◆→(車中泊)→岡山→松江→玉造温泉→江津→三次→広島→新山口→宇部新川:くもり時々あめ
雪に翻弄された北の大地遠征から1週間。トラブルや忘年会もあって疲れもピークというところだけれど、JR全線乗りつぶしもいよいよ大詰めを迎え、今週は、サンライズ瀬戸号での出発。金曜日夜、丸の内の「響」さんでの忘年会を終えて、東京駅9番線ホーム。日食の帰りの福岡でなんとか確保したA寝台個室に転がり込み、浴衣に着替えて早々に就寝。
なんどか目が覚めたけど、それなりに眠って、5時すぎに起床。姫路あたりのはずだが、どうも外の景色は神戸あたりに見える。あまりよく考えずに、降りる支度を始めたが、6時近くになってようやく姫路に到着。けっこう盛大に遅れていることが確実になった。
今日の日程は、以前から練りに練ったもので、未乗線区の最後の大物であるところの福塩線と三江線を同時に効率よく片づけるには、福山を早朝に出発するしかなく、それには、サンライズ瀬戸で岡山から入るしかないという繊細かつ絶妙なスケジュール。満を持しての投入だったのだが、もはやこれまでである。48分遅れで姫路を出発しては、どう考えても福山発7時18分の福塩線には乗れず、本日中に福塩線と三江線に乗って明日の小野田線に備えて宇部入りすることは不可能。
とにかくスケジュールを組み直すしかない。あいにく時刻表を持ってきていないから、PCやiPodで乗り換え案内を駆使するしかないのだが、A→Bの最短時間を求めるのとちがって、こういう場合は、乗り換え案内は不便だし、しかも途中圏外になったりして、実にやっかいである。延々格闘して、玉造温泉につかって、三江線だけ乗って、かろうじて宇部に深夜につく案と、福塩線だけ乗って、福山競馬で時間をつぶす案が浮上。再訪のことを考えると、大物の三江線をかたづけておく方が安心なので、前者に。だったら、このまま後ろのサンライズ出雲に乗り換えたいところだけれど、手続きなどのことも考えて、いったん岡山で下車。みどりの窓口で態勢を立て直す。
乗車券の変更は車内でないとできないとのことなので、江津→新山口のスーパーおきの指定券を岡山→松江のやくもに変更、岡山→福山の新幹線自由席特急券を広島→新山口に変更。サンスポとお弁当とビアを購入してやくも号で出発。
意外にも団体客でにぎわうやくも号。ややこしい乗車券の経路変更を車掌さんにたのむ。幸い、なかなかしっかりした車掌さんで、だいぶ時間はかかったものの、東京都区内→長門本山(東海道線・山陽線・福塩線・芸備線・三江線・山陰線・山口線・宇部線・小野田線)から、後半部分を、伯備線・山陰線・三江線・芸備線・山陽線・新山口・宇部線・小野田線経由に変更してくれた。差額は2420円だから、払い戻して買い直すよりは圧倒的に安い。先週に引き続きトラブルに見舞われているが、今回は、JR内の変更ですむので、お金の面ではそんなに被害はない。
そうはいっても、ビアでも飲まないとやってられないので、やくも号で、朝ビア。お弁当を食べて、サンスポを読んで、しばしうとうとして、松江へ。三江線の江津発の連絡までに2時間あまり確保できたので、普通列車に乗り換えて玉造温泉へ。山口瞳先生でもおなじみの皆美館の別館であるところの、佳粋園皆美さんに参戦。残念ながら加水・循環であるようだが、内風呂、露天風呂ともになかなか快適で、夜行の疲れを癒して、生き返る。
川沿いの歩道は整備されているのだが、残念ながらあまり活気があるとはいえない温泉街を散策して、帰りは歩いて駅へ。13時31分の快速アクアライナーで西へ。ここからまた10時間の列車の旅。iPadminiでマネーボールなど読みながら1時間半で江津へ。列車がまた遅れたので少し心配だったが、さすがに接続をとってくれて、向かい側のホームの1両の気動車で三江線の旅がスタート。江川に沿った線路は、カーブも多く、ノロノロと走る。雨も降ってきて、かなり寂しい感じ。途中までは地元の人も多少乗っていたが、1時間もすると、車内は5、6人で、うちマニアが2、3人という感じ。観光要素のまったくないローカル線の4時間だからさすがに退屈するけれど、乗りつぶしでもしなければ、まず訪れることのない田舎で、こういう景色を見ておくことも悪くはない。
マネーボールも読み終わって、週刊ベースボールも読み終わって、うとうとして、外も暗くなってきた。ボックス席にひとりだから余裕はあるのだけれど、さすがに腰が痛くなってきて、18時47分三次着。ここで久しぶりにネットにつながる。
まだ福塩線の列車もあるのだけれど、前述のような事情で明日の小野田線を優先すべく、18時57分の芸備線で広島へ。今度は、iPadminiで群ようこさんを読む。なんだかんだいっても電子書籍は便利である。2時間で読み終えて広島着。久しぶりに都会に戻ってきて一息つく感じだが、まだまだ先がある。氷結サワーを購入して、新幹線ホーム。みずほ号を見送って、こだま号で西へ。
レイルスター車両を使ったこだま号で新山口。そして、いよいよ最終ランナーは、22時45分発の宇部線の終電。宇部新川着23時31分。スーパーホテルの門限24時にかろうじて間に合った。天然温泉に入る元気もなく日記を更新して就寝。
○新たに乗りつぶした路線:三江線
○新たに乗りつぶした距離:108.1キロ
○今までに乗りつぶした距離:19888.1キロ
○まだ乗りつぶしていない距離:93.7キロ
○乗りつぶした路線の割合:99.5%
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