2021/9/5:菅政権の功?
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どうやら週明けからは、本格的に総裁選モードということで、菅政権の1年をふりかえる。功罪といっても、まぁ、罪の方は、小生が書かなくても、みなさんいろいろ憤懣やる方ないのではないかと思うけれど、政策の失敗というよりは、リーダーシップの欠如ということに尽きるのではないか。官房長官としては、これほど適任の人もいないと思っていたけれど、逆に言えば、だからこそ、首相には、向かないだろうと初めから思っていた。「器じゃない」というやつ。もっとも、あそこまで、目がうつろで、原稿もまともに読めなくなるとは思わなかったけど。。。
とはいえ、どんなに風格があって、演説がかっこよくて、英語が堪能でも、最終的には、政治は結果責任である。コロナ初期のメルケルさんの演説は、ずいぶんあちこちで評価されていたけれど、ドイツの政策がこの1、2年、特にうまくいったとも思えず、実際、支持率も低く、総選挙後の退陣を控えて、死に体状態に近い。
ということで、菅政権の1年で、評価できる点を、あえてあげておく。一応3つ。
1.75歳以上の高齢者の医療費2割負担
こういう不人気だけど、将来のためには、誰かが貧乏くじをひかなければいかない政策を実施したのは評価したい。公明党の抵抗で、所得制限付きで骨抜きになりそうになったけれど、まずまずのところで踏ん張った。別途、高額医療費の制度もあるんだから、本来は、早急に3割負担にすべきと思うけれど、まずは大事な一歩。
2.福島の原発処理水の海洋放出
まだ細かい手順は検討されているようだけれど、どうやら決まったようだ。反対意見も多いかもしれないけど、現実に他に方法はないでしょ。他の国もやっていることだし。いつまでも先送りするわけにいかない。
まぁ、正直、この2つは、安倍さんの間にやっておいてほしかったよね。
3.ワクチンの確保
これは、菅さんが偉いのか、誰が偉いのかは、知らないけど、結果責任ということなら、よくやったと思う。自国生産できない中で、ファイザーとモデルナをこれだけの数、確保したのは評価したい。少なくとも、立憲民主党と共産党の連合政権では、こうはいかなかったのではないかと想像する。もちろん、実際のところはわからないけど。
番外.携帯電話料金の値下げ
実際に小生のワイモバイルもずいぶん下がったよ。しかし、政策としては、これは評価できない。民業圧迫も甚だしいし、最終的には、寡占に戻る恐れもあるしね。
コロナ対策については、評価は後世に委ねたい。結果だけみれば、日本はそれなりに健闘しているようにみえる。まぁ、誰がやっても、選択肢はそれほど多くなかったのだろうけれど、そのメッセージの伝え方があまりにもひどいから、その過程で、不満や分断が大きくなっているのもたしか。ただ、個々の施策でいえば、GWの谷間に電車の本数を減らしたり、20時で電気を消したり、渋谷でワクチン接種を始めて大行列を作ったりと、思いつきで、混乱させた、小池さんの方がめちゃくちゃだ。
そして、五輪についても、中止する選択肢は事実上なかったのだろうし、中止しなくてよかった。個人的には、有観客でやってほしかったけどね。
アフガンについても、初動の遅れを非難するのは簡単だけれど、では、枝野首相とか安住外相とかだったとしたら、早々に派遣していたのか?と考えると、残念ながら、とてもそうは、想像できない。
まぁ、その他、大臣の不祥事とか、息子の問題とか、みんな、それぞれ不満はあるだろうけれど、要するに、なんか不愉快だから、とりあえずやめてくれればいいやっていうのが正直なところじゃないか。一応、功についても、忘れないように書いておいて、あとは後世の評価を待ちたい。このままいけば、在任期間中の株価は、プラスで終われそうだ。
今日も涼しい。近所を小さく散歩。パラリンピックも無事に終わったのかな。ブエルタは、最終日の個人タイムトライアルだけど、とても起きてられない。バルコニーでビアとドミノ・ピザをいただき、早々に就寝。
大谷くん43号。
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