6/26:スターアライアンス無料航空券で行くヨーロッパの夏休み
◆横浜→羽田→関空→フランクフルト→チューリッヒ→ルツェルン:あめのちはれ
3時半起きの翌日は、5時15分起床。昨日も長い1日だったが、今日は文字通りの長い1日になる。6時18分YCAT発のバスで羽田へというのは、いつもの土曜日と変わらないが、今日はいかんせん荷物が多い。その重たい荷物を国際線乗り継ぎカウンターで預けて、いつもと同じデイパックになったところで、第2ターミナル69番ゲートからの出発。日経とニッカンを読んでひと眠りすると関西空港へ到着。
関西空港での国際線乗り継ぎは初めて。1時間20分だからけっこうあわただしい。スイスフランとユーロに両替して、急いで出国。
スターアライアンス無料航空券。マイルで行くヨーロッパの夏休みは恒例であるが、いかんせんせっかくマイルをためても使うのは案外大変である。9万マイルでビジネスクラスヨーロッパ往復が可能で、マイルは十分足りるのだけれど、直行便は全然とれないし、乗り継ぎも平凡なルートでは、とても確保できない。ANAサイトと格闘して、ようやく、羽田→関空→フランクフルト→チューリッヒのルートを確保。ちなみに帰りはもっとストレンジなルートである。
ルフトハンザ航空は、たしか成田線には、最新鋭のA380を就航させたのではないかと思うのだけれど、関空便は、A340-600。雨の中の出発。通路側がとれず、窓側になってしまったけれど、ビジネスクラスなのでまぁ何とかなる。スポニチと朝日新聞など読んでいると、早くも昼食。白ワインと和食。名古屋ヒルトンの「源氏」さん作のお料理は悪くない。すでに北京上空。週刊文春、文藝春秋を読み散らかしてから昼寝。
西へ向かうヨーロッパ便は、時計を戻しながら進むので、現地到着が、日本時間だと翌日未明になってしまうけれど、そこでゆっくり眠って朝起きれば、時差の調節が案外ラク。したがって、あまり機内で寝る必要もない。軽く眠って早起きの分の眠気だけとったところで、読書。「告白」にとりくむ。先週、函館の帰りに1章だけ読み終えて、面白いのは分かっていたのだけれど、じっくり読みたいので、夏休みまで温存。2時間くらいかけて読了。さすが。映画もぜひ見てみたいものだ。
モニターによれば、このあたりでウラル山脈を越えているので、アジアからヨーロッパへ。もうフランクフルトまでは3時間だから案外早い。iPhoneを機内モードにして、i文庫で夏目漱石の「こころ」を読了する頃には、モスクワをすぎて、夕食。日本時間で夜の8時だが、フランクフルトは、まだ午後1時。ビアとチキンの照り焼き。これもなかなかよろしい。
関空から12時間で、フランクフルト空港に到着。iPhoneの電源を入れると、いきなりメールを受信。はて、どういうしくみになっているのか?iPassのローミングも無事に繋がって一安心であるが、油断していると請求が大変なことになりそうで要注意である。ツイッターをチェックすると、一部で南アフリカ弾丸ツアーと誤解されているようなので、訂正しておく。
空港内でもワールドカップ中継中。ちょうど、ウルグアイが韓国から先制点をあげたようだ。16時40分発の3732便でチューリッヒへ。1時間弱だからあっという間のフライト。
羽田で預けた荷物をここで受け取る。関空、フランクフルトとけっこうあわただしい2回の乗り継ぎを荷物の方も無事にクリアしているだろうか?この後さらに移動なので、ここでロストするとかなりやっかいなことになる。4年前のブリュッセルでの悪夢がよぎったが、無事に荷物をゲット。さすがは、スターアライアンスである。
一昨年は、チューリッヒで1泊したのだけれど、まだ外も明るいし、ルツェルンまでさらに移動。チューリッヒ空港の地下には鉄道が乗り入れていて便利。昨年も利用しているので勝手もわかっている。ルツェルンへの直通列車は1時間に1本で少し時間があるので、ショッピングセンターをうろうろしてから、世界の言葉で小休止。しかしながら、チーズバーガーセット1000円とは、あいかわらずあまりにもあんまりである。ユーロ安に期待していたのだけれど、スイスフランは別格ということなのだろうか。バブルの余韻の残っていた卒業旅行の頃に比べると、やはりデフレ日本だけが、貧乏な国になってしまったのではないかという感は否めない。
18時47分のICでルツェルンへ。日本でいえば、羽田空港から、あずさやひたちに乗れるようなもので、空港駅から各方面への列車が出ているのは実に便利。市内交通にうとい旅行者にはとてもありがたい。ユーレイルパス(スイス・フランスパス)があるので、これでもう心配ない。
チューリッヒを出て15分もするとスイスらしい風景が広がっていい感じになって、19時49分にルツェルン到着。みなとみらいから20時間以上たっている。
サマータイムの6月のヨーロッパなので、まだまだ明るいのはよいのだけれど、静かな古都だと思っていたら、駅前が大騒ぎになっている。何やらお祭りの様子でメインストリートは歩行者天国になっていて盛大。人の波をかきわけながら、トランクを転がして、なんとか今夜のお宿であるところのアンバサダーさんにチェックイン。バスタブもあるし、お湯もちゃんと出るし、無線LAN無料ということで文句なし。
シャワーを浴びて一息ついて、猛烈に眠いのだけれど、お祭りのフィナーレが花火らしいので、街へ。さすがにかなりの混雑だけれど、日本の花火大会に比べれば、だいぶ余裕がある。湾の中で上げるので、目の前。外国の花火なんて、どうせ単調なのだろうと思ったら、どうしてどうして日本と遜色ない。たっぷり30分堪能。下調べも何もしていないのにこれはラッキー。日本はもう日曜日の朝。
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