8/22:奇跡の4*100mリレー~北京五輪第15日~
◆横浜・東京:くもり
昨日の夜、雷雨の間の2時間にあっという間に気温が10度下がり、今朝の横浜の最低気温は20.6度。日中の最高気温は25.4度。北の大地にいるような快適さ。そろそろ夏も終わり。そして、そろそろ五輪も終わり。
星野ジャパン終了。消化試合とはいえ、アメリカ戦に負けたために、準決勝の相手が韓国になったことも個人的には今イチと思っていたが、それよりも何よりも、平日デーゲームになったのがいただけない。夕方結果を確認するもあっさり終了。これでは盛り上がりようがない。しかも、岩瀬がイ・スンヨプに打たれて終了というのもなんだか東京ドームのやきうを見ているようでつまらない。勝ち試合も負け試合も何度かテレビ観戦したけれど、最後まで感動を与えてくれることはなかったのは、台湾での最終予選の感動を体験してしまっているだけに残念。金メダルだけを期待されていたチームが3位決定戦にモチベーションを維持するのは大変だけれど、柔道の谷の銅メダルにもみんなが拍手をした。アテネの中畑ジャパンもそこは死守したわけで、なんとかがむばって欲しいものだ。
諸般の事情により昨日からぐったり。早々に就寝したいところであるが、23時からの男子4*100mリレーを見逃すわけにはいかない。展望でも書いたように、個人ではまったくダメな4人でなぜ世界で戦えるのか実に不思議なのであるが、バトンパスの技術というのは相当大きいのだろう。大阪世界陸上で5位。小生の予想では、現時点での実力は6位。アメリカも含めどこかひとつくらいはミスをしそうだが、それでもメダルは厳しいということで△だったのだが、予選でアメリカ、ナイジェリア、イギリスが終了。これなら実力通りに走ってもメダルの可能性が出てきた。
1走の塚原が好スタート。末続は本調子とは思えないがなんとかつなぎ、高平は見事なコーナーワーク。そして、朝原。36歳の大ベテランが必死に踏ん張って見事な銅メダル。まったくもってすばらしいのひとことである。
トラックでのメダルは80年ぶり、リレーでのメダルは初。大昔のことは知らないが、小生が観戦するようになってからのトラックといえば、まったく勝負にならないというイメージしかなかった。まぁ、黒人の独壇場でアジアでは無理だろうという感じだった。しかし、まず高野が400でファイナリストになり、伊東が100mで10.00秒を出し、為末が400障害で世界陸上の銅、末続が200mで世界陸上で銅。さらに1600mリレー、400mリレーで五輪4位。じわりじわりと世界に近づいてついに五輪のメダル。インタビューもよかった。選手たちも「弱い時代も必死に戦ってきた先輩も含めた日本短距離のメダル」と言っていたけれど、その弱い時代も含めて十数年を支え続けた朝原の最後の五輪で、考えられない幸運が重なってメダルが与えられたというのもスポーツの神様のイキなはからいと思う。「夢の空間を駆け抜けた」朝原選手。おめでとう!
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