◆横浜→千歳→登別:はれ:17543歩:千歳市の最高気温=19.4度
3時40分に目が覚めて二度寝して4時10分起床。さすがに眠い。朝風呂。YCAT5時15分の始発で羽田空港第2ターミナル。ラウンジでオレンジジュースと松坂牛おこわをいただき、58番搭乗口へ急ぐと、早朝便にもかかわらず満席で、お座席の調整が必要だという。急いでカウンターにいって振り替えの協力にエントリー。当初は8時の便へ振り替えとのことだったけど、最終的には7時の便に振り替えていただいたので、30分程度待っただけで、協力金7500マイルをゲット。元々千歳で待つ予定だったから、実にラッキー。振り替え便のお席も非常口座席の通路側と完璧。そして、1ヶ月ぶりにやってきた北の大地は、爽やかに晴れていていい感じ。
本日は社台・サンデー北海道牧場見学ツアー。いわゆるセレクトツアーである。10時20分に到着ロビーで、うしという方と合流して、2号車へ。今年もバス6台と盛況だ。添乗スタッフは、高田さんを希望したのだけれど、あいにく欠場ということで、今回は五十嵐さん。なんでも、社台RHの関東担当ということで、これほど辛いクラシックシーズンはなかったとのことで元気がない。
さっそく、ノーザンファームYearing(空港)へ。ノーザンファームの牡馬43頭。すなわち、この中に、2年後のダービー馬がいる可能性が高いわけであるが、ディープの牡馬は、お値段の方も高くて手が出ないので、リッスンの14などで、目の保養だけすませて、奥の方で安い馬をチェック。
(よいお天気)
(アペラシオンの14)
今回は、日帰りコースと1泊コースで4回行われるツアーの初日ということで、事務局スタッフの方々も他の牧場の馬のチェックに余念がない。うしという方が、H氏に話しかけようとするが、
「今日は全部馬を見なくちゃいけないから」
と相手にしてもらえない。
お昼は、ノーザンホースパークにておなじみの海鮮丼。うしという方は、豚丼。バスを降りてから乗るまで35分しかないので、とにかくあわただしい。すぐに出発して、早来ファームへ。
(おなじみ海鮮丼)
早来ファームというのは、どうもよくわからなかったのだけれど、要するに、白老ファームで生まれた馬の育成をするところで、じゃあ、白老ファームはなんだ?というと、オルフェーブルの母のように、3牧場共同所有というかクラブ用の繁殖もいるのだけれど、それだけでは馬房が余るので、社台、ノーザンそれぞれが繁殖を預託していて、それらの育成も早来になるということ。したがって、ここには、社台系、ノーザン系、中立系の3系統の募集馬がいるわけだ。
(デザートレジーナの14)
続いてノーザンファームYearing(遠浅)。ここは、ノーザンファームの牝馬。ブエナビスタの初仔、ジェンティルドンナの妹、リアルスティールの妹など、2年後の桜花賞、オークスで上位を占めるであろう当たりくじが多数展示されているのだけれど、小生は、安馬と地方馬を中心に検討。いかんせん、過去にサンデーサイレンス産駒もディープインパクト産駒もキングカメハメハ産駒も一度は購入したけれど、いかんせんどうにもならかったのだから仕方がない。ディープ産駒などは、今をときめく堀厩舎だったのに1勝止まり。もっとも、五十嵐さん曰く、堀師は、昨年馬の解剖をしてから一皮むけたとのことだから、小生が早まったのかもしれぬ。
(ロゼカラーの14)
例年このあたりで疲れてくるし、当たりくじはだいたい終わっている可能性が高いのだけれど、バスは追分ファームへ。気になる血統の馬はあまりいないけれど、新しくてコンパクトできれいな牧場である。午後からも雲ひとつない青空で実に気持ちがいい。
(追分ファーム)
そしていよいよ最後は、社台ファーム。ここ数年、ずっとノーザンファームに押され気味ではあったけれど、それでもロゴタイプとかイスラボニータもいて、ソコソコの活躍馬は出していた。しかし、この春は完全に終了。ノーザンファームが、オークス&ダービー1〜4着独占というのだから、いよいよ厳しくなってきた。売れ行きも大きな差がつきそうで心配である。うしという方は、照哉社長の取り巻きだか軍団だかに入りつつあるので、どちらかといえば創業家を応援したいぞ問題、ロイヤルアスコットでプライヴェートジェットで盛大にやるしかないのではないか問題、しかしながら、おい兄貴!問題はさすがにまずいのでは?など検討しながら、さて、社台陣営の巻き返しはあるのか?と思いつつ牧場へ到着すると、大きな声で、
「この日のためにシャワー付きトイレを新設しましたので、ぜひご利用ください!」
と。。。見ると、家族で泊まれそうな立派なコテージが2棟。他の牧場は、仮設トイレだから、その差はたしかに際立っている。しかしながら、ノーザンファーム(サンデーレーシング)への対抗策の切り札が、シャワートイレとは!しかも、手洗い場の水の出具合なども社長自らいろいろと指示をだしている。まぁ、さすが創業家というか、すばらしいといえばすばらしいのだけど、これでは、いかんせん2年後のクラシックシーズンも厳しそうだ。
(巻き返しの切り札は、立派なトイレ!)
そんな中、注目を集める1頭の牝馬。スタセリタの14。母はフランスオークス含むGI6勝、父は、14戦14勝GI10勝、史上最高レーティングのフランケル。父母あわせて16冠の牝馬は、たしかにすばらしい。募集価格は6000万。世界の合田曰く、セリに出せばミリオン(1億)は間違いないという逸材。ただ、セリで買う人は繁殖で回収できるからいいけれど、クラブの場合は、賞金だけで回収しなくてはいけない。しかも今さら藤沢師の時代が来るのか?というのも甚だ疑わしい。4回東京芝1800あたりでデビューして、単勝1.5倍で3着ということにでもなったら目も当てられないので150万出して購入する勇気はない。
(世界の合田も絶賛したフランケル産駒で起死回生なるか?)
陽も傾いてみなさんお疲れムードになったところで、最後に地方馬の展示。例年なら、ニヤニヤしながら格の違いを主張するA主任なども今年はあまり元気がないようだ。ノーザン1強もたしかにおもしろくないので、トイレ効果での巻き返しを期待しつつ、今年のツアーも無事に終了。
札幌へ戻るうしという方と別れて、ニッポンレンタカーヴィッツ号で登別へ。温泉街への道路がまた少し整備されて1時間足らずで久しぶりの滝本到着。さっそく入浴して露天風呂でビア。ラーメンとビア。マッサージ。電子版カタログで愛馬セレクトの検討をしながら就寝。
(滝本到着!)
(湯上がりビア旨い!)
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