12/13:木次線~芸備線~スーパージェットで行く道後温泉・オールドイングランド道後山の手ホテル
◆(車中泊)→出雲市→宍道→備後落合→三次→広島→松山:はれときどきくもり
昨晩は、熱海、沼津くらいまで覚えているけれど、文藝春秋どころか、週刊文春も読了しないまま早々に熟睡。6時頃に目が覚める。岡山到着前におはよう放送。昨晩買っておいたおにぎりとポンジュースだけいただくが、BSニュースを見ながらそのままベッドの中でだらだらとすごす。サンライズ瀬戸だと早々に終点に着いてしまうけれど、出雲の場合は、ゆっくりできる。倉敷から、伯備線に入り、中国山地を越えて米子で日本海へ。うとうとしたまま、9時58分、終点の出雲市到着。終点まで乗車したのは、2~30人のようだが、マニアっぽくない女性客なども先頭で記念写真を撮っている。夜行バスで終点に着いて写真を撮る人は少ないだろうから、やはり何らかの魅力が列車の旅にはあるということの証明だろう。
残念ながら、出雲大社まで行っている時間はないので、そうなれば、出雲といえば、蕎麦、宍道湖といえばしじみということで、出雲蕎麦としじみ汁セットの朝食。ついつい蕎麦ビールにも手が出てしまう。日経、ニッカン、山陰中央新報。
10時41分発の山陰線で来た道を20分ほど引き返し、宍道で乗り換えて、木次線が初乗り。2両つないでいるが1両は回送ということで実質は1両。車内は半分くらい乗っているが、だんだん少なくなって、山越えが近づく頃には、マニアっぽい人の方が多くなる。
予報よりも天気がよく、車内は、ポカポカ陽気。何度も書いているけれど、北日本の田舎に比べて、西日本の田舎は豊かな感じがする。人影もまばらだし、商売繁盛という雰囲気はないのだけれど、家も立派だし、なんとなくお金には困っていなさそうな感じ。道路工事なのか、特定郵便局なのか、はたまた別の何かなのかはよくわからないが、アメリカのビッグ3救済問題などとは無縁の確固たる世界がありそうだ。竹下元首相の名前を出すまでもなく、もちろん自民党の牙城で、車窓には細田幹事長のポスターがめだつ。
沿線は、神話のふるさとでもあり、各駅にいろいろな神様のことが書かれている。そして、駅蕎麦で有名な亀嵩を過ぎると、本格的な山越えにかかり、最大のハイライトは出雲坂根の三段式スイッチバック。鉄道は、クルマのようにヘアピンカーブの連続で器用に登れないので、向きを変えて、しばらく後ろ向きに登ってから、また前に登る。要するにZ字型に登っていくわけだが、1両とはいえ、そのたびに運転士は、前に行ったり後ろに行ったりしなければならないから、めんどうなことこのうえない。この時点で乗客は6人。程度の差こそあれほぼ全員がマニアの様相。
スイッチバックで登り、次の三井野原が分水嶺で広島県に入る。車窓は、国道のループ橋が美しい。車でもループ橋でないと最後は登れないほどの勾配のようだ。写真撮影用にわざわざ徐行してくれる。駅前がスキー場で民宿などもあるが、今日はかなり暖かいし、もちろん雪のかけらもない。今後も、盛大にスキーができるとはちょっと思えない感じで、温暖化の直撃を受けているようで心配ではある。
木次線の終点は、備後落合。13時56分着。ここで、三次方面、新見方面へ向かう芸備線に合流する。3本の列車が集まるわけだが、単に線路が合流するから乗り換え駅になっているだけで、まったくもって何もない駅。1両の列車がそれぞれの方向からやってきて、またそれぞれの方向へ発車していく。40分の待ち時間で、14時36分の三次行に乗り継ぐ。
みどころの多い木次線に比べると、芸備線は地味な路線。天気も曇ってきた。ここからは、読書タイム。東野圭吾を2冊持ってきていたのだけれど、カバンから最初に出てきたのは、「同級生」。ボックスシートをひとりじめの列車は、時速20キロくらいでのんびりと走り、読書がはかどる。15時58分三次着。
三次まで来ると、だいぶ都会らしくなる。ここからの快速広島行きは2両。途中から熟睡。日も暮れた17時28分に大都会広島へ到着。
広島港発のフェリーの時間が迫っているので、タクシーにするか迷ったけれど、駅前の広電の路面電車へ。広島は、路面電車ががむばっているが、延々とエスカレーターでもぐり、出口も複雑な地下鉄に比べると圧倒的に便利であるし、やはりバスよりは、時間も正確だ。高齢者にとっても、バリアフリーだし、駅は短い間隔であるし、地下鉄よりはるかに便利なはずである。高度成長期に廃止されてしまったのは、やむを得ないかもしれないが、高齢化・低成長・地球温暖化とくれば、今こそ路面電車を復活させる時である。財源は簡単。道路特定財源を使えば、あっという間に、全国に便利な路面電車を復活させられるだろう。そんなことを考えながらきっかり28分で広島港へ。
松山へは、スーパージェット。6900円と高いので迷ったが、レンタカーで橋を渡ると相当な値段になるし、明日は、あまり天気がよくなさそうなので、このルートに。乗客は30名くらいだから、あまり儲かってなさそうだが、揺れも少ないし、リクライングシートはけっこう快適である。68分で松山だからなかなか速い。
リムジンバスで道後温泉へ直行。もちろん今日のお宿は、オールドイングランド道後山の手ホテル。京セラや滝本とともに年に一度は参戦したいところである。さっそく、第1回入浴を済ませてから、温泉街へでて、宇和島風鯛めしを堪能。まったくもってすばらしい。第2回入浴後、世界弾丸トラベラーを見て就寝。
○新たに乗りつぶした路線:木次線、芸備線(備後落合-広島)
○新たに乗りつぶした距離:196.4キロ。
○今までに乗りつぶした距離:17170.0キロ。
○まだ乗りつぶしていない距離:2674.7キロ。
○乗りつぶした路線の割合:86.52%(△0.99)
○会社別:JR西日本 77.4%(△3.9)
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