5/4:旅する力~武豊線、リニア・鉄道館、live image、味噌煮込みうどん~
◆横浜→名古屋→武豊→名古屋:はれ
6時40分起床。疲れが残っている感じもあるけれど、連休中盤は西へ。新横浜からのぞみ号で出発。名古屋までは、ニッカンと横浜チャーハンであっという間なのだけれど、今回は、その先も列車の旅が続く。本を忘れたので、あまり期待せずにホームの売店をのぞくと、沢木耕太郎の「旅する力」を見つけたので、さっそく購入。遠征の伴にふさわしい。
名古屋から、武豊線直通の区間快速。何とかウォーキングとやらが開催されるようで、おじ・おばで混みあっているけれど、車両は、快速みえ型のキハ75の転換クロスシートで座ってしまえば快適。さっそく「旅する力」を読む。まず、「旅とは何か。」と始まる。「大言海」曰く、「家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト」だという。まったくもっておっしゃる通りだ。疲れたとか言ってる場合じゃない。
「人は旅をする。だが、その旅はどこかに在るものではない。旅は旅をする人が作るものだ。」
という。そうなんだ。旅は作るものだ。疲れたとか言ってる場合じゃない。小生の場合、北の大地の遠征は、やきうの日程が出た時点で、だいたい年間の計画をたてるけれど、あとは、けっこう思いつきであって、桜の開花状況とか、コンサートの日程とか、いい旅夢気分で見た温泉とかで決まる。今回は、まず、「live image」。これが、名古屋しか予定が合わなかった。名古屋に行くなら、懸案の武豊線、そして、リニア・鉄道館もオープンする。もちろん味噌煮込みうどん。往復新幹線もつまらないから、せっかくだから、大阪ドームへ寄って、神戸空港から帰ろうか。そしたら、もちろんステーキランド、名古屋から大阪へは、近鉄特急が安くて快適。こんな感じでできあがり。
武豊線を踏破して、これで、JR東海の未乗線区は、災害でバス代行中の名松線のみとなった。代行バスに乗ったら、完乗とすべきかどうか悩ましいので、早く復旧して欲しいものである。そのままキハ75で折り返す予定だったけれど、お天気もよいので、名鉄の知多武豊まで10分ほど歩いて、急行で名古屋へ戻る。車中も読書。少年沢木耕太郎の旅の思い出や、深夜特急の旅に出るまでの経緯など、どんどん読み進む。
名古屋からは、あおなみ線。第3セクターなのか何なのかよくわからない線であるが、駅の改札に、「リニア・鉄道館、入場90分待ち」との掲示が。好天の連休中日とはいえ、90分待ちとは、あまりにもあんまりである。世の中、鉄な方ばかりなのだろうか?家族連れといっても、実は、お父さんが楽しんでいるのかもしれぬ。途中の名古屋競馬に予定変更も考えたが、とりあえず終点の金城ふ頭へ。最近、あまりお目にかからないような、長い行列。最初のうちは、けっこう進んだので、何とかなるか?と思ったが、結局入場までたっぷり70分かかった。
それでも、入場すると、いきなり、リニアが出迎えてくれれば、疲れも忘れてテンションがあがる。C62、300系と並べるというのもなかなかセンスがある。さらに奥へ進めば、盛大に車両の展示。0系、100系、300系などの新幹線はもちろん、流線型のモハ52とか、もうほとんどお目にかかれなくなったキハ82なんかもある。黄色いのは、ドクターイエロー。子どもの頃の図鑑みたいのには必ず乗っていたやつ。さらには、なつかしいパラパラめくるタイプのマルスなどの機械類の展示も。0系の食堂車なんていうのもいい。場内大混雑で、詳しい展示などは、さらに待つのでパスしたけれど、うろうろするだけでも、十分にエンジョイできる。
いったん名駅へ戻り、ロイネットさんにチェックインして一休みしてから、地下鉄で栄へ。愛知県芸術劇場。待望のlive image初参戦。毎年、北の大地や仙台の桜と重なって、なかなか参戦できず、ようやく実現。傾斜もしっかりある2階席中央よりの通路側という良席。
まずは、ゴンチチさんから。生で見る(聴く)のは初めてだが、いい感じである。そして、松谷卓さん。念願かなって、ビフォーアフターの「匠」を生で聴くことができた。すばらしい。さらに、NAOTOっていう人はよくわからなかったけれど、なかなかよかった。そして、音楽監督の羽毛田さんのピアノで第1部をしめくくる。バックの映像も工夫されていて楽しい。
第2部は、加古隆クァルテット。おなじみの、なんだっけ、黄昏の何とかだったかな。次は、宮本笑里嬢。あいかわらず美女ですよねぇ。うっとり。小松亮太さんていうのは、アコーディオンか何かそんなようなやつで、これもまたいい。そして、もちろん最後は、葉加瀬太郎さん。ひまわりでうっとり。ワンパイントオブラヴで少しテンションを上げて、最後は、もちろん総立ちで情熱大陸。実にすばらしいし、葉加瀬さんが、「買い取りたいくらい」という芸術劇場のホールもすばらしい。
さすがに半袖では寒くなってきたけれど、名駅方向へテクテク歩いて、山本屋本店さんへ。もちろん味噌煮込みうどんだ。名古屋コーチン入りに、ビアとお漬物とごはん。まったくもってすばらしいとしかいいようがない。「家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト」とは、こういうことなのではないか?
○新たに乗りつぶした路線:武豊線
○新たに乗りつぶした距離:19.3キロ
○今までに乗りつぶした距離:19052.5キロ
○まだ乗りつぶしていない距離:929.3キロ
○乗りつぶした路線の割合:95.3%
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武豊…私には「タケユタカ」としか読めません
新幹線の隣の車両を見たら、なぜか軽井沢を思い出しました。硬いのにノートみたいにパタパタめくれる発券機も懐かしいですね。私、会社ではJRのチケットを発券するという業務もしています。乗り継ぎのチケットが上手く発券できると嬉しい
live imge 初めてでしたか。
私は来週の予定でしたが国際フォーラムが使用できないらしく、8月に延期になりました。
小松亮太さんのは「バンドネオン」です。
「夢幻鉄道」が好きです
投稿: カンパリ | 2011/05/05 13:30
そうそう、パタパタめくる機械、いつのまにか見かけなくなりましたよね。
初live imageエンジョイしました。少しネタバレになってしまったかもしれませんが、国際フォーラム楽しみですね。
投稿: しんちゃん | 2011/05/08 08:14