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2014/10/25:社杯大敗!

◆横浜・長南:はれ

 6時15分にお迎えが来てアクアラインで市原鶴舞へ。会社のゴルフコンペ。4組16人とめずらしく盛大である。アバイディング何とかカントリークラブは、有名な人が設計したのかよくわからないけど、バンカーがたくさんあるし、グリーンは砲台、ラインも難しくて、実にやっかいである。そして、カートにスコア登録機能がついていて、プレー中に他の組の動向がテレビ中継のリーダーズボードみたいに何ホール終了で何オーバーみたいにわかる。全体のレベルも低く混戦でしょっちゅう入れ替わるので、これはなかなか楽しいのだけれど、いかんせん小生は、スタートから9とか11とかで、あっという間に+20くらいになって、16人中16位に固まってしまっておもしろくもおかしくもない。最近始めたばかりの若手に大差をつけられてしんがりとはあまりにもあんまりである。
 生(小)で態勢を立て直すも、後半もチョロばかり。16頭立てで、スタート、向正面、三角、四角と16−16−16−16で16着。いわゆる「後方ママ」というやつである。どうにもならない。ちなみに、今日のスコアは、30年前に、父に連れられて初めてラウンドしたときのスコアと前半後半ともにまったく同じ。30年かけて先祖帰り。これは、もはや引退するしかないのではないかと思うのだが、ビリになると次回の幹事だという、あまりにもあんまりである。
 ファイターズが日本シリーズに出場するようなら、帰りは、羽田に落としてもらって、夕方の便で西へと思っていたのだが、その必要もなくなり、難コースで時間もかなりかかったこともあって、アクアラインの渋滞にどっぷりはまって帰宅。ぐったり。

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2014/10/22:tck大敗!

◆横浜→東京→山口:あめ

 出張の前夜移動ということで、夕方から羽田へ。会社から羽田へは、都営浅草線から京急直通のエアポート急行で・・・立会川で下車。
 ちょっと寄り道。tckに参戦。山口宇部行きの最終のANAは19時20分。愛馬ダマスクインゴット号は、18時発走の6RのサラC1C2選抜に参戦ということなので、まったく無駄がない。スーツなので、口取りになっても問題ない。
 雨の中パドックへ。1頭強いのがいて、3番人気くらいか。3歳馬の格付け初戦なので、なんとかなるはずというか、なんとかしてもらわないと困る。普段は自分の馬の馬券は買わないのだけれど、今日は購入してしまう。さらに、お腹が空いてきたので、松屋さんの牛めしとビアで前祝い。

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 降りしきる雨のまずまずのスタートから好位につけるが、進むでもなく退くでもなくもたもたしているうちにゴールへ流れ込んで終了。8着くらいか?ちょっと話にならない。
 夏くらいから、地方オーナーズの3頭がかなりの頻度で出走してくれるのはよいのだけれど、いずれもC級で大敗を繰り返している。あまりにもあんまりである。

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 モノレールに乗り換えて羽田へ。ポイントでアップグレードしてプレミアムシート。山口宇部行きは、700番ゲートすなわちバスでのご案内。雨の日はさすがに鬱陶しい。
 空港からバスで湯田温泉へ。ホテル喜良久さんは、まぁボチボチというところだけれど、バス停から近いし、温泉があって、Wi-Fiもあるから文句はない。もっとも久しぶりの湯田温泉は、全体で集中管理の循環式で、伝統あるわりには、今いち。22時すぎの到着なので、入浴だけすませて早々に就寝。

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2014/10/19:呉越同舟@町田

◆横浜・町田:はれ

 福岡では、CSが佳境、神宮では、好調立教が早稲田戦、慶応も負けられない明治戦だけれど、町田へ行く。桜木町始発の快速で32分。思ったよりは近い。
 町田駅前に降りるのは、記憶では10年ぶり2回目くらい。小田急と少し離れていてペデストリアンデッキでつながっているのは、覚えていたけれど、小田急百貨店、丸井、ルミネ、東急百貨店あたらめツインズ?とやらがごちゃごちゃと林立してお世辞にも美しいとはいえないけれど、東京の山の手や横浜にはない、底知れぬパワーのような物も感じられる。立川とか町田の実力というのは、どうにもよくわからない。
 kecoさんと合流して、東急さんで買い出し。爽やかな秋晴れ、お昼ご飯を買って、ピクニック気分で、さぁ競技場へ!というところなのだけれど、21番バス乗り場とやらが見つからない。盛大なバスターミナルがあるのだけれど、1番から15番までしかない。

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(町田は手強い印象)

 うろうろ迷って、運転手さんに聞いて、さらに迷って、小田急側の細い路地の先に21番と22番のバス乗り場があって、ここから55系統の野津田車庫行きというバスに乗ると、これが街中を抜けて、田舎っぽくなってきて、さらにドンつまりの車庫が終点。まわりは、畑だったり、広い民家に柿がなってたりして、のんびりしたもので駅前の熱気とは別の町のよう。そして、ここからさらに蛇でもでそうな(実際、帰りに出た)山道を15分ほど歩くと、突然、立派なスタジアムがあらわれる。町田陸上競技場。本日は、ラグビーの対抗戦、慶応vs立教。神宮に続いての呉越同舟である。

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(けもの道を抜けると、突然立派なスタジアムが)

◇2014/10/19:◯K 57-14 R(町田)

 今や互角の戦いとなった野球とちがって、ラグビーは、まだまだ実力差は大きい。2年前に前橋に参戦した後、立教は2部に落ちてしまい2年ぶりのカード。何かを賭けるわけにもいかないし、0点じゃかわいそうだから、1トライくらいは許してあげて、70−7くらいで勝って、この後の強豪との戦いへ、という予定だったのだが、一昨年に続き、前半からどうもいけない。詳しいことはよくわからないけれど、何やらミスも多く、あっさり2トライを許し、前半は、31−14。けっこう普通の試合になってるじゃないか。いかんいかん。

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(押せ押せ)

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(行け行け)

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(大勝のはずが・・・)

 後半開始から、さらに立教ペースで、何度かピンチ。町田の山奥にもかかわらずけっこうお客さんはいて、予想外の僅差に立教応援団のボルテージは当然上がる。いったいどうなることかと思われたが、後半の後半になって、さすがに実力差がでて、両チーム控え選手を入れると、さらに層の厚さの差がでて、終わってみれば、後半は無得点に抑えて、57−14で快勝。しかしながら、一昨年に続いて、立教の健闘ともいえる試合。慶応は、なんとか立て直して強豪の一角くらいは食って欲しいし、立教もどうせがむばったのなら、なんとか残留して、来年もまた楽しませて欲しいものである。
 大谷くん4失点を確認して、帰りも山道を抜けてバス。神宮でも立教は大敗のようで、今日はまぁどこへ行ってもダメだったかということになっていたのだけれど、町田駅の猿カフェ(残念ながら別に猿がいたりはしなかった)でお茶していると、ファイターズ同点のニュースが!翔さんまた打った!こうなると落ち着かなくなってくるのだけれど、同点どまりで延長戦へ。アドバンテージ込みの2勝3敗ということは、今日は引き分けでもホークスの日本シリーズ進出が決まる。ということは、12回表までに点を入れないと12回の裏があまりにもあんまりなことになるパターン。そういえば、今日は、10・19じゃないか。負けるのはいいけれど、同点の12回裏だけは勘弁してあげて欲しいと思いつつ帰宅すると、ナカシタイムリーで勝利!いよいよ明日最終戦。どうする、来週甲子園?!

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(名前にひかれて参戦するも)

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(案外普通のカフェ)

2014/10/13:ハヤトくんにオセロで大敗!

◆横浜・東京:くもりのち雨

 まだ時差ぼけが残っていて、4時台から目が覚めたので、台風接近の中、東神奈川ゴルフジョイに参戦して朝連。80球1000円打つのに、タクシー代1100円。久々のラウンドを前に、クラブがさびてないことだけでも確認しておこうと思ったのだが、さびているのは、小生の体の方であることを痛感する。
 台風接近の中、11時45分発のみなとみらい線急行で上京。自由が丘へ。サイスさんの新居におじゃまして、ナオコさんの美味しいカレーをいただき昼ビアの後は、ハヤトくんとNゲージで遊ぶ。考えてみれば、幼稚園の頃は、小生ももっぱらプラレールで、曾祖父にたのんでNゲージを買ってもらったのは、たしか小学校4年か5年の頃。しかもハヤトくんのレールセットは、立体交差あり待避線ありのけっこう立派なコースでそれを難なく組み上げる。車両の方がまだ充実していないようなので、拙宅から持ちこんだこまち号、カシオペア、東海道線グリーン車などを走らせる。これがきっかけでカシオペアに乗りたくなったとのことで、廃止になる前に、寝台列車の楽しさを体験しておいて欲しいものである。

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(ナオコさん、カレーごちそうさまでした)

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(立体交差もあるよ)

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(はやぶさとこまちの連結は失敗)

 続いては、オセロ対決。将棋ほどではないが、オセロだって、それなりに自信はあるし、幼稚園児相手に、あんまり徹底的にやっても大人げないよなぁ・・・と思いつつ、気がつくと、いい勝負である。目先の石?にとらわれず、相手の嫌がりそうな手を差してくる。角を2つとれそうだからもう大丈夫かなと思うと、そうでもない。これは、いかん本気でやらないとまずいと思いつつも、じわじわと追いつめられて、まさかの大敗!サイスさんもすでに勝てないとのこと。むぅ。。。
 習い事などもあって忙しいようなので、早めに撤収して、ディアナに顔を出して、姿勢の矯正のレッスンに参加。10分1000円で、なんだか姿勢がよくなったような気がするからすばらしい。これを維持できるとよいのだけれど。
 本日もサロンは盛況のようで何より。大雨洪水警報も出たようなので、早めに撤収して早めに就寝。

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(まさかの大敗!)

2014/10/11:ディアナ横濱オープン♪

◆横浜:はれ

 いよいよ女性の笑顔で人と人をつなぐ地域応援プロジェクト「ディアナ横濱」、サロンが正式オープン。女性のプロジェクトなのに、なんで小生も手伝っているかというと、まぁ、Yo子さんたちが、ヨコハマ市民まち普請事業のコンテストに応募するということで、審査会場に応援団として様子を見に行って、めでたく2次審査通過の日には、拙宅にて、シャンパンとワインで盛大にお祝いしたのがきっかけ。元々まちづくりには興味あったし、コンセプトもおもしろいし、そして、何より魅力的なメンバーのみなさんにひきこまれたというのが正直なところ。フラワーアレンジメント、メイク、ネイルなどが得意なそんな魅力的なメムバーの回りには、小生以外にも輪はどんどん広がって、アロマとかラテアートなど様々なレッスンの先生や平日のサロンを支えるスタッフも集まった。
 オープン初日は、たくさんのお花も届き、オープニングイベントも朝から大盛況なので、裏方の小生は、とりあえず無事立ち上がったのを確認していったん撤収。まだ時差ぼけがけっこう残っているのだ。

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(立派なサロンができました♪)

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(レンタルボックス)

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(カフェのコーヒーにはパリの砂糖をのせて♪)

 ヨドバシでスピーカーケーブルとか、ハンズでチョークとか備品を購入して、スカイビルで散髪をすませて夕方からディアナへ戻り、初日の営業終了後は、シャッターを半分降ろして、お世話になった方々とお祝いの会。スパークリングワイン、シャンパン、その他、みなさんのおみやげで盛大に祝杯。ヒデジロウさん、ケンジさんらメムバーのダンナさんたち、Yo君らも加わって、Sさんのギターに合わせて歌う。小生がお手伝いを始めてからでも、半年以上たっていて、ペンキ塗りしたり、区役所行ったり、法務局行ったり、みなさん仕事をしながらバタバタとがんばってきたので、きれいなサロンが完成してこうして一献しているのは感慨深いし、1年以上前からやってきた元々のメムバーのみなさんは本当にうれしいだろう。
 とはいえ、これからが始まり。明日からもイベント続きということで、21時すぎには解散。いろいろ課題も出てくるだろうけど、サロンがどんな風に育っていくのか楽しみだ。

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(No Smile No Life)

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(前途を祝って☆)

2014/10/6-7:パリジャンとパリジェンヌの休日

◆パリ→横浜:くもりのちあめ

 遠征もいよいよ最終日。だいぶおみやげも増えてきたけれど、入れ替わりに入浴剤がなくなって、パンツと靴下とスニーカーを捨てたので、今回は、荷造りには比較的余裕がある。捨てるつもりだったタオルと傘は日本への帰還を許されることになった。今日は傘がいりそうだしね。3日間お世話になったトゥーレインオペラさんに荷物を預けて出発。引き換えの荷札を渡されるので安心感がある。ここのホテルは本当によかった。
 今日もどんより曇って寒いけれど、12号線でコンコルド広場まではすぐ。まずはオランジュリー美術館へご案内してお約束の睡蓮を堪能。早めに来たので、ゆっくり見られてよかった。

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 前回のアメリカでは、女子のお楽しみがあまりにもなかった点が反省点となったので、最終日の昼間はデパートで放牧。世界最古らしいボンマルシェさんに参戦。ちょうどジャポネフェスタのようなものが開催されていて、安藤忠雄さんの直島の紹介フィルムが流れていたり、日本の小物が売られていたり。お弁当箱とか、お弁当グッズが最近人気らしい。たしかに、遠足のお供といっても、固いフランスパンのサンドイッチしか見たことないのだろうから、パンダの形したおにぎりとか持っていたらびっくりするだろうねぇ。
 洋服売り場はサイズが合わないからパスして食料品売り場を散策してコーヒーカップにひっかけるかわいい砂糖とかでテンションがあがってきたところでkecoさんと合流。人がいるレジでもお金は機械に投入するというのが不思議な感じだった。

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 前回のアメリカでは、食事があまりにもプアーという点は、お互いあまり食に関心がないこともあって反省点とはなっていなかったのだけれど、今回もアヴィニョンはまだしも、パリに来てからは、オルセー内のカフェ→デパ地下のお惣菜→ホットドッグ→TGVのストレンジな車内食→ラーメン→寿司と来ている。で、最後もデパートの中で。ただし、日本で言えば三越の中の千疋屋パーラー?みたいな感じのおしゃれなお店で、吹き抜けの店内を眺めながらカウンターでワインとサーモンのタルタルとエスプレッソ。グラスワイン8ユーロは高いなぁと思ったら、テイスティングの後に、なみなみと日本の倍くらい注いでくれた。

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 再びオペラ近辺に戻って、パッサージュを散策。おなじみの古い建物の扉を開けると中がアーケードになっているスタイルで、おしゃれといえばおしゃれだけれど、中野とか高円寺とか阿佐ヶ谷によくあるスタイルといえなくもないし、そのあたりにいそうな古本屋の親父さんみたいな人もちゃんといる。

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 最後の最後になってとうとう雨。疲れもたまっているので、仏国式リフレクソロジーでも行きたいところだけれど、そんなものは存在しないようなので、ホテル近くのカフェでショコラ。当初の予定では、夕方市内を出れば、21時の便にはちょうどよかったのだけれど、台風18号の余波で日本からの到着便が大幅遅れで、我らの折り返し便もなんと4時間の遅延で7日1時発になるという。首都圏は、月曜の朝の通勤時に台風直撃で、みなさんご苦労様と思っていたけれど、思わぬところで影響を受けてしまった。
 これ以上散策する元気もないので、ホテルで荷物を受け取って、オペラ座裏のユニクロ前から、おなじみのロワッシーバスでシャルルドゴール空港へ。雨脚も強くなり帰宅ラッシュで渋滞する中を連接バスがくにゃくにゃとすり抜けて19時すぎに到着。ANAカウンターでは、先発の成田便に振り替えを希望する人もいたがすでにブックフルの模様。「あんた1人だったら、プレミアムエコノミーにアップグレードできるぞ」と言われるが、せっかく無事にけんかもせずに仲良く最後まで来てそんな冷たいこともできないのでパスしておとなしくラウンジへ。
 ラウンジ滞在4時間強。あまりにもあんまりだけれど、逆に言えば、ラウンジに入れなかったらもっとしんどいわけで、エコノミー搭乗でもラウンジへ入れるのだから、ダイナースカードで維持しているANAスーパーフライヤーズの効果がもっとも発揮される場面ともいえる。ビアと怪しげな軽食をいただき、竹内まりや問題、藤竜也問題、野口五郎問題、Howマッチ問題など検討しているうちに2時間くらいはすぐに過ぎたのだけれど、西から帰る時の新幹線の名古屋から先が長いのと同じでこのあたりからが長い。日本は深夜なのでツイッターとか見てもあんまり変化もない。
 うとうとしたり、ローマ人の物語を読み始めたりしながら、なんとか日付が変わって0時すぎに搭乗口へ向かうと降りて来たお客さんとすれ違う。これじゃ、とてもすぐには出発できないだろうと思うと、案の定1時半登場開始に変更。離陸したのはたぶん2時くらい。前が壁の少し足下の広い席を確保できたので、食事もパスして早々に就寝。4、5時間うとうとして、目が覚めると日本時間ではもう午後だから、無理に寝ないようにして、日記の執筆に専念。本来なら夕方羽田に着くはずだったので、リフレクソロジーか万葉倶楽部で態勢を整えて明日から復帰と思っていたのだけれどかなわず。

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2014/10/5:凱旋門賞大敗!

◆パリ:くもり

 いよいよ決戦の日の朝。疲れもたまってきているので、目覚ましをかけずに7時すぎまで寝て、朝食会場へ。いきなり、シェフのおじさんがから、「あんたはやせすぎだ、もっとカロリーをつけろ、ベーコンもハムをあるぞ」みたいなことを言われたので、オレンジジュース、ハム、ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルト、フルーツ、パン、コーヒーとたっぷりいただき、9時すぎに出発。
 まずは、モンマルトルの丘へ。過去2回とも、怪しげな人にしつこくからまれて危険を感じたので、その後は避けていたのだが、ホテルから地下鉄で3駅と近いので、久しぶりに参戦。裏口側にあたる12号線のAbbesse駅は、すでに高台なので、地下鉄のホームと出口の間に100段以上の階段があって、やっとの思いで登りきると、入場口側に出てしまう。どうやら、降りる客は原則としてエレベーターを使うことになっているようで、やってきたエレベーターのドアが両側開くので、反対側へ抜けてなんとか地上へ。ここからさらに長い階段を登って、ようやくサクレ・クール寺院へ。ここからは、パリ市内が一望できるのだけれど、あいにく今回の旅で初めて太陽が姿を隠してしまい眺めは今ひとつ。しかも昨日の夜あたりからすっかり空気が入れ替わってしまい寒い。幸い、怪しい人にからまれることもなく表側の階段を降りて、kecoさんは、3ユーロのマフラーなど購入して、Anvers駅から2号線へ乗車。再び12号線に乗り換えてMadeleine駅へ出て中心部を散策してオペラ座へ。

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 何十回と前を通って眺めたオペラ座だけれど、実は入場するの初めて。せっかくだからバレエ鑑賞という案もあったけれど、kecoさん曰く、出し物が今いちということで、今回は、内部見学のみに。英語のガイドツアーなら客席に入れるということだったのだけれど、早く着きすぎたので、入場料10ユーロ払って普通に散策する。とにかくエントランスホールから待合室の天井からすべてが豪華絢爛。日本のホールに比べて、ステージと客席以外の部分が広くて、装飾もむしろこちら側に力が入っている感じすらある。ちょっとだけ客席ものぞけるようになっていて、思ったほど広くなく、角度が急なので、これはこれで見やすそう。やっぱり、一度ここで実際にオペラでもバレーでも見てみたいものだ。
 当然、グッズショップも充実しているのだけれど、なんとここで客席で使われたと思われる椅子が売っている。ひじかけつきで1460ユーロだから20万ちょっと。考えようによっては高くない。俄然欲しくなってきたが、手続きその他、あまりにも面倒な言葉のやり取りが予想されるので、断念して退場。

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 さて、競馬場へ行く前に、腹ごしらえを済ませておきたい。もっとも、旅も半ばを過ぎて、お互い、カフェでの食事もだんだん面倒になってきている。となれば、ここは、やはりおなじみのオペララーメンではないかと思い参戦するも日曜だからかお休み。正直、別に美味しくないのだけれど、ここ数回のパリ旅行では必ず参戦していたので大変残念である。仕方がないので、近くのサッポロラーメンさんへ。こちらは、なかなか繁盛していて活気があり、お客さんも日本人というよりは地元客中心。ビアとラーメンと餃子のセット。ここの餃子はまぁ普通で一昨日のお惣菜屋さんの餃子に憤慨していたkecoさんからも合格点がでた。

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 さぁ、いよいよロンシャンへ。10号線Porte d'Auteuilからシャトルバスはもう慣れたルート。入場料20ユーロを払って入場。もちろん今日だけの特別価格だけど、東京競馬場ならダービーの日でも200円だから考えようによってはずいぶん高い。
 まずは、PARIS TURFを購入。一面から日の丸とオルフェーブルだった昨年とは違い、今年は、大混戦ということもあって、フランス応援ムード。あいかわらずあまり充実していないグッズショップでボールペンとプログラムを購入して、スタンドを散策。今にも降り出しそうな天気。どちらかといえば、普段固い馬場で競馬している日本馬にはこのまま降らないでくれた方がよいか?

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 すでにかなり混雑してきているので、早めに馬券を購入。日本馬3頭の単勝とそれにエクトとトレヴとタグルーダを加えたボックスなど。帯広ばんえい以来の競馬参戦となるkecoさんも無事にハープスターの単勝を購入した模様。
 昨年の6000人ほどではないと思うけれど、今年も日本人多数。ただ、昨年は、前年僅差2着のオルフェーブルが前哨戦を勝って万全の態勢ということで、地元でも日本馬悲願達成か?!というムードで、逆に日本の応援団には、今年勝てなきゃもう勝てない、今年は絶対に勝たなければ、という悲壮感に近いものがあったけれど、今年は3頭参戦とはいえ、あくまでチャレンジャーという感じなので、雰囲気はだいぶ落ち着いている。ドバイワールドCを勝って世界ランク1位のジャスタウェイは休み明けと距離がどうか?、3歳牝馬で斤量差を生かせそうなハープスターと、馬場が向きそうな気分屋ゴールドシップは、後方一気の展開がはまるかどうか、それぞれ一長一短あって、タイプもちがうので、大敗の可能性もあるけれど、一発の楽しみもあり、案外、こういうときに悲願が達成されるのではないかと思っていたのだが。。。

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 いよいよ寒くなってきたけれど、3、40分前からパドックで待機。まぁまぁのポジョションをゲット。いよいよ20頭が登場。ハープスターはこの段階で一瞬1番人気になっていたようだけれど、最終的には3番人気くらいか。横山典、福永、川田の3ジョッキーも登場して、いよいよコースへ。昨年のスミヨンと武豊に比べるとアウェイでの戦いにはいかにも不安のあるメムバーだがここまできたらがむばってもらうしかない。

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 急いでスタンドに移動して、なんとか見えそうなポジションを確保して、いよいよ発走。ジャスタウェイはどこにいるかわからず、芦毛のゴールドシップはわかりやすくてシンガリで、その前がハープスター。予想通りではあるけれど、このまま後ろから外を回って勝負になるほど甘くない。やはりジョッキーが・・・と思っているうちに早くも直線。ゴールドシップはまったく動かず(14着)。まぁこれは、日本でもけっこうあることだけれど、ロンシャンは合うんじゃないかと思ったんだけどね。。。ジャスタウェイは最後までどこにいるのかよくわからず(8着)、ハープスターは最後追い込んだらしくて6着。ただし気づかなかった。勝ったのはなんとトレヴ。昨年5連勝でオルフェーブルをぶっちぎった後、今年はスランプに陥っていたのだが、見事な復活で快勝。喜ぶジャルネ騎手を見ながら我らは退場。まぁ、もともと絶対勝てるっていうメムバーじゃなかったから、昨年のような虚脱感はないけれど、3頭いれば1頭くらいはまるかなとも思ったのもたしか。だけど、やっぱり甘くないね。あと、やっぱり騎手は外人に頼んで欲しいよねぇ。多頭数のダンゴレースになるからどうしても巧拙が出やすいし。。。

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 ぐったりだけどまだ早いので、昨年同様、本物の凱旋門を眺めて気持ちを新たにしたところで、シャンゼリゼ通りを散策してルーブルのピラミッドやエッフェル塔も眺めて、再びオペラ座付近へ。日曜なので、本格的なレストランは休みだし、カフェのステーキとポテトも飽きたし・・・ということで、気がつくと日本料理店が林立する界隈へ。このあたりkecoさんとは何度も旅をともにしているので、まぁあうんの呼吸というやつである。それにしてもたくさんの日本料理店が並ぶ中、ラーメンのなりたけさんだけが、大行列でびっくり。多いに気になったけれど、昼間もラーメンなので、さすがに断念して、寿司屋にしてはちょっとおしゃれな作りのAKITAさんに入場する。

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 メニューは例によってサーモン中心のにぎりとちょっとストレンジな巻物になぜか焼き鳥というありがちなものなのだけれど、予想外に繁盛していて、それも地元パリの女性のおひとり様が枝豆に醤油をつけて食べていたかと思えば、若いカップルで来て、お箸を上手に使って丼物をかきこんだり、にぎりではなく、刺身盛り合わせとご飯という通?な組み合わせをあえてたのんだりと皆様々。気がつけば、店内は満席で、ほとんどが地元客。時々テイクアウトの人もやって来る。日曜日で他の店が休みということもあるのだろうけど、これはびっくりで、きょろきょろ見て申し訳ないけれど、店内を観察しているだけで楽しい。そうこうしているうちに、とうとう舟盛りの舟まで登場していよいよテンションがあがってきた。
 カフェだと延々とくつろぐ感じになるけれど、こちらは、お一人様が軽くつまんでさっさと退場するケースも多いので、けっこうお客さんの入れ替わりも早い。安いコースでもデザートだけは欠かさないフランス人も、さすがに寿司の後はデザート食べないのかな?と思っていたら、デザートメニューが差し出されたので、もう少し見学したい気持ちもあって、ついついチョコレートサンデーみたいのを注文してしまったけれど、デザート食べてる人なんて他に誰もいなかった。寿司人気はヘルシー志向ということもあるから、デザート食べたら意味ないのかな。「ジャポネガ、スシノアトニ、アイスクリームタベテタネ」とか「スシヤノナガッチリ、イキジャイネ」なんて思われてないといいけど。
 そんなこんなで、旅の最後の晩餐も終わり。今年も日本競馬界の悲願は持ち越し。

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2014/10/4:Thalysでゴッホ美術館へ!

◆パリ→アムステルダム→パリ:はれ

 6時起床。7時の営業開始とともに朝食を急いでいただく。ハム、チーズ、フルーツ、パン、オレンジジュース、コーヒー。おなじみの面々ではあるが、選択肢はけっこうあってまずまず充実している。オペラ近辺の3つ星ホテルは、毎回変えていろいろ泊まってきたけれど、立地、設備、価格、食事など総合してここが今までで一番ではないかと思う。最寄りが12号線というのが少し不便だけれど、定宿にしてもいいかなと思う。
 7時40分出発。今日も晴れているけれど、空気は少しひんやりしている。北駅へは、地下鉄だと乗り換えばかりで遠回りになるので20分ほど歩く。昨年泊まったCade界隈をすぎて1年ぶりの北駅へ。
 8時25分のTGV THALYSでアムステルダムへ。あいかわらず混んでいる。斬新な赤で登場した当時は、さすがフランスという感じだった車両もやや古くなってきた感があるし、2等は、前後左右ともに余裕がない感じもするけれど、早割でアムステルダムまで35ユーロだからぜいたくはいえない。そして、今日もお席は後ろ向き。通勤電車でもクロスシートにして横向きに座ることはない代わりに、高速列車でも平気で後ろ向きのまま回転しないのはお国柄とはいえ不思議ではある。

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 ベルギーを超えてオランダへ。車内放送も、フランス語、フラマン語、オランダ語、英語と忙しい。お昼前には無事にアムステルダム中央駅へ到着。T氏が滞在していた頃、たしか祖父が亡くなった夏以来だから13年ぶり。
 強行軍のアムステルダム日帰りのお目当てはゴッホ美術館。過去2回のアムステルダムは、それぞれツアーとお迎えつきだったので、自力での散策は初めて。とりあえずトラムに乗って、運転手さんから1時間券を買い、ミュージアム広場方面へ進むと無事にゴッホ美術館が見えてきた。街中にトラムが盛大に走っていて、自動車は少なめ。そして、何より観光客の多さに驚く。中央駅前など人でごった返している。

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 ゴッホ美術館も行列。近くの広場でホットドッグをいただき、態勢を整えて列に並ぶ。事前に購入しておくのが正解だったようだが、30分弱くらいの待ち時間でなんとか入場を許される。
 4階建ての館内には、ひまわりはもちろん、寝室とか自画像とかアーモンドはもちろん、初期の作品から浮世絵風のやつなどさすがに豊富な作品群が展示されていてkecoさんも満足。たっぷり1時間半くらいは見学して、ショップでもいろいろ買い込んで退場。

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 時間があるので、市内をぶらぶらと散策。運河沿いには、おもちゃ箱から出てきたような家が立ち並び、街中に張り巡らされた運河には、大小様々なボートが行き交っている。観光客を乗せた少し大きめの船もあれば、プライベートの船では、ダンナさんがワインを飲みながら舵を操作して、隣では奥さんがくつろいでいたりするし、ボートがそのまま家になっているようなのもあって、デッキチェアでくつろいでいるおじさんもいる。土曜の午後ということもあるけれど、実にのどかで、すばらしい。日本ももう少しのんびりしたいものだという結論で一致したところで、マヘレのはね橋を渡り、我らもビアで小休止。

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 市庁舎前には、観光船の乗り場があって、せっかくだから中央駅まで少しだけ乗ってみようと思うが、なぜか切符の購入が許されず(短区間の乗船はNGなのかもしれない)、仕方がないので、トラムで中央駅へ戻り、ダム広場付近を少し散策してから、18時18分のTHALYSでパリへ。

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 帰りは1等を奮発。1-2配置なので座席はゆったりとしていてクッションもよく寝やすいけれど、またもや後ろ向き。夜の1等は、お食事がでるということで楽しみにしていたのだけれど、アムステルダム発車直後に、飲み物とお菓子のサービスがあったきり何もない。さて、今日も夕食を食べ損ねたか?と心配しつつも眠くなってうとうとしているうちにブリュッセルでお客さんがだいぶ入れ替わり、あらためてお食事が登場。もっとも、冷たいチキンのライス添えとチョコレートとチーズというかなりストレンジな内容。お腹がいっぱいになるとたちまち眠くなって熟睡して、気がつくと北駅に到着していた。荷物が少ないからよかったけれど、海外で終着駅に着くまで寝込んでいたのは初めてかもしれない。疲れがたまっているとはいえちょっと気をつけないと。
 明日のPARIS TURFを購入したかったのだけれど、売店ももう閉まっている。だいぶ冷え込んできた中を、ホテルまで急いで、熱いお風呂で温まって、日付が変わる頃に就寝。

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2014/10/3:アヴィニョンからパリへ

◆アヴィニョン→パリ:はれ

 昨日とはちがって何度か目が覚めて7時起床。賢介ファイターズ復帰か?!という情報が飛び込んできて、朝からkecoさんは、ご機嫌斜めである。そんな中、9時前にチェックアウトして、アヴィニョン駅へ。9時28分発の列車でアヴィニョンTGV駅までは5、6分。新八代か新青森かという感じの郊外の新幹線乗り換え専用の駅。
 10時14分のTGVでパリへ。時速300キロで、2階立ての後ろ向きのお席。車内は満席で、大きなスーツケースのお客さんが多くて荷物棚もいっぱい。そんな中、犬を連れたお客さんがいて、ワンちゃんは、飼い主の足下で静かに座っている。えらいものだ。
 定刻12時53分より少し早いくらいにパリ・リヨン駅に到着。1号線から12号線に乗り換えて、ホテル近くのTrinite d'Estienne d'0rves駅へ。各駅階段ばかりで、スーツケースを運ぶのはしんどい。幸い、今夜の宿のトゥーレインオペラさんはすぐにみつかって、しかもチェックインが許された。今回は早くチェックインできるのが実にありがたい。設備も昨日までの宿よりはだいぶ充実している感じ。
 ようやく重い荷物から開放されて、身軽になって街へ。今日もよく晴れて、プロヴァンスほどではないが、パリも暖かい。
 何はともあれ、オルセー美術館へ。日本でもオルセー展開催中であるけれど、その分いつもとちがう作品も展示されていたようで、シスレーの見慣れない作品もいくつか見ることができた。館内のカフェで昨年とおなじ焼きそばみたいのと白ワインをいただき、中階へ降りて、今度は、昨年見逃したゴッホやロートレックさん。すばらしいのだけれど、早くもお腹いっぱいでぐったりしてくる。

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 セーヌ川に沿って散策して、シテ島へ。ノートルダム寺院までは、けっこう距離があって、いよいよぐったり。お隣のサン・ルイ島の果物屋さんで、絞り立てのオレンジジュースをいただき、老舗アイスクリーム屋さんのベルティオンさんでアイスをいただき態勢を立て直す。

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 もうメニューと格闘してディナーをいただく元気もなくなってきたので、閉店間際のラファイエットさんに駆け込んで、怪しげな餃子とか怪しげな焼き鳥、サラダとフルーツとビアなど購入してホテルでお食事。テイクアウトしての買い食いもまた楽しいものなのだけれど、ガイドブックの地図をなくしたとか、ストッキングが破けたとかでテンションが下がっているkecoさんに怪しい餃子の皮がさらに追い打ちをかける。
 それでも今日はバスタブにつかれるのがありがたい。薬用バブを入れて、熱いお湯で疲れを癒してパリ1日目は終了。

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2014/10/2:プロヴァンス日帰りツアー

◆アヴィニョン→ポンデュガール→アルル→レ・ボー・ド・プロヴァンス→サン・レミ・ド・プロヴァンス→アヴィニョン:はれ

 現地時間21時に就寝してしまったので、日本時間の朝、すなわち現地時間の2時か3時には目が覚めてしまうだろうと思いきや、なんと7時までほぼ熟睡。時差の調整は早々に完了した模様。朝食は、パンとハムとチーズとヨーグルトにゆで卵、オレンジジュースにコーヒーとおなじみの顔ぶれとはいえなかなか充実。
 本日は、プロヴァンス1日観光。VELTA社さん提供の「ベスト・プロヴァンス・ツアー~世界遺産ポン・デュ・ガールとアルル、レ・ボー・ド・プロヴァンス」ということで、観光案内所の前に集合すると、「大人のヨーロッパ街歩き」で見たばかりの河口さんが登場。アヴィニョンでツアー会社を経営というから、ひょっとしたらとは思っていたけれど、本当に実現するとはびっくりだし楽しみだ。他にお客さんはいないので貸し切りツアーだから気楽。ワゴン車で出発。
 まずは、ローマ時代の水道橋であるところのポン・デュ・ガールへ。3段アーチの石造りの橋に圧倒される。何しろ2000年以上前のことで、50キロ離れた街から水を引いたというのだけれど、標高差が12mしかないというからほんのわずかな傾斜で水を延々と流さなければならないし、それより何よりいくら奴隷がたくさんいたとしても、どうやって大きな石をはめてこの巨大なアーチを作ったのか、謎は深まるばかり。いよいよ塩野七生さんのローマ人の物語を読んで研究するしかないようだ。
 今日は、絶好のお天気でビューもすばらしい。夏には川沿いは地元の人の憩いの場にもなって、花火大会なども行われるとのことで、今日もビキニ姿で川に入ってる人がいて驚いたかと思えば、3段アーチの中段から命綱を降ろして橋の点検を始める作業員もいてまたびっくり。いずれにしても、こういうのを見ると、「The世界遺産」という感じで、いろいろと歴史的意義を註釈しないといけない日本の最近の世界遺産なんか小さいなぁという感じは否めない。

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 続いては、アルルへ。まずは、郊外のゴッホの絵でおなじみのはね橋を見学。今回の南仏ツアーは、そもそもは、kecoさんがゴッホ好きということで始まっているのだ。橋は、元の場所から移築されているとのことで、若干構図がちがう。

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 アルルといえば、「アルルの女」でおなじみ、といってもどんな話だか知らないのだけれど、ここは、古代ローマ人の作った街なので、これまた2000年前の遺跡が残っていて、円形闘技場は、コロッセオのような堂々とした建物で、しかも360度完全な形で残っているだけでなく、今でも実際に使われているというのがすばらしい。階段なんかも、神宮球場や旧広島市民球場のボロさを考えれば、たしかにまだまだ十分使える。野球をやる広さはちょっとないけれど、相撲くらいなら十分やれそうで、大相撲アルル場所の開催をシラクさんあたりに考えてもらいたいものだというくだらない結論に至ったところで、街歩き再開。アヴィニョンに比べて、こちらは完全に観光都市で、中心部はコンパクトにまとまっていておみやげさんも盛大。ゴッホが入院したエスパスヴァンゴッホの中庭を見学したところで、いったん解散となってランチタイム。

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 アルルでランチといえば、カフェヴァンゴッホではないかと思うのだけれど、中心となる広場にあって、しかも絵とそっくりに壁を塗ったりしている割には、なぜかお客さんがほとんどいない。あまり評判がよろしくないようだ。仕方がないので、少し入った小道沿いの感じのよさそうなお店をのぞいたら、外人さんがお味噌汁を飲んでいてびっくり。なんと寿司屋だった模様。さすがにアルルで寿司というわけにもいかないので、その少し先のこれまたかわいらしい感じのお店へ。例によってメニューはわからないので、隣の人の食べているものを指差して、どうやらランチ15ユーロにありつく。ステーキとポテトって、昨日の夜と同じじゃないかという気もするけれど、天気も雰囲気もよくて赤ワインをいただけばご機嫌。デザートにカフェも堪能すると、集合時間ギリギリ。広場前の雑貨屋さんで来るときに気になっていたお人形を購入して再び河口さんと合流。

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 午後は、まず風車小屋を見学してから、次の目的地は、レ・ボー・ド・プロヴァンス。断崖絶壁みたいなところに、13世紀くらいにボー家の拠点として栄えた町があって、ボーキサイトの名前の由来にもなったという。先端のお城に入場して下を見渡すと、一面にオリーブ畑が広がってすばらしいビュー。こんな断崖絶壁には、誰も攻めて来られないように思うのだけれど、ボー家は15世紀くらいには滅んでしまって、かつては栄えたこの町も今では人口400人という小さな村になってしまったとのこと。その代わりに眺めのいいカフェや小さなおみやげ屋さんが並んで、まるでテーマパークのよう。

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 断崖を反対側に降りると、オリーブ畑の中に工場直販みたいなお店があって、ハーブ入りのオリーブとかいろいろ売っている。なかなかいい感じなのだけれど、試食用のスプーンをゴミ箱じゃなくて、新しいスプーンの箱に戻してしまって、ごめんなさい。。。
 盛りだくさんのツアーの最後は、サン・レミ・ド・プロバンス。ゴッホが入院していた精神病院の部屋が保存されている他、ゴッホの描いたオリーブの畑もそのまま残っているし、かと思えば、すぐ近くには、ローマ時代の凱旋門が建っていたりするからびっくりだ。
 紀元前あり、中世あり、ゴッホありの盛りだくさんのツアーもこれで終了。17時すぎには、無事にアヴィニョンに戻ってきて、ホテルまで送迎していただき、河口さんとお別れ。

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 部屋に戻ると、kecoさんがいきなり就寝。まぁ盛りだくさんのツアーだからぐったりするのもわからなくはないが、この時間の就寝は以前シアトルでもあったパターンで危険である。ヘンな時間に起きると夕食を食べ損ないかねない。なんとか19時に起きだしてきたので、再び街へ出て、河口さんに教えてもらったエリアのレストランへ。番組で紹介されていたお店もあったけれど、その隣のお店へ。肉続きで魚が食べたくなったので、メインはサーモンで。あいかわらず量が多くてぐったりだけど、アイスクリームとカフェまでいただきホテルに戻って就寝。

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2014/10/1:アヴィニョンへ

◆横浜→東京→横浜→東京→フランクフルト→マルセイユ→アヴィニョン:はれ

 いよいよ今年もフランス遠征。今回は羽田からの深夜便なので日中は普通にお仕事。18時に退社して19時すぎには帰宅。GAORAで渡辺諒くんのデビュー戦を見ながら最終の荷造り。入浴中に稲葉さんの逆転2ラン。白村くんのプロ初セーブを確認して出発。
 21時59分のみなとみらい線急行で出発して、22時37分、羽田空港国際線ターミナル着。グローバルWi-Fiさんでモバイルルータを受け取り、3階の出発ロビーでkecoさんと合流。オンラインチェックイン済みなので、荷物を預けて、両替して、出国もあっという間。ラウンジで休憩するしかないのだけれど、いつもなら就寝の時間なのでかなり眠い。
 0時55分発のANA203便で出発。最後列は2人掛けなので、多少ラクなのだけれど、やたらと寒い。毛布を2枚もらっても震えてしまうが、とにかく眠いし、時計を戻して向うには早朝に着くわけなので、眠らないわけにはいかない。軽食が出る気配を無視して、とにかく目を閉じる。
 姿勢を変えたりしながら、悶々として、どうせまだ大して時間経ってないんだろうなと思うと、離陸から9時間経過していて、あと2時間半だというから、意外と眠ったようで、ラッキー。クールジャパンを見て、朝食をいただくともうドイツ上空。定刻よりだいぶ早く5時半くらいには、フランクフルト国際空港に無事に着陸。

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 ここの乗り換えは3回目くらいだと思うけれど、中国の方が多くて早朝からけっこう混んでいる。中国の方は、お茶をマイボトルで持ち歩くようなので、荷物検査でことごとくひっかかって時間がかかる。無事にEUエリアへ入るとあとは国内線同様なので緊張もほぐれる。再びラウンジで一休みして、今度は、8時5分発のマルセイユ行き。ゲート横に巨大なクジラみたいのがいて、お、エアバスA380に乗れるのか!と思ったら、そんなわけはなくて、マルセイユ行きは、バスでのご案内。視界不良の中、広大な空港のはるか端っこの方までバスで行って、737に乗り込むと、空港内をまた延々移動して、ようやく離陸。
 機長がめずらしく長々としゃべっているなと思ったら、アルプス越えについて解説していたようで、低い雲を突き抜けているアルプスの山々を見ながら南へ飛行して、1時間あまりでマルセイユ空港に到着。

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 荷物を待つ間にお手洗いに行くと、入口が男女共通。個室はさすがに分かれていたけれど、待つときは男女いっしょというのも違和感がある。そして、便座問題が発覚。便座がないのである。男性用だけかなのかな、でも大のときはどうするんだ?居酒屋とかでたまにあるみたいに大は女性用と共通なのか?と思ったら、なんと女性用も便座がないという。これは、いったい???

 乗り継ぎだとどうしても荷物が心配になるのだけれど、最後の方になってようやく出てきて一安心。事前の予習通り、シャトルバスで最寄りのフランス国鉄の駅までは無事に着いたのだけれど、切符の自動販売機が英語表記がなく難航。電車の時間も迫っているので、あわててしまうからますますうまくいかない。なんとかアヴィニョンまで大人片道2枚を入力して、クレジットカードで決済するとちょうど列車がやってきてギリギリセーフ。ところどころ地中海を見ながらアヴィニョンまでは1時間。よく晴れて暖かい。
 アヴィニョンのホテルは、出発3日前になって楽天さんからオーバーブックの連絡があってかなり焦ったのだけれど、なんとか代替のオングルテールさんをゲット。幸い12時すぎなのにチェックインを許されてほっと一息。これはうれしい。
 態勢を立て直して半袖で出発。BS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き」で先週の土曜日に見たばかりのアヴィニョンの街は、メインストリート一本で実に分かりやすい。まっすぐ進んで、法王庁宮殿へ。14世紀頃にローマ法王が住んでいたというだけあって、壮大なスケール。ただし、番組で紹介されていたおみやげ用の小さなワインセットがなくなってしまっていたのは残念。

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 通りをさらに進んでロシェ・デ・ドン公園。ここからのアヴィニョン橋の眺めがよい。そして、階段を降りて、アヴィニョン橋に入場しようと思うのだけれど、どこから入場してよいかわからない。迷っていると、ドイツの老夫婦がやってきて、あんたたちは橋に行ってきたか?どこから行くんだ?と聞かれたのだけれど、我々も迷っているので、説明できず。

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 さらに歩いて、ようやく入場口を発見して、中へ入ると、塀の外にさっきの老夫婦がいるので、身振り手振りで入場口を説明。あんまり通じた感じはしなかったのだけれど、その後無事に橋の上で再開。とても喜んでくれて、記念撮影。断片的にしか話はわからないのだけれど、ドイツのハイデルベルグから来たとのことで、日本人もたくさんいる、いい街だから次回はぜひ来なさいとか、そんな感じ。それにしてもお爺ちゃん90歳というからびっくり。平均寿命は日本が一番というけれど、男性のお年寄りの元気さという点では、ヨーロッパの方が上かもしれないね。

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 城壁をくぐって、ふたたび街へ戻り、番組でも紹介されたラベンダーのお土産屋さんなどをひやかす。すでにかなり歩いて疲れてきたので、カフェに入場してビアで一休み。
 再び街歩き再開。今度は、中央市場の方向へこちら側は、観光客というよりは、地元の人向けのエリアのような感じ。一回りしてメインストリートに戻ると、いよいよぐったり。お昼も食べてないので、早めのお食事と思うけれど、ディナー向けの店はまだまだ営業が始まらない。仕方がないので、カフェっぽいレストランに入場。例によってメニューの解読が難航。なんとか、前菜とメインを選んで、最後のデザートまで入って19.9ユーロかと思いきやデザートは別料金だったようで、ちょっと納得いかないけれど、まぁ、おすすめのワインが美味しかったので許すことにする。
 サマータイムも19時半すぎになってようやく薄暗くなってきた。初日は時差の関係もあってどうしても眠くなる。早めにホテルに戻って、早めに就寝。

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