2015/3/15:越乃Shu*Kuraで乾杯♪
◆金沢→上越→十日町→東京→横浜:はれときどきくもり:12967歩
5時45分起床。朝食ヴァイキングをたっぷりいただいて6時40分チェックアウト。一夜明けて少し落ち着いた朝の金沢駅からIRいしかわ鉄道で出発。一昨日までの北陸本線であって、券売機こそ独立したものの、改札もJR在来線といっしょだし、車両もJR車両だった。貨物列車を先に通してから出発。東北線や北陸線まで第3セクターに分離してしまったのは、正直どうかと思うけれど、地方分権にはそういう側面もあるのだろうから、がむばってもらうしかない。倶利伽羅から先は、あいの風とやま鉄道になるのだけれど、県境の駅には何もなく乗務員交替もなかった。そういえば、車掌の放送にも、特に新会社をPRしている感じもない。当面は、ほとんどJR運行ということなのだろうか。
高岡で3分乗り換えで城端線へ。こちらはJR。本線が分離されて、支線が飛び地のようにJRで残るという妙なことになってしまう。我孫子先生の故郷ということで、忍者はっとりくん仕様のキハで一駅、新幹線乗り換え駅として新設された新高岡へ。在来線側は無人駅。
8時12分発のつるぎ702号で富山へ向かう。金沢ー富山間シャトルのつるぎ号だけれど、いかにも供給過剰。2号車自由席は、定員100名に対して小生ともう一人だけで乗車率2%。前途多難だよなぁと思っているとわずか9分でもう富山到着。たしかにこれは早い。早いけどね。
富山駅も朝から郷土芸能の方々やらチンドン屋らが盛大。特筆すべきは、新幹線開業にあわせて、路面電車が駅構内へ乗り入れたことで、これはすばらしいこと。新幹線降りたら、目の前に路面電車が止まっている。市内の公共交通はこうあるべきだよね。さすがは、コンパクトシティを提唱する富山市。いずれは、北側のライトレールともつながるはずでこれからも期待したい。
富山からは、はくたか556号。これで新しい列車に一通り乗ることになる。こちらは指定席をとっておいたけれど、富山発車時点で乗車率は3割くらいかしら。まぁ、長野まで各駅停車だから途中のお客さんを拾っていくのだけどね。糸魚川付近は、海が近くて、新幹線の車窓からこれだけ海が見えるのはけっこう貴重。40分弱の乗車で上越妙高に到着。
目の前に雪をいただいた山々が美しい上越妙高駅。ここからの信越線は、越後トキメキ鉄道。そして、本日のお目当ては、日本酒トレイン、越乃Shu*Kuraさん。キハ40改造の3両編成で、1号車が団体専用、2号車がイベントカウンター、小生は3号車普通車。出発前からさっそく、カウンターで飲みくらべセットを購入して自席へ。グッズも充実。
9時51分定刻の出発。雪景色に春の陽射しがまぶしい。考えてみればまだ10時前なんだけれど、飲まずにはいられない雰囲気。高田、直江津で車内もほぼ満席になった模様。
直江津からは日本海に沿って進む。イベントカウンターでは、クラシックとジャズの生演奏。途中、青海川駅は、日本海にもっとも近い駅のキャッチフレーズで、目の前が海。列車交換のため8分停車がうれしい。みなさん思い思いに記念撮影。無料のふるまい酒も配られている。お天気にも恵まれて最高の気分。飲もう!飲もうじゃないか!
青海川を出ると、今度は、日本酒カクテルの実演。こちらも無料でいただける。のどかな景色をバックをバックに桜色の美しいカクテルを堪能♪
長岡でスイッチバックして、上越線から飯山線に入る。日本有数の豪雪地帯で、今日はポカポカ陽気だけど、線路沿いの雪はまだまだ高い。今度は雪見酒。いろんな企画列車に乗ってきたけれど、ホント、これ最高ですよ。快速だから、乗車券と指定席で3000円くらいだしね。そんなに飲めない小生でもこんなに楽しいんだから、ホント、飲んべえにはこたえられないと思いますです。
まったく退屈しない2時間半で十日町到着。少し時間があるので、駅前でざるそば。これも手打ち蕎麦でなかなかのお味で満足。
十日町からは、飯山線ではなくて、ほくほく線へ。旧はくたかが廃止になって、過疎地のローカル鉄道になってしまったので、応援しておかないと。ゆめぞら号は、トンネルばかりのほくほく線の特徴を利用して、トンネル内で、天井に星空を上映。特急も走っていた高規格路線なので、普通列車もびゅんびゅん飛ばす。意外とお客さんも多くてうれしい。
六日町で上越線に乗り換え。ほんと天気がいいので、スキー場見てるとちょっと滑りたくなるよね。越後湯沢からは、上越新幹線。北陸新幹線開業で本数も減らされ、車両もお古ばかりですっかり影が薄くなってしまったけど、とき号は、なんと指定席満席。はくたかもつるぎもガラガラだったのにね。飛行機との競争がないので低サービスであぐらをかいてる感が強いけれど、これだけ乗ってくれるなら、速達列車を増やしたり、車両をグレードアップしたり大事にして欲しいものだ。
上野で降りて、締めくくりは、上野東京ライン。ちょうど特急が来るようなので、贅沢だけど、品川まで新着席システムも体験。もっとも、直前で購入したせいか、小生の席のランプは緑(販売済み)にならなかった。自由席を廃止して、売れなかった席を開放するこのしくみは、慣れれば絶対合理的で公平なので、今後、どんどん広げてほしい。
品川駅は、かつての臨時ホームが常磐線折り返し用に活用されている。横須賀線に乗り換えて、ちょっと早いけど、お墓参りもすませて17時すぎには帰宅。充実の週末。
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