◆帯広→上士幌→帯広→横浜:くもり時々はれ:上士幌町の最高気温=−1.0度
昨晩のエアドゥにて帯広入り。せっかく冬の帯広へ行くなら、ばんえいとか彩凛華とかと組み合わせたいところだけれど、諸般の事情により夜入りとなってしまったので、ドーミーインさんにてモール温泉を堪能して夜鳴きそばをいただいて早めに就寝。
0時30分起床。BS-1でノルディック世界選手権・ジャンプ・ノーマルヒル。葛西がまさかの失速で2回目に進めず。竹内が健闘して5位につける。2本目を見るかどうか迷ったが、上位との差があったので就寝。(結局5位のまま)
5時50分起床。荷造りをして6時半の営業開始とともにレストランへ急ぎ、豚丼をはじめとして朝食をたっぷりと。ただし、この後の日程を考慮して、オレンジジュースは1杯だけでがまん。
7時すぎにチェックアウトして、7時半に駅前バスターミナルから出発。十勝バスさんのタウシュベツ橋ネイチャーツアー&ぬかびら温泉郷バスパックに参加して、冬のタウシュベツ橋に初参戦。5400円で往復のバスとタウシュベツツアーとぬかびら源泉郷日帰り入浴がついていてなかなかリーズナブルである。立派なバスが来たけれど、参加は3名のみ。予定よりだいぶ早く8時40分くらいには、1年半ぶりのネイチャーセンターに到着。
(立派なバスに3人だけ)
バスツアーでの参加は3名だけだけれど、ネイチャーツアーそのものは大盛況で、総勢19名。まずはかんじき(スノーシュー)の履き方を教わる。不器用な小生でもすぐできた。スノーシューで歩くのは、だいぶ前にウトロで一度やったことがあるけれど、もう10年くらい経っているかも。
ワゴン車に分乗して出発地点へ。ここから先は、携帯も通じないエリア。国道の駐車帯には、意外なことにクルマがびっしりで、ワカサギ釣りのご一行らしい。我らは、ここでかんじきを履いてストックを持って、2隊に分かれていよいよ出発。
2月のぬかびら地区といえば、本来は極寒の世界で、氷点下20度以下もめずらしくないのだけれど、今日は、日本列島に春一番を告げる低気圧が接近していて、全国的に南風。今朝はマイナス10度までしか下がらず日中はひょっとしたらプラスになるかもとのことで、このあたりとしてはかなりの異常事態。大倉山のナイタージャンプと同じ最強の防寒態勢で臨んだので拍子抜けである。
天気予報では曇りの予報だったけれど、幸い薄日もさしてきて、寒くないのもありがたいのだけれど、ここまで気温が上がると湖の氷は大丈夫なのか?という不安がよぎる。実際、昨日あたりから、氷の割れ目が次々と発見されていて、ツアーの実施も当初の3月中旬を繰り上げて今月末くらいで終了する勢いらしい。
(気温上昇で氷に穴が・・・)
15分くらい森の中を歩いて、いよいよ湖の上へ。ワカサギ釣りのテントも盛大。遠くには、早くもタウシュベツ橋も見えてテンションが上がってくるけれど、氷の割れ目を避けて迂回ルートを進む。ツアーでない一般の人がラフな格好で氷の割れ目のある危険地域を歩いていたりして実に危ない。このあたりは、ダム湖なので、切り株の上にできた氷が水位が下がると浮き上がって、日本ではここでしか見られないきのこ氷になったりもする。
(凍った湖の上をテクテク歩きます)
(こんな場所も)
(キノコ氷)
1時間あまり歩いてようやくタウシュベツ橋到着。見事に太陽が出てきてくれて、はるか大雪山系の山々と青い空、そしてタウシュベツ橋のコントラストがすばらしい。生で見る分には、曇っていても感動はあるのだけれど、空が青いかどうかで、写真にしたときの美しさが全然ちがう。ずっと曇りの予報であきらめかけていたけれど、まったくもってすばらしい。
(到着!)
(スーパービュー!)
(晴れて、山も美しい!)
毎年水に浸かって、浮上して、さらに凍りついては、また浮上してきてというタウシュベツ橋。1年半ぶりだけれど、中央付近はさらに劣化が進んだようにも見える。修復する計画はなく、朽ちるのを待つだけで、来年はもうダメかもしれないし、そういいながらも5年くらい経っているからあと5年くらいは大丈夫かもしれないという状況。なんとか健在のうちに夏と冬の両方の姿を見られてよかった。これでまた人生思い残すことのタネがひとつ減ったね。
(今年も無事で何よりですが)
(だいぶ弱ってきてます。。。)
(上は歩けません)
(にぎわってきました)
(また見られるかしら・・・)
40分の滞在時間はあっという間にすぎて、名残惜しみつつ撤収。他にもスキーの団体さんなんかもやってきて盛大ににぎわっている。帰りも同じコースを1時間弱歩いてお昼すぎにネイチャーセンターへ。軟弱な小生でもなんとか4キロ2時間半の雪中行軍をクリアできた。冬はクマの心配もないしね。
(無事帰還)
ツアーバスは1日1往復で帰りは16時なので時間がかなり余る。元気があったら、目の前のぬかびらスキー場でひと滑りと思っていたのだけれど、さすがに足が張ってきてそこまでの元気はない。お腹も空いてきたけれど、まずは入浴。一昨年は、ぬかびら観光ホテルさんに参戦したけれど、ガイドさん曰く、ボロいけどお湯は断然湯元館がいいということで湯元館へ。たしかにかなり年季が入っていて、コインロッカーもないらしく受付で貴重品をあずけて奥へ進むと、床が腐っていていまにも抜けそう。。。
(湯元館へ)
重装備をひとつひとつ脱いでまずは内湯で軽く温まってからさっそく露天風呂へ。源泉かけ流しの雪見の露天風呂。このお湯がまた実にいい。温度も適当なので、いつまででも入っていられる。時間もたっぷりある。至福のひととき。欲を言えばここで一杯やれたら。。。
(雪見露天最高!)
たっぷり1時間は堪能して、待望の缶ビア。サッポロクラシック。うまい。レンタカーだとこうはいかないからね。
(湯上がり缶ビア最高!)
いよいよお腹が空いたので、こちらもガイドさんおすすめのビストロ「ふうか」へ。ハンバーグカレードリア。熱々でとても美味しい。さらには、ガトーショコラとアイスとコーヒーのセット。コーヒーは豆にもこだわっているようだ。飲食店が数軒しかないぬかびらでよくぞこんなお店がという名店。田舎で豊かな自然を堪能した後に美味しいコーヒーが飲めるのは実にうれしいよね。少しずつこういうお店が全国各地に増えてくるといいね。
(意外にもおしゃれなビストロが)
(ハンバーグカレードリア美味♪)
(田舎で美味しいコーヒー飲めるとうれしくなります)
店内で読んだ十勝毎日新聞では、上士幌町のふるさと納税の健闘が取り上げられていた。実は、小生も2年連続で参加している。小生の場合は、タウシュベツ橋保存が目的だったのだけれど、たしかにお礼にもらえるお肉はすばらしいからね。でもなんでこの新聞、昨日の新聞なんだろう?と思ったら、なんと日曜の朝刊は15時すぎに配達されるとのことで、実際、その後すぐに届いた。コーヒーを飲みにきていた地元のおじさんは、「うちは、日曜は配達してくれないんだよ。」とのことで、ここまで新聞を読みにくるらしい。冬の陽が傾き始めてきた日曜の午後の朝刊。時間がゆっくり流れる。東京も仕事も遠くなるね。ちなみに地元ぬかびら小学校の全校生徒は6人で、先生が3人で職員が2人。マンツーマンレッスンなので昔から優秀な生徒が多く、高校になると10キロ以上離れた上士幌町の高校では満足できず帯広まで通う生徒もけっこういるとのこと。
帰りも3人貸し切りのバス。3人揃ったら時間より早く出発して、17時すぎには帯広へ。なんだかもう1泊したい気分になってきたけれど、さらにバスを乗り継いで空港へ。おなじみの19時10分の共同運行便で帰京。ちょうど1ヶ月後は、ばんえい記念。また来ます。
(今年もふるさと納税で応援するつもり)
(応援大使はこの方)
(また来ます!)
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