2023/8/30:宇都宮ライトライン快走!
◆横浜→大宮→宇都宮→芳賀→宇都宮→東京→横浜:くもり時々はれ:6140歩:宇都宮の最高気温=34.0度
9時前に出発して、みなとみらい線から上野東京ラインで東京をスルーして大宮へ出て、つばさ号で北へ。新幹線もeチケットとやらでタッチするだけだから、便利ではある。大宮から23分で宇都宮到着。
先週開業した宇都宮ライトライン(芳賀・宇都宮LRT)に参戦。富山ライトレールの成功で、日本でもコンパクトシティやLRTが注目されるようになってから、なかなか後に続くところが出てこなかったけれど、宇都宮駅から芳賀町まで15キロ弱のLRTがようやく開業。路面電車の純粋な新規開業は、75年ぶりだという。
JR宇都宮駅の東口を出て、新しいペデストリアンデッキをそのまま進むと、乗り場へすぐに降りられる。この辺りのアクセスの導線は大事だけれど、なかなかよくできている。開業5日目。とりあえず乗ってみようという感じの地元の方も多いようで、入線前に乗り場にはけっこう列ができている。
すぐに列車が到着。日中は12分間隔。交通系ICカードでタッチ乗車OK。小さいながらも3両編成なので、けっこうな輸送力がありそうだ。
快適な新型車両で、新しい軌道なので、揺れもまったくなくスムーズに動きだす。函館、広島、鹿児島その他、全国各地の路面電車に乗ってきたけれど、新線ということで、それらと一番違うのは、勾配。道路が立体交差になっている区間があるので、電車の方もけっこうな急勾配を昇り降りする。最急勾配は60‰というから、碓氷峠に匹敵するレベルで、見た目にもけっこうな傾斜だけれど、もちろん滑ったりはしない。
作新学院の近くには、野球場があって、さらにグリーンスタジアムというのは、サッカーの栃木SCのホームのようだから、アクセスが便利になりそう。宇都宮の東側は、郊外住宅地というよりは、比較的新しい工業団地エリアのようで、キヤノンの工場などもある。朝の上りで宇都宮駅へ向かって、夕方帰る通勤路線というわけではないようだ。
そんな工業団地のひとつ、芳賀・高根沢工業団地駅が終点。ここは、ホンダの工場があるようだ。住所は芳賀町だけれど、数百メートル先は、高根沢町になるらしい。遅れもほとんどなく45分の新線の旅は、なかなか快適だった。
工場以外は、何もなさそうなので、すぐに折り返すけれど、帰りの列車もけっこうな乗車率。ICカードの人は、前後どこからでも乗り降りできて、現金の人は、最前方からの降車のみというのは、よくあるスタイルだけれど、せっかくの新規開業なら、いっそのことキャッシュレスにしちゃえばよかったのにという気がしないでもない。乗降時間もだいぶ違うだろうし、運賃箱の機械のメンテや、現金の管理も面倒。沿線住民には、開業記念にICカード配るとかすれば、なんとかなったんじゃないかしらん。
帰りも渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに宇都宮駅へ。お昼になって、乗り場は、さらににぎわっている。開業に至るまでには、いろいろ紆余曲折もあったようだけれど、まずまず順調な滑り出しのようで何よりだ。全国から宇都宮が注目されるという効果もけっこう大きいのじゃないかしらん。ヨーロッパでは、多くの地方都市で、LRTが活躍しているけれど、地下鉄に比べるとなんといってもバリアフリーで乗りやすいし、バスに比べて安心感がある。途中駅に待避設備もあって、来年には快速運転も予定され、将来的には、駅西側への延伸計画もあるようなので、ぜひ実現して欲しいし、これが成功例となって、他の都市が続くことを期待したい。
せっかくなので、パセオで餃子をいただく。食べログ3.48の宇味家さんで、生ビールセットで焼き餃子。正直、我が地元のまん天餃子さん(食べログ3.47)の方が美味しいような気もするけれど、まぁ、悪くはない。
帰りは、E5系のやまびこ号で東京駅へ出て、グランスタで、suicaペンギンの傘ケースをゲットして、横須賀線で帰宅。
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