10/29:世も末
◆横浜・東京:はれ
美女ゴルフ惨敗のショックも癒えないまま、横須賀線終電の月曜日に続いて、昨日は待望の北の大地出張にもかかわらず無念の日帰り。本日も小生が最終退出者。働いても働いても含み損の方が大きい昨今だが、まぁ、たまには仕事をするのもよい。しかしながら、22時すぎに帰宅すると、定額減税が給付金方式に変更されたという。しかも地域振興券でこりた公明党が減税方式を主張したのに対して、自民党が給付金方式を主張して押し切ったという。首相がホテルのバァにいくら通ってもそんなことはまったくかまわないけど、究極のバラマキとは、あまりにもあんまりもいよいよ極まったとしか言いようがない。
理屈を並べても批判するのもバカバカしいのだけれど、減税なら曲がりなりにも現行の制度で景気を刺激できるけれど、今さらどうやって国民にお金をばら撒くのか。事務コストを考えただけでも気が遠くなる。こういうのは、名目GDPはたしかに上げるかもしれないけれど、長い目で国際競争力を考えれば、国の体力を落とすだけである。2000円札しかり。タスポしかり。
地域振興券の1998年と比較して、首相曰く、
「あの時と今と経済状況が全然違う。今の状況の方がきついから効果が大きいと思う」
とのことだが、あの時の方が国民全体としての不安ははるかに大きかったはず。原油高が収まりつつある今、ガソリンが下がり、食料品価格も落ち着くのは時間の問題で株価含み損で呆然としている層は少なくないとはいえ、そんなに緊急事態とは思えない。
たとえば、景気刺激と低所得層への配慮を両立させつつ、お金を使うのであれば、地デジチューナーやETC搭載機をタダでばら撒くとか、せめて国の政策と整合性をとったやり方の方が、先々に役立つし、効果があるだろう。今回、どんな制度設計でバラ撒くのか見えないけれど、偽造対策やら、役人の無駄な残業やらを考えるとまったくもって空しい。
実施に際して、法改正が必要なのかどうかもよくわからないが、民主党はこれに徹底的に反対すれば、最終的には国民の支持は得られると思う。10月早々の解散なら僅差で与党過半数の可能性もあったと思うが、解散が先延ばしされたことは、麻生氏の在任期間を延ばしただけで、自民党は政権維持の最後のチャンスを逸したとしか思えない。
クライマックスシリーズ第6戦のチケットを払い戻して、グータンヌーボでも見て就寝。今日は海外グータン@韓国。小生も円高の間にせめて韓国くらい参戦したかったのだけれど、あっという間に円高は終わってしまった。遺憾。
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