2/28:無念の0.02秒、でも、あっぱれの銀メダル!~スピードスケート・女子チームパシュート~
◆横浜:あめのちはれ:9040歩
きのこの山とたけのこの里を間違えるほどぐったりした1週間もようやく週末にたどりついた。土曜日は、普段と同じ6時起床。フィギュアが終わり、五輪も終了ムードだが、小生としては、もうひとつ見逃せないのがスピードスケートのチーム・パシュート。女子は、メダルの期待がかかる。
ところが、沖縄で震度5弱の地震とかで、津波警報が出たこともあって、NHKはBSも含めてすべてニュースに。沖縄での地震はめずらしいとはいえ、震度5弱では、大きな被害がでるわけもなく、村役場やリゾートホテルの支配人に中継をつないでも、沖縄の人らしいのんびりした対応で、何か被害をみつけたいNHKのアナウンサーとまったくかみ合わず。コンビニの棚の雑誌が落ちたとかそんな程度。ようやく、どっかの村で1軒断水したとかそんな話。そうこうしているうちに準々決勝が終了。録画となってしまったが、幸い、韓国に圧勝。しかも、メダル候補のカナダやロシアが次々と敗退。明日の準決勝にいよいよメダルの期待がかかる。
朝から法事。終了後は、母と妹とめいっこにつきあって、有楽町のビックカメラへ。26型の液晶テレビを購入するとのことだが、家のアンテナの様子もわからず、店員と話がかみあわず。東京国際フォーラムの中でお茶して、めいっことアンパンマン参戦の約束をして解散。
帰宅すると、いよいよぐったりして就寝。目が覚めると19時半。へんな時間に熟睡してしまい、今度は、夜中に眠れなくなってしまう。男子回転の皆川選手の応援も検討したが、そんなことをすると、チームパシュートの準決勝まで徹夜になってしまうので、イッキマンに任せてなんとか少しだけ眠る。結局、皆川選手は、いきなり終了とのこと。
さて、本日は、5時20分起床。いよいよ準決勝。相手のポーランドは格下だが、実際に、優勝候補のロシアを破ってきている。リレーではないけれど、先頭交代などチームワークが重要で、個人の実績が必ずしもチーム成績につながらないし、だからこそ日本にもチャンスがある。今回、小平選手が短距離だけでなく、1500mでも結果を出したので、15歳の高木は控え。小平のスピードを生かしつつ、スタミナ不足をカバーするために、長距離で入賞を果たした穂積選手が多めに先頭をこなし、ベテランの田畑が全体をまとめる。息の合ったレース運びだが、ポーランドもなかなかしぶとい。じわじわ差をつめられたが、なんとか逃げ切りでメダル確定!
準決勝のもう一組は、ドイツvsアメリカ。ドイツが快勝かと思われたが、ラスト1周で、ベテランのフリージンガーがバランスを崩し、脱落。前の2人はゆうゆうゴールしたのだが、最後の1人がゴールしないと認められない。いっぱいになったフリージンガーは、転倒したのか、滑り込んだのか、倒れながらゴール。本人はダメだと思って頭を抱えていたが、執念が実って、ギリギリ勝利。この執念が決勝の大逆転につながることになる。
決勝までは、1時間半。ご飯を炊いて、日経とニッカンと神奈川新聞を購入して備える。フリージンガーが転倒した分、日本が有利かと思ったのだが、ドイツは選手を入れ替えてきた。4人エントリーで3人が出場できるこの種目、日本の控えが15歳の高木。短時間に2本滑ることを考えれば、フレッシュな選手を入れたいところだけれど、ここまで3人で完璧なレースをしてきているので、経験の浅い高木にいきなり代えるのはさすがに難しいだろうから、なんとかもう1本がむばってもらうしかない。
そして、決勝。白幡さんの読みとおり、日本が先行。長距離メムバーで固めたドイツの追い上げは予想されるが、残り2周でもまだ1.7秒差。金メダルが近づいてきた!と思ったが、ここからジワジワと差が詰まりだす。最後の半周で0.7秒。一見、安全圏に見えるが、いっぱいになると、最後の200mで平気で1秒くらいはひっくり返ってしまうのは、競馬ファンなら誰もが経験することで、安心はできない。ただ、日本の3人もバタバタになったわけではなく、あくまでドイツが追い上げているだけ。最後の最後、上下分離の画面で3人ずつが並んでほぼ同時にゴールイン!さぁ、結果は???
無念!あまりにもあんまりな0.02秒。日本の3人は見事にほとんど同時に揃ってゴールしているのだけれど、ドイツの最後の選手の足の先がわずかに出ていたようだ。それでも、見事な銀メダルは、日本女子スピードスケート界初の銀メダルでもある。長年女子選手陣を引っ張ってきた田畑選手がメダルを獲得できたのもうれしいし、今大会の小生いち押しの小平選手がメダルをとれたのもすばらしい。15歳高木選手が1レースでも出場していたらメダルがもらえたのだけれど、今回は残念。しかし、この経験を生かして、4年後には日本のエースとして活躍して欲しいものである。
パシュートは、100mで世界戦えない陸上が、400mリレーでメダルを獲ったように、あるいは、自転車でもメダルを獲ったように、平均的に選手層を厚くしつつ、連携の技術を高めていけば、スーパースターがいなくても世界と戦える種目で日本向きでもあるし、上下分かれた画面やゲームのように、白と赤の丸で位置を確認するなど、見ていてけっこうおもしろいことも広く知れ渡ったと思うので、これからもがむばっていただきたいものである。
フィギュアで0.02点差で負けたら採点に文句のひとつも言いたくなるところだけれど、この0.02秒差は仕方がない。これで、4位だったらあまりにもあんまりだけれど、銀メダルならあきらめもつくし、ドイツを祝福しつつ、日本の3選手に拍手を送りたい。奈緒ちゃんあっぱれ!
先週は、カーリング快勝でiPhoneを衝動買いしてしまったけれど、さて、本日はどうしようかね。チリの地震は、沖縄の地震とちがって、本物の大地震。昼すぎには、津波が来るらしいので、海抜1mくらいのところにある我が家は、おとなしくしていた方がよいかしら。夕方からは、万葉倶楽部に参戦して、マッサージで疲れを癒しつつ、ビフォーアフタースペシャルと祝女を見て、忙しくなる3月に備えて、就寝の予定。
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