみの曲での声援。阪神応援団というと何やら怖いイメージがあったが、そんなことはなくて、やはりリーダーともなると格好もよく頼もしい感じの方。
 成瀬も立直ったようなので、トイレに行くと、立て続けに完成が聞こえてきて、あっという間にノーアウト2,3塁。あまりにもあんまりである。手元に資料がなく、このあたり、あまり覚えていないのだが、途中から川上を投入してとにかく1点に抑えた。
 後半は、圧倒的に韓国ペース。そんなに打たれているわけではないのだが、エラーあり、デッドボールありで、毎回のようにピンチが続く。川上も決して調子がよくは見えないがプライドで抑えているという感じ。そして、6回2死から岩瀬投入。こちらもあまり調子がよいようには見えないがなんとかピンチをしのぐ。どんなにピンチになっても、川上といい、岩瀬といい、普段打たれる場面をほとんど見たことがないので、応援している方も悲観的な気分にならないのが心強い。同じピンチでも江尻やオッシーに奇跡を祈るのとはそのあたりが違う。
 心臓が飛び出そうな状況のまま長い死闘となり、8回。先頭の阿部が2塁打。なんとしても追加点が欲しいが、阿部は足が遅い。ここは、代走を・・・と思ったら、代走荒木に代打井端で、バントをきっちり決める。さすがは、日本一ドラゴンズが誇る2人。こうなったら、次は、パリーグチャンピオンのファイターズが決める番だ。1死3塁で稲葉。責任重大であるが、小生が、ファイターズファンであることは公表済みだし、マリーンズは、サブローが活躍している。隣の美女の手前、ファイターズも何とかしてもらわなくてはいけない。
 相手は左投手。まだ和田が残っていたので、代打という不安もあった。団長氏が、
「誰か右バッターいないの?」
「和田ならいますが。」
「あぁ、あれはダメだ、足も遅いし。稲葉でいい。」
 とのこと。守備のこともあるので、稲葉が打席へ。稲葉ジャンプをしたいところだが、富士山の曲に乗って声援。
「あたまぁを、雲のぉ~、うえぇにだぁしぃ~♪」
 タイミングがあわず、あまり打てそうもなかったが、ファウルチップでしのぐ。一瞬三振かと思いハラハラ。ずいぶんたくさん粘って、10球目くらいだろうか。打球は、1、2塁間へ!貴重な追加点。すばらしい!
 これで勝利が見えてきたと思ったが、そんなに甘いものではなかった。今日の席は、ベンチの後ろなので、攻撃の途中、岩瀬がキャッチボールを始めるのが見えたのだが、そうなると岩瀬は3イニングス目に入ることになる。阿部に代走が出てキャッチャー矢野だから当然藤川投入かと思ったが、岩瀬続投。延長戦のことも考えてのことだろうが、ちょっとしんどいのではないか?
 そして、8回裏、ヒットとデッドボールでノーアウト1,2塁。今からでも交代では?と思うのだが、続投。やはり、川上と岩瀬に対する星野監督の信頼は絶大なものがあるのだろうが、藤川、上原と残っていて、右打者が続く場面。打てる手を売っておかないと後悔するのではという気もする。
 送りバント、外野フライで1点差。そして、次の打者の打球はレフト前へ!やられた!と思ったが、ランナーは3塁ストップ。小生の記憶がたしかならあの場面はたしか2-3。だとしたら、投球と同時にランナーはスタートしていなくてはならないのだが、スタートが遅れていたように見える。たしかに打球も早いしサブローの肩もあるが、あそこで走塁ミスがあったとすれば、韓国は悔やんでも悔やみきれないだろう。次の打者を三振。岩瀬よくがむばった。
 9回追加点がとれず、1点差のまま最後の守り。ここでようやく上原を投入。川上や岩瀬とちがってきちんとコントロールできている印象。最初の2,3球で打たれそうもないと確信できた。3者凡退。まったく危なげない火消し。勝利!!!すばらしい。死闘4時間。これほどの緊張感の中での大接戦、そして勝利。何百試合も野球を見てきているけれど、観戦史上のベストゲームといえるだろう。韓国は実に手ごわかったが、最後までよく踏ん張った。
 なんともいえない高揚感のままバスへ。しかしながら、ここから宿舎の温泉までは、1時間半もかかるという。表向きは温泉をウリにしているが、要は、台中のホテルはほとんど確保できないようで、台北から毎日日帰りするツアーが多いのもそのためのようである。途中、コンビニで買出しをして谷關温泉に到着したのは、なんと日付が変わって0時20分である。まぁ、しかし、とにかく勝ったからよかった。負けてたら、移動の車内はお通夜みたいになったし、明日の試合など何の意味もなくなってしまうところだった。選手たちに感謝。大浴場はもう入れないようだが、部屋のお風呂がユニットバスではなくて大きなお風呂で、しかも温泉だという。疲れを癒してセブンイレブンで買ったハイネケンで祝杯として2時に就寝。

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12/1:敬祝旅途愉快~アジア野球選手権観戦記(1)~

◆横浜→成田→台北:くもり時々はれ

 2時就寝、4時30分起床。いくらなんでも眠すぎる。YCATからバスで出発しようとしたら手元不如意であることに気づき、急遽横浜駅のびゅうキャッシュインに参戦して、快速エアポートで空港第2ビルへ。HISのカウンターで航空券を受け取りチャイナエアラインさんで出発。ツアーといっても、ここまでは、個人旅行と同じである。機内の4時間で多少なりとも寝不足を解消して、無事に台北桃園国際機場に到着。機内のモニターに、「敬祝旅途愉快」と表示される。よいご旅行をという程度のことなのだろうが、何やらこちらまで愉快になってくる。

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 台湾といえば、ウィルコムの国際ローミングが使える。さっそく電源を入れて、モードを切り替えると、圏外から、圏内に瞬時に切り替わり、自動的に時計表示の時差も修正される。なかなかのすぐれものである。普段と同じ操作で掲示板にもあっさりつながった。これは便利である。
 日本各地からの便が続々と到着するようで、入国でかなり待たされたあと、到着ロビーで現地係員を探さなくてはいけない。
「エイチ・アイス・エスノカタデスカ?オナマエハ?」
 ということで向こうから声がかかり、無事に集合場所にたどりつくが、かなり多くのツアーを3人のガイドでかけもちしているようで、なかなか全員そろわない。「NAGASHIMA 3」ユニとか、マリーンズジャムパーとかスワーローズキャップなどが見え隠れするが、ここでも1時間近く待たされて、ようやく出発。きれいなお姉さん組もいたのだが、我らの引率は、頼りないお兄さんの王さんである。日本語もかなり怪しく前途に不安を感じる。
 両替店に寄りますとのことで、免税店に到着するが、20分待たされただけで、ここはすぐに出発。ここで、韓国が台湾をリードしているとの情報が入ってきて、王さんは元気がない。一方で、横浜FCが浦和を撃破して、鹿島の大逆転優勝という衝撃的な情報も入ってきた。ホテルをぐるぐるまわって、16時すぎにどうにか台北華国大飯店さんに到着。一流の下という感じだが、ネットもあるし、BSも映るし、まったく文句はない。
 すでに起きてから12時間以上たっている。今回は、野球のチケット確保が重要なので、ツアーにしたけれど、やはり時間の効率は悪い。ぐったりしているので、今日は、ホテルでフィリピン戦の中継でも見ながらゆっくりしようと思っていたのだが、明日の移動も早いし、どうやら、台北を観光する時間はほとんどなさそうなので、がむばって外出。地下鉄で中正紀念堂へ出て、永康街まで歩く。気温は20度。長袖シャツでちょうどよいくらいで快適だ。

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 まずは、永康牛肉麺館さんで、紅焼牛肉麺をいただく。るるぶに掲載されているので、ツーリスト向けかと思ったらそうでもなくて、地元の老舗のようで、言葉はまったく通じないが、なんとか注文。辛すぎず、麺の太さも手頃で期待を裏切らない味。これはなかなか美味しかった。160台湾ドル=約650円。

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 永康街といえば、ピン館さんに参戦しなくてはいけない。(ピンは、ニスイに水)。名物のマンゴーかき氷は、残念ながら、季節限定ということで、フルーツスペシャルをいただく。いちごとキウイがたっぷりかかっていて、上にマンゴーシャーベットが乗っている。一見かなりヘビーであるが、シロップがマイルドなので、頭がツーンとなることもなく食べやすい。白くまなんかよりもずっと美味しい。こちらも160台湾ドル。お腹が終了することもなくぺろり。

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 かなり歩いて地下鉄に乗ってまた歩いて、台北101さんへ。世界で2番目に高いという101階建ての高層ビルである。初めての街では、とりあえず高いところへ登っておくのが無難ということで、さっそく89階の展望台へ。382mというから、ランドマークタワーより100m以上高いのだが、エレベーターがわずか37秒で上がるのが衝撃的である。さらに階段を登ると、91階の390mでは、屋外に出られる。

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 さすがに疲れたので、セブンイレブンで「職業棒球」なる雑誌を購入してタクシーでホテルへ戻る。
「インペリアルホテル」
 と告げるが、まったく通じない。るるぶの地図を指差すと、
「カ?コク?」
 と聞いている。華国大飯店であるから、”カ”・”コク”である。英語よりは、日本語の方がまだ通じるようだ。
 日本のコールド勝ちを確認して、ホテルの隣の「菩提心養生會舘」さんへ。足裏マッサージである。45分で750台湾ドル=3000円。これが、歩き回って疲れた足と寝不足の体には実に効く。やはり、英国式なんかメじゃないようだ。かといって痛すぎることもなく絶妙。だいぶラクになった。
「アナタ、シンチンタイシャ、ワルイ。ゼンシンマッサージヤル、サンジュップン、エンチョウネ?」
 とのことだが、今日のところは、退場。なかなか返してくれないので、今日は時間がないからということにすると、
「オー、マダハヤイ、ドヨウビ、ネルダケネ!」
 と来る。まぁ、しかしなかなかよいお店で、ホテルの隣というのも便利である。
 いよいよ明日は決戦。「職業棒球」誌の表紙は、「唯金是問」となる。まったくもっておっしゃるとおりだ。「三強戦力評析」というコーナーがあり、日本は、「星野軍団機動野球」と紹介されている。やはり、星野とくれば、軍団となるようだが、なかなかよく研究されていて、たとえば、稲葉のところを読むと、「他在今年頂替小笠原道大的3棒位置・打出個人生涯代表作・3成34打撃率、176支安打都是太平洋職盟之冠」という具合である。
 イッキマン日記にもあるように、明日は、野球ファンのすべてが、心を一つに戦って、北京への道を開かねばならない。たのむぞ達爾比修!

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