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6/5:役人のタクシー代

◆横浜・東京:くもり時々あめ

 午後から外出。打ち合わせは順調に終わったが、外へ出ると、けっこうな雨。最寄り駅まで歩けないことはないのだけれど、同行者も2人いることだしタクシーに乗る。後部座席にてシートベルト着用。タクシーはあまり好きではないけれど、仕事のときは、必要に応じて利用する。鉄道事情などは、他人より詳しいので、電車が便利なら電車を使うが、タクシーが効果的と思えば使うときは使う。明らかに歩くべきところを体調不良などで乗る場合は、自腹にするときもある。そのへんのさじ加減は自分なりに決まっている。先日も、他部の人といっしょに乗ったときに、その人の上司は数百円のタクシー代にいちいち理由を求めてきたりするとのことだったので、そういう上司は話にならないと言って、小生が領収書をもらって、自分の部で精算した。
 湘南新宿ラインで直帰して、めずらしく7時のNHKニュースなど見ていると、財務省職員が、深夜のタクシーから金品を受け取ったとのことで、国家公務員倫理法違反の疑いがあるという。小生も年に1,2回は、深夜のタクシーで帰宅するけれど、大手町近辺から乗るときなどは、明らかに高級なタクシーが待機していて、サービスがよい。ビールか何か出てきたこともあったような気がする。まして中央官庁の役人なら常連客になるから、現金やクオカードを渡すこともあるのだろう。「李下に冠を正さず」だから仕方ないけれど、お役人に対して業務上の便宜をはかってもらうための賄賂ということではないだろうとは思う。
 むしろ、問題なのは、お役人が税金でタクシーを通勤に利用することの方ではないかと思う。「30代の主計局係長は約5年間、2000~3000円の現金やクオカードを年150回程度受け取っていた。」とのことだが、少なくとも5年で150回、タクシーで深夜帰宅していたということなのだろう。そんなことは、霞ヶ関では当たり前なのだろうけど、民間会社とは根本的に違う。時間と戦って利益を上げる企業では、部下のタクシー代をぐちゃぐちゃ言ってる時間は無駄になることが多いし、それを判断する基準もある程度計算できるが、役人の仕事というのは、深夜タクシー代を払ってまでその日のうちにやる必要が本当にあるのだろうか?たとえば日本の針路について何か立派なビジョンを作っているのかもしれないが、そういうことは、定時内、せいぜい、終電までの間でやっていただければよいことで、1日遅れたからといって、誰かに違約金をとられるものでもないだろう。実際、地方公務員の多くは、早々に退社してのんびりしているはずである。民間会社だって、管理部門の場合は、なるべく遠慮しているはずだ。外務省の一部などをのぞけば、普段の仕事は、本当は、別に翌日にやっても誰も困らないはずである。たとえば、役人の給料を5万円UPさせてあげるかわりに、どうしても必要と思うタクシー代も自腹で払えといったら、どのくらいの役人が5万円の中からタクシー代を払うのだろうか?
 いずれにしても、中央官庁の役人が毎日17時に退庁したら、それをきっかけにずいぶん風通しのよい国になりそうな気がする。そんなことを思いつつ今日も早々に就寝。

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