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4/30:美女とジンギスカン

◆札幌:はれ

 6時に目が覚めて2度寝して8時起床。遠征初日に勝利した翌日に道スポを読みながらいただく朝食ヴァイキング。実にしあわせな時間である。今回のお宿はパークホテルさん。ここは、ジュースが各種揃っているので、オレンジジュースは1杯だけにして、アップルジュース、グァバジュース、パインジュースをいただく。
 部屋にもどってFFFFFを見てから、3度寝というか、ぐだぐだとすごす。早めに行ってF麺でもいただこうと思っていたのだが、疲れが出てベッドから出られない。13時すぎにようやく出発して、試合開始直前にドームに到着。

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◇2011/4/30:○F 9-6 L(札幌)

 ファイターズ先発は、ケッペル。例によって、ゴロを打たせるのだけれど、まずい守備があったり、アンラッキーな当たりがあったりで、そんなに調子は悪そうに見えないのだけれど、失点を重ねる。ライオンズ中継ぎ陣の状態を考えれば、5点までならなんとかなるとは思っていたけれど、5回に6点目が入ったときは、さすがにダメかと思い、さとぼうは出ないのか?乾くんは?といった方向に興味を持っていかざるをえないかと思われた。
 ところが、5回裏に集中打で反撃。ホフパワー選手が不調なだけに、稲葉のところでなんとか!と思ったら、豪快な打球がライトスタンドへ!同点ホームラン!隣では、けいこさんが涙ぐんでいる気配が。
 昨日、今日と中盤に打線が的確にとらえるのは、幸雄さんのアドバイスがよいのか、単にライオンズ若手先発投手のスタミナがないだけなのかよくわからないけれど、こうなれば、中継ぎ陣の層が違う。失点を重ねる長田、岡本、グラマン、藤田に対して、榊原、宮西、増井、武田久で4回をノーヒットに抑えて勝利。記録に残らないものを含めれば、5つくらい見苦しい守備があったのだけれど、こんな試合もモノにしてしまうのだから勢いがあるということなのだろう。

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 試合後は、ヨーカドーさんでお買い物して、ないるさん家におじゃまして、ジンギスカンパーチー。ジンギスカンというと、ビール園とかだるまさんを思い浮かべるけれど、北の大地では、普通に自宅でやるものであって、スーパーにもお肉やタレが充実している。
 くまという方とメッキーも合流して、フィギュアを見ながらお肉をじうじうと焼いていただく。女性陣は、村上選手の鼻の穴とか、無名選手の衣装とか、いろいろと手厳しいコメント。小生としても、フジテレビの中継は、どうにも好きになれないけれど、そんな中、安藤がキム・ヨナを逆転して大団円となったところでお開き。ごちそうさまでした。

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4/29:東北の桜は元気です!2~十和田市官庁街通り(駒街道)~

◆仙台→八戸→十和田→青森→函館→札幌:はれのちくもり

 GW前半は、もちろん北の大地。当初は、カシオペアという豪勢なプランもあったのだけれど、震災で終了。となれば、8時のANAで飛ぶのが定番なのだけれど、どうも青森の桜がいい感じになってきたらしい。諸々検討の結果、前日、会社から東京駅へ直行して、はやて号で仙台入り。仙台を元気に!と思ったのだけれど、明日のやきうとサッカーの仙台W開幕も控え、ホテルはほぼ満室で、駅前もにぎわっていて、小生などが参戦しなくても十分元気だ。どうせお金を落とすなら、国分町あたりで盛大にやるべきなのだけれど、疲れてしまい、牛タンストリートに2000円ほど落としただけで東横インに1泊。東口ヨドバシカメラをひやかすも、iPad2もWi-Fiは売り切れ。
 未明1時にモーニングコール。appleストアのネット販売。しかし、これがなかなか始まらない。日本だったら、1時といったら、1時に始まるんだけど。結局、1時半近くになって、突然販売が始まり無事にゲット。しかし、配送が5/22予定というのだから、もう少しあちこちのお店をあたってみるべきだったかもしれぬ。
 目が冴えてしまってあまり眠れず、5時15分起床。眠すぎる。6時28分発のはやて195号で北へ。そう、今日から、東北新幹線の仙台-一ノ関間が最後に復旧して、待望の全線開通。反対側のホームには、やはり今日から復活のはやぶさ号も見える。

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 北海道への乗り継ぎ割り引きが効くよに、特急券は新青森までにしておいたけれど、八戸で降りて、トヨタレンタカー・ヴィッツ号で出発。1時間足らずで十和田市へ。日本の道100選にも選べれている官庁街通りの駒街道の桜並木が見事に満開。心配された天気もまずまず晴れて実にビューティフル。

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 桜と松の並木は、昔から有名だったけれど、並びに現代美術館ができた。館内の現代美術の方は、正直よくわからないのだけれど、広場には、おなじみの草間さんのかぼちゃとか、ニョロニョロみたいのが建っていて、これは通りから普通に見られる。馬みたいのと桜の組みあわせもいい。ここの桜並木は、実は、市のメインストリートでもあって、市役所とか病院とか、いろいろな公共施設も並んでいて、そこに美術館も加わった。コンパクトシティという意味でもとてもよいと思う。

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 国道4号線とみちのく有料道路で青森へ出てレンタカーを返してスーパー白鳥で青函トンネルをくぐって北の大地へ。このあたり爆睡。よく眠れたけれど、腰が痛くなってきた。函館駅では、構内の寿司くらいつまみたいところだけれど、8分乗り継ぎなのでそれもかなわずに、スーパー北斗。D席を確保して内浦湾を眺めたり、読書したり。別に退屈はしない。長万部でかにめしをゲットしてビア。隣の席が空いているので、楽チンである。登別に到着。明日も明後日もやきうはあるから、今日はこのまま滝本で1泊したいところだけれど、アンダースローのライオンズ牧田も見てみたいので、札幌ドームをめざす。

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 18時26分新札幌着。すでに試合も始まっているので、ここからタクシーでドームへ。運転手氏に「どこから来たんですか?」と聞かれたので、「東京」と言ったら、そのまま絶句してしまった。

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◇2011/4/29:○F 4-1 L(札幌)

 試合が早い。19時前には到着したのにもう4回である。ウルフもがむばっているけれど、打線が牧田にまったくタイミングがあわず、下位打線は打てそうな気配もない。厳しい状況と思われたが、ゆうじの内野安打と陽くんの死球でかろうじて作ったチャンスに、稲葉とともにわずかに打てそうな気配があったイトイ選手がやってくれた!ワンチャンスをものにして見事な逆転。
 ファイターズは、8回から増井。150キロでるし、変化球も切れて、立派な内容。いつのまにか時代は、増井のようである。それに対して、理解できないのが牧田の続投。7回2失点で十分だと思うのだけれど、意味もなく続投させて、追加点を奪われて、またイトイセンシュにやられて、あわててグラマン投入。いくら中継ぎがヤバイとはいえ、場当たり的な継投と思わざるをえない。牧田は3試合好投してまだ未勝利。スタミナに問題がありそうで、ライオンズの中継ぎ陣では気の毒。
 9回は久が締めて快勝。負けゲームをものにして首位返り咲き。遠征初日の勝利は格別であるし、あいかわらずGWのkecoさんの勝率はすばらしい。札駅に戻って、パセオの北○さんで、アサヒスーパードライの「エクストラコールド」でささやかに祝勝会☆

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4/24:東北の桜は元気です!~白石川堤一目千本桜&三春滝桜~

◆横浜→福島→大河原→柴田→三春→郡山→横浜:はれのちときどきあめ

 5時20分起床。6時5分発のみなとみらい線で出発。ねみぃ。当初の予定では、この週末は、小生が日本一と認定する白石川堤の桜を満喫して、牛タンでも食べて、クリネックススタジアムでイーグルス戦という万全のスケジュールだったのだけれど、やきうは、神戸になってしまった。グリーンスタジアムも大好きな球場だけれど、いかんせんナイターでは遠征しずらい。一方で、この時期に東北に桜を見に行くのはどうなのか?という疑問もあったのだけれど、今こそ、東北にお金を落とすべきではないか!ということで、日帰り花見ツアーを決行。相棒は、今週も、今やすっかり旅ガールとなっているkecokecoさんである。
 東北新幹線全通まであと5日。今日は、まだ福島までの運転、普通車全車自由席のやまびこ号で出発。だいたい半分くらい乗っている感じ。各駅停車のうえに、福島県内若干徐行しているようで、福島まで2時間。北へ進むにつれて、東京では散ってしまった桜が少しずつ満開に戻っていく。これなら、なんとかなりそうだ。

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 福島からは、東北本線。新幹線リレー号が583系ということで楽しみにしていたのだけれど、ダイヤが乱れているようで、前の快速が遅れていて、結局同じくらいになった。10時すぎに大河原駅着。いよいよ。白石川堤の一目千本桜に参戦である。
 駅から徒歩5分で河川敷に出ると、両側に見事な桜。川の向こうには、蔵王連山。空は快晴。見事なコントラストなのだけれど、いかんせん桜が散っている。盛大な桜吹雪。これはこれで美しいのだけれど、いかんせんあと2,3日早く来たかった。それでも、船岡駅までの3.5キロは圧巻。けいこさんの蔵王の苦い思い出など聞きながら、小1時間の散策。

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 船岡駅近くの古民家風のお店でおでんをいただき、トヨタレンタカーさんにて南へ向かう。おなじみのヴィッツ号と言いたいところなのだけれど、花の季節ということで、柴田店のお車は、出払っていて、わずかに最後に残った1台は、なんとMARK-X号。助手席のkecoさんは快適そうだけれど、3ナンバーのクルマの運転など久しぶりで、小生はちょっと緊張する。キャンディーズベストを聞きながら、災害派遣のクルマも時折行き来する東北道を南下して、磐越道に入り、三春をめざす。
 第2の目的は、三春の滝桜。例年、大混雑するのだけれど、原発も近いので、今年は出足は低調だった。しかし、さすがにここへ来て人が出たようで、船引三春インター手前1.5キロくらいから渋滞。まぁ、1.5キロならなんとかなるだろうと思っていたら、これがかなり手ごわい渋滞で、キョンキョンを聞いても、今井美樹を聞いても、MISIAを聞いても近づかない。MISIAの陽のあたる場所とオリジナルラブの朝日のあたる道は、まったく関係がない問題に結論が出てもまだ渋滞している。
 一般道に出てからももちろん渋滞。kecoさんが聖子ちゃんを歌っている間に、空もいつのまにか黒い雲が出てきたし、このままでは、今日中にたどりつけるかどうかも怪しくなってきたので、意を決して、裏道へ。少しだけショートカットしてまた元に戻ってしまったけれど、多少は得したところで、臨時駐車場を発見して車を止める。ここから結構歩いたけれど、道路は渋滞でぐちゃぐちゃなので早めに停めて正解だった。ようやく滝桜到着。大河原から3時間半くらいかかっている。そして、まさかの大雨。途中、道路は、けっこうひび割れしたりもしている。あまりにもあんまりであるが、幸い、樹齢1000年以上と言われる滝桜は、震災の被害もなく、満開で何より。盛大にお金を落とそうにも、駐車場も無料だし、お店もほとんどないので、桜の下のお賽銭箱に200円ほど寄贈して、適当にお祈りする。

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 kecoさんに満足していただけたのか大変心配であるけれど、えつこさんが、お食事の用意をしてお待ちとのことなので、早々に引き上げる。三春は、原発から50キロ圏。直ちに健康に影響があるレベルではないと思われる放射能の雨を浴びつつ、クルマに戻り、郡山まで来ると、晴れてきた。
 帰りのやまびこ号も福島始発なので、ラクラク座れたので、小原庄助弁当とビアをいただく。小生も、早く、朝寝朝酒朝湯をエンジョイできるようになりたいものであるが、当面、小生にできることといえば、東北の桜の美しさを紹介して、みなさんにお金を落としてもらうくらいしかないので、これからも、機会を見て、東北の桜を紹介していこうと思ふ。
 20時すぎに帰宅。統一地方選挙後半戦。横浜は、対象外だけれど、なんといっても注目は秀吉。出口調査がないので、今後の開票をゆっくり楽しむしかない。結果はいかに・・・

4/23:WIN5にチャレンジ!

◆横浜:くもりのちあめ

 8時起床。ニッカンと神奈川新聞。久しぶりにサカタのタネに参戦して、マリーゴールド、ペチュニアなど夏物を購入。キャンディーズベストを聞きながら植え替え。
 午後はだらだらとすごして、夕方から床屋へ行って、夜は、競馬予想TV。明日は、皐月賞、そして、いよいよWIN5がスタートする。いわゆる5重勝。5レースの単勝をすべて当てるというもの。最高が2億円というのも魅力だけれど、勝ち馬を当てるというのがいい。競馬は、みんな1着を狙ってレースをするのだから、同じ射幸心をあおる馬券でも、1,2,3着を当てる3連単よりも、1着を5回当てるWIN5の方が理にかなっている。これは参戦しないわけにはいかない。

・京都・10R・橘S
 いきなり難解な3歳OP。2ラトルスネークと5アルティシムス。
・東京・10R・メトロポリタンS
 ハンデ戦。2アースシンボル、10トップカミング、武豊の12コロンバスサークルも。
・新潟・11R・魚沼S
 よくわからん。1シルクアーネスト、3モルガナイト、14ラインブラッド。
・京都・11R・アンタレスS
 ここは、14ダイシンオレンジでよさそうだが。念のため2ワンダーアキュート押さえ。
・東京・11R・皐月賞
 う~ん。4サダムパテックは消せないけど2着という気も。かといって、もう1頭選ぶ自信もない。

 2*3*3*2*1=36通り。さて、どうなりますか。

 で、皐月賞はというと、あまりにも難解。ただでさえ内枠有利な東京2000で、今日は特に内がよかったとのことなので、1,2,3,4,5,9,11、12のボックスで馬連、3連複。サダムパテックがらみは厚めに。

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4/22:若大将50年!~加山雄三コンサート・ツアーFINAL~

◆横浜・東京

 昨年から、いろんな人のコンサートに通っていて、葉加瀬さんは20年、美里と西村さんは25年、聖子ちゃんは30年、来生さんは35年ということなのだけれど、とうとう、本日は、若大将50周年!格が違いすぎる。若大将といっても、もちろん原タツノリじゃない。もちろんデビューしたときは、小生は生まれていない。
 なぜ若大将か?と思われるだろうけれど、小生が小学校1年生くらいのとき、我が家のクルマの中でかかっている音楽のテープは、3本。加山雄三とキャンディーズ(スーちゃん・・・)と小林旭であって、小生の音楽の記憶は、ここから始まっている。(もっと小さい頃に、殿さまキングスの「なみだの操」を愛唱していたと言われているのだけれど、本人は記憶がない)
 オーチャードホール。さすがに年齢層は高く、60代が中心か。夫婦で来ている人も多く、男女比は、あまり偏りがない。小生は、おそらく最年少に近い部類。
 いきなり「君といつまでも」でスタート。その後も、なつかしいヒット曲の数々。「蒼い星くず」、「お嫁においで」、「夜空を仰いで」、「二人だけの海」etc。これが、けっこう歌えちゃんですよね。でもって、若大将シリーズの映画(もちろんこれは知らない)のシーンがバックに映像で流れるのもまたいい。しかし、「大学の若大将」、「銀座の若大将」、「ハワイの若大将」、「アルプスの若大将」、「レッツゴー!若大将」、「南太平洋の若大将」、「ゴー!ゴー!若大将」とか延々続くんだからすごいよね。「僕の妹に」も名曲。これもドラマのシーンがバックに。妹役は、中田喜子さんだったのか。
 前半で知ってる曲をほとんどやってしまった感じがしたのだけれど、後半は、カバー曲から。「夜霧よ今夜も有難う」、「愛燦燦」、「知床慕情」。これなら、小生でもわかる。そして、昨年の武道館のスペシャルライブを再現ということで、さだまさし、森山良子、アルフィー、南こうせつ、谷村新司とのコラボをビデオで映しながら歌う。「サライ」もいいね。そして、ヤンチャーズの「座・ロンリーハーツ親父バンド」。アンコールは、総立ちで、観客が「君といつまでも」を歌う。いやぁ、盛り上がった盛り上がった。さすがは若大将。若すぎる。すばらしい。

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4/21:国民の映画@KAAT

◆盛岡→花巻→東京→横浜

 当初の予定では、花巻便の運航がなく、秋田回りだったのだけれど、幸い、直前に花巻便が設定されたので、ゆっくりと帰社。最低限のうちあわせだけ済ませて早々に退社。それでも、日本大通りに着いたのは、18時45分。KAATっていうのは、いったいどこにあるのか?走って、県民ホールの方へ行ったら、行き過ぎ。もう少し内側の方だった。ギリギリセーフ。今年オープンしたばかりのKAAT神奈川芸術劇場、本日は、三谷さんの「国民の映画」。ドラマや映画やエッセイはエンジョイしてきたけれど、本命であるところのお芝居は初めて。12人の優しい日本人は、DVDで何回も見たのだけれどね。というか、三谷さんに限らず、お芝居自体が初めての参戦。
 遺憾ながら1階最後列ということで、役者さんの顔がよくわからない。小日向さんと、小生ごひいきであるところの石田ゆり子嬢はわかったけれど、大女優の役は、なんとなく鈴木砂羽さんかと勝手に思ってたら、後で調べたら、シルビア・グラブさんっていう方で、高嶋政宏さんの奥さんなのね。
 ナチスのことも映画のことも詳しくないし、予習もほとんどしていなかったけれど、十分エンジョイしました。ナチスの話だから、ベースのストーリーは、重たいのだけれど、お芝居としては楽しかった。せっかく、近所に劇場ができたのだから、これからは、芝居にも積極的に参戦してみたいし、今度は、もう少し前で、役者さんの息遣いが感じられるようなところで見てみたいものだ。

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4/20:ふたたび被災地へ

◆盛岡→大船渡→陸前高田→遠野→盛岡:くもり時々はれ

 復興支援のつづき。様々な支援が本格化したのであろう、今回は、花巻便がゲットできず、昨日のJALで青森空港へ。強風で条件付運航、けっこう揺れたけど、なんとか着陸して、連絡バスで青森駅。スーパー白鳥で新青森。新青森-盛岡間は、臨時ダイヤで10往復の運転。全車自由席。中央付近の車両だけソコソコ埋まるけれど、端の方は、無人。各駅停車でも盛岡までは、1時間7分だからさすがに速い。会社を出てからだいたい5時間半で到着。ホテルもメトロポリタンがとれないので、東横イン。盛楼閣もにぎわっていて何より。お肉をじうじうと焼いて、冷麺。やっぱりぴょんぴょん舎よりこっちの方が美味しい。
 今朝は、業者さんにお迎えに来てもらって、6時30分に出発。9時前には、大船渡へ。2週間の間に仮事務所は、備品なども整備されて、らしくなってきた。そして、今回、システム一式を設置して、電話回線をのぞけば、お仕事をできる態勢が整った。女性のお客様が、
「テント暮らしなんで、お天気が気になります。」
 なんてさりげなく言うので、びっくりするけれど、復興への手ごたえが少しずつ感じられるからだろうか、元気そうだ。結局、休みだったけれど、
「老舗の美味しい蕎麦屋があるからいきましょう。」
 なんていう話も出て、少しずつ日常が戻ってきている。
 午後から、陸前高田へ。前回、国道が渋滞したので、三陸道で。東京にいて、ニュース聞いて、地図を見れば、9割以上の人が、またこんなところに道路作って・・・と思うだろうけれど、内陸に作ったこの高速道路が役にたっていることも事実である。
 少しずつ復興の気配が感じられる大船渡とちがって、陸前高田は、2週間たっても、手つかずというか、どこから手をつけてわからないという感じ。お客様も疲労の色が濃い。事務所もまだ電気が来てなくて、自家発電。とりあえず今日できることは完了したので、16時すぎに辞去。途中、自衛隊のテント村が2ヶ所。かなりの規模で泊り込んでいるようだ。
 釜石線が動いているので、遠野へ送ってもらい、列車を待つ間に洋風居酒屋で地ビア。18時46分の盛岡行きは、高校生でにぎわっている。花巻経由で盛岡までたっぷり2時間。さすがに疲れた。ファイターズ勝利を確認して早めに就寝しようと思ったら、9回危なかったけれど、なんとか勝って一安心。

4/17:佑ちゃん初登板初勝利☆

◆横浜→札幌→横浜

 6時20分起床。8時すぎにYCATから出発。日曜日の出発というのは、あまり経験がないけれど、羽田はガラガラ。9時30分発のANAにて北の大地へ。北の大地日帰りというのは、一昨年の開幕戦くらいで、さすがの小生もめったにやらないけれど、佑ちゃんデビューとあっては、やむを得ない。戸田の最終調整を見届けてから、無料航空券を確保した次第。
 バスで札幌ドームへ直行。12時半前には到着。寒い。佑ちゃんで混みあう札幌ドーム、小生としては、待望の今シーズン初観戦でもある。風邪気味なので、ビアは遠慮して、なぜかウイスキーのストレートなど購入。ないるさん、けいこさんと合流していよいよプレイボール。

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◇2011/4/17:○F 8-4 M(札幌)

 注目の初回。無難に1死をとってから、なんと賢介がエラー。打たせてとる佑ちゃんにエラーはまずいと思ったら、案の定、井口にスタンドへ叩き込まれた。あっさり2失点。
 そうはいっても、大嶺ならなんとかなるのではと思ったら、ストライクが入らず四球連発。稲葉にも四球で満塁としてホフパワー。悲観的な小生でも、ここで、初球ストライクをとりにきたらドカンといけるのでは?と思ったら、見事に初球をライトスタンドへ叩き込んだ。満塁ホームラン!盛大である。しかし、あまりにも正直にど真ん中だものねぇ。
 佑ちゃんは立ち直り、打線は、2回、3回にも追加点。もっとも、昨日のことがあるから安心はできない。にもかかわらず、昨日痛い目にあっているはずのけいこさんが、これじゃつまらんなどとぜいたくを言ったら、勝利投手の権利目前の5回にちゃんとピンチが訪れた。
 あっさり2死をとって、里崎のボテボテのサードゴロ。小谷野が猛然と突っ込み、片手で処理しようとしてはじいてしまった。記録はエラーになったけれど、これはちょっとかわいそうだった。そして、岡田、荻野と打たれて、一番打ちそうな井口の前で満塁になってしまった。どう見ても打たれそうだけれど、4回2/3だから代えるわけにもいかない。案の定打たれて6-4。ここで福浦だったらジ・エンドだったと思うけれど、幸いなことに4番はキムさんであって、これがまったく打てそうもない。案の定終了。
 6回から必死の継投。林がよかったので、引っ張るかと思ったが、欲張らずに7回から宮西。ひとり出してしまったので、榊原も投入するはめになったけれど、8回から増井、9回武田久。糸井のダメ押し2ランもあって、最後は、安心してみていられた。佑ちゃん初登板初勝利!
 ヒーローインタビューは、もちろん佑ちゃん。さすがにうれしそうだ。2日前に、好投していたルーキーの沢村と牧田の白星が両方消えたあたりで、いかにも佑ちゃんが持っていきそうな予感はあった。1時間遅れくらいで、福井くんがG相手に初勝利というのもいかにもという感じ。
 今日は、打つ方もホワパワーとか井口とか打ちそうな人が打って、キムさんや翔くんは、打てそうな雰囲気もなくて、やっぱり打てないという予定調和な試合。翔くんは、投ゴロ、補ゴロ、邪飛と、どんどん打球が手前に戻ってきて、もうこれ以上後ろには打てないと思ったら、最後は見逃し三振だからた大したものである。
 勝利のプシューは今年から無くなって、花火。これが、わざわざ入場してきて、シートを敷いてと時間ばかりかかるわりには、大したことなかった。帰りの地下鉄の混雑分散には、多少役立つかもしれないけれど、ヤフードームのオープニングショーに比べれば、かなりしょぼいと言わざるをえない。そういえば、稲葉ジャムプも自粛、マリーンズの応援歌も、「勝利の喜びが大波と~」ということで自粛。こういうのは、なんかねぇ。
 帰りもドームからバスで空港直行。普段より遠征組が多く、バス停もけっこうな列。雪が舞ってくるし、バスが停止位置を間違えたところへ、黒い26番が割り込みなどというアクシデントもあったけれど、無事に18時前にはラウンジに到着。タッチの差でUという方とはすれ違いになったようだけれど、小宮山氏を確認。出発間際には、桑田氏が登場。さすがに佑ちゃん登板となるとゲストも豪華なようである。機内では、マリーンズさんとごいっしょということで、福浦や吉見を発見。
 2006年の胴上げや2007年の幸雄さん2000本に続いて、佑ちゃん初勝利も現地観戦。我ながら大事なところはしっかり押さえている。しかしながら、体調冴えないなかの北の大地日帰り。佑ちゃん初登板初勝利となれば、疲れも吹っ飛ぶと言いたいところだけれど、やっぱり疲れている。しじゅうになってから、遠征の疲れがとれにくくなってきたけれど、今日だけは、23時まで起きていて、プロやきうニュースをしっかり見なければ!

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4/16:来生たかお 35th Anniversary Concert Tour 2011~ひたすらに~

◆横浜:はれ時々くもり

 6時45分起床。ニッカンと神奈川新聞。3月の3連休からだから、もうかれこれ1ヶ月近く風邪のままである。まぁ、帯広だ柳川が戸田だとやりたい放題だから仕方ないのだけれど、今日は、夕方まで1日おとなしくしているので、何とか治したい。植木の手入れだけしてあとはベッドでゴロゴロする。気温がぐんぐん上昇。ただし、低気圧に向けて暖かい空気が流れるパターンなので、すっきりと晴れるというのともちがう。
 夕方からの外出に備えて入浴すると、ファイターズ4点先制。そのまま風呂の掃除をしているとさらに1点追加。しかし、1死3塁で陽くんが内野フライ。2番打者は、こういうところが大事なんだ。嫌な予感がする。スーパーに買い物に行く間にさらに1点追加。しかし、ジワジワと追い上げられている。
 やきうを気にしていると落ち着かないので、忘れることにして、夕方から関内ホールへ。来生さんのコンサート。めざクラのゲストとしてはエンジョイしたけれど、単独では初参戦。中央付近の通路側という良席。さすがに平均年齢は高い。今回のツアーは、震災の翌日に仙台で予定されていて、来生さんも前夜入りのために東京駅へ向かっているところで震災にあって、仙台講演は中止になったという。
 ニューアルバムをチェックしていなかったので、知らない曲ばかりだけれど、十分エンジョイできる。意外とトークも多い。60歳を迎えていろいろとしんどいので、「明日できることは今日やらない」を座右の銘にしているとのことで、これは、小生もまったく同じだ。その他、タバコが入手困難で困っている話とか、ギルバート・オサリバンの話とか。曲の方も、昔の日本の歌謡曲のカヴァーなんかもある。ペギー葉山や菅原洋一の曲で古すぎてちょっとわからないけど、トークの途中でアカペラで歌ったり。
 後半は、セカンド・ラヴ、シルエット・ロマンス、夢の途中とおなじみのナンバーで盛り上げて、Goodbye Dayでしめくくり。アンコールでは、MCのときは、話だけだった、ギルバート・オサリバンのClairとAlone Again。そうか、この曲のことだったのか。
 短めなのかと思ったら、どうしてどうしてたっぷり2時間半。平均年齢が高いので、途中、お手洗いに出たり入ったりする人が多かったけど、やきうのことは忘れてゆっくり堪能。終演後20分で帰宅できるのがありがたい。あとは、お肉をしゃぶしゃぶして栄養をつけて明日に備えてよう。

4/10:美女と桜とビアと佑ちゃん@荒川土手

◆横浜→戸田→横浜:くもり時々はれ

 6時起床。ニッカンと神奈川新聞。植木の手入れ。

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 統一地方選挙。横浜は前半戦のみ。神奈川知事選は相乗りで遺憾。足取りも重く投票所へ。今回は、パシフィコではなくて、横浜美術館が投票所になっている。ポスターくらい眺めてからと思っていたら、忘れて入場してしまい、知事選で投票予定だった候補者名を失念。地方選挙は、表向きは、みんな無所属になっていることが多いのであぶなかった。なんとか消去法で思い出して投票。県議も市議もほとんどわからないけど一応投票。みなとみらい桜通りの桜もだいぶ大きくなってきて絵になるようになってきた。

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 横浜駅へ出て、崎陽軒でお弁当(春)とビアを購入して湘南新宿ラインで都心をスルー。赤羽で埼京線に乗り換えて戸田公園へ。父の見舞いにずいぶん通った戸田公園駅も久しぶりだけれど、今日は満開の桜。美女と桜とやきう観戦ということでテンションがあがる。

 kecokecoさんと合流して足取りも軽く出発。まずは、荒川土手。戸田のボートコース場と荒川の間に盛大な桜並木が延々と続く。天気予報ではもっと青い空になって、写真もきれいになるはずだったのが少し残念だけれど、実際に散策する分には、実にビューティフル。時折、学生のボートが通るのもいい。お花見客は多いけれど、屋台とか少ないし、ヘンな放送とかもなくて穏やかなのもいい。

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 1キロは続いた並木をすぎて、首都高速と新大宮バイパスをくぐり、少し地味な住宅街を抜けると、今度は、美笹の桜が始まる。こちらは、住宅街の細い川なのだけれど、両側にまたずっと桜並木。時々広場みたいになっていて、近所の人がお弁当を食べたり、バーベキューをしたりしている。実にいい。

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 しかしながら、ここまでですでに1時間以上たっている。さすがに足がいっぱいになってきた。ぐったりしかけたところで、今度は外かんをくぐって、ふたたび土手に上がると、やきう場が見えた!ヤクルトスワローズ戸田球場。正直、まさかこんなところに参戦することになるとは思わなかったけれど、開幕直前の佑ちゃんの最終調整、しかもさとぼうが受けるというのだから楽しみだ。戸田球場は、スタンドはほとんどなくて、土手から見る。中腹あたりにレジャーシートを敷けば、けっこうよく見える。レフトが桜の木に隠れそうになるけれど、マツダスタジアムのビジターパフォーマンスほどではない。お弁当とビアをいただきプレイボール!

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◇2011/4/10:○F 7-5 S(戸田)

 ファイターズのオーダーは、1番DH西川くん、3番杉谷、4番信二、6番さとぼう、9番レフト谷口くん。高校生2人に大ベテランも加わってなかなか楽しみな布陣なのだけれど、いきなり初回信二に代打が出た。何もしてないのに故障とも思えないし、まさかのアテ馬か?よくわからない。
 佑ちゃんは、初回、3回と着々と失点。いい当たりされているわけではないけれど、内野の間をことごとく抜ける。それでも、5回に集中打で逆転して、さすが持ってるか?と思ったら、その裏に、また3失点で逆転。ヤクルト2軍は、正直、宮出くらいしかわからない打順なんだけれど。う~ん。来週は、井口、金さん、大松、福浦あたりとやるわけだからねぇ。。。
 5回で交代かと思って、散策に出かけたら、佑ちゃん続投。7回表2死、ヤクルトの投手がナベツネから一場に代わると、四球2つで交代。さすがとしかいいようがない。そして、尾崎タイムリーで同点に追いつくと、今度は、なんとさとぼうが決勝タイムリー!kecokecoさんの前でタイムリーとはすばらしいの一言。思いが通じたようである。
 佑ちゃんは7回5失点。とりあえず、来週のデビューは予定通りいくようだ。8回からは、大塚くん。久しぶりというか、プロ初登板か?そして、なんで、ブルペンに鵜久森がいるんだ?と思ったら、65番は多田野なのね。しかもクローザーやってるらしい。どうせなら、乾くんとか見たかったけど。ぴしゃりと抑えて、7-5で勝利。後半ちょっと寒かったけれど、美女と桜とビアをお伴にのんびり土手から見るやきうもすばらしい。Numberも読んだし、開幕前の準備はこれですべて完了!

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4/9:西村由紀江シーサイドピアノコンサート&ファンクラブイベント

◆横浜・鎌倉:くもり時々あめ

 6時40分起床。ニッカンと神奈川新聞。植木の手入れ。ピンクのマーガレットが盛大。チューリップも咲き始めたが、ビオラちゃんには、アブラムシが増殖中。
 風邪が長引いているので、午前中は、東京六大学中継など見ながらごろごろ。読書。昼寝。
 15時すぎに出発して、鎌倉へ。お天気がよければお花見といきたかったのだけれど、どんより曇っているので断念。江ノ電で七里ケ浜へ向かう。江ノ電、実は乗った記憶がはっきりしない。小さい頃に江ノ島とか行ってるから、部分的には、乗ったことあるかもしれないけれど、意識して乗るのは初めて。なかなかおしゃれな電車になっている。

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 七里ケ浜で下車して、鎌倉プリンスホテル。西村由紀江嬢のシーサイドピアノコンサートへ参戦。バンケットホール七里ケ浜というのは、要するに宴会場のことで、2つつなげて300人程度入れる。バックは、ガラス越しに湘南の海が見えるのだけれど、あいにくのお天気が残念。
 17時開演。オープニングは、「祈り」。このシーサイドコンサートは、毎年恒例らしく今年で13回目になるのだけれど。やはり今年は開催が危ぶまれたらしい。ファンの声の後押しもあって照明を控えめにしての開催。
 桑山哲也さんがゲスト。ボタンアコーディオンといって、鍵盤がピアノ式ではなくて、半音ごとにボタンになっている。しかも、ベルギー式配列というのは、めずらしいとのこと。なかなか楽しい演奏。
 日も暮れて、後半はしっとりと。最後は、回想。そして、ビタミンでしめくくり。
 いつもなら、2時間のコンサートを堪能して、いい気分で帰路へ、となるのだけれど、今日はおまけがある。終演後にファンクラブイベントが開催されるのだ。ファンクラブというと、小生は、斉藤さんと美里くらいしか経験がないし、イベントは参加経験がない。西村さんのファンクラブも最近入会したばかりで芸風がよくわからないし、いい歳してファンクラブイベントでもないだろうということで事前申し込みは遠慮していたのだけれど、当日券2000円ありということで、せっかくなので、参戦することにする。隣の宴会場でカクテルなどいただいている間にコンサート会場をレイアウト変更。参加者は、120人くらい。
 マネージャさんの進行で、少しカジュアルに着替えた西村さんが登場。まずは、イントロクイズ大会。かなりの難問もあったけれど、すぐに手が挙がる。小生だって、西村さんのアルバムは何枚も持っているけれど、インストゥルメンタルなので、すぐにタイトルが出てくる曲は少ない。とてもかなわない。
 次は、演奏コーナー。7月のアルバムに収録予定の新曲も披露された。
 そして、目玉企画らしい「2ショット撮影コーナー」。ピアノをバックに西村さんと2ショット撮影。これ、抽選か何かで選ぶのかと思ったら、全員参加できるのだという。100人以上いるから、ひとり20秒くらいでもたっぷり30分以上かかるけれど、全員参加はたしかにうれしい。ファンの年齢層も高いので、基本的にはシャイな方が多く、あまり見苦しいことはなく、粛々と進行。ここには公開しないけれど、小生も無事に2ショット撮影完了。
 最後にもう1曲演奏してもらって終了。今年は、25周年ということで、今後もいろいろと企画もありそうで楽しみだ。江ノ電で藤沢回りで帰宅。

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4/5:復興支援の真ん中の端っこ~大船渡から陸前高田へ~

◆横浜→花巻→大船渡→陸前高田→盛岡:はれ

 「復興支援の端っこの端っこ」と題して、被害の軽かった青森のお客さんのところへ行ってから、2週間。被害の大きかった三陸方面のお客さんともようやく連絡がとれて、何とか参戦の段取りもついたので被災地へ行くことになった。小生のお手伝いなんていうのは、ライフラインの端っこのまた端っこというくらいであるけれど、一応、復旧を待っている人がいるのだ。仕事そのものは、弟子でも大丈夫なのだけれど、何があるかわからないので、リスク管理ということもあって、飴玉をしゃぶるくらいしか役に立たない小生が引率する。
 臨時便の花巻便。まずは、これの確保が大変だ。ただし、キャンセルもけっこう出るので、粘り強くチャレンジするのがポイント。先週の段階でなんとか3人分の往復を確保。搭乗前に、念のためにお茶とまい泉とプリッツを購入しておく。羽田はバスでの出発。1時間足らずで花巻空港。ここはたぶんはじめて。エスカレーターが止まっているので、東北電力管内も節電かと思ったら、こちらは、故障だった。
 地元の業者さんに迎えに来てもらって、車で出発。この方も、自宅は無事だけれど、会社に止めておいた自分のクルマは流されてしまったという。現地はどうなるかわからないので、途中、遠野のあたりのラーメン屋さんで腹ごしらえをすませ、国道107号で大船渡へ。山越えの道沿いは、特に目立った被害はない。自衛隊や遠方の自治体の救援車とよくすれ違う。交通規制などは特になし。
 大船渡市。ここは、高低差がけっこうあって、お客さんの仮事務所のあるあたりなどは、見た目は、それほどひどいことにはなっていないし、電気も通っていた。一応、参戦したかいはあって、お仕事再開のお役にたつこともできた。
 しかし、同じ大船渡市でも、国道45号線を南下すると、景色は一変する。国道が下りはじめるあたりに「ここから津波警戒地域」みたいな看板が出ているのだけれど、気がつくと、周囲はがれきの山。いつのまにか信号も消えている。リアス式の入り組んだ湾になっていて、港の方は壊滅的状況。

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 そして、陸前高田市。ここは、もうがれきすらもない。大船渡とちがって、高低差がないので、海岸からはるか奥の高台に向かって、すべてが流されてしまっている。建築前かと思うような感じで家が土台だけ残っていたり、5階建てのアパートは、4階までガラスがすべて流されていて、5階だけ無事だったりするから、津波の高さが10mを超えていたことが容易に推測できる。はるか遠くまで流されて、山の上の木に布団がひっかかっていたりするし、川を10キロ以上遡ったりもしたらしい。一方、国道の海側は、公園になっていて、野球場なんかもあったはずなのだけれど、スタンドもぐしゃぐしゃになっていて、地盤が下がったのか、国道ギリギリまで海になってしまっている。幹線道路は、交通規制はないようだが、ところどころで渋滞。開通しているとはいえ、状態のよくない場所もあって、パンクなどしようものなら、救援も期待できないので、慎重な運転。
 お客様は、陸前高田では、数少ない高台の方にあるので、安心していたが、どうもおかしいと思い、さらに高台へ逃げたとのこと。こちらは、電気がまだで、自家発電機。燃料をけっこう食うし、燃料を補給しようにも遠方まで買いにいくと、同じくらいガソリン使ってしまうので悩ましいとのこと。水や食料は足りているようだったが、同行のカネさんが持参したタバコが好評。盗難などの被害はやはり少なくないようで、「道路が開通すると、泥棒がやってくる。」とのこと。プロの泥棒が多いようで、どこのナンバーに気をつけろとか、いろいろと情報が出回っている様子。
 みなさん気丈にふるまっていたけれど、長期化は確実なので、疲労から体調を崩されないかどうかが心配。今後の再建のお手伝いについて検討して本日は引き上げる。再びクルマで2時間。もう花巻からの帰りの便はないので、盛岡市内に泊まる。市内のホテルはガラガラでこちらは簡単に確保できた。メトロポリタンの本館へ荷物を置いて、ぴょんぴょん舎さんに参戦して、ビアと焼肉と冷麺で疲れを癒す。盛岡市内は、節電の影響で暗いものの、それなりに人は出ていて、ぴょんぴょん舎さんも満席で少し待たされた。できることは限られているけれど、ひとつひとつやっていくしかないし、誰かの何かの役にたつかもしれないので、迷ったけれど、写真も含めて記録しておくことにしました。

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4/3:美女と川下り

◆鹿児島→柳川→福岡→横浜:くもり

 7時起床。マリンパレスの朝は、桜島さんへのごあいさつから始まるのだけれど、曇っていて、ちょっとぼんやり。朝風呂、朝食ヴァイキング。マリンパレスさんは、いわゆる何とか共済の宿であって、本来は、小生としては、あまりよしとしないのだけれど、リーズナブルなお値段でリゾート気分が満喫できる。しかも、新幹線開業記念ということもあって、朝食付き5000円とは破格。

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 鹿児島からの帰りといえば、空港近くの妙見石原荘あたりで、立ち寄り湯をエンジョイしてから、昼の飛行機で早めに帰るのが定番なのだけれど、本日もさくら号にて出発。九州新幹線の効果は、大阪と九州を近づけたのももちろんだけれど、福岡-鹿児島がわずか1時間半になったことも忘れてはいけない。そう、福岡といえば、好敵手であるところのS嬢のご城下ではないか。
 さくら号のN700系は、普通車も2-2配置で快適。車内は家族連れなどでにぎわっていて何より。あいかわらず風邪なので、ニッカンを読んだあとは、車内で熟睡。1時間11分で久留米駅に到着。

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 寒い。昨日ほどではないとはいえ、鹿児島の空気はもっと温い感じだったのが。S嬢曰く、福岡も暖かかったのに、久留米だけ寒いという。前途不安を感じつつもヴィッツ号で柳川へ。本日、柳川雛祭り最終日だという。
 柳川は、5年前にも美女軍団と参戦したのだけれど、どうもよく思い出せず。最終日は、適当なところにクルマと止めて、とりあえず川下りに出発。何か小さい船で、足をのばして、布団をかぶる。水深も浅くて、底にすりそうだ。こんなんだっけ?

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 小生、実は水の都のファンであって、ヴェネツィアはもちろん、ブルージュとか、ストラスブールとか、サンアントニオとかいろいろ参戦したけれど、日本では、やはりここ柳川である。船頭さんの軽快な歌とおしゃべりをエンジョイしながら、1時間あまり。桜も咲いていていい感じ。途中、突然S嬢が船頭さんから指名されて、竹竿で船をこぐが、激しく蛇行してあまりにも危険。ちなみにこのお堀沿いの家は、たいてい、堀の側にも階段のような形で降りられるようになっている。昔は水を汲んだり、洗濯したりしたという。今でもエンジンのない船なら自由に乗ってよいとのことで、カヌーが置いてある家なんかもある。すばらしい。東京や大阪もけっこう川は多いから、やりようによっては、楽しくなるんだけどね。S嬢はというと、もっとワイルドなラフティングみたいのを期待していた模様。あと、内山田洋を知らない問題とか、檀ふみは知ってるけど、檀一雄は知らないとか、微妙に世代問題が・・・

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 終点のあたりは、鰻屋さんがいろいろあって、柳川出身の妻夫木何ガシも参戦したという若松屋さんに参戦してせいろ蒸しをいただく。何やら雰囲気のある建物でゆっくりしたいところであるけれど、実は、あんまり時間がないことに気づき、急いで散策。お雛様は、さげもんとかいうつるし雛みたいなやつ。古民家北島さんにお邪魔して見せていただく。ビューティフルなのだけれど、ガイドさんとの会話は、今いちかみあわず。S嬢の下調べによると、足湯もあるらしいのだけれど、時間切れになってしまった。船会社のバスで駐車場まで回送してもらうと15時。飛行機が16時35分だから、実は、かなり危険ではないか?

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 田舎道を走って、何とか九州道へたどりついたものの、八女のあたりでクルマが増えてきた。ヴィッツ号がむばっているけれど、もはやこれまでか?と思われたが、何とかギリギリ間に合った。沖縄、帯広に続いて、最近、帰りの飛行機でドキドキすることが多い。盛大なお見送りの余裕もなく、お礼に「面白い恋人」を贈呈して、搭乗口へ走り、スカイマークさんにて帰宅。

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4/2:さくら号、南へ!

◆横浜→大阪→鹿児島→指宿→鹿児島:はれ

 4時55分、目覚ましに叩き起こされる。今日は休みじゃないか、ということで、目覚ましをとめそうになったところで、遠征に行くことを思い出した。こういうことはめずらしい。やはり体調が悪すぎるようだ。急いで荷造り。るるぶが重たいので、必要なページだけスキャンしてiPadに取り込んで5時55分のみなとみらい線で出発。
 新横浜6時34分発のぞみ3号にて西下。春休みだからなのか、東京から逃げたいからなのかわからないけど、早朝からほぼ満席。横浜チャーハンをいただき、ニッカン。めずらしく2人がけE席なので、右手に富士山を堪能して、うとうとすると名古屋。せっかくの無線LAN対応のN700系を選んだのだけれど、PCもiPadも出すきになれずまたうとうとしているうちにあっという間に新大阪到着。

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 このままのぞみ号に乗っていれば博多まで行かれるのだけれど、あえていったん下車して、向かうのは20番ホーム。いよいよ待望の九州新幹線直通のさくら号初乗りである。ホームの行先表示の「さくら」「鹿児島中央」の文字を見ると、いよいよ気分が高まってくる。

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 6号車のグリーン車へ。九州仕様のN700系は、ひかりレールスターの流れを汲んでいて、普通車が2-2配置でかなり快適なので、おなじ2-2配置のグリーン車に乗る必要はほとんどないのだけれど、2週間前の時点ですでに普通車が満席だったのだ。もちろんグリーン車も文句はなく、枕付きの座席のリクライニングを倒せば、風邪気味の体もゆっくり休める。
 ホーム売店の「大阪新名物『面白い恋人』」に衝撃を受けて、思わず購入していよいよ出発。博多までは、トンネルばかりのおなじみの区間なので、日経を読んだりコーヒーを飲んだり、昨日のブログを更新したり。みずほ号ではないので、姫路、福山などにもこまめに停車しつつ、案外あっという間に博多へ。グリーン車も満席でお隣もいるけれど、車内は快適でまったく疲れを感じない。

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 ところで、九州新幹線初乗りといえば、最速のみずほ号を狙うのが定番だろうけれど、今回は、さくら号を選択。はやぶさとちがって、車両が違うわけでもないので、早朝や夕方のみ運転のみずほには、あえてこだわらなかった。それに、アラフォー世代の鉄道ファンとしては、やっぱり、「さくら」と「みずほ」だったら、「さくら」の方が圧倒的に格上という意識があるからねぇ。九州新幹線は、みずほ>さくら>つばめの順に速達になってしまったので、昔の感覚とは正反対なのが残念。まぁ、そうはいっても、ヘンな語感の愛称も増えているなかで、伝統の愛称が最新の路線に帰ってくるのはうれしい。あとは、「富士」と「あさかぜ」あたり。新幹線寝台特急ができれば何の問題もないのだけれど。
 博多南線と分かれていよいよ新線区間。車窓の桜も場所によっては、満開に近くなってきている。そして、ここからは、車内放送に韓国語と中国語が追加された。
 トンネルを抜けて、新鳥栖を通過すると、もう久留米。あまりにも早い。整備新幹線区間は、260キロ走行ということで、揺れもまったくなく余力を残している感じ。船小屋から先は、長いトンネルもあって、眠くなってしまう。うとうとしている熊本。ほんと早いねぇ。
 新八代は徐行しながら通過して、既開業区間へ。このあたりまで来ると、桜も満開。そして、長いトンネルがまた続いて、13時10分鹿児島中央着。新横浜から6時間36分、新大阪から4時間10分。まったく疲れないし、ゆっくり読もうと思った本などを出すこともなくあっという間に到着である。
 本来なら、おおいに盛り上がるはずだった九州新幹線開業は、東日本大震災の翌日ということで、地味なスタートになってしまったけれど、新大阪から熊本へ最速2時間59分、鹿児島中央へ3時間45分ということは、熊本空港や鹿児島空港は市内からかなり遠いので、関西-九州間は、航空機と新幹線が互角の戦いになりそう。パイを奪い合うだけでなく、鉄道で結ばれると一体感がでることで、トータルの輸送量が増えることが多いし、競争でサービスが向上するのもよいことだ。元気のない東日本にかわって、今こそ関西+九州で日本を牽引してもらいたいものである。南国らしいぽかぽか陽気、リニューアルされた中央駅コンコースもなかなかのにぎわいである。

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 6時間半かけてやってきた鹿児島中央駅だけれど、まだ先がある。14時1分発の特急「指宿のたまて箱5号」さらに南下。JR九州お得意の観光特急、海側に向いた座席があったり、車内でイベントがあったり。小生はうとうと。下車するときに、たまて箱のようにプシューとなるはずだったのだけれど、こちらは、やや期待はずれだった。

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 トヨタレンタカー・パッソ号にて出発。魚見岳に登る。満開との情報だったのだけれど、残念ながら少し早かった感じ。

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 あいかわらず、喉も痛いし、少し熱っぽいけれど、もちろん砂むし砂楽さんに参戦する。体の芯から温めれば、ひょっとしたら治るのではないか?ということでたっぷり15分ほど蒸されてから温泉でさらに温める。上がったあとの体の温まり方が、やっぱり砂蒸しは違う。とりあえず元気を回復。
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 帰りは、開聞岳~池田湖のおなじみのコース。流しそうめんを食べている時間はないので、指宿スカイラインを飛ばして市内へ。池田湖の菜の花は終わっていたけれど、ポピーやビオラがきれいに植えられていた。

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 黒福多さんで特上黒豚ロースをいただけば、あとは、マリンパレスさんへ向かうのみであるが、好事魔多し、なんと駐車場が故障だという。機械式立体駐車場だから故障してしまうと出られない。週末の天文館だから小生以外にもお客さんはいっぱいいるのだけれど、ぴくりとも動かなくなってしまった。頼りになりそうな業者さんがやってきて奮闘しているのだけれど、なかなか動かない。一時はもはやこれまでかと思われたが、待つこと45分、何とか半分手動で動かしながら、1台ずつ出すメドがついて、無事に退場。マリンパレスさんにチェックインして早々に就寝。

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4/1:葉加瀬太郎クラシックシアター

◆横浜・東京:はれ

 昨日は、年度末でバタバタ。しかも、明日が3月32日だったら・・・という遺憾な状況に追い込まれる。体調も悪いし、あまり眠れなかったけど、気をとり直して新年度。ニッカンの一面の隅には、「アダルト面復活」の文字が。新年度ともに、日常を取り戻していこう。
 18時に退社して、今週二度目の新宿は、初台の東京オペラシティ。葉加瀬太郎さんのコンサートである。
 葉加瀬さんといえば、北の大地のkitaraあたりで美女とともにゆっくり堪能したいところなのだけれど、今回は、札幌が平日開催ということで、遺憾ながら単独参戦。オペラシティのコンサートホールはたしか2回目。北の美女のファンクラブ特権で1階中央の良席。傾斜がないけれど、ステージが高くなっていてなかなかみやすい。
 今回のコンサートは、いつもとちがって、クラシックスタイル。ピアノのマチェック君と二人で登場して、「見上げてごらん夜の星を」で始まって、ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番をじっくりと。ブラームスは、ライフワークということで、来年は2番との宣言も。
 休憩の後は、柏木さんも登場して、オリジナル曲も交えたコンサート。とはいえ、マイクやスピーカーなしのアコースティックなコンサートで、ギターのマサくんなどは登場しない。
 震災時ロンドンにいた葉加瀬さんは、向こうでもすぐにチャリティコンサートをやっていたし、今回のコンサートも中止する気配すら見せずに日本に帰ってきてくれた。震災関連のトークは、あえて封印して演奏に専念している感じだったけれど、後半になって、マチェック君には、自分は祖国だから帰るけれど、君は違うのだから無理しなくていいと伝えたこと、そして、マチェック君が、第2のふるさとだから行くと言ってくれたとのエピソードを披露して、大きな拍手。
 美女ヴァイオリニストのコンサートではおなじみの、タイスの瞑想曲やモンティのチャールダッシュもあり、アコースティックなアレンジのエトピリカや冷静と情熱のあいだも堪能。最後は、ダブルアンコールで最終回間近のてっぱんの主題歌のひまわり。体調は最悪だけれど、ゆっくりと堪能して元気をもらった新年度の初日。

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