◆札幌→美深→札幌:はれ
5連休4日目。5時45分起床。ホテルリリーフには、男女入れ替え制の大浴場がある。朝風呂。朝食はバス。爽やかな北の大地の朝。いったん札駅へ出て今日はニッポンレンタカー。7時半前に狸小路でkecoさんをゲットして、新川ICから道央道を北へ。
本日の目的地は美深町。旭川から稚内へ向かう40号線沿いにある。片道約250キロ。レベッカを聴きながら飛ばす。道央道は、旭川から先も伸びて、士別剣淵まで。ここから40号線。名寄からは、無料の高速が美深へできている。美深の中心部から、道道でオホーツク方向へ。これは、かつての日本一の赤字線、美幸線と同じルート。道路の横に路盤らしき跡もある。そして、さらに数キロすすむと、道路と平行してトロッコが走っている。これだこれだ!楽しそう!
美幸線が廃止になったのは、今から30年前。その線路を終点の仁宇布側だけ残してくれて、ここにトロッコが走っている。それも、エンジン付きで普通免許があれば自分で運転できるのだ。
10時40分くらいには到着したのだけれど、11時の回は受付終了ということで、12時を予約して、周辺を散策。美幸線30周年の写真展も開催中。そして、何より行き止まりとなっている線路が郷愁を誘う。線路の上には、なぜか北海道にはなかったはずの583系寝台電車も放置されていて、ボロボロながら、当時の3段寝台を思い出させてくれる。
うどんなどいただいているうちに12時前になって、出発地点に集合。単線なので、トロッコは、18台が続行運転して、折り返す。マニアばかりかと思ったらそうでもなくて、道内、道北からの家族連れやリピーターが多いようだ。我らは、7号車。ゴルフ場のカートをさらに簡単にした感じで手作り感満載だが、なんといっても、本物のレールの上を走るというのがすばらしい。
前車との感覚を100mくらいとって、アクセルを踏んで出発進行。バスじゃなくて鉄道だから、ブレーキといっても急には効かないし、逆にいったん加速すれば、しばらくは惰性でも快走。線路のつなぎ目では、ちゃんとカタンコトンと音もする。絶好の行楽日和、森の中を、青い空の下を快走。鉄橋では川も渡り、歩道との踏切では、トロッコ側が一時停止。
時速20キロくらいは出ていると思うけれど、5キロはけっこう乗りでがある。単線の折り返しのところだけは、手作りのループ線があって、全18台がターンしたところで、ポイントを切り替えて出発進行。帰りは、太陽を背にして、目の前の景色が一段とクリアで爽やか。たっぷり40分くらいのトロッコの旅を堪能。いやぁ、これは本当に楽しいですよ。降りてくる人たちが大人も子供もみんながみんな楽しかったねぇ!って言いながら降りてくるんだから。4月から10月いっぱいの営業で、年間来訪者はだいたい1万人強とのこと。NPOのボランティアの方々中心の運営で、整備も大変だと思うけれど、これはいつまでも続けて欲しいねぇ。
近くの激流の滝に寄って美深に戻り、行きと帰りが同じルートではつまらないので、朱鞠内湖から幌加内を経由して、深川留萌道から道央道へ。北の大地らしい雄大なドライブルート。時間が押すようなら、幌加内の蕎麦屋あたりで夕食とも思ったけど、3時すぎには通過、深川ハイウェイオアシスで夕食という案もあったけれど、4時半すぎには通過。勢9勝目を確認すると、レアードサヨナラホームランという情報も飛び込んで来た。高速を降りて、式守伊之助差し違えで鶴竜2敗となったところで、無事に札駅南にレンタカーを返却。
楽しいトロッコ体験だったけれど、550キロのロングドライブでさすがに疲労困憊。食欲もないというか、お腹がしくしくと痛い。kecoさんと同じ物しか食べてないから食中毒のわけないんだけれど、どうもここ数年疲労困憊のときに腸に来やすいようだ。狸小路近くの「Organic+」さんで、ビアとワインとさんまのカルパッチョ、バーニャカウダにムール貝をいただき、子供の頃におばさんだった人が40年たってもまだおばさんだということは、昔は実はおばさんではなかった問題、特に八代亜紀と石川さゆり問題を検討して早めに解散。微熱があるようで寒気もしてきたので、大浴場も断念して早々に就寝。
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