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2016/3/26:新幹線、北の大地へ!

◆横浜→北斗→函館:はれ:函館の最高気温=9.6度

 3連休2日目。プロ野球開幕の翌日は、北海道新幹線開業。いろいろと課題も多いし、愛馬の阪神でのデビュー戦と重なってしまったのも誤算だけれど、もちろん初日に参戦する。9時前に東京駅に到着。春休みでもあってにぎわっている。そして、行き先表示板には、東北・山形・秋田につづいて、「北海道新幹線」の文字が。

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 9時36分発のはやぶさ11号で北へ。えきねっと先行予約でゲットできず、その後、何度かトライして、ようやく窓側を確保。たまたまだけれど、上野も通過して新函館北斗まで4時間2分の最速列車。車内放送で今日から北海道新幹線が開業すること、最速列車であることを紹介してくれるのもうれしい。

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 子供の頃からあこがれて、待ち望んだ青函トンネルと、北の大地への新幹線。青函トンネルの物語である、岩川隆さんの「海峡」は小説も何度も読んだし、映画も見たし、33年前の先進導坑開通の瞬間の映像は今でも鮮明に覚えているし、はつかりで、スーパー白鳥で、北斗星でカシオペアで渡った北の大地へようやく新幹線で行かれることは感慨深いのだけれど、今回、車両も愛称も変わらないので、乗っていてもあまり変わったことはない。いつも通り、時速320キロで仙台、盛岡へと飛ばしていく。

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 新青森からようやく待望の北海道新幹線区間。旧津軽線の細いレールにもどかしい思いをした津軽半島を新線で飛ばして青函トンネルへ。入ってしまえば、例によって何も見えない。そして、貨物列車とのすれ違い問題とかで在来線並みの速度に減速。50年近く前から新幹線規格で設計しておいて何をいまさらとしかいいようがなく誠に遺憾である。

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 実際、今回の開業は、カシオペアやはまなすなどの夜行列車が犠牲になったこと、減速区間が多く新函館北斗まで4時間以上かかること、JR北海道が貧乏でやる気がなさすぎることなど、残念なことが多い。函館まで4時間かけて行く人は、ビジネスというよりは観光需要が中心のはずで、だからこそ、このチャンスに、豪華寝台特急を用意して行きは夜行、帰りは新幹線みたいな提案もあるはずだし、新函館北斗から大沼、ニセコへ、SLやトロッコ、レストラン列車などの観光特急を接続させることだってJR九州なら必ずやっていただろう。吉岡海底、竜飛海底駅だって新幹線工事が終わったのだから復活しようと思えばできるはずだ。
 それから、札幌まで日中8時間かけて列車で行く人はいないだろうけれど、8時間ということは、例えば札幌を23時に出ても東京駅に7時に帰ってこられるわけで、首都圏と200万都市札幌の間には、飛行機の最終便以降に移動したいこういう需要はビジネス客も含めて、本来相当あるはずだ。新幹線の夜間運行には保守の問題はあるけれど、東海道とちがって本数が少ないのだから、やる気があればどうにでもなるはずだ。JR北海道だけでなく、行政にしたって、たとえば、新函館北斗から函館市内へLRTを通すとか、そういう考えはなぜ出てこないのか。斜陽都市函館にとっては、最初で最後のチャンスだったと思うのだが。
 そして、札幌への延長。いくらなんでも15年後というのは長すぎる。還暦になっちゃうじゃないか。元気で遠征できるうちに札幌まで開通させてくれないと困るのだ。そして、そのときは、全線時速320キロ運転で、4時間半くらいで札幌へ行かれるようにして欲しいものだ。
 真っ暗なトンネル内でそんなことを考えているうちに、実際は、貨物列車とのすれ違いはなく、上りはやぶさとだけすれちがって、待望の北の大地へ。いろいろ問題はあっても、トンネルを抜けて雪景色が飛び込んできたときは、やはりじーんとくるものがある。木古内も通過して、海がちらっと見えるともう新函館北斗へ到着。正直、この駅名も気に入らないけれど、とにかく新幹線で北の大地へやってきた。

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 函館駅へリレーする函館ライナーは13分後にあるけれど、せっかくなので1本見送って、駅を散策。見学の人も多くて、大混雑。開業初日に乗るのは、この地元のお祭り騒ぎを体感するのも目的のひとつ。道内各地の名産などの出店も多数。ソフトクリームなどいただいてひと休みしたところで、愛馬の大敗を確認。。。

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 1時間後の新幹線に接続する函館ライナーで函館駅へ。10両の新幹線に接続するのに3両編成ということで心配されたが、立ち客は多いけれど、そんなにひどい混雑でもない。五稜郭のみ停車で15分で函館駅へ。

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 海に面しているので、札幌へ向かう新幹線に見捨てられた函館駅。今後が心配されるところだけれど、今日のところはこちらもお祭り騒ぎ。ちょうどブルーインパルスの記念飛行とやらがあって、爆音が響いている。以前愛用していた駅ナカのお寿司屋さんはなくなってしまったようなので、おみやげ屋さんで新幹線グッズを購入してからタクシーで湯の川温泉へ。

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 本日のお宿は、湯の川プリンスホテル渚亭さん。以前は何度かお世話になったのだけれど、最近はおひとり様プランがほとんどなくてだいぶご無沙汰。今回、めずらしく週末でのおひとり様プラン、それも露天風呂付き海側客室のプランをみつけて、昨年の秋から早々に予約して楽しみにしていた次第。正直、今回は、新幹線と同じくらいこちらも楽しみなので、道中あまり寄り道せずに函館へ直行して、明るいうちにお宿へ。ウエルカムドリンクのスパークリングワインなどいただいてからまずは大浴場で第1回入浴。海の向うに津軽半島や下北半島も見えて、波の音をバックに、函館山の方向に夕陽が沈む最高のロケーション。相撲を見てから、今度はビアを持ち込んで部屋付きの露天風呂で第2回入浴。まったくもってすばらしい。Wi-Fi対応なのでiPadも持ち込める。第3回入浴後、夕食ヴァイキング、第4回入浴。幸いBSが映るようなので、ドバイに備えていったん就寝。

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