6/2:菅おろし終了
◆横浜・東京:あめ:9696歩
昨年9月の民主党代表選以降、わかりきっていたこととはいえ、政治は最低になってしまって、もはやニュースを見る興味もなくなっていた昨今だけれど、久しぶりに盛り上がってきた。不信任案可決の可能性が高まる中で迎えた今日。午前中、重要な打ち合わせをひとつ無事に終えて昼前に出社すると、落ち着かなくなってきた。
本当に不信任可決に数が足りているとすれば、解散=自民党政権を意味することは誰でも分かるから、菅首相が解散を主張しようとした瞬間に、菅派も当然解散反対に回る。したがって、菅首相は孤立して、不信任採決前に退陣表明に追い込まれるというのが、予想される展開。ところが、現実は、一見似ているようで、まったく違う展開に。
甘いよねぇ。本当に甘いよ。鳩山さんは、人が好いにもほどがあるというか、ばかというか。実際、お爺さん(鳩山一郎)もそうやって、吉田茂にだまされ続けて、最後は、三木武吉が何とか引きずりおろしたんだよね。
そして、今回の菅おろし不発は、三木おろしにも似ている。あのときも、角栄は逮捕されて影に隠れていたけれど、大福が三木の粘りにぐにゃぐにゃといなされて終了。角福大で圧倒的多数だったから、両院議員総会さえ開けば一発だったんだけど、結局逃げ切られて、選挙で大敗するまで辞めなかった。総理大臣が開き直ったら、そうそう簡単には降ろせないし、やるときは、強引に一発でしとめるしかないことは歴史が語っているはずなのに。
大平内閣不信任のときは、最後は、三福は、反対にまわる見込みがあったのに、調整中にいきなり本会議開会のベルがなって、どさくさにまぎれて可決したという経緯もあった。今回は時間を与えてしまったのが遺憾。
まぁ、三木おろしと違うのは、野党が参議院で過半数ということで、問責もあるし、赤字国債反対もできるから、最後は、何とかなるとは思うけれど、今日のところは、加藤の乱と変わらぬ虚脱感。げんなり。
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