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2014/4/12:E7系で行く!善光寺、小布施と「万獣こわい」

◆横浜→長野→小布施→松本:はれ

 春の旅。今年は、諸般の事情により善光寺を中心したプランに。朝からよく晴れて、絶好の遠征日和。東京駅丸の内地下中央改札にてkecoさんと合流して、長野新幹線ホームへ。来年の北陸新幹線開業に向けて新型車両のE7系が先行導入されているので、鉄分高まっているkecoさんを驚かせようと発売初日にE7系のあさまをゲットしておいたのだけれど、ホームの案内放送で、「新型車両で入ります。」と流れてしまいサプライズ感半減。kecoさんもなんとなく予感していたとのこと。前面の青は従来にないイメージだけれど、横の金色っぽいラインは、あまりめだたなくてちょっと地味な感じ。普通車全席にAC電源設置、高さ調節できる枕もグッド。

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(E7系で長野へ!)

 例によって車内の通販雑誌などをひやかしているうちに1時間40分ほどで長野駅到着。五輪から16年、駅前広場はまた工事中で、来年には大きな駅ビルが完成するようだ。バスで5分ほどで善光寺へ到着。

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(にぎわう参道)

 kecoさんのご要望により善光寺参りとなったわけだけれど、特に詳しいというわけでもないらしい。善光寺は、どこの宗派にも属してないらしいけど、なんでだ?とか全国の善光寺マニアに怒られそうな初歩的なことを話しながら、山門へ。よく見ると、「善」の字の上の点が鳩のようなデザインになってる。

宗派を問わない、宗派を超えた善光寺(国宝善光寺を100倍楽しむ方法より)

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(山門)

 山門を越えて、本堂へ。せっかくなので、内陣券を購入して入場すると、お戒壇めぐりというのがあって、よくわからないまま地下へ。これがまったくの真っ暗(ヘンな日本語)で、途中から、本当になんにも見えなくなってしまう。携帯などで照らすのは厳禁とのことで、右側の壁をたよりに恐る恐る進む。普通、真っ暗っていっても前後の気配くらい分かりそうなものだけれど、本当に何も見えないのでかなり怖い。しかも途中で曲がりながら進む。空いていたからまだよかったけど、混雑してたらパニックになりそう。そして、何やらカギのようなものに触ると、これが極楽の錠前ということで、極楽浄土行きが約束されたようで一安心。

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(本堂)

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(梅が見頃)

 明るいところへ出て少しほっとしたところで、今度は、山門の上に上がって、市内を眺望しているとけっこういい時間になってしまった。善光寺まで来れば、門前町で蕎麦でもいただくべきところであるが、例によって詰め込みすぎの日程なので、権堂駅へ向かって坂を下り、長野電鉄で先を急ぐ。

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(山門の上から)

 12時10分発のA特急スノーモンキー湯田中行きは、JRの成田エクスプレスのお古ということは調査済みだったのだけれど、3両の車内がほぼ満席というのは驚いた。しかも半分以上が外人さん。いったい何ごと?なんとかバラバラに席を見つけて、20分ほどの小布施駅で我らは下車。外人さんたちは、さらに先へ向かう模様。
 小布施堂の栗鹿の子でおなじみの小布施町は、街並み保存事業などでかねがね気になっていたのだけれど、ようやく初参戦。小布施を全国的にメジャーにしたセーラ・カミングスさんはすでに退場されたようで、そのあたりの経緯はネットで調べてもよくわからないのだけれど、小布施堂をはじめとする老舗の栗菓子の店を中心にお酒や味噌などのお店も集まっていてのんびり散策するのにはいい街である。そして、この街も外人さんの姿が多い。アジア系の方ではなくて、欧米系の方が軽装で散策している。
 我らは、小布施堂経営のイタリアレストランであるところの傘風楼さんでランチ。グラスワイン。パスタもピザも美味。デザートにはもちろん栗のケーキも。
 帰りに立ち寄った味噌のお店で、外人さんが多い理由を聞くと、何やらこの先の温泉で、猿が入浴するのが、外人さんに有名になって、それを見にきたお客さんが小布施にも流れてきているのではないかとのこと。ネットか何かで有名になったのだろうか?ヨーロッパから、わざわざ猿の入浴を見に大挙日本に来ているとはちょっと信じ難い感もあるが、東京や京都だけではなくて、地方の小さな魅力的な街が外国人観光客でにぎわうのはうれしいことではある。

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(傘風楼さんでランチ)

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(パスタとピザが美味)

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(デザートはもちろん栗)

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(老舗が並びます)

 ぶらぶら歩いて、小布施駅へ戻り、帰りは、小田急ロマンスカーのお古で長野駅へ戻る予定だったのだけれど、乗車直前に携帯に着信を発見。ランチを食べた傘風楼さんからである。どうやらクレジットカードを忘れてきた模様。そうこうしているうちに電車が入線。この後も詰め込み日程で、17時には松本へ着く必要があり、そのためには16時に長野駅を出るしなのに乗らないと間に合わない。あわてて時刻表を確認すると、この特急の次の15時19分の鈍行でも間に合うことがわかった。それでもあと12分。取りに戻る時間はないので、大変恐縮であるが、傘風楼さんに駅まで持ってきていただくことになった。発車4分前くらいにお車が到着して、無事にANAダイナースカードさんをいただきあわただしく出発。傘風楼さんありがとうございました。さすがは、小布施を代表する老舗小布施堂さんグループである。
 東急のお古みたいな鈍行で長野へ戻り、急いで階段を駆け上がって16時発のワイドビューしなの20号で出発。朝からあわただしいので、ひと眠りしようかと思っていると、この先の姨捨付近からの眺めは日本三大車窓のひとつだとの車内放送が。そういえばそうだった。狩勝峠と肥薩線とここだっけ。千曲川沿いの平野と棚田と背後の山々。もちろん悪くはないけれど。。。

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(日本三大車窓)

 ひと眠りして松本到着。しかし、今日はまだ予定がある。いったん解散して、まつもと市民芸術館へ。宮藤官九郎さん作で生瀬さん他出演の「万獣こわい」を見るのだ。パルコ劇場の予約が何度トライしてもダメだったのだけれど、ここ松本公演のチケットを2階最後列ながらなんとかゲットした次第。
 一家監禁事件が下敷きになっていて、マインドコントロールされて、どんどん殺されて、死体が・・・って、本当に怖くて不気味な話で、救いもないっていう感じで、一人で見てたら帰り道怖いよみたいな。でも、役者さんが豪華メムバーですばらしいので、満足度も高くて、あっとい間の2時間半でした。
(出演:生瀬勝久、池田成志、古田新太、小池栄子、夏帆、小松和重)

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(豪華な市民芸術館)

 ちなみにこの市民芸術館、伊東豊雄さん作のとても立派なホールで、夏には小沢征爾さんでおなじみのサイトウ・キネン・フェスティバル松本にも使われるし、今年の夏は歌舞伎もやってくるらしい。文化県の長野にふさわしいいいホールだと思ったら、建設時は市を二分する騒ぎになって、推進派市長が落選したりもしたらしい。でも、公共施設は、中途半端にケチしないで、1つでいいから立派なものを作った方がいいとは思うんだよね。実際、このクラスのホールがあるからこそ、いろいろなイベントが来てくれていると思うし。
 松本城の夜桜も見たかったのだけれど、遅くなったので断念して、駅前の居酒屋で感想戦。地元の若者というよりは、遠征組でにぎわっている感じなのだけれど、何の遠征なのかよくわからず。サッカーではなさそうだし。松本山雅のチームカラーにちなんだらしい緑の山雅ビアをいただき、ファイターズを勝利を確認。鹿取問題、さとぼう20年問題、豪栄道問題などを検討して長い1日をしめくくり解散。

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(みどりの山雅ビア)

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(怖い怖い・・・)

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