2017/1/29:神勝寺〜尾道へ
◆鞆の浦→福山→生口島→尾道→横浜:くもりのちあめ:10858歩
5時起床。いびき問題はあるがまぁまぁよく眠れた。6時入浴。7時30分朝食。母は洋食、小生は和食。おかずが2段になっていて、鯛雑炊と広島産のご飯が両方。和食でもはっさくジュースとコーヒーが飲めるのもうれしい。初参戦の汀邸さんは、お部屋、お風呂、お食事ともになかなか健闘したといえるし、鞆の浦の街も期待以上によかった。
再び狭い路地を通って、鞆の浦を後にして、今朝はまず神勝寺へ。母が見つけた怪しげな禅寺で、庭が盛大なのと、名和さん設計の何やら怪しげなミュージアムがあるという。
1200JPYを払って入場すると、たしかに広大な庭が広がる。昨年の足立美術館と同じ庭師の作ということで、そういえば同じような感じだけれど、それにしても広い。
崖を上り、大げさな橋を渡ると、昨年できたばかりという洸庭に。ここは、30分毎の入れ替え制のアートパビリオンとのことで10時の回に入場。相客は2人で4人で入場すると、中は真っ暗。本当に真っ暗である。そして、遠くにかすかに灯りが見えたり、水が波のように見えたり、まったく何だかわからないと思うけれど、そういうショーというか演出がいろいろと行われる。瞑想するべきなのか何なのかもよくわからないけど、禅といえば禅なのかもしれない。たっぷり30分間。
再び庭園散策。1周するとけっこうな広さで一番奥には、白隠のコレクションがあるとのことだったけれど断念。園内各地には、全国各地の寺院から移築したり、再建したような小屋もいろいろあって、うどん屋があったり、お茶屋があったり。売店も充実していて、とにかくお金がかかっているのだけれど、お客さんは数えるほどで、最初の投資もすごそうだけれど、維持費もとんでもなくかかりそうで、いくら宗教法人とはいえ、採算がとれているとはとても思えない。1965年に地元のお金持ちが始めたお寺のようなので、採算度外視なのかもしれないけれど、不思議なお寺である。そういえば、大浴場もあって800JPYで日帰り入浴もできる。言葉ではうまく説明できないので、興味のある方が一度参戦してみてはいかがか。
空模様が怪しくなってきたけれど、せっかくなのでしまなみ海道を渡る。生口島と大三島の間、多々羅大橋のたもとの瀬戸田PAへ。以前ほどの規模でなくなってしまったけれど、レモンやネーブルその他もろもろ地元産のものを販売しているので母がいろいろ買い込む。
大三島で引き返して尾道へ。実はこの街は、ほとんど初参戦。駐車場にクルマを停めてまずは尾道ラーメン。大行列のお店を回避して、適当に選んで「ベッチャーの胃ぶくろ」さんに入場したけれど、あまりクセのない醤油ベースのラーメンでなかなか美味しかった。食べログ3.34。
幸い雨がいったん止んだので、ロープウェーで千光寺公園へ登る。本当は、帰りは歩いて下りながら名所を散策するのがよいようなのだけれど、母も疲れているので、ロープウェーですぐに下山。今ひとつぱっとしない中心部を歩いて海側へ戻るとおのみち映画資料館がある。小津安二郎さんや新藤兼人さんの作品にちなんだ資料などが展示されているが、500JPYの割には今いち。小生の世代だと、尾道の映画といえば、大林宣彦さんじゃないかと思うのだけれど、まったく触れられていないのはあまりにも遺憾である。(帰宅後調べたところ、尾道生まれの大林さんは、ロケセットなどを観光用に残さない主義で、尾道市と対立して絶縁宣言した模様・・・)
無事に全日程を消化したところで、雨が本降りになってきた。再び山陽道で広島空港へ。レンタカーを返却して、ラウンジでビアを飲んで17時のANAで無事に帰宅。
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