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2012/9/16:25年ぶりの大井川鉄道参戦

◆浜松→金谷→千頭→井川→長島ダム→千頭→川根温泉→金谷→静岡→横浜:はれのちくもり:10672歩:川根本町の最高気温=32.5度

 6時40分起床。daybydayさんの無料の朝食は、パンとゆでたまごとコーヒーとオレンジジュース。
 7時58分発の東海道線で出発。車内でゆっくりニッカンをと思ったら、静岡版の一面に「大井川」とある。何事かと思うと、秋の静岡大会で大井川高校が地区予選を突破した云々。まったくもってローカルであるが、本日の目的地は、その大井川である。
 天気予報は怪しかったが、朝から今日も夏空。金谷駅でお弁当を購入して、まずは大井川鉄道本線で千頭へ向かう。高校生の頃に、たしか斉須さんとSLに乗って、寸又峡の夢の吊り橋を渡ったから、25年ぶりくらいになる。いきなり30年くらい前の近鉄特急が登場して驚く。さすがは大井川鉄道で、さまざまな車両を使っていて、動く博物館みたいなものであるが、元特急型ということで、冷房付きのクロスシートは快適である。

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(25年ぶりに大井川鉄道鉄道に参戦!)

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(近鉄型♪)

 千頭で乗り換えていよいよお目当ての井川線へ。乗り換えが4分しかないのであわただしいが、ビアを購入しておトイレを済ませてトロッコ列車へ急ぐ。こちらは冷房はないけれど、窓を全開にすれば、標高500mの渓谷沿いということでそんなに暑くない。車掌さんの観光案内に耳を傾けながら大井川の上流の景色を堪能する。土本駅周辺には民家が4軒しかなくうち3軒が土本さんとのこと。

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(千頭からはトロッコ)

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(窓を開けて景色を堪能)

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(川と川の合流点)

 ボックスを占有して、そろそろお弁当でもいただこうかと思っていたら、奥泉かどっかで突然クラブツーリリズムさんが大挙して乗車してきて、車内は満員に。お弁当どころではなくなってしまいビアの置き場にもこまるくらいだが、団体さんが一部区間とはいえ、大井川鉄道を組み込んでくれたことはうれしい。そして、アプトいちしろで機関車を後ろにつけて、いよいよお目当ての日本で唯一のアプト式区間へ。
 千頭から井川までの区間は、元々ほとんど人は住んでいなくて、井川ダムの建設目的で作られたあとは、観光列車として生き残ってきたのだけれど、平成に入って、長島ダムの建設により、線路の一部も水没することになってしまった。補償金が出るとはいえ、井川線ももはやこれまでかと思われたのだが、ダムの上側に新線を作り、急勾配になる分は、アプト式(歯車型の3つ目の線路を真ん中に敷いて、機関車で噛み合わせながら登る)を採用したのだからすばらしい。スイスの観光鉄道などではよくあるけれど、日本では、昭和40年代に碓氷峠の旧線が廃止になって以来の復活で、もちろん25年ぶりの小生も初乗り区間。

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(いよいよアプト式)

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(アプト専用機関車で後押し)

 アプト区間は1キロあまりで、90/1000という日本最急勾配を登ると長島ダム駅でここで機関車をはずす。ダム湖の上の駅でクラブツーリズムさんが降りると車内はのんびりした雰囲気に戻るが、日本一高い鉄橋の上とかで停車して、下を見るとさすがに怖い。以前はダムの工事の小屋があったけれど、今は誰も住んでいない秘境のような駅とかを過ぎて、終点の井川へ。

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(日本最急勾配)

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(長島ダム)

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(日本一高い関の沢鉄橋)

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(帰りもせっそ号で)

 同じ列車で折り返すのだけれど、平行した道路にバスを走らせてくれていて、こっちの方が全然早いので、どこかで途中下車ができる。長島ダムで降りてダムを散策。ちょっと天気が怪しくなってきた。列車で1時間くらいかかるところをバスは20分で千頭へ。

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(長島ダム駅で途中下車)

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(ダムの下には、旧線も)

 千頭からは、大井川鉄道のもうひとつの名物SLかわね路号。こちらも7両くらいつないでいるけれどほぼ満席。連休の中日とはいえ、これだけ盛大なのはうれしい限り。スイスアルプスへ行くと、あちこちで観光や登山用の鉄道があってにぎわっているけれど、日本で純粋な観光鉄道というと、大井川鉄道と黒部峡谷鉄道くらいしかない。いずれもマニアじゃなくても十分楽しめるし、いつまでもがむばってもらいたい路線である。本当は、こうした鉄道がもう少し増えるといいのだけれど。先日の横川のトロッコを軽井沢へ伸ばしたり、上高地とか富士山なんかも途中でクルマを止めて鉄道にすれば環境にもやさしい。

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(SL健在)

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(旧型客車がまたいい)

 川根温泉駅笹間渡で降りて、川根温泉へ。入場すると、どこかで見たようなファイターズ3番の写真が。なんとオレ流である。川根温泉のお湯にひかれて、年に何度も参戦しているとのことである。さすがはオレ流だし、講演を聞いた翌日にこんなところで写真に遭遇するのも不思議なご縁であるが、45歳まで現役を続けたオレ流が愛したお湯だから、体に悪いわけはないだろう。実際、このテの共同浴場にはめずらしく源泉かけ流しで、大混雑ではあったけれど、お湯はなかなかよかった。

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(なんとオレ流もファイターズ時代に参戦していた!)

 帰りもまた近鉄型に乗って金谷からは東海道線で静岡、こだま号に乗り換えて帰浜。新横浜着は、19時58分の予定だから、オルフェーブルのフォア賞の中継には間に合いそうだ。

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(こだま号で帰宅)

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コメント

実は4月に俺竜w川根温泉のコテージに友人と泊まってきました。
各コテージに源泉が引き込んであり、露天風呂でとろ~りとした素晴らしい温泉を満喫できます。
各々バーベキューができる大きないろりがついていて、お安い値段で温泉&BBQ&本場川根茶を堪能して来ました。
ただし欠点は、BBQ食材の買出しに苦労すること、コテージ数が少なく予約が大変なこと。
できれば、日帰り温泉の建物に普通のホテルの部屋を増築して、食材を買うことができるようになってもらえないかと思います。

コテージ泊まったのですね。あれいいなぁと思ってました。たしかに食材調達は大変そうですね。なかなか予約もとれないようですが、ぜひいつか泊まってみたいものです。

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