◆岐阜→飛騨古川→富山→上市→富山:13104歩:富山の最高気温=34.9℃
7時15分起床。コンフォートホテルの朝食は、ささやかなヴァイキングだけど、まぁ無料サービスと思えば腹もたたない。岐阜新聞を読みながらいただき、8時40分チェックアウト。本日からは、大先輩方とは別れて、気ままなひとり旅。
9時3分発のひだ号で高山線を北上。名古屋圏ということで、ニッカン一面は、もちろん中日首位。それはいいのだけれど、村木局長問題よりも大きな扱いで、押尾被告ネタ。曰く、被害者の両親が、「死人に口なしは許せない」と押尾被告を非難とのこと。だけどさぁ、法的には、保護責任者遺棄だかなんだか成立するのかもしれないけれど、麻薬吸ってて合理的な行動するわけないんだし、そもそも被害者もいっしょに麻薬吸ってたんだから、同じ穴のムジナとしかいいようがない。たまたま死んじゃったからなんか美化されて、押尾だけ悪いみたいになってるけど、よくもまぁ、堂々と押尾の悪口を言えたもんだという気がする。恥ずかしくないのだろうか。
台風の後の涼しさも終わりで、また猛暑に戻る。高山散策も一興だけれど、何度か歩いてるので、本日は、飛騨古川で途中下車。鯉の泳ぐ瀬戸川に沿って白壁土蔵作りの街並みがビューティフルで歩いていて気持ちのよい街。ディスカバージャパン。日本もまだまだ捨てたものではないね。しじゅうになって、人生も折り返しだけれど、まだまだ行ったことのない街はたくさんあるから、旅のネタに困ることはなさそうだ。
そうはいっても、けっこうあちぃので、蕎麦屋にて「なかや」さんで、ざる蕎麦とビアと辛味大根。田舎のお蕎麦屋さんは、量ばかり多くてがっかりということが多いのだけれど、ここの蕎麦は美味しい。ひと口目は、タレをつけずに、塩で食べてくれというところにも自信があらわれている。おすすめ。
1時間もすれば、端から端まで歩けてしまうので、さるぼぼなどを購入して、壱之町珈琲店で再び小休止。のんびり散策しても2時間半後のひだ号には十分間に合う。高山以北は、未乗区間で、久しぶりに乗りつぶしの旅も再開。猪谷でJR東海からJR西日本に変わり、高山線を完乗して、富山着。
新幹線開通を控え、富山駅は大改造中。そして、富山といえば、LRT(路面電車)。路面電車で中心市街地を活性化させるコンパクトシティ構想。富山港線を富山ライトレールとして再生したのに続いて、昨年末には、2つの放射線を結ぶ環状線を開通。かけ声ばかりでなかなか実現しない自治体が多い中で、富山市の取り組みはすばらしい。県庁所在地としての規模も全国で平均的なところだし、高齢化がすすむなか、都心空洞化を防ぎ、バリアフリーでコンパクトな市街地を実現する取り組みはおおいに応援したい。本日のお宿のマンテンホテルさんへは、南富山駅行きへ乗ればすぐなのだけれど、あえて、環状線をぐるっとまわってみる。10分間隔の運転でお客さんもけっこう乗っていてうれしい限り。新幹線開通時には、JR駅が高架化されて、ライトレールとの直通も検討されているとのこと。うまく駅へ乗り入れて、新幹線との連絡もできるだけスムーズになるように期待したい。
マンテンホテルさんで一休みして再びLRTで富山駅へ出て、富山地方鉄道で上市へ向かう。本日は、めざましクラシックスin上市。上市っていうのはいったいどのへんでどんな町なのかさっぱりわからなかったのだけれど、駅前は、想像以上に寂しい。歩いて15分で一応町の中心らしきところに出ると、役場の隣に、会場の北アルプス文化センターを発見。昭和な香りの漂うホールだけれど、小さな町にしてはなかなか立派である。1000名近く入れると思うが、会場はほぼ満席。傾斜もあってなかなか見やすい。
第1部は、サントリーホールとほぼ同じ構成。第2部は、懐かしのアニメ・メドレーから、めざましテレビのテーマ曲メドレーと続いて、いよいよおめあてのスペシャルゲスト、中村あゆみ嬢の登場である。もちろん「翼の折れたエンジェル」。平均年齢の高い会場だが、すぐに手拍子が始まったのにはびっくり。美里派の小生だけれど、25年前の昭和60年は、中村あゆみ、美里、レベッカ、小比類巻かほるなど、女性ボーカルの活躍が目立っていた。懐かしい時代である。
しかしながら、他の曲はまったく知らないので、あと何をやるのだろう?と思っていたら、そのあたりは心得ていて、最近のカヴァーアルバムの中から、「夏の終わりのハーモニー」。井上陽水&玉置浩二の師弟コンビの名曲をしっとりと歌う。これもすばらしい。
富山へ戻る列車が夜になると一気に減るので、帰りの電車の時間が気になっていたのだが、どうにか最後のチャールダッシュまで聞いて上市駅へ急ぐ。富山へ帰る客などは皆無のようで、上市には上市の暮らしがあるようだ。
富山駅でかに寿司を購入して、マンテンホテル最上階の立山の湯で人工温泉大浴場をエンジョイして、ビア。エースの好投でファイターズ快勝。3連勝するしかなかったライオンズ戦の初戦に負けて終戦を宣言したけれど、ライオンズが抜け出した分、3位以内の可能性はかえって高まってきた。スポーツニュースをゆっくり堪能しよう。
○新たに乗りつぶした路線:高山線
○新たに乗りつぶした距離:89.4キロ
○今までに乗りつぶした距離:18254.6キロ
○まだ乗りつぶしていない距離:1590.1キロ
○乗りつぶした路線の割合:91.99%
乗り鉄プラス・乗りつぶし地図(2010/9/11)
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