9/12:立山黒部アルペンルート
◆富山→室堂→大観峰→黒部平→黒部湖→黒部ダム→扇沢→信濃大町→松本→横浜:あめのちはれ:10363歩
6時起床。朝風呂は断念して朝食ヴァイキング。ホタルイカの沖漬け、カマボコなど、富山の味をあわただしくいただき、環状線で富山駅へ。本日は、10年ぶりに立山・黒部アルペンルートを抜ける。週間予報をある程度チェックしていたつもりだったのだけれど、秋の高気圧がとうとう南下し始めたようで、北陸だけ雨。実に遺憾である。
アルペンルートの出発は、普通は富山地鉄なのだけれど、室堂直行バスを利用。2時間半かけて一気に最高点の室堂までバスで行く。どんどん雨が強くなり、標高2450mの室堂ターミナルでは、霧も出て何も見えず。そして寒い。晴れていれば、雷鳥でも探しながらハイキングとなるのだけれど、どうにもならないので、早々に次の立山トンネルトロリーバスに乗車。
大観峰についても何も変わらないので、すぐにロープウェーに乗り継ぎ先を急ぐ。黒部平も霧。今度は、ケーブルカーで降りる。スイスの登山電車のようによくできたコースなのだけれど、いかんせんこの天候ではどうにもならない。
黒部湖まで来ると、雨があがり、少し明るくなってきた。黒部ダムの上を歩く。10年前はすいすいだったはずの展望台までの階段をふぅふぅ言いながら登る。観光用の放水が美しいのだけれど、晴れていれば虹ができるのに残念。レストハウスでカレーとビアをいただき、トロリーバスで扇沢へ抜ける。予想以上にソフトバンクさんはがむばっていて、乗り換えポイントは、ほとんど圏内に入っていた。
黒部の太陽やプロジェクトXでもおなじみの黒部ダムだけれど、トロリーバスの案内によれば、なんと戦国時代にこのルートを超えた殿様がいるという。秀吉を敵にまわしてしまい、加賀の前田ち越後の上杉に挟まれた富山の殿様が、冬の立山を越えて、浜松の家康のところに助けを求めたというから、想像を絶する山越えだ。しかも、家康に断られて泣く泣く富山まで帰ったというから泣かせる。
そんな過酷なルートも半日で抜けられるのだから実によくできたルート。惜しむらくは、黒部峡谷鉄道の欅平へ抜けるルートが一般開放されるとさらにバリエーションができて楽しくなるのだけれど、業務用のトロッコとかトンネルだから、とても観光客を乗せられるものではないのだろう。
予定よりだいぶ早く信濃大町に着いてしまうと、皮肉なもので晴れてあちくなってきた。松本で時間をつぶして、特急「はまかいじ」をゲット。週末のみ運転の中央線~横浜線直通の横浜行き。横浜線を特急で通過できるのは実にありがたい。最後は疲れていると思い、グリーン車を奮発したのだけれど、ホームにいるのが185系踊り子型とわかりがっくり。前との間隔は多少広いけれど、2-2配置で、隣との間にひじ掛けすらないし、テーブルもVAIOがおけないようなサイズ。もちろんAC電源など望むべくもなく、今どきの新型車両の普通車以下ではないかと思われる。
まぁ、そうは言っても、疲れているところでの横浜直通はラクちんで、横浜線内でお弁当をいただくにもちょっといい気分。18時41分に横浜着で19時には帰宅できる。プロやきうニュースを見る必要もないので、ビフォーアフターを見て早々に就寝。
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もう2004年になるのですが、ダムサイドから欅平を目指して、黒部ルートを訪れました。
ちょうど、中島美幸さんが高熱隋道から紅白に出場した翌年のことです。
そのときのレポートへのリンクを張ります。
投稿: buschan | 2010/09/15 22:55
ありがとうございます。いいですねぇ。小生もいつか行ってみたいです。11月の室堂の雪景色も壮観。
投稿: しんちゃん | 2010/09/16 22:01