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3/27:世界No.1の競馬と世界OnlyOneの競馬~第43回ばんえい記念観戦記~

◆帯広→横浜:はれ

 2時23分起床。2時に目覚ましをかけたはずなのだが、自分で止めてしまったようだ。こういうことは非常にめずらしい。しかし、なんとか間に合った。
 今回の遠征を日帰りにするか1泊にするか迷ったのは、ホテルでは、グリーンチャンネルが見られないということ。今回のドバイワールドカップ中継は見たい。ブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、トランセンド。有馬記念1,2着馬とフェブラリーSの覇者が、好調で臨む大一番。被災した日本に勇気を与えるためにも期待せずにはいられない。
 ネット中継で何とかならないかいろいろと調べて、ニコニコ動画でそれらしきものを見つけてPCとiPadで見る。どうやらリアルタイムで放送されているようだ。
 トランセンドの逃げ。ところが向こう正面で後方にいたはずのヴィクトワールピサが、するすると上がってきて2番手。う~ん、これでいいのか?と思いつつも、そのまま3コーナーをまわり、4コーナーへ。
 ヴィクトワールピサ先頭。トランセンドも食い下がっている。外からは何も来ない。本当か?夢じゃないのか?この中継は大丈夫なのか?そのまま!そのまま!やった!
 ヴィクトワールピサ優勝。さすがデムーロということなのだろう。藤田も立派。ブエナビスタは足を余した感じだが、まぁ仕方がない。小生の競馬歴でいえば、海外挑戦は、シリウスシンボリから26年、ドバイだけでも、ホクトベガの悲劇から15年。世界最高峰のレースでワン・ツーとは!ドバイには、2年前に参戦しているだけに小生としても感慨深いものがあるし、なんといっても、今こそ、がむばれ日本っということなのだろう。飲もう!飲もうじゃないか!

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 興奮してすぐには寝つけず4時に再び就寝。7時起床。モール温泉の朝風呂。8時朝食。ガーデンテラスを眺めながらのここの朝食は雰囲気がいい。夜のあいだに5cmくらい積もっていて一面白くなっている。道スポと日経。
 部屋に戻るとまた眠くなってきた。昨日からとにかく寝ても寝ても眠い。11時近くまでうとうと。元気があったら、十勝川温泉さんにでも参戦しようと思っていたのだけれど、あいかわらず風邪気味なので断念。2000円払って、チェックアウトを13時まで延長。
 13時すぎにようやく帯広競馬場へ。北海道遺産でもあるところのばんえい競馬、世界でただひとつの競馬がここにある。そして、本日は、年度末の大一番、ばんえい記念。駐車場はびっしり埋まっていて臨時駐車場へ。場内も盛大ににぎわっている。年末に吹雪のときなどは、過酷な感じになるけれど、今日は、気持ちよい冬晴れ、家族連れや遠征組の若者も多く、雰囲気も明るい。廃止寸前で踏みとどまってから3年くらいだろうか。売り上げは大きくは伸びないまでも、活気はそれなりに出てきたようだし、福山とか高知あたりに比べると、まだ多少は希望が持てる気がする。

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 ラーメンをいただき6Rから参戦して飛び込み自殺。7Rもハズレ。惜しくもなんともない。ここで東京からUという方来る。震災復興および電力不足下の公営競馬およびセ・リーグ開催について検討して、8Rはパス。
 9Rもハズレ。かすりもしない。このレース、Uという方は、もう少し万馬券をゲットというところで、4番が止まってしまった。馬ではなくて、ソリの後ろがゴール板を通過ないとゴールと認められないのだけれど、あと1mくらいで止まってしまうことが実際に頻繁にあるのだ。
 福山競馬の場外発売をしているので応援したい気持ちはあるのだけれど、ちょっと手がでない。本命も対抗も単穴も飛んでしまい馬単250倍。ちょっと手に負えない。

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 10Rでようやくひと息ついて、いよいよばんえい記念。連覇を狙うニシキダイジンか、2年連続2着で3度目の正直に挑む好調カネサブラックか。小生は前者、Uという方は後者から。
 スタート。1トンのソリを引くこのレースは、スタートからゆっくりと進む。水分は、1.1%とパサパサの重馬場で力勝負。第1障害で早くも何頭か置いていかれる。 勝負の第2障害。ニシキダイジンがいい感じで越えた。このあたりでファンも移動を開始し、声援に力がこもる。負けじとカネサブラックも障害を越えて追いついてきた。軽量戦なら障害さえ越えれば逃げ切れるが、ばんえい記念は、そうはいかない。ここから、本当の実力勝負。休みながら人馬一体、一進一退。カネサブラックがわずかに先行するが、ダイジンも追いすがる。ゴール前、ブラックが止まりかかったところで、ダイジン反撃も、ブラックが最後の力を振り絞ってもう一度動き出してゴールか?

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 1着カネサブラック、2着ニシキダイジン。3着は、遠く離れてよくわからない。固い決着ではあるけれど、ばんえいでこういう一騎打ちは、意外と少ない。4-9だったら大勝利だったけれど、9-4なので今日の負けを全部取り返すにはいたらず。しかし、実にいいレースだった。やっぱりばんえいの魅力は、高重量戦。1トンまでいかなくても、もう少し高重量のレースを増やしてもいいのではないだろうか?
 夕暮れの帯広。余韻にひたりたいところだけれど、急がないと飛行機に乗り遅れる。実にすばらしいタイミングで今日からAIRDOが就航したので、ANA無料航空券が利用できるようになったのだけれど、19時5分発なので余裕がない。3戦3勝で儲けたUという方を乗せ、駐車場出口渋滞をなんとか抜けて、無料の高速を飛ばし帯広空港へ。鮭いくら丼をかきこみ、ビアで乾杯してガラガラのAIRDOで羽田へ。飛行機は、三陸沖を飛んでいたはずなのだけれど、あまり街の灯りは見えなかった。明日からもまだまだ復興への道のりは長い。できる範囲でがむばろう。

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