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12/15:小沢一郎くんの言い分

◆横浜・東京:くもり:14862歩

 中国のえらい人が、天皇陛下との会見をごり押ししたとのことで、中国嫌いの小生としては、正直なところ、最初は、中国にそんなにサービスすることないじゃないか、天皇陛下の行事っていうのは、どんな小さな国でも公平に扱った方がよいのではないか?と思っていたのだけれど、小沢一郎くんがめずらしく自分の言葉で説明して、一方で宮内庁長官が出てきて開き直っているのを見ているうちに考えが変わってきた。
 たしかに天皇陛下はいそがしぎるような気もするし、体調も気になるし、中国にサービスしすぎるのもどうかと思うけれど、それらはすべて鳩山内閣の責任のもとで国事行為として行われるわけで、宮内庁長官が陛下を守るみたいな言い方をするのはやはりおかしいし、誰が決めたかもわからない1ヶ月ルールなんていう慣例をたてに反論するのも妙な話だ。
 戦争へ突き進んだ戦前の日本、最後の段階では、軍人だけでなく、政治家もマスコミも国民もみんなで足並みそろえて開戦へ向かったけれど、やはり初めのうちは軍部の暴走が顕著であって、それを実現させてしまった2つの問題は、統帥権干犯問題と軍部大臣現役武官制だろう。後者は、陸軍省、海軍省が大臣を出さなければ、内閣が成立しないのだから、軍の意に沿わない内閣ができないことになる。しかし、さらに問題な前者は、天皇陛下の軍隊の作戦は、首相も陸相も海相も口出しできないということで、天皇陛下の名前を借りて、参謀本部が好き勝手にやれるしくみになってしまった。
 戦前の参謀本部と宮内庁を同列に論じるのは飛躍しすぎではあるけれど、シビリアンコントロールの無視という点では同じだ。宮内庁は他の役所とは違うと思っているのなら大きな勘違いで、元老や内大臣のつもりでいるとしたら論外である。あの田母神氏だって、辞めた今なら何を言っても自由なわけで、宮内庁長官も天下に言いたいことがあるなら、早々に辞表を持っていくべきである。小沢一郎くんだって、鳩山首相を使って院政を敷いているとの指摘もあろうが、これは、国民の側に嫌なら選挙で自民党政権に変える権利がある点が決定的に違う。
 ついでにいうと、あぁいう慣例のことしか頭にない役人には、雅子様の心の病など絶対に理解できないだろうし、あぁいう人がいるから、治らないのではないかとも思う。
 そういえば、天下り禁止をめぐって、自民党に徹底的に抵抗した不愉快な人事院総裁がいたけれど、どうなったのかと思ったら、さすがに政権交代後に退任していた。こういうのをみると、やはり、政権交代は必要ということになるのではないかと思う。
 誤解のないようにもう一度くりかえすけれど、今回の鳩山内閣の判断に小生はそれほど賛成でもない。かといって、目くじらたてるほど反対でもない。いずれにしても、それは国民ひとりひとりが判断して次回選挙の投票の材料のひとつにするなり、憲法違反と思えば、裁判をおこすなりすればよいことだ。

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コメント

わたしも、そもそもなんでそんなことにみんな騒ぐのか、理解出来ません。

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