◆横浜→福岡→鹿島→長崎→ハウステンボス:はれ時々くもり:15914歩:長崎の最高気温=7.2度
4時45分起床。YCAT5時40分のバスで、羽田空港第1ターミナルへ。2週間ぶりの遠征は、福岡へ飛ぶ。ちなみに手配したのは、感染がほぼおさまっていた12月上旬なので、当時とは状況は、一変してしまった。そして、予約していた7時のANAは、欠航が決まり、振替候補の7時25分では、少し心配なので、7時のJAL、久しぶりのクラスJで飛ぶ。
3年ぶりくらいの福岡空港、改装工事がようやく終わったようで、きれいになって、導線も分離された。地下鉄乗り場前の吹き抜けは、羽田の2タミにちょっと似ている。
博多駅へ出て、6番ホームに、おめあての787系「36ぷらす3」。かつて「つばめ」として活躍した787系を改装して、おなじみの水戸岡デザインの観光特急に生まれ変わった。1週間で、九州各地を回るのだけれど、各日、区間毎のバラ売りがあるし、お食事の有無も選べて、もはや高嶺の花になってしまった「ななつ星」に比べて、こちらは、グリーン料金レベルで乗れるから、かなりリーズナブルなのがありがたい。写真を撮ろうとすると、車体がピカピカで、自分が映り込んでしまうのは、「ななつ星」と同じで、さすがによく手入れされている。
6両編成で、4号車がラウンジ、3号車の一部がブッフェで、あとは全席グリーン席。いろいろなタイプの個室もあるけれど、我が先頭6号車は開放型で、なんと床が畳敷きになっていて、入口で靴を脱いで下駄箱にしまうスタイル。1ー2配置の1人席なので、前後左右の間隔もゆったり。AC電源、Wifiも完備で、テーブルも大きめ。もっとも畳敷きといっても、実際は、椅子に座っているわけだし、フットレストがないので、足元がちょっと落ち着かない感じ。スリッパでも持ってくればよかった。あと、ブッフェや、ラウンジに行くのに、いちいち、下駄箱から靴を出すのはちょっと面倒。
博多発10時51分。おなじみの社員の方の盛大なお見送りを受けながら出発。もっとも、5分くらいで、すぐに停車してしまう。後続の鈍行列車に道を譲るのかしらん。何しろ長崎まで、かもめ号なら2時間のところを、たっぷり5時間近くかけて、のんびり行くのだ。マンボウ下の月曜日の午前便だけれど、5割以上は、乗っているようで、何より。
お弁当付きプランにしたので、しばらくして、さっそくお食事。
「世界を旅するフュージョンBOX」
フランス料理の枠にとわられずさまざまなジャンル・技法を融合させました
<壱の段>
糸島豚ヒレ満醤油の塩麹ローストポーク
福岡鶏の照り焼き
福岡さん牛ホホトリュフ風味
季節野菜のお煮しめ
対馬穴子の春巻
長崎キハダマグロのレアカツレツ もろみ味噌と辛子ソース
呼子のヤリイカの烏賊飯
玄海の蛸の花わさび和え
福岡里芋の菊花餡かけ
糸島の紅芯大根のやわらか酢
<弐の段>
福岡元気つくし米
佐賀の車海老白だし煮
ツブ貝のガーリックパン粉焼き
ポルチーニ茸の卵焼き
玄海の鰆のコンフィ ニラソース
パルメジャーノとオリーブオイル明太子
ブールドネージュショコラ
延々と紹介したけれど、まぁ、ようするに、二段重ねのおしゃれなお弁当なんだけれど、酒の肴みたいなメニューが多いので、アルコール販売中止が残念。本来なら、3号車のブフェでは、地元の銘酒をいろいろ売ってたんだよね(展示だけしている・・・)もっとも、持ち込み禁止ではないのか、黙認なのか、呑んでる人がけっこう多かった。たしかに飲酒禁止というアナウンスはなかったな。なんか中途半端だよね・・・
1時間半かけて、佐賀駅。ここは、ドアが開いて、普通に区間乗降も可能。ちなみに、お弁当なしのプランの場合は、ブッフェでサンドイッチなんかを買うこともできる。食後にコーヒーを購入して、4号車のラウンジでひと息。
13時すぎに肥前浜駅到着。鹿島市になるのかな。ここで50分くらい停まって、地元の方々のおもてなしタイム。酒蔵の街のようで、30分コースでガイドさんに案内してもらうこともできる。小生は、勝手に散策したけど、たしかにいい感じで、ないるさんが喜びそうなところ。駅前では、試飲もやってくれるけれど、これも、本来なら、試飲の後に、地酒をカウンターで販売して、飲めるようになっていたので、地元の方も残念だろう。早く、マンボウが終わってくれるといいけどねぇ。
爆弾低気圧で、北の大地は、また大変なことになっているようだけれど、九州もさすがに寒い。ただ、風もなく穏やかで、のどかな景色に、ピカピカの車両が映える。怪しげなキャラもご愛嬌だ。
肥前浜を出ると、有明海、その向こうには島原も見える。そして、あちこちに新幹線の高架が見えるようになって、終点の長崎へ。ななつ星で寄って以来だから、そうとう久しぶり。駅は高架になって、新幹線開業を待つばかりという様子。
久しぶりに長崎に泊まってよかったのだけれど、どうもあまり詳しくないので、16時のシーサイドライナーで北へ。Y1系という新型車両で、ハイブリッド式らしく、気動車独特のうなりもなく車内もきれいで快適。下校時間帯ということで、高校生中心に、3量編成の座席が7割方埋まるくらいは乗っている。
諫早から大村線。この線も久しぶりに乗るけれど、こんなに海に沿っていたとは思わなかった。JRでも屈指の車窓にあげていいのではないだろうか。ちょうど夕日が沈みかけてきて実にいい感じ。
17時半、ハウステンボス駅到着。ICカード圏外なので、紙の切符を改札に渡して、橋を渡る。15年ぶり3回目くらいかしらん。ゲート付近にあるホテルは、以前はANA&JR九州だった気がするけど、今は、オークラ&JRA九州なのね。
今回の宿泊は、直営ホテルのひとつ、ウオーターマークホテルさん。5つくらいあるホテルのうち、一番高いホテルヨーロッパとリーズナブルなウォーターマークさん以外は、休業中のよう。「36プラス3」からいっしょだったと思われるカップルや、卒業旅行風の大学生など、月曜日にしては、ソコソコお客さんがいて何より。
チェックインを済ませて、長い1日が終了、と言いたいところだけれど、せっかくなので、ハウステンボスに入場する。ディズニーランドのように、夜だけのパスポートがあるけれど、ホテルで売ってくれないのは不便。ゲートで買ってくださいとのことだけど、もう暗いし、人影もまばらで、どこがゲートなのかもすぐにはわからないほど、寂しい。
閉園時間も20時に繰り上がっているので、4000JPYのチケットは、かなり割高なのだけれど、ライトアップは、さすがにきれい。何しろ広い園内に、お客さんがまばらなので、撮影などにはいいけれど、お店なんかは、これじゃ、商売にならないだろう。いわゆる遊園地寄りのテーマパークとは少しちがうハウステンボスのコンセプトは、悪くないというか、応援したいのだけれど、インバウンドが回復しないことには、どうにもならないよねぇ。。。そういえば、ここは、カジノはやらないんだっけ?近隣住民迷惑なんて皆無だし、雇用も増えそうでいいと思うけどね。(現在は、WINS佐世保が隣接)
もろもろライトアップを堪能して、売店で購入したハイネケンとスパークリングみたいのを飲みながら、長崎駅で買っておいた、ちゃんぽんのカップ麺をいただいて、早々に就寝。
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