5/17:がむばれニッポン2008
◆横浜・東京:はれのちくもり一時あめ
9時すぎに起床。初夏らしい爽やかな好天。ファイターズ大勝のニッカンをゆっくり読む。昼前にでかけて、スカイビルにて散髪をすませ、連絡通路でそごうへ移動すると、いか飯の臭いが充満している。一瞬、何事かと思うが、「初夏の北海道物産展」が開催中。押すな押すなの大盛況である。
いったん紳士服フロアへ移動。今週は、通常より2ポイント多く6%のポイントがつくとのことで、熟考の末、ジャケット、シャツ、ズボン、ベルトとまとめ買い。8階に戻って、札幌・桑名さんの醤油ラーメンと石狩の地ビールをいただき、いったん帰宅してから、みなとみらい線にて上京。東京体育館へ参戦する。バレーボールの北京五輪世界最終予選初日である。
小生の記憶というのは、だいたい’76年頃から始まっていて、やきうでいえば、76年の長嶋巨人V1(柴田、高田、張本、王)であり、競馬でいえば、77年の有馬記念(テンポイント、トウショウボーイ、グリーングラス)になるのだが、バレーボールも77年のワールドカップが東京で開催されたのはよく覚えている。女子は、横山樹里がエースで金メダル、男子は、田中幹保の時代で銀メダル。日本が世界の頂点で戦っていた最後の時代で、その後、男子は、川合、女子は、大林、中田の時代となり、メダルにあと一歩届かない。それでも、今から思えば、世界のトップで戦えていただけえらかったわけで、女子はなんとか五輪出場レベル、男子は五輪に出場もできない状況になって久しいのは誠に遺憾である。
そんな状況から、世界の背中がもう少しで見えるところまで引き上げてくれたのが柳本監督。しかし、柳本ジャパンのピークは、世界デビューとなった2003年のワールドカップではなかったかと思う。データバレーのイタリアのお株を奪う見事な作戦で劇的な勝利。最終的には、僅差の5位だったけれど、あの時は、世界のトップにほぼ手がかかったといってよかった。
あれから5年。アテネ後にいったん辞意を表明した柳本監督に続投を要請。その後もソコソコのところでは踏ん張っているけれど、五輪出場ではなくて五輪のメダルをめざすのであれば、リスクはあるけれど、いったんチームを解体して、若い大型セッターを探して勝負して欲しかった。結局、今回も竹下や高橋頼りとなると、前回からの伸びしろがもうない。木村、荒木の成長はあるがレギュラー7人がギリギリ世界と戦えるレベルで控えとの差が大きすぎる。栗原、高橋の控えに大山、荒木、杉山の控えに宝来が使えるくらいでないと厳しい。
そうはいっても、ここまできたら、とにかく五輪には出てもらわないと困る。バレーボールといえば、フジテレビであるが、今回は、TBSとの共同開催。バボちゃんとTBSのヘンなキャラが手をつないでいる。そして、場内が暗くなり、ジャニーズの登場だ。ヘイ!セイ!ジャンプ!と言われてももちろんひとりもわからないが、たしか昨年のワールドカップのときも彼らだった。場内黄色い声援も飛ぶけれど、さすがに今日は、ジャニーズだけが目当てという客は少ないようだ。賛否両論あるだろうが、10分くらいしか登場しないし、場内を盛り上げるのにはあってもよいとは思う。テレビ中継にさきがけること1時間、18時に試合開始。
◇2008/5/17:○日本 3-1 ポーランド(東京)
いつもなんとなく日本に都合のよさそうな日程が組まれるバレーボール。実は、開催国特権で、最初の数試合の相手を選べることに決まっているらしい。いつもは、勢いをつけるために確実に勝てそうな相手を選ぶのだが、柳本監督は、実力接近のライバル、ポーランドを指名。もうひとつ強豪セルビアが残るとはいえ、ここで勝てば一気に五輪が近づく。
その立ち上がり、いきなり4連続ポイント。ラリーポイントだから、4点くらい離しておけば少し安心できる。少し差が縮まりかけると、ポーランドは、サーブミス。最初のリードが物をいって、25-20で第1セットをゲット。
第2セットになると、ポーランドも調子があがってくる。サーブにミスが多いのはその分深く打っているわけで、サーブレシーブが乱れると日本の攻撃は単調になり、ミエミエのレフトからでは、栗原のスパイクでは、ブロックされてしまう。一進一退の攻防から、ポーランドが抜け出して22-24となったときには、これまでかと思ったが、ここから、3連続ポイントで逆転。応援にもがぜん力が入る。一気に決めないといけない場面でまた25-25となったが、27-25で2セット連取。やれやれ。
第3セットになると、日本にもミスが出始めてポーランドペース。よく考えてみると、今日の日本は、攻撃らしい攻撃がほとんどない。栗原のスパイク決定率は20%くらいだし、センターの速攻もほとんどできず。サーブで崩して長いラリーで相手のミスを待つという不思議な攻撃でなんとかリードしてきたが、日本にもミスが出ては勝てない。17-25で完敗。
第4セットは、最初から1ポイントずつ取り合い一進一退。8-7でテクニカルタイムアウトとなるが、このあたりから少しずつ日本がリード。特に何かがよくなったわけではないが、またポーランドにミスが目立ち始めた。スパイクアウトにずいぶん助けられた気がする。そして、中盤不振だった木村がまた息を吹き返して、難しいところから2,3本決めると、一気に流れが傾き勝利。やれやれ。
なんだか課題ばかり見えたような気もするが、とにかく勝ちは勝ちである。来日したばかりで調子の上がらないうちにポーランドを叩こうという柳本監督の作戦勝ちか。テレビ観戦のイッキマンさんに先行すること1時間、ライブでみた試合での勝利はやはり格別である。これでぐっと五輪は近づけたが、まだまだ内容的には物足りない。本番でメダルを期待させるためにも、明日以降、ぐんぐん調子をあげて全勝突破を期待したい。
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» 5月23日(金) 祝・女子バレー北京オリンピック出場決定 [Darkest before the dawn.]
【晴れ】
個人的には、最近はほとんど見なくなったバレーボールの試合。でも、しんちゃんさんがわざわざ「がむばれ日本」とやってみたり、本日、どうにかこうにか女子が北京五輪出場を決めたということで、ちょっと気になる「女子バレー」ネタを。... [続きを読む]
バレーボール、私も夢中になってみていた時期がありました。最近は、ルール変更に追いつけていませんが、それでも好きですね。
一番印象に残っているのは、横山樹理のすぐあとの、江上・三屋の日立コンビと、レシーブがやたらとうまくて、ワールドカップ(だったかな?)のベスト6に選ばれた広瀬あたり。バレー部に入ろうと思ったものの、現実を考えて断念したっけ。。。
投稿: るい | 2008/05/18 08:37
ご無事のようでよかったです。やっぱり、ラリーポイントじゃなくてサイドアウトでリベロなしの方がおもしろいですよねぇ。試合は長くなりそうですが。江上、三屋の頃が世界のトップにいた最後の時代ですね。その後は、メダルとなるとあと一歩及びませんでしたが、杉山とか広とか大谷とか斉藤とかいろいろ思い出されます。
投稿: しんちゃん | 2008/05/18 15:36
ご心配をおかけしましたです。リベロなしのサイドアウト制、大賛成です。なお、杉山、大谷あたりは覚えていますが、広や斉藤ですか。。。 わかりませぬ。。。
投稿: るい | 2008/05/18 22:17